駐車場の目地に砂利をおしゃれにDIYで敷く方法とは？メリット・デメリットも解説

多くの駐車場で見かける、コンクリートの間に敷かれた砂利。見た目にも自然なアクセントを加え、無機質なコンクリートの雰囲気を和らげる役割を果たしています。

しかし、砂利を敷くことには見た目の美しさ以外にもさまざまなメリットがあります。一方で、思わぬデメリットに直面することも。

この記事では、駐車場の目地に砂利を敷くメリットやデメリットについて詳しく解説します。

砂利の種類や施工時の注意点なども紹介しているので、駐車場の整備やリフォームを検討している方はぜひ参考にしてください。

駐車場の目地（スリット）に砂利を敷くデメリットとメリット

まず最初に駐車場のコンクリート周りの目地に砂利を敷くデメリットとメリットから説明していきます。DIYをするときの参考にして自宅の庭に適した砂利選択をしてくださいね。

駐車場の目地（スリット）に砂利を敷く3つのデメリット

駐車場の目地に砂利を敷くデメリットから詳しく見ていきましょう。

砂利は手軽に施工できる一方で、いくつか注意点もあります。見た目を美しく保つためや、快適に利用するためには、事前にデメリットをしっかり理解しておくことが大切です。

また、砂利の種類や敷き方によっても、発生する問題は異なります。

「思っていた仕上がりと違う」「手入れが面倒」といった後悔を避けるためにも、具体的なデメリットを知って対策を考えておくことが重要です。

1.直接砂利を敷くと雑草が生える

目地に防草シートを敷かずに直接砂利を敷くと、砂利の隙間からどんどん雑草が生えてきてしまいます。わずかな砂利の隙間にも雑草の種が飛んできて入り込んでしまうので、そこから発芽してしまいます。雑草が生えると手入れも大変ですし、見た目も悪くなってしまいます。

2.汚れて見栄えが悪くなる場合もある

砂利にもいろいろな種類があるのですが、白っぽい砂利を使用する際は泥やほこりがつくと汚れが目立ちやすくなります。

また、砂利はそこまで動かないので、コケが生えて緑色になってしまうこともよくあります。砂利を敷く場合は汚れがつくことも考えて色や種類を選ぶようにしましょう。

3.砂利が目地から飛散する

直接土の上に敷いた砂利は人の足で踏まれるのでどんどん埋まっていくのですが、完全に固定できるわけではありません。

人が激しく走り回ったり、強い風や雨にさらされた場合は砂利が目地から飛び散ってしまう可能性もあります。見た目も悪くなりますし、後片付けも大変です。

駐車場の目地（スリット）に砂利を敷く3つのメリット

ここからは駐車場の目地に砂利を敷くメリットを説明していきます。メリットとデメリットを参考にした上で砂利を敷くか決めてみてください。

1.おしゃれに仕上げることができる

駐車場全体をコンクリートで固めてしまうよりも、砂利を敷いた方がおしゃれに仕上げられます。砂利にもいろいろな種類があるので、場所や環境に応じて選べば見栄えがとても良くなります。

駐車場の雰囲気を自由に変えられるのも砂利を敷くメリットだと言えるでしょう。コンクリートを使うよりも安価ですし、お財布に優しいのもメリットです。

2.水たまりができにくくなる

土のままだと水たまりができやすくなり、泥水が跳ねて車やズボンなどが汚れてしまうことがよくあります。しかし砂利を敷けば水たまりができにくくなりますし、車から乗り降りする際も洋服や靴が汚れる心配はありません。

水はけが良く大雨が降ったときでも、次の日の朝にはカラッと乾いていますよ！

 

3.防犯対策にもなる

砂利を敷くことで防犯対策にもなります。コンクリートや土の上を歩く場合は靴の音も静かですよね。しかし砂利であれば歩くたびに音が鳴るので、不審者が入ってきたときでも気づきやすいです。

防犯対策のために駐車場の目地に砂利をしている人も多くいるので、防犯を意識したい方にもぴったりです。

砂利の種類は「砕石」がベスト！

砂利にはさまざまな種類がありますが、特におすすめなのが「砕石」です。

砕石は、自然の石をそのまま使うのではなく、大きな岩を人工的に砕いて作られたもの。ゴツゴツとした形状が特徴で、見た目にも無骨で力強い印象を与えます。

砕石は粒の大きさが不揃いなため、しっかりと踏み固めやすく、砂利のように動きにくいのが利点です。そのため、頻繁に車が出入りする駐車場や、多くの人が行き来する通路などに最適です。

さらに、自然石よりも加工が容易な分、価格が比較的安価なのも魅力の一つ。見た目の美しさとコストのバランスを重視したい方には、砕石はおすすめの選択肢といえるでしょう。

飛散などを防ぐなら砂利を固めることも◎

砂利の飛散を防ぎたいなら固めてしまうのも良いでしょう。砂利が動くこともありませんし、強い風が吹いても飛び散ってしまうこともありません。

飛散防止の接着剤も複数のメーカーから販売されており、ホームセンターでも手軽に手に入れられます。スプレーのようにふりかけて使用するものも多くあり、慣れていない方でも簡単に砂利を固められますよ。

接着剤は、場合にもよりますがおよそ3年〜5年は持つと言われています。定期的な手入れが必要ないのも嬉しいポイント。

砂利以外にも目地に使用できるものはある

駐車場の目地には砂利以外にも使用できるものはあります。

それぞれ特徴が違うので、自分の使う用途に合わせて選んでみてください。どんな種類があるのか順番に説明していきますね。

【人工芝】手入れが必要ない

まず1つ目は人工芝です。車の重さにも充分堪えてくれますし、何よりも手入れの必要がないのが特徴です。最近では強度の高い人工芝が続々と販売されており、車が出入りしても芝葉が寝てしまう心配もなく、柔らかな踏み心地を持続してくれます。

また、ブルーやピンクなどのいろいろな色の人工芝も誕生しているので、おしゃれに仕上げられるのもポイントですよ。

【ピンコロ・レンガ】安定性があり飛散しない

2つ目はピンコロ・レンガです。門柱や外壁の色と合わせて駐車場に敷くことで、一体感のあるきれいな仕上がりになりますよ。安定性があって台風などの強い雨風が起きても飛散することはありません。

少し使うだけでもおしゃれな見た目に早変わりするので、家の雰囲気に合わせたい方にぴったりです。

コストを抑えたいならレンガチップがおすすめ！レンガチップでも十分に対応できますし、軽めなので作業がしやすいです。

【固まる土】雑草が生えにくくなる

2つ目は固まる土です。隙間をなくせるので、雑草が生えにくくなります。もちろん固まる土を入れるときに隙間があれば、そこに雑草の種が入り込んでしまって発芽してしまう可能性はあります。

ただ、慣れない方が使っても隙間はできにくいので、他の種類と比べても雑草が生える可能性は限りなく低いです。もし完全に雑草をなくしたいのであれば、防草シートと合わせて使うのがおすすめです。

プロの業者に依頼するのも◎

自分で砂利を敷く自信がない場合は、プロの業者に依頼するのも賢い選択です。経験豊富な専門家に任せれば、失敗のリスクを減らし、理想通りの仕上がりが期待できます。

確かに、業者に依頼することで費用は発生しますが、砂利敷きは頻繁に行うものではありません。そのため、長期的に見ればコストパフォーマンスも悪くないでしょう。

家の雰囲気や庭のスタイルに合わせた提案をしてもらえるのも、プロに頼むメリットのひとつです。機能性とデザイン性を兼ね備えた、おしゃれな駐車場を作ってもらってはいかがでしょうか。

駐車場の目地の砂利敷きのまとめ

今回は駐車場の目地に砂利を敷くメリットやデメリットなどをご紹介していきました。駐車場に砂利を敷くことでおしゃれになりますし、水はけもいいから汚れを気にすることもありません。