【カランコエの剪定】星形の花が愛らしい多肉植物・カランコエの剪定時期や方法を解説
2021/02/26
星形の花が愛らしいカランコエは、マダガスカルが原産地の多肉植物です。乾燥した土を好むため水やりの頻度も少なく済み、初心者でも育てやすい植物といえるでしょう。
ホームセンターや園芸店でもよく見かける植物で、手に入りやすいのも嬉しいですね。
しかし、「剪定の時期はいつ?」「どうやって育てるの?」と不安になることもあるでしょう。この記事では、カランコエの剪定時期や方法・育て方について解説します。
この記事を読んで、「カランコエ」の剪定を業者に依頼したいと思われた方は、お庭手入れのプロである庭師に相談することがおすすめです。
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目次
カランコエの特徴
カランコエは、ベンケイソウ科カランコエ属の多肉植物です。原産地は主にマダガスカルで、和名を「紅弁慶」といいます。
花の開花時期は1月~9月。小さくて愛らしい、鮮やかな花を咲かせます。花の色は赤やピンク・黄色・白・オレンジなど、さまざまです。
カランコエは、短日植物です。日照時間が短くなると、花を咲かせます。カランコエの花言葉は、「幸福を告げる・たくさんの小さな思い出」です。
カランコエの剪定時期
- カランコエの剪定時期はいつ?
カランコエの剪定に適した時期は、生育期に入る前の3月~4月と花が咲き終わる頃の9月。
この時期は、カランコエの休眠期にあたります。
成長が著しい生育期の剪定は避けましょう。休眠期は成長がゆっくりになり、枝を切られてもダメージを最小限にとどめることができます。
こまかな手入れなら許容範囲内ですが、本格的な剪定は時期を守ってくださいね。
カランコエの剪定方法
- カランコエの剪定方法とは?
カランコエの剪定の基本は、摘芯と切り戻しです。花を咲かすために摘芯をし、枝を丈夫にするために切り戻しをします。
カランコエを丈夫に育てるためには、剪定が必要です。剪定を行うことにより、樹木全体に養分が行き渡り健康な株に成長します。
ここでは、カランコエの剪定のやり方について詳しく解説をします。
花を咲かせるための「摘芯(摘心)」
夏ごろに、新しい芽が生え始めます。摘芯(摘心)とは、この新芽を摘む作業のことをいいます。
せっかく生えた新芽を摘んでしまうのは、もったいない気がしてしまいますね。しかし、植物を成長させるには大切な作業なのです。
摘芯をすることで、株全体にまんべんなく養分を行きわたらせることができます。その結果、花にも養分が十分に送り込まれよく咲くようになります。
ひょろひょろと間延びした徒長枝は「切り戻し剪定」
カランコエを育てていると、ひょろひょろと間延びした枝が生えることがあります。これを徒長枝といいますが、このような枝は途中まで切り落としてしまいましょう。
徒長枝がなくても、生命力の強いカランコエは全体的に切り戻しをします。根元から10センチくらいのところまで切り戻してしまっても大丈夫です。
カランコエはすぐに枝を伸ばすため、思い切って切ってくださいね。
花が終わったら枯れた花や葉は切り落とす
カランコエは、次々に花を咲かせます。花が咲き枯れたら、切り落としてしまいましょう。枯れた花が3割くらいになったら、茎ごと切り落としてくださいね。
まだ咲いている花があるため切りたくないかもしれませんが、そのままにしておくと蒸れて害虫が発生やすくなってしまいます。土に落ちた花も取り除くようにしましょう。
カランコエの育て方
カランコエを美しく育てるには、普段の手入れが欠かせません。生命力の強いカランコエでも、まったく手入れをしないというわけにはいきませんよね。
また、鉢植えで育てる場合は、植え替えという作業が必要です。ここでは、カランコエの育て方について解説します。ぜひ参考にしてくださいね。
水やりや肥料の頻度とタイミング
水やりは、春~秋は土の表面が乾いたらたっぷりと水やりをしてください。カランコエは乾燥気味の土を好むため、土の表面が乾燥したことを確認してから水を与えましょう。
冬は、土の表面が乾いたなと思ってから2~3日後に与えましょう。
肥料は、5月~10月頃の新芽が出る時期に与えます。液体肥料を10日に1回の頻度で与えましょう。成長を促すための肥料なので、花が咲いたら肥料はいりません。
鉢植えで育てるなら植え替え(鉢替え)が必要
カランコエを鉢植えで育てる場合は、定期的に植え替え(鉢替え)という作業が必要です。植え替えをせずに放置すると、根詰まりや根腐れを起こしてしまいます。
鉢底から根が出てきたら、植え替えのタイミングです。3月~4月の梅雨の前または、9月が適した時期です。
植え替えの仕方は、ひと回り大きな鉢に肥料を混ぜた土をいれて準備をしておきます。株を引き抜いたら、新しい鉢に植え替え土を足し水をたっぷりと与えて完了です。
カランコエが枯れる理由
生命力の強いカランコエですが、まったく枯れないなんてことはありません。
カランコエが枯れてしまう主な原因は、害虫被害にあってしまうことと植え替えや剪定を怠ったからです。ここでは、カランコエが枯れる2つの原因について解説します。それでは、詳しく見ていきましょう。
害虫被害や病気によって枯れる
カランコエにつきやすい害虫は、アブラムシです。アブラムシは、葉っぱや枝の養分を吸い取り株を弱らせます。見つけたら、殺虫剤で駆除してください。
また、すす病という病気にかかることがあります。すす病は害虫の排泄物によって引き起こされる病気で、葉の表面がすすのように黒く覆われます。
光合成ができなくなり株を弱らせ、最悪の場合は枯らせます。すす病にかかった葉を見つけたら切り取り、薬剤を散布してください。
植え替えや剪定など手入れを怠った
カランコエは、地植えよりも鉢植えで育てることが多いと思います。
植物は枝葉を成長させるのと比例して、根も成長します。鉢替えをしないと根が鉢のなかで窮屈になってしまい、養分が上手く吸い上げられず根詰まりを起こします。
水はけが悪くなると、根腐れも起こしてしまいます。そのまま放置すると枯れてしまうため、定期的に植え替えを行いましょう。
また、剪定を行わないと蒸れの原因になり、害虫を発生させてしまいます。手入れを怠ると枯らす原因となるため、注意してください。
カランコエの花が咲かない原因と対策
カランコエの花は、日が当たる時間が短くなると花を咲かせる植物です。日に当たる時間が12時間以下になれば、花が咲くと言われています。
屋外で育てるなら、特に問題はありません。しかし、室内で育てると蛍光灯の電気が当たってしまい花をなかなか咲かせないことがあります。
その場合は、段ボールをかぶせてわざと暗い環境を作ってあげましょう。1ヶ月ほど続けると、花を咲かせるようになるでしょう。
カランコエの増やし方は挿し木がおすすめ
カランコエの株は、挿し木で増やすことができます。挿し木は、4月~9月頃に行います。
やり方は、10センチほどの長さに枝を切り取り葉っぱを3枚程度残してあとは取り除きましょう。1~2時間ほど水につけたら、用意しておいた土を入れたポットに挿しましょう。
約1カ月で根が生え、半年でしっかりとした根に成長します。その後、地植えするか鉢植えに入れ替えるかしてください。
カランコエの剪定をプロに依頼した場合の費用は?
カランコエの剪定は、難しくありません。初心者でもカンタンに剪定をすることができます。
しかし、慣れていないと剪定するのが不安という方もいるでしょう。そんなときは、プロの業者に頼るのもひとつです。
そこで気になるのは剪定料金ですが、職人一人あたりで費用を計算する業者や樹木1本で計算する業者などさまざまです。
たとえば、職人一人あたりの日当なら15,000円~30,000円が相場となります。
樹木の高さで料金が決まる場合は、3メートル未満の樹木なら5,000円。5メートルまでなら7,000円。7メートルなら15,000円。それ以上になると、実物を見て見積もりを出す業者が多いです。
見積もりは複数の業者でとるのがおすすめ
見積もりの算出方法やサービス内容は、業者により異なります。実際に剪定を依頼する前に、見積もりをとって確認しておきましょう。
見積もりは1社ではなく、3~5社の複数社からとることをおすすめします。樹高や本数など、状況によって金額が異なるからです。
見積もりをとって、あなたに合った業者を選んでくださいね。
なお、庭革命では無料で複数社から見積もりをとることができます。ぜひ利用してください。
カランコエの剪定のまとめ
カランコエの剪定の時期や方法、育て方について解説しました。
カランコエは生命力の強い植物ですから、神経質になって世話をしなくてよいのが嬉しいですよね。花が咲かない時期でも、ぷっくりとした肉厚の葉がとても可愛らしく癒されます。
カランコエは初心者にもおすすめの植物ですが、剪定など手入れを怠れば枯れてしまうこともあります。正しい時期に剪定をして、カランコエを健康に育ててくださいね。
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