シャラ(沙羅)の木の剪定や時期について徹底解説【庭木におすすめ】

「シャラの木を育ててみたいけど、剪定や育て方が分からない」このようなお悩みをお持ちではないですか?

日本のお寺の庭木として有名なシャラの木ですが、自宅で育てるには剪定や時期にちょっとしたコツがいります。 当記事では、失敗しない綺麗で健康なシャラの木の育て方について徹底的に解説します! 病害虫対策についてもご紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください。

この記事を読んで、「シャラ(沙羅)」の剪定を業者に依頼したいと思われた方は、お庭手入れのプロである庭師に相談することがおすすめです。

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その他、お庭・植物に関する悩みがあるお客様も、気軽に利用されているので、この機会に是非一度相談してみてください。
目次

シャラ(沙羅)の木の剪定・手入れについて

沙羅(シャラ)

シャラの木(別名「ナツツバキ」)は、剪定や手入れを細かくする必要はありませんが、放置しているとシャラの木は、樹高6m程度まで成長します。

放置して枝が伸び放題になってしまうと、シャラの木が上手く光合成ができなくって最終的には枯れてしまう恐れもあります。シャラの木を健康に育てるためにも、定期的な剪定は大切な作業です。

しかし、シャラの木は病気や害虫にやられやすく、剪定もダメージが受けやすいので間違ったやり方で失敗しがち。

シャラの木を自然な形に剪定するには、混み合った枝や伸びきった枝を根元から間引くように切ると、木全体に日当たりと通気性を持たせることができます。

切るときのコツは、枝分かれ部分か芽の上部分で切るようにしましょう。この剪定方法を「間引き剪定」「透かし剪定」といいます。

剪定を行うことで、結果としてシャラの木が上手く光合成をして、病気や害虫から身を守り健康に育てることができるのです。

シャラ(沙羅)の木の剪定時期|落葉期に行う

沙羅(シャラ)

シャラの木の剪定時期は、11月から3月の落葉期に行うと最適です。
その理由として、以下の2つがあげられます。

  • 休眠期に入って成長が遅くなるため、シャラの木へのダメージが受けにくい
  • シャラの花芽は、その年に伸びて成長した枝に開花するので落葉期が良い

シャラの木が休んでいるうちに剪定を行うことで、株が弱ることを防ぎ、木が枯れるリスクを最小限にすることができます。

シャラの木の剪定を行ったら、最後に「癒合剤」という薬剤を切り口に塗り込みます。この薬を使えば、切り口から入ってくる雑菌や雨風を防ぐことができるので、必ず剪定後は塗っておきましょう!

シャラ(沙羅)の木の育て方のポイント

続いてはシャラの木の育て方についてご紹介します。

シャラの木は、剪定のほかに「土壌」、「環境」、「水やり」、「肥料」などのお手入れ作業をして育てる必要があります。

シャラの木に合った正しい育て方をまとめたので参考にしてくださいね。元気なシャラの木を育てて、白くて美しい花を咲かせてみましょう。

①まずは土作りから|水はけがよい土壌が◎

新芽とスコップ

シャラの木の土作りには、水はけと水もちが良い土壌が適しています。

腐葉土や黒土、赤玉土などの有機質肥料が向いているので、混ぜ込めば水はけの良い土壌となりますよ。

土の準備ができたら、入れる場所を決めて深さ50センチ、幅60センチに掘って用意した土を入れていきます。

ここで「すぐにでも土を入れていきたい」と思うでしょうが、もう少しお待ちください!シャラの木を上手く育てるには、適した場所に土を入れる必要があるのです。

②日当たりのよい場所で育てる|西日には注意

沙羅(シャラ)

土作りを終えたら、シャラの木を日当たりと風通しの良い場所を探します。シャラの木は、花を咲かせるために日光を浴びて光合成をするので、日を浴びない日陰などの場所は向きません。

しかし、日が当たる場所ならどこでも良いというわけでもなく、シャラの木は乾燥に弱いので、直射日光や西日が当たる場所も避けるようにしましょう。

自宅で育てるなら、管理のしやすいお庭にシンボルツリーとして植えるのも良いかもしれません。

③毎日の水やりを!|乾燥が大敵

じょうろ

シャラの木は、乾燥に弱い植物なので、1日1回は水やりが必要です。水やりのタイミングは、土の表面が乾いたときにあげるようにしましょう。(雨の時は大丈夫です)

しかし、植え付けから根付くまでの1年間は、吸水する力が弱いため、雨が降らない日だけでかまいません。乾燥した状態が続くと、葉が徐々にしおれて枯れるサインを出すので、毎日確認することを忘れないでください。

冬の季節に水を与えすぎると根から腐る場合があるので、冬は1週間に1度の水やりで問題ないです。

④肥料は有機肥料を与える|冬場が◎

シャラの木の肥料は、前述の土作りでご紹介した有機質肥料を使いましょう。植え方によって肥料を与える時期も違うので、以下のタイミングを参考にしてください。

  • 庭植えの場合:12月~2月の寒い季節
  • 鉢植えの場合:春の芽吹き前、開花時期

植え方に限らず、シャラの木は春に開花するために多くのエネルギーを消費します。その時に栄養不足になると開花に影響するので、適度に肥料を与えるようにしましょう。

また、シャラの木の開花後には、お礼肥と寒肥をかねて緩効性肥料を施すことをオススメします。

シャラ(沙羅)の木の大敵になる病害虫

シャラの木は、デリケートな性質上、病気や害虫にやられがちな植物です。せっかく育てたのに、病害虫が原因で枯れてしまうなんてことも。

あなたの大切なシャラの木を守るためにも、病害虫対策はしっかりとしておきましょう!

シャラの木の大敵となる病気の種類や、発生しがちな害虫についてまとめました。病害虫について知っておけば、早めの予防、駆除につながるのでぜひご覧ください。

灰色かび病、葉枯病に注意|葉ごと枯れる!

灰色かび病

シャラの木がかかる代表的な病気は以下の2つです。
予防方法とご一緒にご紹介します。

  • 灰色かび病:花や葉にシミのような灰色の斑点模様ができる病気です。長く放置していると灰色が徐々に広がり、最後にはシャラの木が枯れてしまいます。枯れ枝や落ち葉から発生するので、見つけたらすぐに取り除きましょう。
  • 葉枯病(はがれびょう):名前の通り、葉がしおれるようになって枯れる病気です。発生源は枝からなので、斑点のある枝を見かけたら早めに取り除きましょう。

シャラの木が病気にかかったときは、専用の殺菌剤を使うと早急に予防することができます。園芸用のホームセンターや専門のショッピングサイトを使えば、病気に効果的な薬剤を見つけることができるので探してみてください。

主な害虫はチャドクガ|群生して現れる!

チャドクガの幼虫

シャラの木には、チャドクガという虫が群れを作って葉を食べにきます。

チャドクガの見た目は、全体的に黄色く、体に無数の黒い斑点のような模様が特徴。

群生して生息するので、放置していたらあっという間に大量の葉を食べて、シャラの木を丸裸にします。チャドクガは、体や毛には毒を持っており、皮膚や粘膜に付くと炎症を起こして痒くなるので人体にも危険。発見したら、決して素手で触らず専用の殺虫剤や防虫剤で駆除しましょう。

シャラ(沙羅)をきれいに剪定する為にプロに依頼しよう

植木屋

繊細なシャラの木を傷をつけず剪定をするには、意外と手間がかかります。

定期的に剪定や手入れをして、病害虫にも気を配らないといけないので、シャラの木を育てることが大変に感じることもあるでしょう。

そんな時は、技術と知識を持ったプロの業者に依頼すれば、簡単かつ綺麗に剪定を済ませることができます。さらに、病害虫の駆除や予防も行ってくれるので、シャラの木を健康な状態で維持することができます。

業者に任せることは、「シャラの木を大事に育てる」という意味でも、プロの業者にお手伝いいただくという考えを持っていただければと思います。

シャラの木(ナツツバキ)含めヒメシャラの剪定は、ぜひプロの業者をご検討くださいませ。自分で剪定するか、プロに依頼するか迷ったら、プロに依頼するのがおすすめですよ。

シャラ(沙羅)のまとめ

今回は、シャラの木について詳しく解説をさせていただきました。おさらいの意味もふくめて、当記事でご紹介した要点をまとめておきます。

  • シャラの木は定期的な剪定が大切
  • 剪定時期は11月から3月
  • 育てるときは、日当たりの良いところで毎日水やり
  • 病害虫の予防や駆除は早めに行う
  • 剪定が大変ならプロの業者に相談

シャラの木は、剪定や手入れが大変で育てることが難しく思う植物ですが、春に咲かせる愛らしい花や、立派に成長する姿を見ていると育てるやりがいは十分に感じます。

さらに、「愛らしさ」という花言葉がつけられており、恋人や夫婦に幸せをもたらす植物としても人気です。自宅の庭木に植えれば、幸せな家庭を築くためのシンボルツリーとして役立つかもしれませんね。

この記事を読んで、「シャラ(沙羅)」の剪定を業者に依頼したいと思われた方は、お庭手入れのプロである庭師に相談することがおすすめです。
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