ヒバの剪定や剪定時期を徹底解説!【庭木や生垣におすすめ】

ヒノキのようなさわやかな香りと可愛らしい形を持ったヒバは、庭木や生垣の木として人気を集めています。病害虫に強いため初心者でも育てやすい種類ですね。

しかし、難易度が低いからとヒバを選んだ人が、ヒバの成長スピードに困るのはよくあること。

育ちすぎて大木となってしまい剪定するにも手をつけられなくなってしまうこともあるでしょう。今回は、ヒバの剪定方法とポイントを紹介していくので参考にしてみてくださいね。

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目次

ヒバの木の剪定・手入れの方法を解説!

ヒバの木を庭に植えている人は定期的に剪定をしたりお手入れをする必要があります。

剪定をすることで、樹木の見た目をよくするだけでなく木の健康を保つことが可能。剪定することをさぼっていたら、木が成長して自分で剪定することのできないサイズとなってしまいます。

また、ヒバの中でもコノテヒバは手入れがかんたんな種類です。コノテヒバはサイズも小さめなので剪定も楽ですね。

では、ヒバの木の剪定方法・お手入れの方法を紹介していきます。庭木にヒバがある方は参考にしてみてくださいね。

①枯れ枝を取り除く

剪定鋏

まずは、枯れた枝や葉っぱを取り除いていきましょう。基本的に枯れるのは内側の枝です。表面から見ただけでは分かりずらいため、表面の枝をかき分けて内側の枝をチェックしていきましょう。

枯れている枝は、その先についている葉が茶色くなっています。茶色い葉を見つけたら枝が枯れている可能性が高いので、枝をたどって根本を確認していきましょう。

枯れているとかんたんに折れるのでサッと取り除いてくださいね。

②枝を間引く

次に、枝を間引いて枝の密度を下げていきます。枝先の葉を減らす場合は太い枝を残して、枝の分岐点をはっきりさせるようにすると見栄えがよくなります。間引きをすることによって木全体に日光があたるようになります。

また、同じ場所から何本も枝が出ている場合は、ひとつの分岐点に2本~3本の枝が残るよう細い枝から順番に取り除いていくのがポイント。

幹や枝が透けて見えるくらいまで間引いていきましょう。枝を間引いて透かしていく作業のことを「芯止め」と呼びますよ。

③高さを決めて形を整える

ノコギリ 剪定

高さを決めてから形を整えるのもヒバの剪定に重要なポイントです。

ヒバはどんどんと伸びていきます。庭木として植える場合も生垣として使用したい場合も、あらかじめどのくらいの高さにしたいか決めておきましょう。

幹を切ることによって、切り口から小さな枝と葉が映えてきます。これによって木の天井を作り、それ以上伸びないようにできるのです。

この工程を「樹冠を整える」と言います。樹冠を作ったら、常に日が当たるようにこまめにお手入れをしていきましょう。

剪定にピッタリの時期とは?

ヒバの木の剪定に適した時期は、5~6月頃と9~10月頃の2回です。この時期はヒバの成長する時期であり、新しい枝の芽が付きはじめるころでもあります。

枝の芽を見ながら古い枝を剪定することでヒバの樹形を予測することができ、形を整えることができます。

ヒバは暑さや寒さにも比較的強い木ではありますが、暑さと寒さにパワーを使ってしまい剪定をすると弱ってしまいます。真夏と真冬の剪定はさけるべきですね。

生垣や庭木にピッタリなヒバの育て方

ヒバを庭木や生垣として植えていたけど、育てるのに失敗して枯らしてしまった経験のある人もいるでしょう。難易度が低めのヒバではありますが、育て方次第で大きく差ができてくるでしょう。ここでは、ヒバの育て方を徹底的に解説していきます。

ヒバの種類はたくさんありますが、どの品種でも同じ要領で育てていきます。育てるのに失敗してしまった人も、これから育てようとしている人も、参考にしてみてくださいね。

①苗を選ぶ|幹や下枝をチェック

ヒバ

ヒバの苗はホームセンターや花木店で販売されています。比較的入手しやすい種類です。良い苗を選ぶチェックポイントは幹と下枝です。幹はまっすぐのものを選びましょう。幹がまっすぐだと、成長したときの形が美しくなります。

また、下枝はしっかりついているものを選んでください。下枝はスカスカになりがちです。最初からしっかりとついているものを選ぶことで見栄えよく育てることができますよ。

②植え付けの方法|深く植え付けないように注意!

新芽とスコップ

植えつけをするときのポイントは深く植えすぎないこと。基本的に、暑すぎたり寒すぎたりしなければ時期を選ばずに植え付けをすることができます。植え付け場所は日当たりがよく水はけのいい場所を選ぶようにしてください。

深さは、根の部分に土が被る程度の深さがベスト。深く植えすぎると根に酸素が届かないことで酸欠状態になってしまったり、根腐れを引き起こしてしまいます。深く植えすぎないように充分注意してください。

③肥料を与える方法|2月ごろが◎

ヒバには鶏糞や油かすなどの有機系の肥料が適しています。時期としては2月頃がベスト。成長期を目前に控えている時期に肥料を撒いておくのがおすすめですよ。

また、植え付けをするときに肥料を撒いておくのもおすすめです。苗を植えるための穴を掘ったら、底に肥料を敷きましょう。その上にヒバの苗を置いて優しく土を被せることで成長を助けてくれますよ。

④水やりの方法|定期的に与えることが大事

じょうろ

植え付けをしてから2年間程度は根がしっかりと発達していないので、定期的に水やりをおこなう必要があります。土の様子を観察しつつ表面が乾いたら水やりをするようにしましょう。

3年目以降は根もしっかりと発達するので基本的に水やりは必要ありません。

ただし、晴天が続いて土がカラカラに乾いてしまっているときは様子を見つつ水を与えてあげましょう。ヒバは暑さに強いので、晴れた日が続いたからといってすぐに枯れてしまうことはありません。

しかし、手入れを怠っていると枯れてしまう原因となるので雨が降らない日が続いたら土や葉っぱの様子を観察してあげてくださいね。

うまく育てるにはさし木が大切

挿し木

ヒバの木は挿し木をして増やすことが可能です。元となるヒバの木からまっすぐと伸びた枝を選びます。その枝を先端から10㎝ほどの場所で切り落としてください。切り落とした枝はプランターやポットなどに敷いた土に挿しましょう。

肥料をまいて、土の乾燥具合をみて水を与えていきます。土に植えた枝の切り口の部分から根が生えて、成長すれば立派な苗木の完成です。ホームセンターなどで購入した苗木と同様に、植え付けをして庭木や生垣として楽しみましょう。

気をつけたい病気や害虫

カイガラムシ

ヒバは、比較的病気や害虫からの被害を受けにくい樹木です。

ヒバが枯れる原因は深植えとカビの繁殖です。深植えは先ほど紹介したとおり、植え付けのときに深く植えてしまうことで酸欠状態になり枯れてしまいます。根本の部分でカビなどの菌が繁殖すると枯れることに繋がります。

日当たりや風通しの悪い場所に植えているとカビが繁殖しやすくなってしまうので注意が必要ですよ。

また、ヒバは内側から枯れていきます。枯れた枝や葉っぱを放置しておくと風通しが悪くなってカビが繁殖しやすい環境を作ることになるので、手入れはしっかりとしましょう。

安心安全なプロに任せるのも一つの手段!

ヒバを剪定するのに、プロに依頼するのもひとつの方法です。ヒバは成長スピードが速く、放置しているとどんどん大きくなってしまいます。少し手入れをさぼったために自分では手を付けられなくなってしまうこともあるでしょう。

個人で手に負えないと思ったら迷わずプロの業者に任せるのがおすすめ。気になる費用はヒバのサイズによっても変わってきます。放置していた分、高額になるケースが多いので、業者に依頼する場合間を開けすぎないようにしましょう。

剪定は状況によって金額が変わるので、まずは無料見積もりをしてもらうのもいいですね。

ヒバのまとめ

今回はヒバの剪定についてご紹介しました。ヒバは庭木や生垣として人気の高い種類ではありますが、成長力が高く放置すれば大きな木になってしまいます。

また、ヒバはヒノキ科の特定のグループの総称です。

「イトヒバ」「チャボヒバ」「ニオイヒバ」などの種類があり、どれも剪定が必要。ヒバを適切に育てるにはそれぞれの種類について詳しく知っておく必要もあります。

状況に応じて、セルフで剪定をするかプロに依頼するか考えてみてくださいね。

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