【清澄庭園】東京都指定名勝にも選ばれた回遊式林泉庭園が特徴の清澄庭園はデートにもおすすめ
2021/01/21
清澄白河駅すぐの場所にある清澄庭園は、デートにもおすすめの日本庭園。季節ごとに異なる表情を見せる庭園は、地元の人に愛され続けています。
敷地はさほど広くはなく、散歩コースにもぴったり。家族や恋人と、またひとりでゆっくりしたいときに訪れたいですね。
そこで今回は、東京都にある清澄庭園の魅力をご紹介します。アクセスも簡単で美しい景色を眺めることのできる清澄庭園に、ぜひ足を運んでください。
この記事を読んで、「清澄庭園」の様な庭園を、ご自宅に作ってみたいと思われた方は、お庭手入れのプロである庭師に相談することがおすすめです。
庭革命では、庭造りなどの見積もりを無料相談することができます。
その他、お庭・植物に関する悩みがあるお客様も、気軽に利用されているので、この機会に是非一度相談してみてください。
目次
清澄庭園とは?
- 清澄庭園とは?
清澄庭園(きよすみていえん)は、東京都江東区清澄にある都立庭園です。
この場所には、もともと元禄期の豪商・紀伊國屋文左衛門の屋敷があったと伝えられており、享保年間には下総関宿藩主・久世氏の下屋敷となりました。
その後、さまざまな人の手に渡りましたが1932年に清住庭園として開園したという長い歴史があります。清住庭園は回遊式林泉庭園で、東京都指定名勝にも選ばれているほど魅力があります。
清澄庭園の5つの見どころ!
清澄庭園には大きな池や飛び石・築山など、たくさんの見どころがあります。
立ち止まる場所によって表情が変わるこの庭園は、いつ訪れても新鮮な気持ちで散策することができますよ。そんな清澄庭園の見どころを5つご紹介します。
これから行かれる方は、ぜひ参考にしてくださいね。
1【泉水】中央の広い池
清住庭園の中央には、「泉水」と呼ばれる広く大きな池があります。池には3つの中島が配置されており、庭園の要となっています。
池の水は、昔は隅田川から引いていました。そのため、潮の満ち引きによって池の水位が微妙に変化していました。現在は、雨水でまかなっています。水面にうつる建物や木々の景色を楽しんでくださいね。
2【磯渡り】歩くたびに景色が変わる
泉水の端には、飛び石が配置されています。磯渡と呼ばれるこの飛び石は実際に歩くことができ、石の上で立ち止まるたびに違う景色を眺めることができますよ。
ぜひ、ひとつ石を歩み進めるごとに庭園に目をやってくださいね。
飛び石が濡れる雨の日は足元が滑りやすくなるため、注意して磯渡を楽しんでください。
3【名石】全国から集められた貴重な石たち
清澄庭園は、別名「名石の庭」と呼ばれています。
庭園内には日本全国から集められた貴重な石が置かれ、なかでも「佐渡赤玉石」は一番貴重な石です。その価値はなんと、家が1~2軒建つほどと言われています。
そのほかには、伊豆磯石や紀州青石・生駒石など、たくさんの石が置かれています。石が好きな方にとっても、楽しい庭園です。
4【富士山】高くて大きな築山
清澄庭園には、「富士山」と呼ばれる築山があります。庭園内で最も高く、大きな築山です。
関東大震災以前は、この山の山頂には樹木を植えていませんでした。築山にサツキやツツジなどの樹木を横長に配置して植えているのは、富士山にたなびく雲を表現しています。
ツツジやサツキが咲く春から初夏にかけて訪れれば、美しく色づいた雲を見ることができるでしょう。
5【芭蕉の句碑】芭蕉庵から移された石碑
庭園内には、松尾芭蕉の句「古池や かはづ飛び込む 水の音」を刻んだ石碑が立てられています。清澄庭園から北北西400メートルほどの場所には、深川芭蕉庵跡があります。
この石碑はもともと深川芭蕉庵跡に立てられていましたが、改修の際に敷地が狭いからと清澄庭園に移されました。
縁があって庭園内に立てられた石碑ではありませんが、松尾芭蕉もこのあたりを歩いていたかもしれないと思うとロマンがありますね。
清澄庭園は四季で楽しみ方が変わる!
中央の大きな池には、季節ごとに異なる景色が映ります。春は桜、夏は緑いっぱいの木々など、どの季節に訪れても素敵な景色を眺めることができますよ。
ここでは、季節ごとに変わる清澄庭園の楽しみ方をご紹介します。それでは早速、見ていきましょう。
【春】4種類の桜が楽しめる
清澄庭園では、春になると4種類の桜を楽しむことができます。
庭園内には11本の桜の木が植えられており、種類はカンヒザクラ、ソメイヨシノ、オオシマザクラ、サトザクラです。
開花時期も少しずつずれるため、長い期間、庭園で桜を見ることができますよ。それそれの桜の花を楽しむために、何度も訪れたいですね。
【夏】青々とした爽やかな景色を楽しんで
夏になると木々の葉が生い茂り、青々とした庭園の姿に変わります。中央の池「泉水」に映る緑の葉と空の青が爽やかで気持ちがいいですよ。
木陰の多い庭園内を散策し、飛び石から夏の清澄庭園の景色を楽しんでくださいね。
木陰が多いといっても、昼間は気温が高くなります。帽子をかぶるなどして熱中症対策をしましょう。
【秋】イチョウやモミジの紅葉が楽しめる
- 清澄庭園の紅葉の見ごろはいつ?
見ごろは11月下旬から12月上旬にかけて。紅葉の名所ほど混雑せず、落ち着いた雰囲気でゆっくりと散策することができます。
秋の清澄庭園は、紅葉が美しい庭園に変わります。泉水の水面に映るモミジやイチョウは、ひとつの絵画のよう。赤や黄色に色づいた葉が、庭園のアクセントになっています。
毎年スタンプラリーなどイベントも開催されるようです。ぜひ、公式ホームページなどで情報をチェックしてくださいね。
【冬】松の冬支度「雪吊り」が見られる
冬の風物詩「雪吊り」が、清澄庭園でみることができます。雪吊りは雪の重みで樹木が倒れてしまわないようにする技術で、雪の多い北陸地方でよく見られます。
そんな松の冬支度・雪吊りを、清澄庭園でも見ることができます。雪吊りはこの季節にしか見られない風景なので、ぜひ冬の清澄庭園にも足を運んでくださいね。
清澄庭園の基本情報
清澄庭園の入園料は安価ですが、無料公開日もあるため訪れる前に公式ホームページなどでスケジュールをチェックしましょう。
専用駐車場は、ありません。行かれる際は、公共交通機関を利用することをおすすめします。
清澄庭園の入園料
一般:150円
65歳以上:70円
※小学生以下及び都内在住・在学の中学生は無料
※身体障害者手帳、愛の手帳、精神障害者保健福祉手帳または療育手帳持参の方と付添の方は無料
※無料公開日 みどりの日、都民の日
清澄庭園の営業時間
【開園時間】
午前9時~午後5時
(入園は午後4時30分まで)
※イベント開催期間及びGWなどで時間延長が行われる場合もあります。
【休園日】
年末・年始
清澄庭園へのアクセス
住所:東京都江東区清澄3-3-9
電話:03-3641-5892(清澄庭園サービスセンター)
【電車で行く場合】
都営大江戸線・東京メトロ半蔵門線「清澄白河」(E14・Z11)駅下車 徒歩3分
【車で行く場合】
駐車場はございません
清澄庭園を詳しく知りたいならガイドボランティアを利用しよう
清澄庭園を自分のペースで自由に散策するのもよいですが、もっと詳しく知りたい!という方はガイドを利用しましょう。
清澄庭園では無料で庭園内をガイドしてくれますよ。無料ガイドは土日祝の午後11時と午後2時の1日2回です。
天候により中止となる場合もあるため、事前に電話をするなどして確認しておきましょう。
清澄庭園のまとめ
東京都江東区にある清澄庭園の魅力をご紹介しました。
都会のなかにありながら静かで落ち着いた時間を楽しむことができる、清澄庭園。
年間を通して大混雑するという日が少なく入園料金が安いため、気軽に立ち寄れるのが嬉しいですね。
庭園というより、公園のような気軽な雰囲気があります。家族や大切な人と、ぜひ訪れてみてくださいね。四季折々の泉水に映る景色をお楽しみください。
この記事を読んで、「清澄庭園」の様な庭園を、ご自宅に作ってみたいと思われた方は、お庭手入れのプロである庭師に相談することがおすすめです。
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その他、お庭・植物に関する悩みがあるお客様も、気軽に利用されているので、この機会に是非一度相談してみてください。