【樫の木の正しい剪定方法】正しい時期や枯れる原因も徹底解説!

庭木のなかでも人気の高い樫の木の、特徴や剪定方法をご紹介いたします。正しい剪定の時期や枯れてしまう原因など、詳しい情報をまとめました。しっかりと丈夫な、樫の木を育てらえるように把握しておきましょう。

この記事を読んで、「樫の木」の剪定を業者に依頼したいと思われた方は、お庭手入れのプロである庭師に相談することがおすすめです。
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目次

樫の木の特徴

庭木の中でも人気のある樫の木ですが、実は公園や町中にもたくさん植えられています。秋頃に公園へ行くと、よく足元にドングリが落ちていませんか?じつは実らせているは樫の木なんです。

黒みがかった見た目から「クロカシ」と呼ばれることもあります。基本的に樫の木は剪定を行わなければ、樹形のバランスが悪くなってしまったり、健康状態がすぐに悪くなるという特徴を持っています

樫の木の種類は?

アラカシ

樫の木と一言で言っても実はたくさんの種類があるのをご存知でしょうか?樫の木の仲間には大きくなる「シラカシ」や「アラカシ」のほかに、比較的小型な「ウバメガシ」などがあります。

樫の木は種類が豊富で、かつ地域によって育ちやすさに違いがあったりと個性があるのです。見た目や花、実にも変化があるので自分好みの樫の木をみつけるのが楽しいという方も珍しくありません。

高さ20mまで成長することも!

樫の木

しっかりと剪定していくことで、お庭に適した大きさに成長していきます。逆に広いスペースがあったり自然に生えているような樫の木は、成長し続けることで20mにも達することがあります。

一般的な家庭ではそこまで成長しませんが、管理を怠ってしまえば伸び放題になってしまうこともあるので注意が必要です。

また間隔を詰めて植え付けたり枝を調節して剪定してあげると家庭向きの高さにすることができます。

樫の木の剪定方法

樫の木は庭木の中でも家庭向きな樹木ですが、成長がとても速く剪定を行わなければすぐに大きくなります。樫の木が家の日のあたりを悪くしてしまったり、家の外まで枝が伸びてしまうこともあります。

無駄に伸びている枝や方向がおかしくなってしまった枝などを剪定しましょう。きちんと日頃から樫の木を剪定して、状態をたもっておく必要があるでしょう。

剪定方法の正しいやり方やコツをまとめましたので、是非参考にしてみてください。

1.枯れた枝や伸びる方向がおかしい枝を「間引き」する

庭木の剪定

剪定において重要なのは間引きを行うことです。枯れてしまった枝や明らかに伸びている方向がおかしい枝を剪定していきます。

また、太い枝から上方向に向かって真っすぐに伸びている「徒長枝」は、樹形を乱し花や芽が付きにくい枝です。徒長枝は、過剰な肥料の塗布や高温、日照不足などによって発生しやすいので注意が必要です。

2.枝が混み合っている部分を「透かし剪定」する

透かし剪定は樹木を全体的に見た時、枝が込み合っているように見える部分を透かしていくように剪定する方法です。全体をバランスよく見えるように整えていきましょう

樫の木は上へとどんどん成長していきます。その途中で絡まり合うように枝が混雑してしまうと日光不良の原因になってしまうので注意しましょう。

3.高さを抑えたい時は主幹の先を切る

樫の木は大きくなると約20mまで育ちます。そのため、お庭で育てるときは注意が必要な樹木でもあります。あまり高さを出したくないという方は主幹の先を切って成長を抑えてあげましょう

寸胴切りという方法で、まっすぐ横に断ち切る方法を行います。生垣のようにしたい場合は芽がよく出るように強めに剪定を行ってください。そうすれば、お庭にあった高さにもすることができます。

剪定をする時のコツは?

樫の木の特徴のひとつとして、内芽の先で切り詰めてしまうと立枝が発生しやすいという特徴を持っています。そのため枝が混雑しやすくなってしまいます。外芽の先から不要だと思う枝を剪定していく必要があるのです。

丁寧な剪定方法として「三っ葉透かし」という方法があります。これはひとつの枝に葉っぱを三枚ほど残す方法です。三枚を残したらそのほかを切り詰めることで全体の見た目が美しくなります。

樫の木の剪定時期

健康的に樫の木を育てたいならば剪定に適している時期をしっかりと把握しておきましょう。

ですが「いつ剪定すればいいの?」と悩む方もいますよね。そんな方に、今回は適した時期を解説しますので是非参考にしてくださいね。

5月〜7月は強剪定で樹形を整える

強剪定は5月〜7月頃が適しています。大がかりな剪定をして樹木の全体や骨組みを整える作業です。太い枝や細い枝など特に選ぶ必要もありません。自分が目指す理想の形に自由に剪定していきましょう。

強剪定は樹木全体の形を整えることができますが、樫の木への負担も大きいのです。そのため回復力の高いあたたかい時期が向いています。まだ、樫の木全体が整っていないような若い木の場合は強剪定は避けてください。

10月〜11月は混み合った枝を取り除く

寒い冬でも樫の木は剪定が必要です。しかし強剪定のような大掛かりな剪定は避けましょう。10月〜11月は込み合ってしまっている枝を取り除くだけしておきましょう。剪定は樹木にダメージを与えてしまうものだからです。

特に、樹木が弱っている場合は弱剪定をしないで、消毒や害虫駆除をメインに行うのがいいですよ。

樫の木が枯れてしまう原因は?

樫の木は丈夫で寒さにも強く、日陰であってもそれほど影響は現れません。土壌を選ぶこともないので庭木としては優秀でしょう。

しかし、そんな樫の木でも枯れてしまうことがあります。枯れたり病気におかされた枝は伐採しなければなりません。

絶対に枯れない木はありませんから、どういった原因が考えられるのかを見ていきましょう。樫の木が枯れてしまう主な要因は気や害虫被害」「植え付け時期が悪い」「水はけの悪さ」の三つが挙げられます。それぞれ詳しく解説していきましょう。

害虫被害や病気に掛かっている

一番多いのが、害虫被害や病気にかかってしまっていることです。樫の木でよく見られるのが「テッポウムシ」や「イラガ」です。直接害虫に弱らされてしまうというわけではなく、害虫の排せつ物が問題といわれています。

害虫の排せつ物によってカビが増殖してしまい、葉や枝がすすけたように黒くなってしまう病気です。見た目の通り「すす病」といい、樫の木に限らず色々な植物に発生する厄介な病気です。

植え付けの時期が悪い

植え付けの時期が正しくないと、樫の木がうまく育たずに枯れてしまうことがあります。樫の木の植え付け時期は基本的に5月〜6月が最適です。ある程度広めのスペースを用意してあげることでしっかりと根を張ってくれます。

寒さのほか風にも耐え、日陰や日向に問うことなくどんな場所でもよく育ってくれる樹木です。植付け時期が正しければ丈夫に育ってくれるので覚えておきましょう。

水はけが悪い

植えた土壌の水はけが悪い場合も枯れる原因です。水をやり過ぎてしまうと水はけが悪くなり木がうまく育たなくなります。樫の木はとても丈夫なので雨だけでも問題はありません。

べたべたとした土になってしまっていないかどうか、きちんと把握しておきましょう。土を手で軽くすくってから丸く握ってみてください。土を軽るく触って崩れる状態が水はけがいい証拠です。

樫の木の育て方

シラカシ

樫の木は丈夫ですので病気や害虫に強い傾向があります。日陰でも充分育ってくれますがある程度大きくなってくると日向を好む樹木です。成長がとても早いので放置してしまうと伸び放題になりかねません。

見た目の美しさを保つためにもこまめに剪定を行ってください。真冬や真夏など極端に気温が偏るような季節ではない限り剪定で失敗してしまうことはほぼありません。

しかし剪定をし過ぎると花や実が付かなくなりますので注意が必要です。

業者に頼むのもおすすめ!

樹木全体の形を整えるともなると、自分で行うのはなかなか難しくなってきます。

また大掛かりな剪定になれていないような場合は、失敗してしまうかもしれませんよね。少しでも不安を抱いているならば、剪定のプロにお願いするのもおすすめです。

樫の木の剪定相場は?

樫の木の剪定相場についてですが、基本的に樹木の高さや大きさ、本数によって異なります。庭木に多い1.5mまでの大きさでは3,000円〜5,000円ほどが相場です。

3mほどの大きさでは10,000円〜15,000円ほどの料金がかかると思ってください。それ以上大きな樫の木となると20,000円以上は料金がかかります

もちろん業者によっても値段が変わりますから、実際に見積もりをして確認しましょう。

樫の木の剪定まとめ

樫の木はドングリがなることでも親しまれている樹木です。比較的簡単に育ってくれることあり、初心者にも適しています。しかし成長が早いことからこまめな手入れは必要です。

全体のバランスや枝、葉の状態をきちんとチェックしておく必要があります。ご自身で剪定を行うのが不安という方はプロに頼むなど、上手に育てていきたいですね。

この記事を読んで、「樫の木」の剪定を業者に依頼したいと思われた方は、お庭手入れのプロである庭師に相談することがおすすめです。

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