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コブシの剪定方法や剪定時期について徹底解説【庭木におすすめ】

剪定入門道場

2020.08.02

伐採

コブシは春になるといい香りを放つ花を咲かせる木です。成長スピードが速いため手入れが大変だと植えることをあきらめている人もいるでしょう。また、植えたけど手入れが大変で放置してしまっている人もいるのではないでしょうか。

今回は、コブシの剪定方法と育て方、注意ポイントを紹介していきます。コブシを植えている人もこれから植えようと思っている人も、ぜひ参考にしてみてくださいね。

コブシの剪定のやり方

コブシは1年のうちでたった1週間しか花が咲かない木です。そのため、花が咲くことを心待ちにしている人も多いでしょう。

お手入れ自体はさほど難しくないのですが、剪定時期や剪定方法を間違うと花が咲かない状態となってしまいます。

ここでは、コブシの剪定時期と剪定のやり方について詳しく紹介していきます。コブシを植えているのに花が咲かないと感じている人は、剪定の時期や方法が間違っているのかもしれませんよ。

コブシの剪定の時期の目安

コブシ

コブシの剪定の時期の目安は花が散ってから1カ月後です。コブシが花を咲かせるのは春先の3月~4月頃。その1カ月後である4月~5月を目安に剪定をおこなっていきましょう。

コブシの花芽は7月頃に作られます。それより前であれば、剪定によって翌年花が咲かないという状況を避けることができます。

また、春はコブシの樹木自体が成長する季節でもあるので、剪定を行うことでサイズを抑えることもできますよ。

コブシの剪定のやり方

コブシの剪定を行うときは、長柄タイプの剪定ばさみのこぎりを用意してください。

コブシは樹高が高いので、柄の部分が長い道具を用意することで高い所の剪定も行うことができます。それでも届かない場合は脚立を併用しつつ剪定を行っていきます。

コブシの剪定方法としては、基本的に枯れたり曲がっている枝を剪定していきます。真上に向かって不自然に伸びていたり反り返っている枝は通気性を悪くしてしまうので、必ず剪定していきましょう。

また、庭のサイズに合せて剪定するのも景観を保つのに重要なポイントですよ。

強剪定後には癒合剤を塗ろう

コブシ

コブシの剪定をする際、樹形を保つために強剪定をすることもあると思います。強剪定とは太い枝を剪定することです。コブシは生命力の強い樹木のため、一気に強剪定をしてしまうとたくさんの枝が生えて樹形が崩れてしまいます。

また、強剪定の後には癒合剤を塗ってケアしてあげましょう。切り口に癒合剤を塗ることで木の切り口から病原菌が浸入できないようにします。切り口をそのままにしておくと病原菌が浸入して病気にかかってしまうので、強剪定後には必ず癒合剤を塗るようにしてくださいね。

コブシとハナモクレンの見分け方

コブシはハナモクレンと似ているとよく言われます。どちらもモクレン科のモクレン属に属する花なので、似ていると言われるのも無理ありませんね。

ここからはコブシとハナモクレンの見分け方について紹介していきます。花の形・花びらの厚み・花びらの数・花の向きの4点に注目して見分けていきましょう。

1:花の形

モクレン

コブシとハナモクレンの見分け方の1つめは、「花の形」です。コブシの花の形は花が完全に開花しています。一方のハナモクレンは、チューリップのように半開きになっています。花の開き方に注目して、完全に開いているのか半開きなのかチェックしてみてくださいね。

しかし、開花途中のコブシはハナモクレンのようにも見えます。一輪の花だけを見て判断してしまうと見分けがつきにくいので、いくつかの場所の花を見てコブシかハナモクレンか判断してみてください。

2:花びらの厚み

コブシ

2つめの見分けるポイントは「花びらの厚み」です。コブシとハナモクレンの花びらの厚みを比べてみると、コブシの花びらの方が薄いことが分かりますよ。花びらが薄く繊細なのがコブシ、分厚く力強い印象を与えてくれるのがハナモクレンです。

指を透かしてみると、コブシの方は薄く透けてハナモクレンはほぼ透けません。花びらを日光に向けながら透けるかどうかチェックしてみると分かりやすいですよ。

また、コブシの方が花の繊維が見えやすいです。花の繊維が見えかどうかも花びらの厚みの判断ポイントです。

3:花びらの数

コブシ

コブシとハナモクレンのもっとも分かりやすい違いが、花びらの枚数です。コブシの花びらが6枚なのに対してハナモクレンの花びらは9枚となっています。

コブシは花びらが少ないことに加えて開花しているので、花びら同士が離れているように見えます。

それに比べてハナモクレンは半開きで枚数も多いので花びら同士の隙間がほとんどありません。花びら同士が重なっているように見えるので、パッと見で花びらが少ないのがコブシで多いのがハナモクレンと覚えておくと見分けやすいですよ。

4:花の向き

コブシ

コブシとハナモクレンの見分け方の4つめは花の向きです。コブシの花は枝に対して横向きに咲いているのに対してハナモクレンは、花が上を向いて咲いています。

花を見るときは下から見上げるように見ることが多いと思いますが、下から見て花の中心が見えるのがコブシ、中心が見えないのがハナモクレンでもあります。花がどの方向に向いて咲いているかチェックしてみてくださいね。

コブシの特徴と育てるポイント

ここからは、コブシの特徴と育てるときのポイントについて紹介していきます。樹木を育てる上で重要なのは剪定だけではありません。むしろ、育てる環境や日頃の育て方によって順調に育つかどうかも決まります。

1年に1週間だけのコブシの花を楽しむためにも、いいコブシを育てていきましょう。そのためにの基礎知識をお伝えしていきます。まずはコブシについて知ってみてくださいね。

コブシの基本データ

コブシ

コブシは、モクレン科モクレン属の落葉広葉高木です。3月~4月に8㎝前後の甘い香りのする花を咲かせるコブシは、成長すると高さ10m以上にもなります。

耐寒性・耐暑性にすぐれていて初心者でも育てやすい樹木ではありますが、非常に大きく成長するので剪定は必須となるので注意しましょう。

モクレンの仲間でもあるコブシは花が咲いていないと見分けることが難しいのも特徴。花が咲いている時期が見分けることのできる時期でもあります。

また、鉢植えで育てるよりも広い庭で育てたほうがコブシのよさを引き出すことができますよ。

コブシを育てるのに向いている環境は?

コブシとミモザ

コブシを育てるためには、広い敷地が必要となります。狭い場所だとコブシは思う存分成長することができず、最大の魅力である花を咲かせることができない場合もあります。

日当たりがよく腐植質に富み水はけのいい土壌がコブシの生育には適しています。

また、コブシは根が粗く細根が少ないため成長した木を移植することはほぼ不可能。大きく成長していくので、将来的な大きさも考えてなるべく広い場所に植えるようにしましょう。

コブシへ水や肥料を与える頻度はどれくらい?

コブシを地面に植え付けたばかりのときは、1日1回は土が乾いていないかチェックしてあげましょう。もし、土が乾燥しているようならその度に水を与えてください。

植えたときの2倍程度の大きさである成木に成長したら雨水で育つことができるので、基本的に水やりをする必要はありません。また、肥料は植え付けてすぐは春・秋・冬の3回に分けて有機肥料を与えてくださいね。

若木の頃は成長によるエネルギー消費も多いため年3回、効果が長続きするタイプの肥料が必要ですが、成木となれば春と冬の2回に減らして構いません。水やりも肥料も、成木になるまでは注意しておく必要がありますね。

コブシが気をつけるべき病害虫

コブシも他の樹木と同様に病害虫の被害を受けると弱って花が咲かなくなる可能性があります。注意してほしい病気としてはうどんこ病が代表的。うどんこ病はカビが葉の表面を覆うため、光合成ができなくなり木が弱くなってしまいますよ。

害虫は、カミキリムシに注意する必要があります。カミキリムシの幼虫は幹のなかに穴をあけて気を食べてしまい、幹が傷つくことで最悪の場合枯れてしまいます。

また、カイガラムシの寄生にも注意しましょう。カイガラムシは群れで寄生して木の養分を吸い取ります。気が弱ってしまうので発見したら早期に対応していきましょう。

対応が遅れてしまえば被害も大きくなるので早期に対処するのが重要です。

コブシへの病害虫被害を予防する方法

うどん粉病

コブシへの病害虫の被害は予防することができます。病害虫は日当たりや風通しの悪い環境で発生するため、普段から定期的に剪定をすることで、病害虫の被害を受けにくい環境を作ることができるのです。

しかし、剪定で環境を整えるのには限度があるので、最初にコブシを植え付ける場所にも注意しておく必要がありますよ。

日当たりや風通しの悪い場所に植えてしまうと、剪定をしてもどうしても環境を維持しにくいです。コブシを植えるときは環境に注意するようにしてくださいね。

育ちすぎたコブシの剪定はプロの業者に頼むのがおすすめ

植木屋

コブシは樹高の高い木であるので、育ちすぎると自分で剪定することは難しくなってしまいます。高所での作業となるため、危険も伴います。そんなときはプロぼ業者に頼むのがおすすめです。

プロの業者ならコブシに合った剪定をしっかりとしてくれて、見た目も環境もベストの状態にしてくれます。病害虫の予防も行ってくれる業者もあるので、プロに任せるのがおすすめですよ。

まとめ

今回は、コブシについて紹介しました。コブシは季節を告げる花として昔から親しまれてきて、現代でも庭木として人気があります。剪定や手入れなどは大変ですが、手間をかけた分、花が咲いたときは嬉しいですよ。

庭木として植える樹木を探しているのなら、季節を感じることのできるコブシを選んでみてくださいね。

 

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