【植木屋道具おすすめ10選】プロが使用する腰道具や揃えておきたい庭師道具・造園道具を紹介

植木屋職人や庭師の仕事に欠かせない「造園道具」。様々な種類があり、大きさ・メーカー・切れ味・使いやすさなど、職人たちはそれぞれ自分のこだわりを持って選んでいます。

たくさんの道具があるため、これから植木屋や庭師を目指す人にとっては、「どんな道具を揃えたらいいのかわからない」という方も多いはず。

今回は、植木屋道具の購入で迷っている方に向けて、実際に職人たちが作業に使っている腰道具や、庭仕事に必要な最低限必要な道具を解説。後半ではプロの庭師御用達の造園道具・掃除道具を紹介します。この記事を読んで、自分に合った道具選びに役立ててください。

目次

庭師・植木屋の造園道具とは?

庭師道具・造園道具とは?

植木屋・庭師・造園家庭が、庭仕事で使う道具。樹木を切るはさみや、枝を切るノコギリ、足場になる脚立や掃除道具も含まれます。

道具は職人の命。はさみ一つとっても、職人が自分の手や好みに合わせたものを選んでおり、まさに「こだわりの道具」と言えます。

プロ植木屋御用達の腰道具!ベルトにつける3点セット

腰道具とは?

ベルトにぶら下げ、作業中によく使う道具のこと。「腰道具」「腰まわり」と呼びます。

そんな植木屋仕事の相棒とも言える造園道具。中でも特によく使う道具3点は、ケースをベルトに通して、いつでも手に取れるようにしています。腰まわりに装着することから、「腰道具」という名が付けられました。

腰道具として使われる道具3点

  • 剪定ばさみ
  • 植木ばさみ
  • ノコギリ

植木屋仕事に欠かせない腰道具3点セットについて、それぞれ用途を解説していきます。

植木屋腰道具①剪定ばさみ

剪定ばさみは、文字通り剪定作業に必須の道具。通常の文房具のはさみと違ってペンチに似た形状で、柄の部分を握りこむことで切断します。

剪定ばさみを使えば、直径1cm以上の硬い枝も切断可能です。バネが内蔵されており、枝を小さな力で切れるようアシストしてくれます。

国産の老舗メーカーから海外ブランドまで、様々な種類の剪定ばさみがあり、それぞれ切れ味・切断時の反動・耐久性は異なるもの。自分の手の大きさ・好み・作業内容に合わせて選びましょう。

植木屋腰道具②木ばさみ

太い枝を切るのが剪定バサミなら、木ばさみ(植木ばさみ)は細い枝や草花を剪定するためのもの。

文房具のはさみと形状が似ており、細く尖った刃先は枝や花が混みあった部分でも作業がしやすくなっています。

植木屋腰道具③ノコギリ

直径2cm以上の太い枝は剪定ばさみでも切れません。太い枝を切りたい時はノコギリの出番です。

植木職人や庭師が使うノコギリは短めがおすすめ。ノコギリを腰から下げる際、長く大きいサイズのものは作業の邪魔になるためです。

園芸店では240mm・270mmのノコギリが販売されていますが、腰道具として使うのであれば短め210mm程度のサイズを推奨します。

植木屋・庭師道具の収納に腰袋・道具袋もおすすめ

腰道具はそれぞれホルダーケースに入れてループ部分をベルトに通して使うもの。この他、ウエストバッグのように道具袋を装着するタイプも人気です。

ガーデニングポーチ・腰袋・道具袋などと呼ばれ、定番の道具の収納以外にたくさんの道具を収納できるよう多目的ポケットがついています。必要な道具をさっと出せるのがメリットです。

道具袋ではなく、植木屋道具を持ち運ぶ道具箱もあります。持ち手にグリップがついたタイプが人気で、園芸作業以外に、大工・建築用の工具入れとしても使われています。

庭師仕事には掃除道具も欠かせない!

剪定作業の後は掃除は必須。庭の見た目も顧客の印象も変わります。

また、いかに効率よく綺麗に掃除できるかで、その職人がどこまで庭全体を見渡せているかの力量がわかるものです。

植木屋・庭師の掃除道具には以下のものがあります。

  • くまで
  • 竹ボウキ

ホームセンターやインターネットで購入できるものばかりです。一つずつ紹介していきましょう。

①くまで

剪定後に、地面に散らばった枝葉を集める際に活躍するのが熊手(くまで)です。

プロの職人は大きいサイズのくまでと小さいサイズのものを使い分けています。大きなくまででざっくりと一カ所に集め、細かい作業は小さいくまで行うという流れです。

くまでも竹製や軽いプラスチック製、耐久性のある金属製など種類も豊富。どのタイプを選ぶかは、職人の好みによります。

②竹ボウキ

神社や家庭用でも使われる竹ボウキは、落葉の季節には欠かせないもの。植木屋・庭師の場合は、場所ごとに大中小サイズの竹ボウキを使い分けています。砂利のお庭では、中・小サイズの竹ボウキの先で、砂利だけ残して枝葉だけを集めることが可能です。

後述の「み」に枝葉を集める際も、小さい手ホウキが重宝されます。また、石張りの目地部分や下草の間を掃除したい場合にも小さいホウキは大活躍です。

職人の中には、自分が作業しやすいように、市販の竹ボウキを分解して小さいホウキを自作するという人も。またにプロの手仕事ですね。

③み(てみ)

竹ホウキで掃いた枝葉を集める際、ちりとりのかわりに使われるのが「み」です。庭師の間では「み」「てみ」と呼ばれており、漢字では「手箕」と書きます。

ちりとりよりも大型ですが、両手で持つタイプから片手サイズの軽量化されたものまで、種類は様々です。

商品によって角度や持ち手部分の形状も異なり、大きな枝葉から砂利や苔に散らばる細かなゴミも回収できます。

この他庭師のこだわり道具おすすめを紹介:造園道具一覧

植木屋道具は他にもまだまだあります。基本は消耗品なので、値段に気を取られず、安全面にも十分配慮されている商品を選びましょう。

剪定・掃除用以外では、以下の道具も必要です。

その他の造園道具

  • 刈り込みバサミ
  • スコップ
  • 三角はしご

剪定で切る作業以外にも、根の様子を見るために土を掘る作業もあります。また、高いところで作業にも対応できるよう、上記の道具も用意しておきましょう。

刈り込みバサミ

植木屋さん=刈り込みバサミで大胆に切りこむ姿を想像する人も多いはず。

刈り込みバサミは両手を使って大きく動かし、生垣の形を整える時に活躍します。刈り込みバサミもサイズ・種類が豊富です。柄の長いタイプは高い場所の剪定に向きますが、逆に近い部分は切りにくいため、場所や樹木によってハサミを使い分けています。

刈り込む範囲が広い場合は、刈り込みバサミではなく電動バリカンを使うと効率的です。

スコップ

スコップといえば植樹の時をイメージするかもしれませんが、実はいろいろなシーンで活躍します。

土壌改良や植え替え、育ちすぎた木の根を切る時にもスコップは必要です。根本に害虫の幼虫がいないか確認するために掘ることもあります。

先の尖った剣スコップと、運んだりすくったりするための角スコップがあり、用途によっての使い分けが基本です。

三角はしご

剪定作業では、10mの高さの庭木を相手にすることもあります。高い場所での作業には脚立が欠かせません。

庭師道具の脚立は、三本足のため「三角はしご」「三脚機」と呼ばれます。

通常の四つ脚の脚立に比べると安定性には欠けるものの、傾斜がある場所での作業の場合は三角はしごの方がバランスが取りやすく、作業性も抜群。三角はしごの足を木の間からも伸ばせるため、樹木に近い場所に設置可能です。

造園道具専門店でしか販売していない道具もある

ポイント

プロが使う道具は、ホームセンターでも購入できますが、高級メーカーやブランドによっては造園道具専門店でしか購入できない製品もあります。

大きさや握った感触が自分の手に合っているかは、実物を見てみないとわからないことも多いでしょう。実物を見て購入できない場合は、ネットの口コミをチェックするのもおすすめです。

ネットの口コミには、プロの職人たちの使った感想も投稿されています。「評判のいい道具を知りたい」「いいなと思う商品が複数あって迷っている」…そんな時は口コミを参考にしてみましょう。

植木屋・庭師向け道具別おすすめ商品10選

植木屋・庭師の道具は、それぞれ職人の好みやこだわりが反映されているため、「これが一番!」という正解はありません。

しかし、これから植木職人を目指す人の中には、「どの道具を購入したらいいのかわからない」と悩んでいる人もいるはず。

そんな人に向け、ここからは植木屋・庭師が実際に使用している道具を紹介します。これから道具を揃える人は、最初の道具選びの参考にしてください。

岡恒 剪定鋏 200mm NO.103

出典:amazon.co.jp

切れ味抜群!植木屋が選ぶ剪定ばさみの決定版

日本の老舗メーカー株式会社岡恒鋏工場の剪定ばさみ。刃の部分に包丁にも使われる高級刃物鋼を採用し、植木職人や庭師の口コミでも「切れ味が鋭い」と評判の逸品です。

岡恒の剪定ばさみの特徴は、グリップ部分の赤と白のビニールコーティング。一目で岡恒製とわかるブランド力だけでなく、握りやすさや作業中の手滑りにも配慮されています。

千吉 植木鋏 SGP‐5NS

出典:amazon.co.jp

軽量なアルミボディ!バネ付きで剪定作業も楽々

人気の鋏ブランド「千吉」の逸品。バネがついているため、8mmまでの生木が軽々切断できます。

丈夫なアルミボディで250gという軽量化を実現しており、職人の間でも「軽くて使いやすい」と高評価。刃が長くて細いため、松の剪定にも愛用されています。

シルキー ゴム太郎 荒目 240mm

出典:amazon.co.jp

コスパ最高の生木用ノコギリ

剪定・枝打ちに最適な生木用ノコギリで、直径30mm~70mmの生木を切断可能。3,000円前後で購入できるコスパの良さも選ばれる理由です。

ホームセンターで販売されるノコギリは、長さ240mm・270mmのものが中心ですが、それより30mm短い210mmがおすすめ。腰道具として、作業中にも邪魔にならないコンパクトさが強みです。

鞘から片手で抜き差しできるため、使いやすさも抜群。ロック機構搭載ハンドル搭載で、作業中に勝手に鞘から抜け落ちないよう安全面にも配慮されています。

ガーデンフレンズ アルミ柄刈込鋏

出典:amazon.co.jp

アルミハンドルの超軽量モデル!

アルミハンドル採用で、約490gという驚きの軽さが特徴の刈り込みばさみです。軽量設計と滑りにくいグリップが、作業中の腕の疲れを軽減します。

誰にでも使いやすい設計から、初めての刈り込みばさみとしてもおすすめです。女性・高齢者でも持ちやすく、家庭用としても選ばれています。

千吉 溝かき熊手 全長1350mm

出典:amazon.co.jp

剪定後の後始末に

頭幅30mm・全長1350mmの小サイズは、剪定後の庭掃除や溝かき・草引きの後始末にも最適。狭い場所や植木の間の掃除にも使いやすい設定となっています。

また、コンパクトな竹製品のため、軽いだけでなく、掃いたときのしなり具合からも使いやすいと好評です。

大小サイズを用意して、場所で使い分けましょう。

“孟宗”六段 藍ラベル竹ほうき 全長160cm

出典:amazon.co.jp

累計販売数30万本以上の人気シリーズ

滑らかな掃きやすさが特徴の人気竹ボウキです。天然の孟宗竹を使用した太い柄は握りやすく、ボリュームのある穂は掃きやすいようにカットされています。

160cmサイズの大きな竹ボウキは、強力な六段締めで頑丈。使い心地の良さで人気の商品です。

サンコープラスチック てみ

出典:amazon.co.jp

細かいゴミもたっぷりすくえる

家庭向けの40型よりも、さらに大きな50型のてみです。プラスチック製でありながら割れにくく、植木屋仕事にも長期間耐える頑丈さが特徴。植木屋からもリピートされる人気商品です。

地面に接する部分は掃き入れやすい設計になっており、てみの下にゴミが入り込んでしまうイライラもありません。

ガーデンフレンズ スチールパイプ柄ショベル 剣型

出典:amazon.co.jp

コスパ最強!完全熱処理加工済みの頑強な刃先が特徴

園芸から造園・土木まで幅広く活躍する剣型のシャベル・スコップ。

固い土を掘る土木作業にも耐えられるよう、刃先は完全熱処理加工済み。作業中に刃先が折れてしまうという不安もありません。

スチール製で、1,000円以下という驚きのコスパも選ばれる理由です。

長谷川工業 アルミ三脚グリーンステップ GSC-210a

出典:amazon.co.jp

昇りやすい水平ステップで足が疲れにくい

2.11mのアルミニウム製で7.4kgという軽さが特徴。女性でも取り回しが簡単な三脚です。

水平形状のステップは昇り降りしやすい設計で、足の負担も軽減してくれます。

口コミでは「三脚なのに安定性が高く使いやすい」と、安全面でも高い評価を受けていました。

髙儀 ガーデニングポーチ TGP-LLK

出典:amazon.co.jp

作業性に優れた収納力

剪定用具一式をまとめて収納できるガーデニングポーチで、作業性に優れた収納力が特徴。

剪定ばさみケース・手袋ホルダー・収納ポケット(大・小)がついており、ガーデニング・植木屋作業に必要な道具をまとめて持ち運べます。

布製のため、革製品に比べると耐久性は劣るものの、1,000円台というコスパの良さから初心者におすすめです。

まとめ

植木屋職人や庭師たちが使う道具はたくさんあります。今回は、腰道具3点セットをはじめ、特に重要なものを選んで解説しました。

後半では実際にプロが使用する人気商品を紹介しましたが、庭師道具は使い込むほど職人ごとにこだわりが出るものです。

造園道具は、使いやすさ・安全性・重量・手への負担など、扱う職人によって重視するポイントが異なります。様々な種類のものを使い比べ、自分の手に合った道具を見つけていきましょう。

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