クロガネモチの剪定について徹底解説!【気になる時期や方法も】
2020/08/02
「クロガネモチに赤い実をつけたい」「クロガネモチの剪定方法が分からない」このようなお悩みを持っていませんか?クロガネモチを育てる方の多くは、剪定や手入れが分からなくて困ってしまいますよね。
せっかく育てるなら、綺麗で健康にしてあげたいですよね。当記事では、クロガネモチの悩みをまとめて解決します!難しい作業はないので、一つずつ問題を片付けていきましょう。
この記事を読んで、「クロガネモチ」の剪定を業者に依頼したいと思われた方は、お庭手入れのプロである庭師に相談することがおすすめです。
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その他、お庭・植物に関する悩みがあるお客様も、気軽に利用されているので、この機会に是非一度相談してみてください。
目次
クロガネモチの剪定のポイント
クロガネモチは、モチノキ科の常緑高木。毎年5〜6月に薄紫色の花を咲かせ、雌株は秋ごろに真っ赤な果実をつける性質を持ちます。(雄株は実をつけません)
また、お金持ちになれる縁起の良い木として、庭木や街路樹としても人気です。クロガネモチは、自然と樹形が整う植物なので、頻繁に剪定をする必要がありません。
しかし、放置しすぎると樹高が10m〜15mにもなるので、近隣の迷惑になるケースがあります。樹高が高くなると、日当たりや風通しが悪くなり、病害虫にかかって思わぬダメージになってしまうことも。
クロガネモチを高くしないためにも、適切な剪定方法について順番にご紹介していきますね。
①まずは幹を一本にするように剪定
はじめに、注意事項として幹は無作為に切り落とさないようにしましょう。
あまりに適当な剪定を行うと、切った部分から多くの幹が成長するため、バランスが悪くなります。剪定を行う際は、中心の太い幹を1本残すようにして、他の幹は切り落とします。
太い幹を切るなら、「ノコギリ」を使うとスムーズに作業できるのでオススメですよ。切り落とすときは、幹に栄養を行き渡らせるためにも、細い枝を残しておきましょう。
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②幹を細かい枝が生えているところでカット
次に、残した幹の枝葉が出る部分を切っていきます。
剪定方法は、切った部分をてっぺんにしながら、円をかくように自然と細かな枝を切り落としましょう。切るときは、細かい枝を傷つけないよう注意しながら切ってください。
剪定が不慣れであれば、全体の形を確認しながら作業すれば、イメージ通りの仕上がりとなりますよ。
③細かい枝を剪定しよう!
最後に、複数に分かれている枝を根元から切ります。 枝先の整理は、最終仕上げとして行いましょう。後は、伸びすぎた枝を根元から切れば完成。
細かい枝葉の刈り込みには「刈り込みバサミ」を使うことオススメしますよ。クロガネモチは、自然に樹形を整えるので、高さをおさえる剪定が基本的です。
樹高が高くならないように注意して、手入れを施しましょう。
クロガネモチの剪定時期について
クロガネモチの剪定時期は、6月もしくは9月が最適です。その理由は、クロガネモチは初夏に成長するので、枝が伸びるタイミングで形を整理できることです。
9月には実がつくので、成長具合を見ながら、実のつきにくい枝を取り除くことができることもできますよ。逆に剪定に向いていない時期は、冬時期。
寒い季節は、クロガネモチの落葉時期になるので、無理に剪定を行うと枯れる恐れがあります。自分にスケジュールと剪定時期を確認して、調整しながら作業しましょう。
クロガネモチの栽培方法
クロガネモチは、環境を選ばないので庭植え、鉢植え、花木と幅広い育て方ができます。
しかし、手入れが少なくて済むといっても放置を続けると、成長することはありません。「クロガネモチに実がならない」と悩む方は育て方に何かしら問題があるのかもしれませんよ。
正しい栽培方法についてまとめてみたので、順番にご紹介していきます。 しっかり育てて、翌年には綺麗な実を鑑賞しましょう。
①植え付け場所の選びかた|肥沃な土を選ぶ
クロガネモチは、年月が経っていくと幹や根が太くなるので、植え付ける場所は広いところが適しています。狭い場所で育てると、内部の風通しや日当たりが悪くなるため、病害虫にかかるおそれがあるので注意しましょう。
育てる土は、水はけの良い肥沃な土を好むため、栄養分が高い腐葉土や赤玉土を2:1の割合で混ぜ込んで、元肥として入れるのがオススメ。
庭植え、鉢植えともに5〜6月の初夏の植え付けが適しています。日当たりが良く、広い場所に植え付けましょう。
②水やりのポイント|夏にはたっぷりと与える
水やりは、鉢植え、庭植えどちらも植え付けから2年経つまでは、毎日水を与えましょう。クロガネモチが根付くまで長い年月が必要なので、水の栄養が大切になります。
2年以上経てば、雨水や土から水分を吸収するので、水を与えなくて大丈夫ですよ。ただし、真夏の暑い日が続くときは、必ず水を与えるようにしてください。
③肥料のタイミング|リン酸を含んだものを選ぶ
クロガネモチに実をつけたい方は、リン酸を多く含む肥料を使いましょう。肥料を与える時期は、2〜3月がベスト。その理由は、冬に栄養をおさえて春頃に栄養が必要になるからです。
実を多く実らせるためには、持続性の高い肥料を早めに与えておくと良いでしょう。
きれいに育てるために害虫に注意
クロガネモチは、病気の心配はありません。
しかし、「ツノロウムシ」という害虫が発生します。ツノロウムシとは、カイガラムシムシ科の虫。
名前の通り、成虫は白いロウ物質で覆われており、クロガネモチの樹液を吸って養分をゆっくり奪っていきます。放置すると、すす病になって光合成ができなくなって葉が落ちるので危険です。最悪の場合、枯れてしまうことも。
対処方法は以下の2つ。
- 剪定のときに、寄生した枝葉ごと切り落とす
- 専用の殺虫剤を散布して駆除する
ツノロウムシの幼虫は、6月ごろに発生するため、この時期に殺虫剤でまとめて駆除することをオススメします。
よりきれいな剪定を行うにはプロに任せる
「長年の放置で大きくなりすぎて剪定できない」 このようなお悩みをもっていませんか?たしかにクロガネモチの樹高は高いもので15mにもなるので、自分で剪定をするのはひと苦労ですよね。
そんなときは、思いきってプロの業者に依頼してみましょう。業者の方なら、専門の技術と知識を持っているので、丁寧かつ綺麗に剪定を行ってくれます。
剪定費用は、樹高によって決まるので、事前に見積もり相談をしておくと良いでしょう。
クロガネモチのまとめ
いかがだったでしょうか。
当記事でご紹介した通り、クロガネモチは、剪定方法や時期さえ間違わなければ簡単に行えます。長い期間の放置や病害虫には十分気をつけてください。
クロガネモチは、金持ちになれる、出世できる縁起木として風水効果があります。(育てる位置は、東南もしくは北西がオススメ)ご利益を増やしたいなら、クロガネモチを挿し木にしてみるのはどうでしょうか。
挿し木にする際は、発根促進剤を枝の切り口に塗って根を定着させましょう。もしかすると、あなたの人生に良い変化を与えてくれるかもしれませんよ。
この記事を読んで、「クロガネモチ」の剪定を業者に依頼したいと思われた方は、お庭手入れのプロである庭師に相談することがおすすめです。
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その他、お庭・植物に関する悩みがあるお客様も、気軽に利用されているので、この機会に是非一度相談してみてください。