【芝生の移植方法】剥がし方から正しい移植時期や増やし方、ランナーの移植まで徹底解説
2020/08/29
「芝生ってどうやって移植すればいいの?」「芝生が枯れてしまったので張り替えたい」など考えたことはありませんか?確かに、芝生の移植は庭木と違って難しそうですよね。
今回はそんな悩みを解決する為に、移植時期や方法などを解説しますので是非参考にしてください。
この記事を読んで、「芝の移植方法」などの相談を業者に依頼したいと思われた方は、お庭手入れのプロである庭師に相談することがおすすめです。
庭革命では、お庭に関するご相談・見積もり相談を無料で受付中です。
その他、お庭・植物に関する悩みがあるお客様も、気軽に利用されているので、この機会に是非一度相談してみてください。
目次
芝生を移植するときに必要な道具
芝生を移植するためには、道具を揃えなければいけません。
必要な道具は
・スコップやシャベル:芝生を剥がすときや地面を掘り起こすため
・剪定ばさみ:移植用の芝をカットするため
・目土:移植後の芝に目土入れをしなければいけないため
以上の4つです。
芝生を移植するために必要最低限の道具は上記の4点ですが、ケガの防止や汚れが付いてもいいように長袖長ズボン、軍手を用意しておくと良いでしょう。
芝生を植える時期は?適切な移植時期は真冬・真夏以外
芝の移植時期としておすすめなのは真冬や真夏以外です。この時期は芝が根付きにくくなってしまうので、うまく移植できないことが多いです。
特に芝生が根付きやすい時期は3月〜6月上旬くらいです。梅雨入りの前に移植を行えば、雨の日が多くなるので自然が水やりをやってくれるので手間が省けますよ。
梅雨明け時期や雨がなかなか降らない時期は頻繁に水やりをやらなければいけないので、逐一様子を確認しておく必要があります。
芝生の移植方法
次に芝生の移植方法についてまとめていきます。ネットで調べても具体的にどのように移植すればいいのかわからないと困っている人も多いでしょう。
順番にポイントを押さえながら説明していくので、ぜひチェックしてみてください。
移植先の床土準備
まずは芝生を張り替えるために剥がす必要があります。
芝生の剥がし方ですが、根っこを傷つけないために土を優しく掘り起こしていきましょう。シャベルを使う際は斜めにさして体重を入れることで、効率よく土が掘り起こせますよ。
芝生を張り替える為に剥がす
まずは芝生を張り替えるために剥がす必要があります。
芝生の剥がし方ですが、根っこを傷つけないために土を優しく掘り起こしていきましょう。シャベルを使う際は斜めにさして体重を入れることで、効率よく土が掘り起こせますよ。
芝生を剥がす場所を決めたら、斜めにシャベルを差します。
20センチ程度の深さまで差し込んだら、雪かきのように四角く囲むように同じように差し込んでいきます。剥がす部分を四角で囲ったら、半分ほど持ち上げ、反対から一気に持ち上げてください。
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移植したい場所に芝生を張りつけて水まきをする
芝を剥がしたら移植したい場所に芝を張り付けて、水まきをしていきます。移植する前には雑草などを取り除いたり、水はけが良くなるように耕したりと環境を良くしておく必要があります。
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タカギ(Takagi)
目土をかけて隙間を埋める
最後に目土をかけて隙間を埋めていきます。
移殖した直後は、芝生の表面がボコボコと歪みがちなので、目土を入れてメンテナンスすることで綺麗な仕上がりになります。土を入れた後は、しっかりと水も補給してあげましょう。
芝張り後の養生は?根付くまで養生が必要
芝生の移植後は、早速気持ちよく座ってみたくなるものですが、その前に養生させてあげましょう。張ったばかりの芝は、まだ根付いていません。まだ土の上に乗せただけの状態なので、芝が土に馴染ませるため養生する必要があります。芝がしっかりと根付くまで、養生させる必要があります。
養生期間は1カ月以上設け、養生期間中は踏んだり座ったりしないよう、ロープを張るなど保護する必要があります。「芝養生中」などの札や看板で注意喚起しても良いでしょう。
張り方の種類は?
芝生の張り方にも種類があることを知っていましたか?自分の好きな種類を選んでもいいですし、外観に合わせるのもおすすめです。
ではどんな種類があるのか解説していきますのでイメージをしていきましょう。
【べた張り】隙間をつくらないで綺麗に張る
隙間を作ることなくきれいに張れるのがベタ張りです。芝生と芝生の間に隙間がほとんどないので、見た目が均一でとてもきれいです。また仕上がりも早いのもメリットの1つです。
ただし、隙間をなくす分多くの芝生を必要としてしまうので、コストがかかってしまいます。
【目地張り】隙間をあけて芝生の面積を増やす
隙間を開けて芝生の面積を増やすのが目地張りです。あえて芝生と芝生の間に隙間を作る移植方法ですね。芝生の数が削減できるので、その分コストを減らせるのがメリットの1つ。
ただし、隙間を開ければ開けるほど仕上がりまでに時間がかかってしまうのがデメリットです。
【市松張り】オセロ盤のような張り方
オセロ盤のような個性的な見た目が特徴なのが市松張りです。地面と芝生の部分が交互に並ぶあり張り方で、隙間を広くとりながら移植するのでコストも比較的安く抑えることができます。
ただし、生え揃うまでに時間がかかってしまうので気をつけましょう。さらに、隙間に雑草が生えやすくなってしまうので、定期的に様子を見てメンテナンスをしてあげることが大切です。
綺麗に移植するならプロの業者に依頼するのも◎
「自分で移植するのが不安だ…」「きれいに移植したい」と不安に思っているのであれば、プロの業者に依頼するのもアリです。
プロに依頼することで、自分のイメージ通りのきれいな芝生を作ってくれますし、失敗することもありません。
庭革命でも芝の移植作業を行っています。どんな芝生にしたいか、芝生で何をしたいかをお聞かせください。プロだからこその美しい仕上がりをお約束します。
芝生の移植に関するよくある質問
青々とした芝生のお庭は見ているだけで気持ちがいいものです。しかし、芝生の移植を検討中の方は維持の手間やコスト面が気になる方もいることでしょう。ここでは、芝生の移植に関する疑問・質問を集めました。
- ランナーを移植して芝生を増やせる?
- 剥がして不要になった芝生は再利用できる?
- 芝生の剥がし方は?
芝生の移植のほか、古い芝生は再利用する方法もあります。少しでも長く使いたい方は参考にしてください。
ランナーを移植して芝生を増やせる?
- ランナーとは?
匍匐茎(ほふくけい)と呼ばれ、芝の繁殖用の茎です。地面を這うように広がり、節から根・葉が生えます。
ランナーを移植して芝生を増やすことは可能です。芝生の生長とともにランナーも伸び、冬時期でも生長します。ただし、気温が低いと移植の成功率は下がるため、比較的暖かい時期をおすすめします。
まず、葉がついて青々としたランナーで、10cm以上の長さのものを3本以上選んでカットしましょう。切ったランナーは水につけて、直射日光の当たらない場所で5日程度水を吸わせておくと、白い根が出てきます。
芝の薄くなった箇所に、ランナーの根部分をしっかりと植え付けてください。この時、光合成ができるようにランナーの葉は土から外に出しておきます。水やりは様子を見ながら毎日行い、移植したランナーの根が張るのを見守ります。
剥がして不要になった芝生は再利用できる?
- 剥がした芝生の再利用は可能?
再利用できる芝生とできない芝生がある
剥がした芝生がまだまだ見た目が綺麗な状態であれば、捨てるのはなんとなくもったいなく感じるもの。別の場所で有効活用したいと思うこともあるでしょう。ここでは、再利用可能な芝生・向かない芝生をまとめました。
再利用可能 | 再利用が向かない |
---|---|
芝生の根がまだ生きている 害虫被害が見られない・少ない キノコ・コケがあまりついていない 病気の被害がない | 芝生の根が枯れ気味 害虫被害が目立つ キノコ・コケが繁殖して増えている 病気の被害が目立つ |
葉が枯れていても根が元気であれば復活しますが、根が枯れている芝生は再利用は不可能です。根が生きているか確認し、病気・害虫・菌の被害が少ないものを選んで試してみましょう。
しかし、弱っているものを無理に移植すると、健康な芝生に病気が広がる危険もあります。プランターなどに植えてしばらく様子を見てみるのも一つの手です。
芝生の剥がし方は?
芝生を剥がす際のポイントは、根を傷つけないこと。地面にシャベルを深く挿しこみ(20cm程度)、てこの原理で根を傷つけないようにしながら土と芝生を剥がします。
適当に掘り起こすのではなく、シャベルで四角く囲うように挿しこんで部分ごとに剥がしていくと効率的です。
数ヶ月単位で時間に余裕が持てる方は、以下の流れで行うと土が柔らかくなり、スコップで掘り起こす重労働が軽減されます。芝生を効率的に枯らして剥がす方法なので、日差しの強い夏時期がおすすめです。
- 芝生に水をかけて湿らせる
- 芝生の上に新聞紙を乗せ、さらに水をかけて湿らせる
- 新聞紙の上からビニールシートでおおい、重しを乗せて固定する(1ヶ月半)
- 涼しくなって芝生が枯れるまで待つ
- 芝生が枯れたらシャベルを使って掘って剥がす
- 掘り起こした上から堆肥を被せ(約10cm)、水をかけて落ち着かせる
- 堆肥の上からビニールシートで保護した状態を維持(1ヶ月半)
- ビニールシートの覆いを外し、堆肥を被せて終了
芝の移植方法のまとめ
今回は芝の移植方法についてまとめていきました。
芝の張り方にもいろいろな種類があるので、自分の目的や用途に合わせて選んでみてください。もし自分でやるのが不安になった場合は、ぜひ庭革命にご相談ください。
この記事を読んで、「芝の移植方法」などの相談を業者に依頼したいと思われた方は、お庭手入れのプロである庭師に相談することがおすすめです。
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