【エニシダ(金雀枝)の剪定方法】正しい時期や育て方を徹底解説!

初夏の風に揺れる金色の枝。華やかでありながら丈夫で育てやすいエニシダは、初心者にもおすすめの樹木です。

しかし、中には「もっと花を綺麗に咲かせたい」「横に広がって見栄えが良くない」とお悩みの方もいるのではないでしょうか?見栄えの良いエニシダを維持するためには、剪定や花がら摘みが必要です。

この記事では、美しいエニシダを育てるための適切な剪定方法・時期を解説。後半では育て方や増やし方も紹介します。最後まで読めば、エニシダのお手入れと生長をもっと楽しめるようになりますよ!


この記事を読んで、「エニシダ」の剪定を業者に依頼したいと思われた方は、お庭手入れのプロである庭師に相談することがおすすめです。

庭革命では、お庭造り・剪定・植栽などの、見積もりを無料相談することができます。その他、お庭・植物に関する悩みがあるお客様も、気軽に利用されているので、この機会に是非一度相談してみてください。

目次

エニシダ(金雀枝)の特徴

エニシダとは?

ヨーロッパ中西部原産の落葉・常緑の低木です。

低木のエニシダは育っても2~3mにしかならないので、「気づいたらとんでもない高さになって手に負えなくなった」というトラブルにはなりません。乾燥にも強く、園芸初心者にも育てやすい樹木です。

5~6月に黄色い花を咲かせます。満開時のエニシダは、枝垂れた枝にやかな黄色の蝶が集まるかのようで見ごたえも抜群。園芸品種も多く、日本では黄色が主流ですが、ヨーロッパではピンクや赤などの様々な花色も流通しています。

樹木としての寿命が短いこともエニシダの特徴の一つです。やせ地でも育つ頑強さながら、10年程度で急に衰えて枯れてしまいます。

花言葉

エニシダの花言葉は?

「上品」「謙虚」「綺麗好き」

風に揺れるエニシダの花姿は、蝶が舞うようにも見え、まさに「上品」

美人薄命という言葉の通り、エニシダの寿命は10年と短いです。そんな姿から「謙虚」の花言葉が託されたのかもしれませんね。

「綺麗好き」の花言葉は、掃除に使うほうきから。魔女の宅急便に登場する主人公・キキのほうきは、実はエニシダで作られています。ヨーロッパでは、エニシダの細い枝を束ねてほうきとして使われていたそうです。

実は毒がある

魔女の宅急便のほうきにも使われている…と思うと、美しい花姿と合わせてますます魅力的に感じられるエニシダですが、実は毒を持っています。

エニシダの木全体に毒があり、特に枝葉の毒は下痢・嘔吐・心不全を引き起こす強力さ。ペットを買っている方は、誤食に注意しましょう。

エニシダは毒成分を薬にも転用できるため、別名「魔女の薬草」とも呼ばれています。エニシダの毒から精製された薬は、内分泌腺の機能不全や低血圧症・子宮出血にも有効利用されているそうです。

日本のエニシダは「ヒメエニシダ」

日本の園芸店で流通しているエニシダは、実はヒメエニシダという園芸品種です。枝が垂れ下がるエニシダと違い、真っすぐに上を向いて花を付けます。

ヒメエニシダは大きく育っても約1mというコンパクトさで、鉢植えでも人気の高い品種です。

ただし、暑さ・湿気に弱いため、管理不足で夏に枯らしてしまうパターンも多くあります。ヒメエニシダは、エニシダほど耐寒性もないため、0℃以下の環境では越冬できません。

エニシダ(金雀枝)の最適な剪定時期と道具

低木のエニシダは、植え付けから3年までは自然に樹形が整い、剪定の必要もないほど管理が楽。しかし、病害虫から守り、より美しい花を咲かせるためには、適した時期の剪定が必須です。

ここからは、自分でエニシダの剪定を行いたい方に向けて、剪定時期や必要な道具を紹介します。

剪定時期は6〜7月

予定・カレンダー

エニシダは5月に開花し、6~7月上旬には花の盛りを迎えます。剪定は6~7月の花が終わった頃に行いましょう。

7月下旬以降は、枝が翌年の花の準備を始めてしまいます。剪定時期が遅れると、翌年分の花まで切ってしまう可能性があるため、早めに剪定してください。

ただし、花が咲きにくそうな枯れ枝や古い枝の場合は、秋に剪定しても問題ありません。

必要な道具は3つある

ガーデニング道具

エニシダの剪定に必要な道具は、ホームセンターや園芸店で購入できます。

エニシダの剪定に必要な道具

  • 剪定鋏
  • 太枝切り鋏
  • 癒合材

剪定鋏は、エニシダの細い枝や新しい枝を剪定するために必要です。

ある程度育って太くなった枝は、太枝切り鋏で切り落とします。剪定後、切り口から病気になるリスクがあるため、癒合材も必要です。

エニシダ(金雀枝)の剪定方法

エニシダは間引き剪定が基本です。枝が混みあった箇所・長く伸び過ぎた箇所を、間引くように整理します。病害虫予防にもなるので、風通しの良い状態にしてあげましょう。

枝が茂りすぎている箇所は根本から切り、枯れ枝や花があまり咲かない古い枝も根元から落とします。切り口から雑菌が入って、株全体が弱ってしまう危険もあるため、癒合材を切り口に塗って予防してあげることが大切です。

お庭のスペースが狭いなどの理由で、エニシダをコンパクトに仕立てたい場合もありますよね。古い枝から順に剪定し、枝を半分程度の量に間引きしてください。

エニシダ(金雀枝)の育て方

剪定だけでなく、エニシダを種まきから育ててみたいという方もいるでしょう。

ここからは、種まきからのエニシダの栽培方法を紹介します。日当たりや水やり・肥料・植え替えについても詳しく解説するので、これからエニシダを育てたい方は参考にしてください。

種まきの時期は3月〜4月

エニシダは、種まきしてから翌年には開花します。種まきに適した時期は3月〜4月頃。桜のソメイヨシノが散った頃が種まきに適した時期と言われています。

注意点は、水切れに注意すること。水分を吸収することで発芽のスイッチが入ります。小さなポットは水切れも早いため、水分不足に注意してください。

種まきから10~20日程度で発芽するので、移植用ポットに入れて半日陰で管理します。

育てる場所は日当たりのよいところ

芽を摘む

エニシダは丈夫な植物ですが、綺麗に花を咲かせたいのであれば日光は必要日当たりの良い場所で育てましょう。

また、枝が細いため、風が強い場所では倒木の危険があります。強風に晒される場所は避けてください。

エニシダは横に広がって伸びるため、地植えの場合はある程度スペースを確保して植えます。

水やりは土が乾燥しているときのみ

水やり

エニシダは乾燥した地中海沿岸地域原産の植物です。ある程度乾燥した状態で育つため、水のやり過ぎに注意しましょう。

地植えの場合は水やりは不要。自然の雨だけで十分です。ただし、日照りが続く夏場など、土が乾きやすい時期は給水を忘れないようにしてください。

鉢植えの場合は、土の表面が乾燥しているときのみ与えます。鉢底から水から漏れ出るくらいが適当です。たっぷり水を与えることで、鉢底の根までしっかりと水分が行き渡るのと同時に鉢の中の水分・空気も入れ替わりますよ。

肥料は有機質肥料を与える(2月頃)

肥料

肥料を与えるのは真冬の2月頃。寒肥(かんごえ)として、春の芽吹きに備えて冬の休眠時期に施します。

有機質肥料とは、油粕や魚粉・鶏糞などの、植物・動物由来の肥料です。土への栄養補給と土壌改良を目的としています。

エニシダが属するマメ科植物の根は、空気中の窒素を肥料に変えて取り込む性質を持つため、施す肥料は窒素配合が少ないものを用意しましょう。

土は水はけのよいものが最適

乾燥に強いエニシダは、やせ地でも花を咲かせる強い植物。多湿を嫌い、水はけの良い土を好みます。

地植えの場合は、根が傷まないように水はけの良い土を選びましょう。

鉢植えの場合は、市販の園芸用培養土で十分です。

植え付け・植え替えは3〜4月or10〜11月

エニシダの種・苗から育てた場合の植え付けは、3〜4月、または休眠前の10〜11月が適しています。

鉢植えの植え替えは年2回。適した時期は、植え付けと同じく3~4月と10~11月です。根詰まりを防ぐために、一回り大きな鉢を用意します。

地植えのエニシダは、植え替えはダメージが大きいため不向きです。植樹の際に、場所・環境を十分考えてから植えましょう。

エニシダ(金雀枝)の増やし方【挿し木】

初心者でも扱いやすく存在感のあるエニシダは、愛着が湧いてくると「増やしたい」と思うはず。剪定した枝を使って、挿し木で増やしてみましょう。

ここからは、挿し木に適した時期と実際のやり方について解説します。

挿し木の時期

挿し木に適した時期は、芽吹き前の3~4月と、梅雨の6~7月の2回。おすすめは6~7月頃、剪定と合わせて行います。剪定の際に、挿し穂として10cm程度切った枝を用意しましょう。

3~4月に行う場合は、前年に生えた枝を使用します。

挿し木のやり方

挿し木は、前年の枝や剪定した枝を挿し穂として使います。まずは、以下の道具を揃えましょう。

準備する道具

  • 土(赤玉土)
  • 鉢底用のネットと軽石
  • コップ

道具を揃えたら以下の手順で行いましょう。15~25日程度で、切り口から発根します。

挿し木の方法

  • 挿し穂の葉を2~3枚残して取り去る
  • 水を吸いやすいように切り口を斜めに切り、コップに入れた水を吸わせる(1時間程度)
  • 鉢底にネット・軽石・土の順に入れる
  • 挿し穂を土に挿し、十分水を与える
  • 直射日光の当たらない明るい日陰で管理する
  • 発根後、鉢・地面に植え替える

挿し穂中のエニシダは、水切れに要注意。土が乾いて水分不足にならないように管理しましょう。

エニシダ(金雀枝)の害虫は枯れる原因に

エニシダが初心者向けと言われる理由は、お手入れの簡単さ・丈夫さだけではありません。病害虫にも比較的強い性質も持っています。

ただし、全く害虫が寄り付かないわけではありません。ここからはエニシダの害虫被害とその対策について解説します。

注意すべき害虫

比較的病害中に強いエニシダですが、株自体が弱っている時や剪定不足で風通しが悪い時には、稀に害虫の被害に合います。

エニシダの注意すべき害虫

  • アブラムシ
  • コガネムシ

次ではアブラムシ・コガネムシの被害について解説します。

アブラムシの被害

アブラムシ

アブラムシは、エニシダに限らず多くの植物に寄生する害虫です。枝葉から栄養を吸い、株全体にダメージを与えます。

アブラムシは繁殖力も強く、春・秋は要注意。枯れ・変色した葉を発見したら、早めに葉を除去し、薬剤散布しましょう。

殺虫効果の高い木酢液のスプレー散布もおすすめです。

コガネムシの被害

コガネムシもエニシダの天敵。成虫は葉を食べるので見つけやすいのですが、地中にいる幼虫はエニシダの根を食べるため、「気が付いたら枯れていた」ということもあります。

成虫のコガネムシを発見したら、すでに産卵が終わっているかもしれません。葉の被害対策と同時に、地面も掘り返して幼虫の駆除もしてください。

害虫が寄り付く原因

頑健なエニシダは、アブラムシなどの害虫被害は稀なことです。発見次第、薬剤での対策は必要ですが、害虫が寄り付く原因も調査しましょう。

害虫が寄り付く原因

  • 窒素肥料の使用頻度が多い
  • 日当たり・風通しが悪い
  • 天敵が少ない

害虫が発生しないよう、日ごろからエニシダの生育環境への注意も必要です。ここからは、害虫が寄り付く原因について順に解説します。

窒素肥料の使用頻度が多い

アブラムシの好物はアミノ酸です。窒素肥料の使用頻度が多い場合、エニシダの葉でアミノ酸が大量に作られ、アブラムシにとって最高の環境を提供している状態になります。

マメ科のエニシダは空気中の窒素を自力で取り入れて肥料にする性質を持つため、肥料は窒素の少ない有機質肥料を用意しましょう。

日当たり・風通しが悪い

日当たり・風通しが悪いと、病害虫が繁殖しやすい環境になります。ほとんどの樹木に言えるため、風通しを良くするための剪定は病害虫予防に不可欠です。

エニシダは植え付けから3年以内は、剪定の手間もかからないほどの植物ですが、枝の混みあった箇所は剪定しておきましょう。

天敵が少ない

天敵が少ない環境は、害虫にとって天国。繁殖しやすい絶好の穴場と言えます。

アブラムシの天敵はテントウムシです。天敵にアブラムシを食べてもらいましょう。

アブラムシ類駆除用として、飛翔能力のないナミテントウの幼虫を封入した製剤が販売されています。

エニシダ(金雀枝)の手入れで悩んだら専門業者に相談しよう

初心者の方でエニシダのお手入れで迷っている場合は、思い切って専門業者に相談してみましょう。

プロの技術とアドバイスで、より美しく元気なエニシダが楽しめるはずです。職人さんから剪定のコツを教えてもらい、翌年からは自分でチャレンジする方法もありますよ。

エニシダの剪定の料金・費用相場

一万円札

庭木の剪定は、樹木の種類・高さによって1本ずつ計算します。

業者によって料金は差がありますが、庭革命での樹木剪定費用は以下の通りです。

高さ料金
低木(0~3m未満)¥3,000~5,000/本
中木(3~5m未満)¥5,000~12,000/本
高木(5~7m未満)¥12,000~16,000/本
高木(7m~)¥16,000~/本
剪定困難樹木¥20,000~/本

低木のエニシダは、低いものなら1m、高くても3m程度です。ただし、剪定する枝葉の量によっても処分料金が変動します。

剪定業者を選ぶポイント

植木屋・剪定専門業者は、インターネットやタウン誌・電話帳・チラシなどで探します。

しかし、「業者を探すと意外にたくさんあってどこに相談したらいいかわからない」「料金でぼったくられないか不安」「女性の一人暮らしなのに怖い人が来たらどうしよう」と悩む方もいることでしょう。

ここからは、剪定業者の費用相場や業者選びのポイントを解説します。

親身に相談に乗ってくれるか

業者

大切な庭木なので、「こんな風に切ってほしい」「すっきりさせたいけど、花はちゃんと咲くようにしてほしい」など、細かい要望は伝えたいもの。親身に相談に乗ってくれる職人さんに来てもらいたいですよね。

最近はホームページやSNSで情報発信をする業者も多く、実際に作業する職人の写真やコメントが掲載されています。

「気さくで話しやすそう」「こんな職人さんに来てほしい」と思える方を探してみてください。

実績が豊富にあるか

業者のチラシやホームページには、「年間実績〇〇件」という具体的な数字が掲載されていることも少なくありません。

実績の数=信用と実力の証。料金や人柄・対応の速さなど、リピーターも多い証拠です。

ホームページ・SNSで、施工写真を公開している業者もあります。剪定のビフォーアフターの写真を見ると、実際に剪定してもらったときのイメージも付きやすいですよね。

良い口コミ・評判があるか

口コミサイトも要チェックです。ホームページやチラシではわからない魅力や欠点を発見できるかもしれません。

造園業者・剪定業者の紹介サイトでは、実際に利用した人の生の声や施工写真も掲載されているので参考になります。

また、Googleの口コミは忌憚のない意見も多くあります。悪い口コミが多すぎる業者は候補から外しましょう。

追加料金がかからないか

費用

「実際に作業してもらったら、追加料金が発生して思ったより高額だった!」というパターンは意外にあるものです。

剪定した枝葉は処分料金がかかります。少ない場合は、ゴミ袋に入れて自分で可燃ゴミに出せますが、枝葉や害虫でケガをする危険も潜んでいるため要注意。自宅保管できないくらいの大量の場合は業者に依頼してください。

事前の見積もりで、ゴミの処分料や追加料金の有無の確認をおすすめします。

事前に見積もりを出せるか

見積書

事前の見積もりは、「業者に来てもらうための予約が面倒」という方もいるかもしれません。

しかし、剪定する樹木の種類や高さ・量によっては、予想以上に料金が高額になる可能性もあります。

最近はLINEやWebフォームを使って、無料で簡単に見積もりを出してくれる業者も増えてきました。樹木の高さ・種類・本数を入力して送信するだけという簡単さなので、ぜひ利用してください。

エニシダの剪定は「庭革命」にお任せください!

庭革命でもエニシダの剪定を承っています。

「エニシダをコンパクトにしたいけど、どこを剪定したらいいかわからない」「間引き剪定ってどれくらい間引いて大丈夫なの?」など、初めて剪定する方には不安も大きいものです。

庭革命の職人は、若手ながらベテラン揃い。気さくで話しやすい職人が、じっくりと希望を伺い、イメージ通りのエニシダに仕上げます。Webフォームでの簡単見積もりも無料です。まずは気軽にお問い合わせください。

まとめ:正しい剪定方法でエニシダ(金雀枝)の手入れをしよう

丈夫で育てやすいエニシダは、春の開花時期がとても楽しみな樹木です。

お手入れも比較的楽ですが、健康で綺麗な花をたくさん咲かせたいのであれば、間引き剪定には手を抜かないようにしましょう。

剪定方法や害虫対策に不安がある方は、ためらわず専門業者に相談してください。自分でお手入れするよりも、ずっとスピーディに美しく仕上げてくれるはずです。


この記事を読んで、「エニシダ」の剪定を業者に依頼したいと思われた方は、お庭手入れのプロである庭師に相談することがおすすめです。

庭革命では、お庭造り・剪定・植栽などの、見積もりを無料相談することができます。その他、お庭・植物に関する悩みがあるお客様も、気軽に利用されているので、この機会に是非一度相談してみてください。

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