【プロの庭師おすすめの手動噴霧器17選】選び方や使い方、人気のメーカーをまとめてご紹介
2023/05/25
家庭菜園やガーデニングで薬剤を散布するのに便利なのが噴霧器です。噴霧器というと庭師が背負う大きなタンクを思い浮かべる方もいるでしょう。実は、噴霧器には家庭でも手軽に使える手動式もたくさんあります。
ここでは、スプレーボトルを大きくした形や、肩掛けのバッグのようなものまで、プロの庭師がおすすめする使いやすい手動式の噴霧器をご紹介していきます。選び方や使い方も解説していくので、ぜひご自身に合った噴霧器を見つけてください。
目次
手動式の噴霧器のメリットは「コストの安さ」
手動式の噴霧器は、手でポンプを抜き差しして蓄圧し、その圧力を利用して噴射します。構造は、液剤を入れるボトルとポンプ、噴射用のノズルのみで簡単な造りのため、コストが安い点がメリットです。ちょっとした家庭菜園やガーデニングでの除草剤や防虫剤の散布には、手軽に使える手動式の噴霧器が扱いやすいでしょう。
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手動式噴霧器の使い方の手順
手動式噴霧器の使い方の手順は次の通りです。
- キャップを外して水や薬液を入れる
- キャップをしっかり閉めて、ポンプを数回動かし加圧する
- ノズルの先端を散布したい方に向け、レバーを引いて噴霧する
手動の蓄圧式はどれも同じ手順で、簡単に操作できます。
注意点は、加圧しすぎると破損の恐れがあることです。安全弁があるものは減圧できますが、ない場合はある程度蓄圧できたらストップすること、やりすぎたと思ったらキャップをゆるめて減圧するとよいでしょう。
また、噴霧している時に風向きが悪いと、薬液を浴びたり吸い込んだり目に入ったりすることもあります。噴霧を始める前に、ゴーグルとマスク、帽子を装着し、防水加工の服を着ることを忘れないようにしましょう。
噴霧中は、周りに人がいないことを確認することも重要です。
手動式噴霧器の選び方3つ
次は手動式噴霧器の選び方ですが、次の3つが挙げられます。
- 持ち運び方
- ノズルの種類
- メーカー
①持ち運び方で選ぶ
まずは持ち運び方です。液体を入れたタンクは重いので、体に負担が掛かる持ち方にならないようにしましょう。
持ち運び方には、次の2種類があります。
- 背負い式
- 肩掛け式
- 手持ち式
それぞれどう違うのか解説していきます。
長時間の作業なら「背負い式」
長時間タンクを持っての作業は、負担が掛かります。また、長時間作業できるということは容量も大きいので、両肩でしっかりと背負うことで楽に作業ができます。
背負い式には背中の部分にクッションがついていたり、幅広のベルトで肩への負担を軽減してくれたりと、様々な工夫があるタイプが多いです。背負った時は我慢できても、作業しているうちに重さに苦しむこともあり得ます。
長時間背負っても大丈夫な重さか、負担を軽減する工夫がされているかもチェックしましょう。
簡単な作業なら「肩掛け式」
簡単な作業なら、肩掛け式が使いやすいでしょう。高いところや奥まったところに散布する時など、肩掛け式であれば片手にノズルを持ってもう片方の手で体を支えたりと、バランスも取りやすいです。
近くで少量使うなら「手持ち式」
近い距離で少量使うなら、手持ち式でも十分です。噴射レバーにロックが付いているものであれば、ロックを掛けるだけでレバーを握り続けずに連続噴射できます。ロックがないと噴射中は握り続けなければいけないので、手が疲れてしまいやすいです。
②ノズルの種類で選ぶ
噴霧器は、ノズルの種類によっても異なります。圧力をかけて先端から噴射しますが、形によって用途も変わります。
ノズルの種類は、次の3種類分けられます。
- 単頭ノズル
- 多頭ノズル
- 鉄砲ノズル
狭い範囲での散布なら「単頭ノズル」
単頭ノズルは、噴射口が1つのみのタイプです。狭い範囲でピンポイントに噴射するなら、こちらが使いやすいでしょう。ほとんどのタイプが先端を回転させることで、直射や拡散と噴射の範囲を変えられます。
葉の裏や手が届きにくいところに散布するなら、少しノズルが長いものを選びましょう。先端が曲がっているタイプは、上からや下からでも散布できるので便利です。
広範囲の散布なら「多頭ノズル」
多頭ノズルは、先端が複数に分かれたタイプです。広い範囲に拡散したい時に使います。多頭ノズルでもひとつずつ圧力を調整できたり、片方を閉めて単頭ノズルとして使用したりできるタイプは、使い勝手が良く便利です。
高所や遠距離への散布なら「鉄砲ノズル」
鉄砲ノズルは、高い場所や遠くへ噴射させたい時に便利です。標準のノズルに延長ノズルを装着したり、別売りのロングノズルに付け替えたりして長くします。
鉄砲ノズルは片手で持つとバランスが悪く、思ったところに噴霧できないこともあります。長いノズルを使う時は、両手で支えてしっかり狙いを定めるとよいでしょう。
③メーカーで選ぶ
噴霧器はメーカーによって、特徴やこだわりが異なります。人気のメーカーで選ぶのもおすすめです。
世界トップブランド「工進」
工進は、ポンプのスペシャリストとして実績を重ねてきたメーカーです。今では農業製品だけでなく、土木や船舶など幅広い工業製品で、世界のトップブランドとして160か国で愛用されています。
手動噴霧器は、肩掛け式背負い式ともにバリエーションが豊富です。ホームページでは製品の取扱説明やQ&Aも掲載されているので、チェックしてみてください。
噴霧器専門メーカー「フルプラ」
フルプラは、プレッシャー式噴霧器をはじめ、様々なタイプのスプレーや自転車用ポンプなどを手掛けているメーカーです。家庭でも使いやすいハンディタイプや肩掛けタイプなど、操作性と耐久性を追求したシリーズを展開しています。
園芸用品を幅広く取り扱う「セフティー3」
藤原産業株式会社のオリジナルブランド「セフティー3」は、園芸機器に特化したブランドです。噴霧器のバリエーションも幅広く、ハンドスプレーや蓄圧式以外にも、電池やバッテリー、エンジンなどを動力とする噴霧器も扱っています。
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プロの庭師がおすすめ!手動噴霧器17選
手動式噴霧器の選び方や使い方は分かりましたが、種類やメーカーもたくさんあり自分に合ったものを選ぶのは大変ですよね。
そこで、ここからはプロの庭師がおすすめする手動噴霧器を、ランキング形式でご紹介していきます。
1位 工進 蓄圧式 噴霧器
created by Rinker
工進(KOSHIN)
持ち運び方 | 肩掛け式 |
容量 | 4L |
重量 | 1㎏ |
メーカー | 工進(KOSHIN) |
庭の除草や消毒液散布にちょうどいいサイズ
手動式の噴霧器のメリットは、軽くて使いやすいこと。除草剤や消毒の散布を手軽に行えます。14~18坪(約60㎡)の範囲に散布できる容量なので、ちょっとした家庭菜園やガーデニングでの使用にちょうどいいサイズです。
約10回程度の加圧で蓄圧できるため、それほど力もいりません。ノズルの長さは38㎝で単頭タイプなので、狭い範囲での散布には十分です。
2位 セフティー3 噴霧器 オートスプレー
created by Rinker
セフティー3(Safety-3)
持ち運び方 | 手持ち |
容量 | 1L |
重量 | 400g |
メーカー | セフティー3(Safety-3) |
水やりや薬品散布のポイント使いや狭い範囲に
1Lと容量は少ないですが、狭い範囲や一部での使用に使いやすい噴霧器です。連続噴射するには、蓄圧した後にグリップを握りながら軽くレバーを押すだけ。ノズルの先端には飛散防止のカップがついているので、ピンポイントで液体を当てたい時にも便利です。
先端は向きを変えることができるので、まっすぐなままでは当てにくい場所にもしっかり噴射できます。
3位 RYOHIN Lab. 噴霧器 加圧ポンプ式
created by Rinker
RYOHIN Lab.
持ち運び方 | 手持ち |
容量 | 2L |
重量 | 370g |
メーカー | RYOHIN Lab. |
直接噴霧と拡散噴霧が選べる切替付き
手近な植物への水やりなどには標準ノズル、離れた場所に噴霧したい時はロングノズルと、付け替えが可能なタイプです。噴射口は先端を回転させればストレートとワイドの2種類の切り替えができるので、ピンポイントで薬剤を塗布するなら直接噴霧、広い範囲に噴射したいなら拡散噴霧を選ぶことができます。
たまにしか使わないので使い方を忘れてしまったという方にも、ボトルにイラストで使用方法が記載されているので安心です。
4位 GARTOL 蓄圧式噴霧器
持ち運び方 | 肩掛け |
容量 | 5L |
重量 | 1.19㎏ |
メーカー | GARTOL |
ロック機能で連続噴射が楽々
植木の水やりや消毒、施肥といった庭仕事や、洗車や掃除など、広い範囲に使いたい時に最適な容量があります。噴霧時はノズルにあるロックを掛ければ、握り続けることなく連続噴射ができるので便利です。
ノズルの先端を回転させれば、ストレート、ミスト、拡散の3つのパターンを選べます。肩掛けベルトがついているので、許容量めいっぱい充填しても作業しやすいですよ。
5位 マルハチ産業 蓄圧式スプレー
created by Rinker
マルハチ産業(Maruhachisangyou)
持ち運び方 | 手持ち |
容量 | 1L |
重量 | 360g |
メーカー | マルハチ産業(Maruhachisangyou) |
振り子ホースで最後まで残さずスプレーできる
コンパクトな1Lサイズで、水やりや消毒などに気軽に使えます。ボトルの中には振り子ホースが採用されており、どの角度に傾けても液体を吸い上げるため、水や薬液が使い切れずに残ってしまうことがありません。
ノズルは、標準タイプとロングタイプの2種類を付け替えできます。ロングノズルは先端がカーブしており、葉裏など見づらいところにも噴射が可能。噴射レバーにはロックもついているので、連続噴射もできて使いやすいデザインです。
6位 高儀 家庭用肩掛蓄圧式噴霧器
持ち運び方 | 肩掛け |
容量 | 4L |
重量 | 700g |
メーカー | 髙儀(Takagi) |
軽くて持ち運びしやすい家庭用噴霧器
庭や畑の消毒や施肥にちょうどいいサイズ。肩掛けで持ち運びもしやすいので、小柄な女性や高齢者でもボトルを掛けたまま噴霧できます。蓄圧式ですが安全弁がついているため、使用後は減圧して安全に保管が可能です。
蓄圧用のポンプハンドルにパイプを取り付けることができるので、収納時も長いパイプの置き場所に困りません。噴射を操作するレバーにはロック機能がついているので、連続噴射も簡単です。
7位 adati 噴霧器 加圧ポンプ式
持ち運び方 | 手持ち |
容量 | 2L |
重量 | 400g |
メーカー | adati |
車の窓ふきやちょっとした掃除にも
しっかり2L入って、軽くて使いやすい噴霧器。先端のノズルを回すことで、ストレートから広範囲の拡散に水流を変えられます。車のボディについた汚れを落とす時はストレート、全体を洗いたい時は拡散と、切り替えながら使えるのは便利です。
8位 TOPINCN 噴霧器
持ち運び方 | 肩掛け |
容量 | 3L |
重量 | 1.16㎏ |
メーカー | TOPINCN |
手持ちサイズでは物足りない時に
手持ちの噴霧器では容量が足りない方には、多すぎない3Lで楽に持ち運びできる肩掛けタイプがおすすめです。市販されている液体肥料や除草剤、殺菌、殺虫剤のほとんどが使用できます。
家庭菜園やガーデニングだけでなく、洗車や家周りの掃除にも使用できます。減圧用の安全弁や連続噴霧用のロックスイッチも装備され、誰でも使いやすいデザインです。
9位 HG Power 噴霧器 蓄圧式スプレー
HG Power 噴霧器 蓄圧式スプレー 加圧ポンプ式 霧吹き 延長パイプ付き手動タイプ ハンディーポンプ 水やり ガーデニング 高圧洗浄 2L
HG Power
持ち運び方 | 手持ち |
容量 | 2L |
重量 | 460g |
メーカー | HG Power |
霧吹きでは物足りない時に
霧吹きは指を動かし続けなければ噴霧できませんが、噴霧器はレバーを押すだけで連続噴霧が可能なので、長時間や広範囲に噴霧したい時に便利。2Lあればお部屋の観葉植物への水やりは葉水、花壇の水まきなどに使いやすいですよ。
標準ノズルからロングノズルに付け替えも可能で、手が届きづらい場所への噴霧や、水道のない玄関や窓の掃除にも役立ちます。
10位 YEZOND 噴霧器
持ち運び方 | 手持ち |
容量 | 3L |
重量 | 560g |
メーカー | YEZOND |
小雨から滝の霧モードに簡単切替
透明なボトルは残量が分かりやすく、色も爽やかで置いておいてもおしゃれです。ノズルは先端を回転させることで、小雨モードから滝の霧状まで切り替えができ、用途に合わせて水流の調整が可能。
屋外での家庭菜園やガーデニング、インドアでは観葉植物の水やりや水道がない場所での掃除など、あらゆる場面で活躍してくれますよ。
11位 Asdays 噴霧器 蓄圧式
持ち運び方 | 手持ち |
容量 | 2L |
重量 | 370g |
メーカー | Asdays |
片手で持って握りやすいグリップ設計
ポンプで加圧したらレバーを引くだけで噴射できるので、水道やホースがない場所でも水やりが簡単にできます。軽くて持ち運びやすいので、屋内屋外どこでも利用できますよ。噴射タイプは2パターンで、ノズルの先端を回転させるだけ。メーカーの30日保証もついているので安心です。
12位 レジプロb 蓄圧式 噴霧器
持ち運び方 | 手持ち |
容量 | 2L |
重量 | 380g |
メーカー | レジプロb |
珍しいターコイズカラーでおしゃれなボトル
鮮やかなターコイズとグレーの配色がおしゃれでありながら、使い勝手も良い2Lサイズの噴霧器。ノズルは標準と付け替え用のロングタイプの2種類。先端のつまみを回転させるだけで、ストレートから拡散噴霧に調整できます。
フックやフェンスなどにグリップ部を引っかけておくこともできるので収納にも困りません。
13位 丸山製作所 BIG-M 人力噴霧機
created by Rinker
丸山製作所(Maruyamaseisakusyo)
持ち運び方 | 背負い |
容量 | 10L |
重量 | 3.9㎏ |
メーカー | 丸山製作所(Maruyamaseisakusyo) |
蓄圧しながら噴霧できる人力タイプ
広範囲の除草剤や消毒液の散布に便利。ダイヤフラムポンプ式で、蓄圧しながら噴霧作業ができるタイプの噴霧器です。10Lと容量が大きいですが、リュックサックのように背負って移動できるので扱いやすいでしょう。
ノズルは2頭口になっており、広い面積に噴射したい方におすすめです。
14位 iimono117 噴霧器
持ち運び方 | 背負い |
容量 | 18L |
重量 | 2.72㎏ |
メーカー | iimono117 |
家庭用の手動式で大容量を求めるならコレ
容量が18Lあり、畑や果樹園などの広い場所で活躍してくれます。重さはありますが、背負い式なので移動も便利です。水道やホースがないところでの水やりや、除草剤や殺虫剤などの農薬散布におすすめ。
ノズル先端部は、単頭、二頭、拡散の3種類を付け替えできるので、用途に合わせて選べます。
15位 E-Value 蓄圧式 噴霧器
持ち運び方 | 手持ち |
容量 | 1L |
重量 | 280g |
メーカー | イーバリュー(E-Value) |
軽量で小範囲での利用に便利
ジョウロや霧吹きでは物足りない時には、軽量で小型の噴霧器が便利。蓄圧してレバーを引くだけで噴射でき、ストッパーを掛ければ噴射状態を維持できるので、圧力が弱まるまで力を入れずに作業できます。
ノズル先端を回転させれば、霧状からジェット噴射へと切り替えも簡単。安価なので、お試しにもおすすめです。
16位 フルプラ ダイヤスプレープレシャー式噴霧器シースルー
持ち運び方 | 手持ち |
容量 | 1L |
重量 | 550g |
メーカー | フルプラ |
噴霧器専門メーカー「フルプラ」の定番
信頼の高い「フルプラ」製で、品質の高さや頑丈さで口コミでも人気です。蓄圧ポンプ部には安全弁装置が付いており、加圧しすぎることなく安全に使えます。
ボトルはシースルーで内容量が分かりやすく、底部についたカバーにより安定性もあります。ノズル先端を回転させることで、ストレートから拡散に調整が可能。
こちらはショートノズルですが、同じシリーズでロングノズルタイプもあります。
17位 Pugrwei 手動タイプ プレッシャー式噴霧器
持ち運び方 | 肩掛け |
容量 | 8L |
重量 | 1.6㎏ |
メーカー | Pugrwei |
7種の水形が選べるマルチスプレー
ストレートやミスト、シャワー、ジョウロなど、ヘッド部分を回転させることで7種類の水形を選べるマルチスプレーノズルが付いたタイプです。容量は8Lと多めで、家庭菜園やガーデニングの水やりや薬剤散布以外にも、洗車や屋内外の清掃、アウトドアでの利用など、あらゆる用途に活躍してくれます。
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まとめ:手動式の噴霧器は手軽さが魅力
手動で加圧するだけで連続した噴射が可能な噴霧器は、誰でも簡単に使えてとても便利です。今までスプレーボトルを使っていた方も、一度手動式の噴霧器を使ったらその手軽さに病みつきになるでしょう。手動式の噴霧器はどれも操作がほぼ同じですが、容量や持ち運び方、ノズルのタイプによって使い勝手が異なります。
家庭菜園やガーデニングでの水やりや薬剤散布以外にも、洗車や近くに水道のない玄関や窓の掃除など、いろいろな用途で手軽に使えるのが手動式の噴霧器のメリットです。簡単で便利な噴霧器を、ぜひ生活に取り入れて使いこなしてください。
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