【百日紅(サルスベリ)の剪定方法とは?】時期・回数・必要な道具・育て方のコツを徹底解説

夏の青空によく映える百日紅の花。フリフリしていてとても可愛く、つるつるとして柔らかい色の幹が人気の庭木です。百日紅の名前の由来や種類、花が咲かない原因などを詳しく解説します。正しい時期に剪定と追肥をすると花付きにボリュームが出ますので、是非チャレンジしてください。


この記事を読んで、「百日紅」剪定を業者に依頼したいと思われた方は、お庭手入れのプロである庭師に相談することがおすすめです。

庭革命では、お庭造り・剪定・植栽などの、見積もりを無料相談することができます。その他、お庭・植物に関する悩みがあるお客様も、気軽に利用されているので、この機会に是非一度相談してみてください。

目次

百日紅(サルスベリ)とは

百日紅は中国南部原産の落葉高木で、ミソハギ科の仲間です。木肌はきれいなベージュ色をしていて、ナチュラルで明るい印象なのでシンボルツリーとしても人気があります。夏の暑い時期にピンクや白いフリルのような花を咲かせ、庭木はもちろん種類によっては盆栽でも楽しめる木です。

暑さにも強いですが、耐寒性が-15℃〜-20℃と非常に高いので、寒冷地でも栽培できます。水に濡れても腐りにくい性質があるので、古くから床材や小舟の材料に使われてきました。以下の一覧では、そんな百日紅の基本的な情報を紹介します。

百日紅の基本データ詳細
学名Lagerstroemia indicam
科属名ミソハギ科サルスベリ属
英語名Crape myrtle
別名ヒャクジツコウ
原産国中国南部原産
分類落葉中高木
開花時期 7月~10月
花色赤、ピンク、白、紫
耐寒性強い
耐暑性強い
耐陰性弱い
花言葉雄弁、愛嬌、不用意、敬愛、潔白
誕生花 7/31、8/5、8/29

百日紅(サルスベリ)の名前の由来

「百日紅」と書いて「サルスベリ」と読む名前の由来は何でしょうか?つるつるの美しい木肌や花期が長いこと、百日紅の悲恋の逸話が由来になっているようです。猿も滑りそうな幹だからという意味の他に、漢字で書く時の「百日紅」は、どういう意味なのでしょうか。次で詳しく見てみましょう。

サルもスベる?つるつるの木肌が魅力!

百日紅の名前の由来は、木登りが得意な猿ですら登ったら足を滑らせてしまいそうな、つるつるとした木肌から「さるすべり」と名が付きました。

百日紅の幹は、白っぽいベージュ色をしていて優しい雰囲気があり、成長していくと幹の皮が剝がれて、独特の斑模様がついていきます。なんと百日紅は葉だけでなく、幹でも光合成ができるそうです。硬くて丈夫なので、杖や床材以外にも、剣玉などの伝統工芸にも古くから使われています。

100日咲いてくれます!

開花時期が7月〜9月と長く、百日ほど花が咲くところから「百日紅」というのが 漢字の由来です 。ひとつの花は咲き始めると3〜4日ほどで枯れてしまいますが、たくさんのつぼみが次々と咲いて3ヶ月間ほど長く楽しめます。

漢字の由来は、花が百日間楽しめることの他に、後述する「韓国の悲恋」にも由来しているようです。

百日紅(サルスベリ)は縁起が悪い?植えてはいけないと言われる2つの理由は?

百日紅は縁起が悪いんですか?

悲恋の逸話があることと、つるつるとしていて上ると滑りやすいから植えてはいけないと言われることがあります。

風水だと、百日紅のようなつるつるした木は「災いが訪れる」「成長すると樹高が高くなる」「お寺などに植えられている」木肌が人肌に見えることから生気をすわれる」などの悪いイメージもあるようです。悲恋や縁起が悪い理由を詳しく解説します。

①朝鮮の悲恋の伝説

「百日紅の悲恋物語」は韓国から朝鮮半島が発祥です。海に近い村で、水難事故を予防することを目的に龍神に生贄として捧げられた娘を王子が助けて、お互い恋に落ちました。しかし王子は、ほかに用事があり「100日後に必ず戻る」と娘に告げて旅立ってしまいました。

実は病を患っていた娘は、王子の帰りを待たずに死んでしまいます。戻ってきた王子は悲しみにくれました。娘の墓から2本の百日紅が生えてきて、二人寄り添うように100日間花が咲き続けたのだそうです。

②「スベる」という名前

名前に「滑る」が入っていることから受験に落ちる、運気が落ちる」など悪いイメージもありますが、ただの迷信です。縁起が悪いと言われる一番の理由は、子どもが百日紅の木に登り、滑って落ちないように戒めるためのようです。

仏教では、お釈迦様が生まれたときに、そばで咲いていた「無憂木」と百日紅が似ているため。また、お釈迦様を生んだ女性が苦痛もなく安産だったことから縁起の良い植物とされています。百日紅はけして縁起が悪いわけではないので安心してくださいね。

百日紅(サルスベリ)の人気の種類3選

夏に可愛らしい花をたくさん咲かせる百日紅は、品種改良を経て20種類ほどの種類があります。盆栽向けの小型種や、病気にかかりにくいもの、木の色が黒いものもあり個性豊かです。

百日紅の人気の種類

  • 【紅白絞り】夏祭り(ペパーミントレース)
  • 【矮性】姫サルスベリ
  • 【黒葉】ブラックパール

地植えにするのか鉢植えにするのか管理する環境で選ぶとよいでしょう。人気の種類である夏祭り、姫百日紅、ブラックパールの3つをご紹介します。お気に入りの百日紅を見つけて育ててください。

【紅白絞り】夏祭り(ペパーミントレース)

白地にピンクが入った華やかな花を咲かせるのが特徴「ペパーミントレース」は、別名「夏祭り」とも呼ばれています。百日紅には珍しい、中がピンクでふちが白っぽい覆輪咲きタイプ。色合いがイチゴミルクのようで人気です。

矮性品種なので樹高が高くならず、剪定の手間も少なく育てやすく、地植えや鉢植えどちらもよく成長してくれます。うどんこ病などの病気にかかりづらいのも嬉しいですね。赤みがかった幹を持っていて秋には紅葉も楽しめますよ。

【矮性】姫サルスベリ

姫百日紅」は百日紅の矮性品種の中でも、特に極小のタイプです。樹高が20〜30cmなので、盆栽や鉢植えに向いています。通常の百日紅は、上に上にと枝を伸ばしていきますが、姫百日紅の場合は半円のドーム状に成長していくので、剪定は乱れたところを整えるぐらいで大丈夫です。

病気や暑さ寒さにも強めなため育てやすく、耐寒性が-20℃と高いので寒冷地でも楽しめます。

【黒葉】ブラックパール

百日紅「ブラックパール」は、葉が黒っぽく、幹は赤黒い色をしています。アメリカで生まれた比較的新しい品種で、花が咲いたときは、黒に赤や白の花色がとても映えて綺麗ですよ。

百日紅の天敵「うどんこ病」に高い耐性があり、矮性品種なので樹高が高くならず、耐寒性が-15℃と高く非常に強建で育てやすいのが特徴です。立ち姿がとてもおしゃれなので、洋風な庭はもちろん和風な庭にも馴染んでくれますよ。

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初心者でも簡単!百日紅(サルスベリ)の剪定について

丈夫で育てやすい百日紅ですが、剪定をしないと病気になったり、花つきが悪くなってしまったりと綺麗に育つことができません。初心者だと「百日紅を育ててみたいけど剪定方法がわからない、道具は何を使うの?」といった悩みが出てきますよね。

百日紅は樹高がさほど高くない場合は、剪定は難しいわけではないので、是非チャレンジしてみましょう。適切な剪定時期、必要な道具など詳しく解説します。

百日紅(サルスベリ)の剪定に必要な道具

百日紅の剪定に必要な道具は

  • 剪定ばさみ
  • 剪定用のこぎり
  • 脚立
  • 手袋
  • 丈夫な手袋
  • ビニールシ
  • ごみ袋
  • 癒合剤

枝で手を怪我する場合があるので、剪定前に丈夫な手袋をしておくと安心です。百日紅の太い枝や幹を切るときはのこぎりがあると便利です。脚立は高い所の枝を切る時に使いますが、樹高が2m超えた場合は危ないので気をつけてください。

剪定する前にビニールシートを引いてゴミ袋を用意しておくと後片付けが楽になります。太い枝や幹を切ったときに傷口に癒合剤を塗っておくと安心なので用意しておきましょう。

百日紅(サルスベリ)の剪定に適した時期

剪定は12月〜3月頃に行いますが、紅葉も楽しめるので、落葉が終わってからでも十分間に合いますよ。休眠期に入るので混み合った枝などを切り詰めていきます。太い枝や幹を思い切って丸坊主にしても大丈夫。傷口が大きな場合は癒合剤をお忘れなく。

夏に剪定する場合は、7月〜8月に行います。花房を一度切ることで、花を長く楽しむことができます。一度花がついた枝は、8月上旬に切り戻すとよいでしょう。放っておくと、ほかの枝に養分がいきわたらずに花のボリュームがなくなってしまいます。

百日紅(サルスベリ)の剪定方法は2種類!

百日紅の剪定方法には2種類あり、どちらの剪定方法も、百日紅らしさを最大限引き出せる剪定方法です。好みにより剪定方法を選ぶとよいでしょう。剪定のコツは、剪定後をイメージして切っていくと失敗しにくくなります。

百日紅の冬剪定のやり方

  • 自然樹形を活かした剪定方法
  • こぶを活かした剪定方法

「自然樹形」と「こぶ仕立て」のやり方を詳しく説明していきます。仕立て方次第で、どんな庭にも馴染むようになりますよ。

自然樹形の剪定方法

自然樹形の剪定の方法は、以下のとおりです。

  • 透かし剪定
  • 樹冠を整える

2つの剪定方法を詳しく見てみましょう。百日紅は、幹がうねるように生長していき柔らかい印象になりますが、自然樹形で育てていくと樹高が高くなりがちです。剪定をしないでいると、枝が茂って通気性や日光が当たらなくなり、生育不良や病気の原因になってしまいます。

①不要枝を透かす

透かし剪定で大切なのは、不要な枝を取り除くことで、風通しをよくしていくことです。どの枝を切るか最初は迷うかもしれません。透かし剪定で切る枝は、内向きの枝、ほかの枝に絡まっている枝、上に伸びる徒長枝があり、このまま伸びていくと樹形が崩れそうな枝を、切っていくと全体のバランスが良くなりますよ。

剪定をするときは幹から生えているひこばえも忘れずに切るようにしましょう。ひこばえを切らないでおくと見栄えが悪いのと、必要な栄養がひこばえに取られてしまい、上手に育たなくなってしまいます。

②樹冠を整える

樹高が高くなって管理しにくいときは、思い切って太い枝や幹を剪定してみましょう。冬時期の百日紅は休眠期に入っているので、強剪定しても成長期には、元気に枝を伸ばしていくので安心してくださいね。

新しく伸びた枝を15〜20cmほど残して切るとよいでしょう。ひし形をイメージしてはみ出した所を、切っていくとわかりやすいですよ。強剪定したときは傷口から雑菌が入らないように、トップジンなどの癒合剤を塗っておきます。

こぶ仕立ての剪定方法

百日紅のこぶ仕立てとは?

こぶを生かした剪定方法。こぶを目印に切っていくと剪定がしやすいです。

百日紅は同じところを切っていると、傷口が広がってこぶ状に固まる性質があります。こぶをあえて作り、個性的な樹形を楽しむことができます

こぶ剪定のポイントは2つあります。

  • 太い枝を残す
  • こぶを剪定する

こぶから細い枝がたくさん出てくるので、花をたくさん咲かせることが可能。剪定をするときにこぶから出てきた枝を切るだけなので、初心者でも簡単に剪定できますよ。

①太い枝だけ残して切る

毎年、太い枝の「同じ場所」を切ることで「こぶ」を作っていきます。こぶが枝先に密集し、そこから新枝が出て花つきが豪華になりますよ。同じ位置を切る理由は、ほかのところに余分な枝を生えないようにするためです。こうすることで、枝がこぶに密集していきます。

こぶを増やしたくない場合は、毎年、剪定個所をずらしていくと、こぶができにくくなりますよ。

②数年に1回こぶを剪定する

こぶが大きくて見苦しい場合は、数年に1度こぶを剪定しても大丈夫です。冬時期に、こぶの根本から思い切って切り落とします。傷口が大きくなる場合は、かさぶた代わりのトップジンなどの癒合剤を塗ってくと安心ですよ。

1度に多くのこぶを剪定してしまうと、翌年の花付きが悪くなる場合があるので、何回かに分けて剪定するとよいでしょう。

百日紅(サルスベリ)の剪定を成功させるコツ

百日紅の剪定で一番重要なのは剪定をする時期です。花が終わった休眠期の12月〜3月に剪定をすることで樹形を美しく保つことができます。

また剪定する枝の選別も大切です。樹形を乱すような古い枝・枯葉・枝が込み合った部分の細い枝は切り落としましょう。その年に伸びた分の枝を切り戻し、主幹と太枝だけにします。そうすることで必要な枝葉に栄養が行き渡り、翌年の花つきが良くなることが期待できるでしょう。

百日紅(サルスベリ)の花が咲かないのは剪定のせい?考えられる原因は3つ

百日紅を育てていると、花付きが悪い、思ったより成長しないなどの悩みが出てくると思います。花が咲かない原因をまとめました。

花が咲かない原因

  • 花芽を落としている
  • 日当たりが悪い
  • 肥料不足

花が咲かないと悩んでいる方は、日当たりなどの育てている環境を見直すといいかもしれません。日当たりの悪いところに置いていないか、肥料不足になっていないか、環境をしっかり押さえて、夏に可愛い花をたくさん咲かせましょう。

花芽を落としている

百日紅は春に生えてきた枝に花芽をつけて夏に咲く性質があります。花芽をつける時期に剪定をしてしまうとせっかく付いた花芽まで切ってしまい、花が咲かなくなってしまいます。

枝の伸びすぎもよくありませんので、枝が混み合っているところや内向きの枝を適度に選定しましょう。花が終わって寒くなったら、剪定をして枝を更新すると、翌年の花芽の数が多くなりますよ。

日当たりが悪い

百日紅は陽性植物なので、日光が大好きです。日陰だと上手く育たないばかりか日照不足で株が弱ることも。最低でも6時間以上日があたる場所で育てます。

夏の暑さや日差しにもとても強いので、葉焼けなどせず元気に育ちますよ。盆栽などの小さい鉢で育てている場合は、水切れなどで高温障害になりやすいため遮光が必要です。

肥料不足

日がよく当たる場所で育てていて、剪定もしっかり行ったのに、花付きがよくない場合は、肥料が足らないのかもしれません。追肥のタイミングは年に2回。花が咲き終わった9月頃にお礼肥を1月〜2月は寒肥として肥料を与えるとよいでしょう。

百日紅(サルスベリ)の害虫

丈夫で育てやすい百日紅ですが、どうしても害虫被害にあう場合があります。剪定不足で枝が茂り、風通しが悪かったり、水不足だったりすると害虫が寄ってきやすいです。

害虫は放置すると、病気を媒介されて最悪の場合、枯れてしまうおそれがあります。見つけたらすぐに退治しましょう。百日紅が特に被害にあいやすい、カイガラムシとアブラムシの原因と対応する方法をご紹介しますね。

カイガラムシ

画像はイメージです。該当の種類ではありません。

カイガラムシの中でも、サルスベリフクロカイガラムシは百日紅によくつく害虫で、肉眼で確認できるぐらいの小さな虫です。原因は風通しが悪いことや乾燥になります。年中見られ繫殖力がとても強く、木の汁を吸って成長を阻害する上にカイガラムシの排泄物で、すす病の原因の菌を媒介する厄介な害虫です。

対策は適度な水やりと被害を受けた枝を切り落として、歯ブラシなどでこそぎ落とします。古くなった牛乳や木酢液を薄めたものをスプレーするとよいでしょう。オルトランを土に混ぜておくと効果が長いので安心です。

アブラムシ

アブラムシは年中発生して、花や茎などに寄生する吸汁性害虫です。集団で汁を吸って弱らせてしまう上に、病気やほかの虫を呼び込み、最悪の場合、枯らしてしまいます。原因は窒素分が多い肥料の与えすぎや、風通しが悪いことです。

対策は、見つけ次第早めに駆除しましょう。粘着テープなどで取り除き、アブラムシに効く殺菌殺虫剤をまくといいですよ。きらきら光る物を嫌う性質があるので、アルミホイルなどを株元に敷くとアブラムシが、寄ってこなくなりますよ。黄色の粘着テープをぶら下げるのも効果があります。

百日紅(サルスベリ)の病気

百日紅の葉が「いつもと違う」「変な斑点が出てきた」などは病気のサインです。株が弱る原因になるので、異変を感じたら早めに対処しましょう。

病気の主な原因は、天候不良や害虫が媒介した菌の繫殖です。日頃から病害虫がいないか、異常はないか観察していると早めの対処ができますよ。百日紅がかかりやすいうどんこ病とすす病について説明します。

うどん粉病

5月〜7月頃に、気温が低く乾燥していると発生葉に白い粉をまぶしたようなカビが発生したら「うどんこ病です。感染力が強く、放置すると株全体が真っ白になって、光合成ができずに株が弱り、やがて枯れてしまうでしょう。

剪定をして風通しを良くし、アブラムシやカイガラムシがいないか良く確認してください。冬の落葉期に石灰硫黄合剤をまいておいたり、うどんこ病に効く薬剤を散布します。百日紅の種類であるブラックパール系は、うどんこ病に耐性があるのでオススメです。

スス病

すす病は気温が高くなり始めた春や秋に発生し、カイガラムシやアブラムシなどの害虫が、出す排泄物を媒介してカビ菌が繫殖する病気です。葉や茎に黒い粉状の物が出て汚れたようになるのが特徴で、光合成を阻害し見栄えも悪くします。

すぐに枯れるわけではないですが、放置すると弱ってしまいます。見つけたらティッシュや綿棒でふき取るといいでしょう。薬剤散布も効果的です。薬剤散布をする前に害虫をシャワーなどで落としておくと効果が出やすくなりますよ。

百日紅(サルスベリ)の剪定に関するよくある質問

最後に百日紅の剪定に関するよくある質問に回答します。百日紅の栽培は初心者にとっても比較的簡単ですが、初めて剪定をする人にとっては不安も多いでしょう。百日紅の花を長く楽しむために、ぜひ参考にしてください。

剪定に関するよくある質問

  • 百日紅(サルスベリ)は剪定しないと枯れる?
  • 百日紅(サルスベリ)を小さくしたい時の剪定方法は?
  • 百日紅(サルスベリ)は幹を切っても良い?強剪定に耐えられる?

百日紅(サルスベリ)は剪定しないと枯れる?

百日紅を剪定しないまま放置していると、不要な枝葉に栄養が行き渡るため翌年の花つきが悪くなります。百日紅は成長力が強い植物なので剪定しないと枯れるわけではなく、逆に大きくなりすぎる点に注意が必要です。

百日紅を楽しむためには毎年の剪定が不可欠と言えるでしょう。

百日紅(サルスベリ)を小さくしたい時の剪定方法は?

百日紅は剪定しないで育てると二階建ての家を越すほどの高さに成長し、大きくなりすぎてしまいます。小さな樹形にしておきたいのであれば、休眠期の剪定は欠かせません。

分かりやすい剪定方法は、毎年同じ箇所を剪定することです。枝葉が混み合っている場所を間引きすることや、細い枝を切り落とすことなどをして樹形を整えてみましょう。

百日紅(サルスベリ)は幹を切っても良い?強剪定に耐えられる?

百日紅は強剪定にも耐えられる強い植物のため、幹を切っても問題ありません。気をつけることは休眠期である花が終わった後に強剪定をすることです。そうすることによって、春になれば芽を出し元気に成長していきます。

強剪定した後は傷口から雑菌が入らないように、トップジンなどの癒合剤を塗っておくことがおすすめです。

【まとめ】百日紅(サルスベリ)は年2回の剪定で沢山咲かせましょう!

百日紅は植えてはいけないという逸話もありますが、ピンクや白い花はとても華やかで、どんな庭にもマッチしてくれるので、シンボルツリーに最適です。日向に植えることと、カイガラムシなどの害虫には気をつけてくださいね。

華やかで可愛らしい花は見ているだけで、楽しい気分にしてくれます。美しい百日紅をたくさん咲かせて、夏を楽しみましょう。


この記事を読んで、「百日紅」剪定を業者に依頼したいと思われた方は、お庭手入れのプロである庭師に相談することがおすすめです。

庭革命では、お庭造り・剪定・植栽などの、見積もりを無料相談することができます。その他、お庭・植物に関する悩みがあるお客様も、気軽に利用されているので、この機会に是非一度相談してみてください。

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