グランドカバーとして人気の植物「タマリュウ」の育て方や植え方を解説!枯れたときの対処法も
2020/08/29
お庭のグランドカバーとして人気の高い「タマリュウ」。難しいお手入れも少なく、初心者でも育てやすい植物です。しかし、「どうやって植えるの?」「正しい育て方は?」と、悩んでいませんか?
ここでは、お庭に植えたい人気の植物、タマリュウの育て方や植え方・枯れてしまったときの対処法などを解説します。これからタマリュウを植える方もすでに育てている方も、ぜひ参考にしてください。
この記事を読んで、「タマリュウ」などのお手入れを、業者に依頼したいと思われた方は、お庭手入れのプロである庭師に相談することがおすすめです。
庭革命では、お庭造り・剪定・植栽などの、見積もりを無料相談することができます。
その他、お庭・植物に関する悩みがあるお客様も、気軽に利用されているので、この機会に是非一度相談してみてください。
目次
タマリュウとは?
漢字では「玉竜」と書きます。タマリュウはユリ科(キジカクシ科)ジャノヒゲ属で、常緑多年草の植物です。深い緑色が美しく育てやすいため、お庭のグランドカバーとして使われることが多いです。
また、繁殖しやすいのも育てやすい理由のひとつでしょう。日影でも日向でも育ち、環境を選ばないのも人気のポイントです。ただし、踏圧には弱く人が踏み入れない場所に植えるのがよいでしょう。
リュウノヒゲとの違い
よく似た植物に、「リュウノヒゲ」とよばれるものがあります。タマリュウはジャノヒゲ属の植物ですが、前述のとおりジャノヒゲはリュウノヒゲともよばれています。
つまり、タマリュウはリュウノヒゲの一種ということですね。葉が短いもの同士が掛け合わされたものが、タマリュウです。
リュウノヒゲの草丈が10~30センチあるのに対し、タマリュウは5~15センチほどしかありません。そのぶん扱いやすく、お庭や花壇に植えやすいサイズ感です。
タマリュウの実は目立たないが魅力的
青々とした緑のイメージが強いタマリュウですが、6~7月に淡紫色(見え方によっては白色)の花を咲かせます。背丈が5~7センチと低いので、あまり目立ちません。
そのあと、冬に小さな青紫色の実をつけます。丸くてツヤのある実は美しく、魅力的。小さいながら、いくつかまとまった実は愛らしいです。
実を剥くと半透明の種のような部分が出てきますが、地面に強く叩きつけるとゴムのように跳ね返ります。昔は子どもたちの遊びに使われたそうですよ。
タマリュウの育て方
カンタンに育てることのできるタマリュウですが、「本当に初心者でも育てられるの?」と疑問に思いませんか?園芸をしたことがないという方でも、育てられるのがタマリュウです。
タマリュウが人気の理由は「育てやすさ」から。水やりの頻度はどれくらいなのか・肥料など土づくりは必要なのか、園芸になじみのない方は悩んでしまいますよね。それでは、詳しく解説していきます。
土が乾いていたら水やりをする
タマリュウの育て方は「土が乾いたら水やりをする」。極端にいえば、それだけなんです!とってもカンタンですよね。鉢植えの場合はあまり乾かないので、朝に水やりを一回してください。
お庭など地植えの場合は、根付くまでの間は土が乾いたら水やりをしてくださいね。根が張ってからは、降雨のみでじゅうぶん育つことができますよ。この、お手入れがラクというのが、人気の理由です。
肥料の作り方や与える頻度は?
タマリュウはどんな条件の土でも育つので、特別な土づくりをする必要はありません。しかし、グランドカバーなどで早く成長させたい場合は、土にたい肥や腐葉土を混ぜるとよいでしょう。その後の肥料の追加はいりません。
タマリュウは化学肥料を好まず、肥料焼けを起こしてしまう可能性があります。ですので、もし肥料を使うのであれば、化学肥料は使用せずに腐葉土など自然のものを使ってあげてくださいね。
タマリュウの植え方
どんな土でも育つタマリュウですが、植えるのは真冬と真夏をさけた3~4月と9~10月がいいとされています。
鉢やプランターに植えても美しいですが、庭や駐車場に植えたいという方も多いのでは?場所によって植え方は異なるのでしょうか?それでは、鉢やプランターに植える場合と庭や駐車場に植える場合の植え方を見ていきましょう。
鉢やプランターへの植え方
どんな土でも育ちますが、市販の土を使うなら草花培養土が手軽でいいですよ。そのほかの土であれば、小粒の赤玉土と腐葉土を7:3の割合で混ぜて使うといいでしょう。
寄せ植えする場合は、ほかの植物に合わせて土を選んでもかまいません。
植える手順としては、
- 鉢やプランターに鉢底石を敷く
- 7~8割まで土を入れる
- 苗を入れるために7~10センチほど穴を掘る
- 苗を植える(このとき、苗についている土は軽く落としましょう)
- 水をたっぷりとやる
以上になります。
庭や駐車場への植え方
手順は、鉢やプランターに植える場合と変わりありません。苗どうしは10センチほど間隔をあけ、ジグザグに植えると成長したときの見栄えがよくなります。すこしスカスカかな?と思うくらいでちょうどいいです。
反対に間隔を狭くするとボリュームが出すぎてしまい、成長したときの見栄えがよくありません。
一面に植える場合は、あらかじめ土をよく耕し腐葉土やたい肥を混ぜておくと、よく育ちますよ。根付くまでは、水をたっぷりとやりましょう。
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タマリュウが枯れる原因
害虫や病気に強く、どんな環境でも育つのが魅力のタマリュウ。カンタンに育てることができ、お手入れもラクです。
しかし、そんなタマリュウでも枯れることはあります。めったに枯れることのないタマリュウですが、何が原因なのでしょうか。
たとえば、人に踏みつけられてしまったり排気ガスが当たり続ける場所にあると、枯れてしまうこともあります。また、日影でも育つタマリュウですが、あまりにも陽の光が当たらないと枯れることもあるようです。
タマリュウを植える際は、植える場所にも気をつけたいですね。
枯れてしまったら復活可能か?
枯れてしまった部分を放置しても、復活することは不可能に近いでしょう。もし枯れてしまったら、枯れ葉は目立ちますので取り除いてあげてください。
めったに枯れることのないタマリュウですが、前項目であげた理由以外にも「水不足」があげられます。タマリュウを育てるには、たっぷりと水をあげることがポイントです。
たくさん水をあげても、想像以上に土は水を吸収していません。目安としては、指で土を掘り10~15センチほど水が浸透していればよいでしょう。
タマリュウの増やし方は「株分け」がおすすめ!
愛情込めて育てたタマリュウ。増やしたいな!と思いませんか?タマリュウを増やすには「株分け」がおすすめです。庭や駐車場に植えるから、種から育ててたくさん用意したい!と思うかもしれません。
しかし、タマリュウはクローン増殖のため、種の販売はされていないようです。手間暇かけて育てるよりも、株分けしたほうが時間もかからずラクですよ。
株分けするなら、3~5月と9~11月がおすすめ。ひと株抜いたら土を払い、手やナイフで均等に切り分けます。分けた株を植えつけたら、通常どおり管理してくださいね。
刈り込みをしてタマリュウを手入れしよう!
刈り込みとは、丸や四角など形で切りそろえることをいいます。タマリュウは数年間育っていると、次第に土が盛り上がってきます。庭や駐車場など直植えしている場合は、つまづいえしまう可能性も。
そうならないためにも、定期的に刈り込みをしてお手入れをしましょう。
刈り込みハサミ・芝刈り機などを使用してくださいね。タマリュウは刈り込みをすると、白くなります。これはキズぐちですが、約1カ月ほどで回復します。
刈り込みの際、雑掌も処理してあげるとよいですね。タマリュウは生い茂ると密になり、雑草を生やしづらくなる効果があります。
密になるまではこまめに取り除き、密になったあとも刈り込みの際に雑草が生えていないかチェックしてください。
増えすぎには注意!
タマリュウは安定して育ち、生命力も強い植物です。ゆえに、思っていたよりも成長してしまった・増えすぎて困るといった悩みを持つこともあるでしょう。
植える理由はそれぞれですが、景観をよくするため・雑草対策で植えたのに増えすぎてしまっては困りますよね。
その場合は、少しかわいそうですが不要なものは抜いて処理をしたり刈り込みでキレイに整えましょう。お庭や駐車場を美しく保つために、お手入れしてあげてくださいね。
育て方に不安ならプロの業者に依頼するのもおすすめ
タマリュウは、初心者でも育てやすい植物です。しかし、まったく庭いじりをしたことのない人にとっては不安ですよね。それに、成長後のイメージがわきにくいと植える場所や間隔を決めるのが難しいかもしれません。
自分で植えたり育て方に不安がある方は、プロの業者に依頼するのもおすすめです。
成長後のイメージに沿って植えてくれ、水やりの仕方やお手入れ方法などをていねいに教えてくれます。ぜひ、相談してみてくださいね。
タマリュウの育て方のまとめ
緑の葉が美しく、グランドカバーに人気のタマリュウの育て方や枯れたときの対処法などを解説しました。
お手入れも少なく、根が張ってしまえば基本的に降雨のみで成長してくれるタマリュウ。自分でも育てられそう!そう思えてきませんか?初心者でも気軽に育てることができますよ。
また、雑草対策やお庭・駐車場の見た目をよくしてくれるなどのメリットもあります。グランドカバーをお探しの方は、ぜひタマリュウを育ててみてくださいね。
この記事を読んで、「タマリュウ」などのお手入れを、業者に依頼したいと思われた方は、お庭手入れのプロである庭師に相談することがおすすめです。
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その他、お庭・植物に関する悩みがあるお客様も、気軽に利用されているので、この機会に是非一度相談してみてください。