【プロの庭師おすすめの刈込鋏15選】日常使いから本職用まで用途に合わせた人気商品を比較

植木の剪定には必要不可欠な刈込鋏。しかし、形状や素材の違いなど種類がたくさんありどの刈込鋏を選べばいいか迷ってしまう人も多いでしょう。

そこで今回は、刈込鋏の選び方とプロの庭師が選ぶおすすめ商品を紹介します。剪定したい植木や使用シーンに合わせて適切な刈込鋏を選びましょう。

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目次

刈込鋏(刈り込みハサミ)とは

刈込鋏って何?

刈込鋏とは、植木の刈込用のハサミのことです。

園芸用の鋏の1つで主に庭木の剪定や雑草を行う時に使います。普通の鋏よりも大きく、効率よく剪定できるのが特徴です。

庭木が伸びてきても、刈込鋏があればプロに依頼せず自分で剪定できます。シーズンごとにかかる費用も削減でき、低価格で庭の手入れが可能です。

刈込鋏を選ぶ3つのポイント

刈込鋏は自分で庭木の剪定ができる、便利な道具です。自分で剪定をしたい人なら持っておきたいアイテム。ここでは、刈込鋏を選ぶ以下の3つのポイントを紹介します。

刈込鋏の選び方

  • タイプ
  • 素材
  • 留め具やストッパー

庭木の種類によって適している刈込鋏は異なります。選ぶ時のポイントを把握して、自分に合う刈込鋏を選びましょう。

①タイプで選ぶ

刈込鋏のタイプは何種類?

刈込鋏のタイプは両手鋏・片手鋏・剪定刃タイプの3種類です。

剪定したい植木の種類によって適切な鋏を選びましょう。では、次の章でそれぞれの鋏について詳しく解説します。チェックしてください。

オールマイティーに使える「両手鋏」

両手鋏は、オールマイティーに使えるタイプです。両手で鋏を扱うため、力が入りやすく枝葉がカットしやすく作業がスムーズに進みます

一般的に、刃の長さは150mm~180mmです。刃渡りが長くなると一度に刈り込める範囲は広くなります。しかし、その分重量が重くなるので初心者には不向きです。初心者は比較的扱いやすい160mmくらいの両手鋏を選びましょう。

小さな植木にぴったりな「片手鋏」

小さめの植木を剪定するなら、片手鋏がおすすめです。片手で扱えるコンパクトな鋏で、細かい場所の剪定におすすめ。重量も軽く保管場所にも困らないため、剪定する範囲が少ないなら片手鋏を選びましょう

また、片手鋏を選ぶ時は持ち手部分にガードが付いているものがおすすめです。カットした枝による怪我を防げます。

太い枝をカットできる「剪定刃タイプの刈込鋏」

太い枝の剪定もしたいなら、剪定刃タイプの刈込鋏を選びましょう。剪定刃が付いているため、直径45mm程度の太い枝も剪定できます。

ただし、太い枝の切断には力が必要です。手への負担を軽減するためにもグリップが柔らかい素材を選びましょう。また、テコの原理によって少ない力で枝が切断できるラチェット式の刈込鋏もおすすめです。

②刃の素材で選ぶ

刈込鋏を選ぶ時は刃の素材にも注目しましょう。刈込鋏の刃に主に使用されているのは以下の2種類です。

刃の素材

  • 銅製
  • ステンレス製

素材によって価格や手入れのしやすさ、研ぎ方や切れ味は異なります。特徴を把握したうえで自分に合う素材の商品を探して下さい。

切れ味の鋭い「鋼製」

銅製の刃の特徴は?

銅製の刃は切れ味が鋭いのが特徴です。

切れ味が良いと剪定作業もスムーズに進みます。樹形にこだわりたい人や、とにかく切れる刈込鋏が欲しい人におすすめです。

しかし、銅にはサビやすいというデメリットもあります。サビてしまうことで切れ味が悪くなるため、定期的に刃を研がなければなりません。手入れが面倒な人は注意してください。

メンテナンスが簡単な「ステンレス製」

ステンレス製の刈込鋏は、メンテナンスが簡単で初心者でも使いやすい素材です。切れ味は銅製には劣りますが、十分切れます。

サビにくい素材のため、基本的に刃を研ぐ必要はありません。ただし、剪定の際にヤニやシブが付着した場合は拭き取りが必要です。

③留め金やストッパーの有無で選ぶ

刈込鋏を選ぶ時は、留め金やストッパーの有無を確認しておきましょう。刈込鋏は長く使っていると留め金が緩くなることがあります。留め金調節が可能なタイプなら自分でメンテナンス可能です。

また、なるべくストッパー付きの刈込鋏を選びましょう。指はさみを防止するストッパーが付いていれば安全に作業できます。さらに、ゴム製のストッパーを選ぶことで衝撃が吸収され手が疲れにくくなります。快適な作業のためにも、購入前に確認してください。

プロの庭師がおすすめ!刈込鋏15選

刈込ばさみの特徴と選び方について紹介しましたが、自分に合う商品はイメージできたでしょうか。「ポイントは分かったけどどれを買うべきか迷ってしまう」「プロおすすめの商品が知りたい」という方もいるでしょう。

ここからは、プロの庭師がおすすめする刈込鋏15選を紹介します。商品の特徴についても紹介するのでチェックしてください。

E-Value アルミパイプ柄 刈込鋏

メーカーE-Value
タイプ両手鋏
刃の素材合金鋼
サイズ全長:530mm、刃渡り:165mm
重量590g

アルミパイプ柄を採用した軽量タイプの刈込鋏です。長時間の作業でも手が疲れないのがポイント。グリップには持ちやすく滑りにくいPVC素材を採用しており、初心者にもおすすめです。

また、刃の表面にはサンドブラスト処理が施されています。しっかりと切れるのにサビや汚れに強い便利なタイプです。

岡恒 刈込鋏 55型

メーカー岡恒
タイプ両手鋏
刃の素材合金鋼
サイズ全長:66.5cm、刃長:14.5cm
重量920g

耐久性のある最高級の刃を採用した刈込鋏です。鋏の刃の止め金具はしっかりしており、ぐらつきもありません。プロ仕様の刈込鋏で切れ味もよくスパッと枝葉を切れます

また、男女ともに使いやすいサイズも魅力です。高い場所の作業でも扱いやすくスムーズに植木を剪定できるでしょう。

近正 倍力ロッパープロ LP-450

メーカー近正
タイプ剪定刃タイプ
刃の素材合金鋼
サイズ全長:400mm、刃渡り:43mm
重量400g

重量400gの軽量モデルで、女性でも高齢の方でも簡単に使用できる刈込鋏です。長時間の作業による手への負担を軽減できます。高所の作業も楽々でき、誰でも使いやすいのが特徴です。

また、剪定刃タイプで太い枝もカットできます。倍力効果によって小さな力でもしっかりと剪定可能です。

東周作 太枝切り付刈込鋏

メーカーほんまもん
タイプ両手鋏
刃の素材炭素鋼
サイズ全長:700mm、刃渡り:165mm
重量880g

日本製の両手鋏です。ホームセンターで安価に販売されている商品と違って安心できる品質がポイント。20年以上も販売されているベストセラー商品です。

また、切れ味が良いのも魅力の一つです。直径25mm程度までの枝なら簡単にカット可能。剪定の際に道具を持ち替えることなくスムーズに作業を進められます。

高儀 総焼入 軽量 アルミパイプ柄 刈込鋏

メーカー髙儀
タイプ両手鋏
刃の素材S65MO(黒染仕様)
サイズ全長:655mm
重量530g

総焼き入れ処理の施された刃が採用されている両手鋏です。切れ味が良く小さな力でも枝葉をカットできます

持ち手部分にはポリプロピレン素材が使用され、剪定時に手が滑ることなくしっかり力をこめられる商品です。怪我の防止にも繋がり安全に作業できます。

アルスコーポレーション 替刃式軽量刈込鋏

メーカーアルスコーポレーション
タイプ両手鋏
刃の素材高炭素刃物鋼(ハードクローム仕上げ)
サイズ全長:653mm、刃渡り:180mm
重量780g

ヤニ・サビ・摩擦に強いハードクローム仕上げを採用した刈込鋏です。耐久性に優れており、プロの作業にも応えられます

また、大き目の打ち合いクッションで切断時のショックを軽減。手への負担も少なく楽々剪定作業ができます。

五十嵐刃物工業 PRUMAN ラクぎりミニ 太枝切鋏

メーカー五十嵐刃物工業
タイプ両手鋏、剪定刃タイプ
刃の素材炭素鋼
サイズ全長:615mm、刃渡:65mm
重量1180g

直径30mmの枝までカットできる剪定刃タイプの刈込鋏です。太目の枝までカットできるので選定作業の際にのこぎりは不要。これ一つで剪定できます。

また、持ち手には楕円形のアルミパイプを採用。丸パイプと比較すると4倍以上の強度があり、耐久性も高く安全に作業できます

ガーデンヘルパー 樫柄 軽量刈込鋏

メーカー石黒金属
タイプ両手鋏
刃の素材金属
サイズ全長:580mm
重量600g

女性や年配の方でも体に負担をかけることなく剪定ができる、軽量タイプの刈込鋏です。刃の部分に穴あけ加工を施すことで軽くなるよう設計されています。

また、柄には手にフィットしやすい樫を採用。長時間の作業でも手に負担がかかりにくく、剪定作業が楽になります。

ニシガキ 太枝切り 太丸 1500 N-154

メーカーニシガキ工業
タイプ剪定刃タイプ
刃の素材金属
サイズ全長:1500mm、刃渡:85mm
重量1300g

高い木の剪定をするのにおすすめの刈込鋏です。柄が長く脚立を使用しなくても地面から枝をカットできます。脚立を置くスペースがない狭い場所の選定にぴったりです。

また、テコの力を利用した作りのため簡単に枝がカットできます。太い枝の剪定も可能で、のこぎりを別で用意する必要もありません。

千吉 ラチェット式 太枝切鋏

メーカー千吉
タイプ剪定刃タイプ
刃の素材刃物鋼
サイズ全長:780mm、刃渡:50mm
重量1320g

ラチェット機構タイプの太枝切鋏です。4段階のギア機能があり、ギアチェンジをしながら少しずつカットするのがポイント。

また、柄が長いロングタイプで高い場所の剪定も可能です。柄の部分にアルミを採用することで重量も軽くなり、手が疲れにくくなっています。

アルスコーポレーション 軽量刈込鋏K-800

メーカーアルスコーポレーション
タイプ両手鋏
刃の素材高炭素刃物鋼
サイズ直径:508mm、刃渡:150mm
重量555g

重量の軽い刈込鋏で、長時間作業でも手が疲れません。打ち合いクッションも付いていて、枝をカットした際の衝撃を吸収してくれます

また、通常の刈込ばさみで切りにくい葉が柔らかい草でもカット可能です。取りまわしもしやすく細かい作業にぴったり。

Kamaki 1310 伸縮式刈込鋏

メーカー岸本農工具製作所
タイプ両手鋏
刃の素材
サイズ全長:490mm~680mm、刃渡:140mm
重量640g

柄の長さが調節できる伸縮式の刈込鋏です。地面の近くの枝葉を剪定する時は柄を短くして、高い場所の木をカットする場合は柄を長くできます。

また、刃渡りは140mmあるため一度に広範囲の剪定が可能。重量も軽いので女性でも扱いやすいのが特徴です。

KENOH アルミ柄 伸縮刈込鋏

メーカー近与
タイプ両手鋏
刃の素材SK5(フッ素コーティング)
サイズ全長:770mm~1180mm、刃渡:150mm
重量1080g

伸縮機能のある両手鋏です。770mm~1180mmの間なら好きな位置で固定可能なので、身長や剪定したい木の高さに合わせて調節できます

また、刃にはフッ素コーティングが施されています。ヤニがつきにくくお手入れも簡単。サビにくい仕様のため長く愛用できます。

三共コーポレーション 葛城山 パイプ柄剪定刈込鋏

メーカー三共コーポレーション
タイプ両手鋏
刃の素材金属
サイズ全長:700mm、刃渡:150mm
重量560g

コスパ抜群の三共コーポレーションが販売している両手鋏です。購入費用を抑えられるため、庭木の剪定にチャレンジしてみたい初心者にぴったり

また、重量も軽いので女性や高齢の方におすすめです。定番の形状で簡単に庭木が剪定できます。

エバーグリーン ラチェット式剪定鋏

メーカーエバーグリーン
タイプ片手鋏
刃の素材
サイズ全長:250mm
重量250g

コンパクトで持ち運び簡単な片手タイプの刈込鋏です。大きな刈込鋏のように広い収納スペースも必要ありません。

また、ラチェット式が採用されており、コンパクトでも力は十分。しっかりと枝をカットできます。

まとめ:剪定用の刈込鋏を用途に合わせて選んでみよう

今回は、刈込鋏の特徴とプロ庭師おすすめの商品について紹介しました。コンパクトな片手タイプの刈込鋏からしっかりと切れる剪定刃タイプまで、様々な商品があります。

太い枝を剪定するならラチェット式の刈込鋏、広範囲を一度に剪定したいなら刃渡りの長い商品を選ぶなど、用途に合わせて選ぶことが大切です。自分に合う刈込鋏を選べば作業もしやすくなるでしょう。


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