【庭木の害虫対策・駆除方法】害虫駆除の方法は?害虫の種類や消毒する時期も徹底解説!【植木】

「害虫ってどうやって予防したらいいの?」「自分でできる害虫駆除の方法が知りたい」と思っている人も多いでしょう。害虫が繁殖してしまうと植物の元気がなくなるだけではなく、枯れてしまう可能性もあります。

そうならないためにもしっかり予防(防除)・対策・管理することが大切です。そこで今回は庭木の害虫対策について詳しくまとめていきます。元気な植物を育てるためにも、最後までぜひ確認してみてください!

この記事を読んで、「庭木の害虫対策・駆除方法」などの相談を業者に依頼したいと思われた方は、お庭手入れのプロである庭師に相談することがおすすめです。
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目次

庭木の害虫を駆除をしないとどうなるの?

病気になった葉

害虫について、「そのまま駆除しなければどうなるの?」という質問が多く寄せられます。忙しくてつい後回しになってしまう害虫駆除ですが、結論から言うと、害虫の放置は危険です。

植木の害虫を駆除しなければ、栄養がどんどん失われてしまい、最悪の場合は病気になって枯れてしまう可能性があります。

ちょっと虫が発生くらいだったら大丈夫と思ってしまうかもしれませんが、放っておくとすぐに大量発生してしまいます。

繁殖をしたときの害虫の姿を見たら、思わずぞっとしてしまいますよ。少しでも害虫を見つけたらすぐに対策をしなければいけません。

主な害虫の種類

庭木を元気に成長・生育させるためにも、まずは害虫にどのような類があるのかを知りましょう。繁殖しやすい害虫を順番に説明していくので、見つけたらすぐに対策をしましょう。

ツゲなどを庭木にしている方は害虫が発生しやすいので特に注意しましょう。

【カイガラムシ】日当たりが悪い場所を好む

カイガラムシ

カイガラムシはカラをかぶっているような形が特徴で、色は白色もしくは茶色です。

風通しや日当たりが悪いところを好むので、お手入れをしていないとすぐに繁殖してしまいます。こまめにお手入れや剪定をすればカイガラムシの繁殖を防ぐことができます。

もし、見つけた場合は植物を傷つけないように割り箸などでつまんで取り覗くか、カイガラムシ専用の殺虫剤を使って駆除してあげましょう。

【カミキリムシ】木の幹に穴をあけてしまう

カミキリムシ

カミキリムシは成虫の時だけではなく、幼虫の時もとんだ厄介者です。

木の幹から入り込んで内部を食い荒らしてしまいますし、成虫になると樹木の枝をかじりながら回るのでどんどん枯れていってしまいます。幼虫や成虫の殺虫剤で駆除することが可能ですが、成虫の場合は捕殺が1番効果的です。

【アブラムシ】繁殖スピードがはやい

アブラムシは小さな虫でありながら本当に繁殖力が高く、さまざまな場所であっという間に数を増やしてしまいます。害虫の中でも知名度が高いと言って良いでしょう。

繁殖する前に駆除しなければいけません。アブラムシは一般の殺虫剤・薬剤で簡単に対応できるので常に常備しておくのがおすすめです。

【ケムシ】葉を食い尽くしてしまう

チャドクガの幼虫

上から降ってきたケムシに驚いてしまった方も多いのではないでしょうか?

放って置くと葉っぱを食い尽くしてしまうので、見つけたらすぐに対処しなければいけません。専用の駆除剤を使って対策するか、1匹ずつ割り箸やつまようじなどを使って処理するのも良いでしょう。

ちなみにチャドクガという昆虫もおり、園芸植物に甚大な被害を及ぼすのですが見つけた場合は近寄らないようにしましょう。

もし触ってしまうと皮膚や粘膜に毒針が付着し、炎症を起こして痒くなったり赤みが起こったりする可能性があるので、軍手などを使って取り除いていきましょう。

【ナメクジ】日が落ちると行動をするので分かりにくい

ナメクジ

梅雨になるとどことなく現れるナメクジ…。意外なところに隠れていたりもして、見つけた瞬間ぞっとしてしまいますよね。

日が落ちて暗くなると活動を開始し、新芽や花びらを食べてしまいます。そんなに問題はないと思いがちですが、意外と甚大な被害を及ぼしてしまう可能性があります。

ナメクジは塩をかけるだけで簡単に駆除できるので放置しないようにしましょう。

害虫対策方法

上記の一覧のような害虫を見つけたら、すぐに対策をしなければいけません。代表的な害虫の対策方法を順番に説明していくので参考にしてください。

【草木灰】広い面積で使用したいなら

草木灰は草木を燃焼させた後の灰のことです。害虫対策に効果を発見するとして今注目されている肥料です。水溶性のカリウムが多く配分されており、即効性があるのでかけるだけですぐに害虫を駆除してくれます。

ただ多く散布しすぎると逆に植物に害となってしまう可能性があるので、表記されている分量を守ることが大切です。

【木酢液】葉や土壌に使用できる

木酢液は炭を作る過程でできた水蒸気を冷却したものです。強い除菌効果が期待でき、水で薄めて噴射していきます。1リットルの水に対して小さじ一杯程度が目安。葉にも土壌にも使えるので害虫を見つけた際はすぐに噴射しましょう。

ただあまりにも安すぎるものだと、有害成分が混じっている場合があるので注意しなければいけません。安心できるメーカーから販売されている商品を見極める必要があります。

また、木酢液はハダニにも効果が期待できるのでおすすめです。ハダニは雑草に発生する場合がほとんどです。雑草を放置せず、除草もしっかりと行うようにしましょう。

【ハーブ】虫除け効果がある庭木

ハーブの寄せ植え

実はハーブも害虫の対策に効果的です。特にローズマリー、ミント、レモングラスなどの匂いが強いものがおすすめです。ハーブは害虫対策だけではなく、料理やアロマにも使えますし、使いみちがたくさんある便利な植物です。

ただ繁殖力が強く、お手入れもこまめにしなければいけないので注意してください。

【牛乳】アブラムシの対策方法に

霧吹き

意外にも牛乳はアブラムシの防虫対策に効果的です。放っておくと固まる性質があり、その性質を利用してアブラムシの気道を塞いで窒息させて対策をします。

ただ牛乳をかける際は、気温と時期に注意しなければいけません。牛乳が乾くには30分から2時間程度の時間が必要になるので、晴天の日、午前中、水やりをする前がおすすめです。

【殺虫剤・駆除スプレー】消毒をすることで即効性に期待できる

販売されている殺虫剤駆除スプレーももちろん効果的です。消毒することで即効性が期待できますし、確実に駆除してくれるでしょう。

特にスミチオン乳剤がおすすめです。発売してから40年以上経った今でも評価されている商品ですし、多くの種類の害虫に対して効果を発揮してくれます。また人や環境にやさしいエコな一面もあるので、安心して使えるのも嬉しいですね。

害虫駆除の時期

害虫駆除の時期としては10月〜12月以外にすることがおすすめです。特に梅雨が明けた後の7月〜9月ごろが最も害虫駆除を意識しなければいけない時期です。

暑い時期は1回消毒してもまた害虫が発生する可能性があるので、駆除の作業を複数回行う必要があります。

自分で消毒するのは困難ならプロの業者に依頼しよう

自分で消毒するのが困難なのであれば、プロの業者に依頼してみると良いです。仕事や家事、育児時間をとられていればなかなか消毒する時間を確保するのは難しいですよね。

依頼することで専用の器具を使って消毒してくれるので、自分でするよりも効果が期待できます。庭の広さや樹木の高さ、季節によっても費用設定が違う場合があるので、前もって見積もりを出してもらいましょう。複数の造園業者を見比べてみるといいですよ。

まずは現状をスタッフに相談してください。そこで駆除のアドバイスなどをもらえることもありますが、徹底的に行いたい場合はやはりプロの力を借りましょう。

庭木の害虫対策のまとめ

今回は害虫対策について詳しくまとめていきました。

害虫を放置しておくとすぐに繁殖して、植物に甚大な被害を加えてしまいますし、見つけ次第すぐに対策しなければいけません。今回は害虫対策に効果的な方法もご紹介したので、いずれかの方法でしっかりと駆除をしましょう。

もし自分で消毒をするのが困難なのであれば、業者さんに依頼するのがベストです。害虫から植物を守ってあげてくださいね!

この記事を読んで、「庭木の害虫対策・駆除方法」などの相談を業者に依頼したいと思われた方は、お庭手入れのプロである庭師に相談することがおすすめです。
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