【クチナシの木の剪定方法】花を咲かせるための育て方や剪定費用相場も徹底解説!

梅雨時に、甘く強い香りの花を咲かせるクチナシの木。成長しても高さが出ず、生垣や盆栽・シンボルツリーとして人気のある樹木です。クチナシの木は花が魅力なので、毎年安定して咲かせたいですよね。

しかし、上手に花を咲かせるためには適切な時期と方法で、剪定をする必要があります。

この記事では、クチナシの木の剪定時期や方法・育て方などを解説していくので是非参考にしてくださいね。

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目次

クチナシの木の特徴

クチナシのオレンジの実

クチナシの木は常緑低木で、アカネ科クチナシ属です。原産は、台湾・中国・関東より西の日本。秋には「山梔子(さんしし)」と呼ばれるオレンジ色の実をつけます。

この実は、漢方やおせちの栗きんとんの色付けなどに使われています高さは成長しても2メートルほどにしかならず常緑樹なため、生垣や盆栽としても人気がありますよ。

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クチナシの木の開花時期

クチナシ

クチナシの木の開花時期は、6月〜7月。梅雨に咲く花と言えばアジサイを思い浮かべると思いますが、クチナシも梅雨の季節に白い花を咲かせます。

春のジンチョウゲ、夏のクチナシ,秋のキンモクセイの三大香木(さんだいこうぼく)と呼ばれ、甘く強い香りが魅力の花木として有名です。

クチナシの花はオオクチナシ(ガーデニア)・ヒメクチナシ・コクチナシなどさまざまな種類があり、花言葉は「幸福・優雅」。シンボルツリーとしても人気が高いです。

クチナシの木の剪定時期

クチナシの木の新芽
クチナシの木の剪定時期はいつ?

クチナシの木の剪定時期は、7月頃です。花が咲き終わったら剪定すると覚えておきましょう。

クチナシの木は花が咲いた後と、秋の2回に花芽がつきます。なので、8月に入ってから剪定すると、花芽を切り落としてしまう可能性があるので注意してください。

また、6月〜7月にかけては新芽が生えてくる時期です。この時期は新芽を狙って虫が出やすいため、害虫予防の意味でも7月に剪定をしましょう。

クチナシの木の剪定方法

クチナシの木の剪定方法とは?

クチナシの木の剪定方法は、おもに「強剪定」「透かし剪定」「花がら摘み」
以上、3つです。

樹形を整え花を咲かすためには、剪定が必要不可欠です。

それぞれの剪定の仕方には、それを行う理由とコツがあります。それでは、クチナシの木の剪定の仕方を詳しく解説していきます。

【強剪定の方法】樹形を整える

強剪定

クチナシの木はもともと大きく成長するような樹木ではありませんが、理想の大きさよりも成長していたら「強剪定」してもかまいません。中心となる太い枝を切り落とし、高さを調節しましょう。

また、横への広がりが気になるなら、理想の大きさから飛び出している枝は切ってしまってかまいません。好みの形・大きさになるように、樹形を整えてくださいね。

強剪定は、花芽がつく枝も一緒に切り落としてしまう可能性があるので、翌年の花の数は、少しなくなることを覚えておいてくださいね。

【透かし剪定の方法】日当たりを良くする

日当たりをよくするために、透かし剪定をします。弱い枝・枯れた枝・混み合っている枝、そのほか成長を妨げるような枝を切って、風通しをよくします。

風通しをよくすることで蒸れを防ぎ、日当たりがよくなります。そうすることで、害虫や病気の予防になり更に木全体の成長を促すことができます。

不要な枝を切るときは、葉を4~5枚残して先端を切るとよいでしょう。枯れてしまった枝は、枝分かれしている部分から、徒長枝は枝の基部から切ってください。

【花がら摘みの方法】樹勢を助ける

クチナシは7月頃花を咲かせますが、咲き終わったら花がら摘みをします。養分を葉や枝に回すことができ、樹勢を助ける効果が期待できます。

クチナシの木の花がら摘みは、花のすぐ下に新芽が出ているのでその上を切るようにしてください。そうすることで、脇芽から新たな枝が伸び翌年花をつける枝になります。

クチナシの木の花が咲かない理由は?

クチナシの木の花が咲かない原因で考えられるのは、
・強剪定で枝を切り過ぎた
・花芽がついてから剪定した
・日当たりが悪い
・古い枝など不要な枝が多い
以上4点です。

強剪定すると花芽をつけるはずの枝も、切り落としてしまいます。樹形をコンパクトにすために必要な剪定ですが、翌年は花が少なくなることを覚悟しましょう。

また、強剪定していなくても花がつきにくいこともあります。その場合は、剪定時期が遅く花芽がついてから剪定した可能性があります。

日当たりが悪いと光合成がうまくできず、養分を蓄えられません。不要枝が多い場合は、花を咲かせるための養分が分散してしまったことが考えられます。

このことから、適切な時期に適切な方法で剪定することが大切だということが分かりますね。

【挿し木】剪定した枝を利用して増やす方法

挿し木

クチナシの木は、挿し木で株を増やすことができますよ。作業をする適切な時期は、6月〜8月頃です。

挿し木の作り方は、春に伸びた新しい枝で元気のよいものを選びます。葉を数枚残して10センチ程度に切り、挿し穂を作ります。切り口を斜めにしたら、水を入れたコップに数時間つけてくださいね。

植木鉢に鹿沼土か赤玉土を入れたら、挿し穂の半分まで土に挿しましょう。その後は水をたっぷりと与え、日当たりのよい場所で管理してくださいね。

クチナシの木の育て方

クチナシの木は、日当りがよい場所を好みます。しかし、多少なら日陰にも耐えることができる頼もしい樹木です。

庭植えの場合は根が成長し木もある程度大きくなったら、耐えることができます。鉢植えの場合は、日差しが強い時は明るい日陰に移動させてあげましょう。

ですが、クチナシの木は乾燥する場所が苦手です。直射日光が当たる場所は控えてください。

なので、水やりは土が乾いたらたっぷりと与えてあげましょう。クチナシの木は乾燥するとすぐに枯れてしまうため、こまめに様子を見てあげてくださいね。

肥料は2月と8月の年に2回、追肥をします。化成肥料と油かすを混ぜたものがおすすめです。8月以降に肥料を与えてしまうと花芽ができないため、夏以降の肥料は控えましょう。

クチナシの木の剪定を依頼した場合の費用相場

電卓と見積書

クチナシの木の剪定を業者に依頼した場合の費用相場は、職人一人あたりの日給制なのか時給制なのか、または木の本数や植えてある面積なのかにより異なります。

たとえば地域により相場の違いはありますが、日給制の場合は15,000円~30,000円程度が相場となります。時給なら、1時間あたり2,000円~3,000円程度が相場となります。

木1本で剪定の費用が決まる場合は、クチナシの木高さ3メートル未満であることが多いため、1本あたり3,000円前後が相場です。

生垣にしている場合は、幅1メートル未満なら500円程度、1~2メートルなら1,000円程度、2~3メートルなら2,000円程度が相場となります。

クチナシの木の剪定はプロに依頼するのがおすすめ

職人が剪定をするとおろ

初夏に甘く強い香りの花を咲かせるためには、適切な時期と方法で剪定する必要があります。プロに依頼をすれば、毎年安定して花を咲かせてくれますよ。また、美しく樹形を整えてくれるでしょう。

前項目では剪定の費用相場を解説しましたが、業者によって料金はざまざまです。サービス内容も異なりますので、実際に剪定を依頼する前に複数社から見積もりを取りましょう。

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