シマトネリコの剪定や伐採方法!【適切な剪定時期も徹底解説】
2020/07/31
どんな種類の樹木とも相性が良く、和洋を問わず建物の外観とマッチするシマトネリコ。鉢植えで楽しむことも、シンボルツリーとしてお庭の主役を任せることも可能です。
ですが、適切な剪定方法や時期を間違えてしまうと枯れてしまいせっかくの美しさが台無しになってしまう場合も。この記事ではそうならない為にも、手順から詳しく解説していきますので是非参考にしてください。
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目次
シマトネリコとは?
シマトネリコは雌雄別株の常緑樹で、羽状複葉(うじょうふくよう)という2枚1組で生える葉が特徴の高木です。
原産は台湾、中国、フィリピン、インド等の比較的温暖な地域で、日本では沖縄に自生しています。都市部の植栽として人気があり、家具やバットの材料にも使われるので実はよく見かけているという方も多いかも知れません。
名前の「シマ」は沖縄諸島のこと。「トネリコ」は樹皮を煮詰めて墨と練った「共練り濃:トモネリコ」や、樹につくカイガラムシの分泌物“とねり”を家の戸の潤滑油代わりに使ったことによる「戸塗り木:トヌリキ」から由来するという説があります。
美しい花や葉を咲かせるシマトネリコの魅力!
シマトネリコは5~6月に白く小さな花をたくさん咲かせます。ふわふわとした一風変わった形が可憐で香りも良く、梅雨の合間に緑の葉と青い空、白い花の見事なコントラストを見せてくれます。
直幹ですらりと上に伸びていく樹形は株立ちも単幹もそれぞれに良さがあり、和洋どちらのテイストにもしっくりと馴染むモダンさを持ち合わせます。
また常緑樹の多くは重厚で深い緑色の葉をもつものが多い中、シマトネリコの軽やかで美しい葉はきらきらと陽に光り、その美しさは花に引けをとりません。
シマトネリコは挿し木で増やせる?
庭木として人気のシマトネリコは、鉢植えで室内の観葉植物としても楽しむことができます。元々、鉢植えのものを買ってくるのも選ぶ楽しみがあって良いですが、挿し木で増やすことも可能です。特別な道具は不要なのでチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
用意するものは
- 植木鉢
- 清潔な赤玉土
- 発根促進剤
- 水を入れたコップ。
方法は次の通りです。
- 5~9月に10cmほど切り取ったシマトネリコの枝をコップの水につける。
- 1時間ほどしたら水気を切って切り口に発根促進剤を塗る。
- 鉢に赤玉土を入れ、穴をあけて枝を挿す。
- 根が出てくるまで数か月は土が乾かないように水やりし、直射日光を避けた涼しい場所で 管理する。
- 根が生えたら苗として植え替える。
なぜシマトネリコは剪定が必要なのか?
シマトネリコはとても生命力が強く、成長が速いのが特徴でもあり魅力のひとつでもあります。
しかし、地植えの場合、その土地に慣れるとみるみるうちに成長し(1年に1m成長することも)放っておくと樹高が10mを超えてしまいます。
葉が茂りすぎて樹形が乱れ、せっかくの清涼感や美しさが損なわれてしまうのも避けたいところです。
なので背の高さや広がりを抑え、将来の成長を見据えつつ見た目を整えるために剪定が必要になるのです。
シマトネリコの剪定時期
では、剪定に適した時期とはいつなのでしょう?シマトネリコは丈夫な樹木なので、真夏と厳冬期を避ければ基本的にいつでも剪定をすることができます。
しかし、注意したいのが花を咲かせるための配慮。せっかくの美しい花と姿を堪能できるように、ベストな時期を選びたいものです。
「夏」6〜8月までは花が見たい方は注意!
先に述べたように、シマトネリコは梅雨から初夏にかけて花を咲かせます。開花前に剪定してしまうと、花が見られなくなってしまいますので注意が必要です。
またシマトネリコの新芽が出てくるのが7月頃〜8月は剪定しても開花には問題ありませんが、真夏の剪定は幹焼けを起こして木を弱らせてしまう可能性があります。
花が残っている場合がありますので、最後まで堪能したい方はもう少し待ってからの剪定でも良いかもしれません。
「春」3〜5月「秋」9〜10月は剪定するのに適切な時期!
春、秋がシマトネリコ剪定のベストシーズンです。春は常緑樹といえども、やはり冬の間に葉が落ちたり茶色っぽくなる葉が出てきます。
冬を越して見た目の悪くなった葉を剪定しましょう。この時期の剪定なら開花に影響せず、不要な枝葉を取り除くことで風通しを良くし、病害虫の予防にも役立ちます。
秋は、夏に伸びた分を剪定し高さを調節します。大きく成長させたい方は樹形を整えるイメージで冬を迎える準備を行って下さい。
「冬」11月~2月は剪定を避けたい時期
基本的に丈夫で手のかからないシマトネリコですが、暖かい地方が原産の植物とあって寒さには弱い特徴があります。厳冬期の12月付近の剪定はシマトネリコを枯らす原因になってしまうことも。
どうしても11~12月に剪定をするなら不要な枝切りにとどめて下さい。太い枝を剪定すると木の勢いを弱めてしまいます。太い枝切りは暖かくなる3月頃まで待って、木が冬を越すパワーを温存してあげてください。
シマトネリコの伐採方法!
シマトネリコは成長が速いため、いつの間にかお庭を占拠してしまうことも。庭の景観や他の樹木の為に苦渋の決断をされる方もいらっしゃるようです。
シマトネリコの伐採方法は幹を切る邪魔にならないよう横枝をノコギリ等で切り落とし、丸太状の幹をチェーンソーでカットします。数mの高さに育った木を根本まで切り落とすので、中々大変な作業です。
そして問題は残った根っこです。これはもう掘り出すしかありません。幹の直径が7cmを超えた木の切り株の撤去は人力では大変なので、ミニユンボなどの機械の力を借りることになります。
シマトネリコの剪定の仕方
先ほどの「伐採=樹木の撤去」と違い、「剪定」は樹形を美しく整えたり、余分な枝葉を除去することで生育を促し、病害虫から守るためのお手入れ方法です。
数年先の姿を想像しながら自分好みに育てていくことで、シマトネリコがより一層愛しく感じられることでしょう。そのためには適切な剪定の方法を知る必要があります。
①不要な枝を切る
不要な枝は樹形を乱し、成長に必要な日光や風通しを遮るので、これらを探して取り除く必要があります。
不要な枝とは
- 枯れている:乾燥した感じが強く、葉が出ていない
- 同ぶき枝:地面に近い幹から直接生える枝
- ひこばえ:地面から生える細い枝
- 立枝:まっすく上に伸びる枝
- 下り枝:下向きに伸びる枝
- 平行枝:段になって同じ向きに伸びる枝
- 逆さ枝:他の枝と反対向きに伸びる枝
- ふところ枝:根元に生えた小さい枝
- 徒長枝:強剪定の後に生える勢いよく伸びた枝
- 交差枝:他の枝と接触する枝
- 車枝:1か所から四方に伸びる枝
などです。
成長の見込みのない古い枝を切って量を調整し、新しい枝に高さを揃えること、枝の生え際から切る事(徒長枝以外)がシマトネリコの剪定の基本です。
②高さを抑える為に芯止めをする
シマトネリコは10mを超えて成長する高木の為、ご家庭では樹高を調整するための剪定が必要になります。
その手法が「芯止め」。ご存知の方も多いかもしれませんが、最も成長力の高い主幹をこれ以上成長させたくない位置で切り、上に伸びる力を抑えて横に出る枝葉へ栄養を回して充実させる剪定方法です。
高い位置にある枝・分岐している真ん中の枝は良く伸びる性質を持っていますので、伸びすぎた枝を切り、高さを調節したい場合には、これらの幹枝を選んで剪定する事が望ましいと言われています。
③枝を間引きする
高さが決まったら枝葉の量の調節にかかります。他の枝と交差しているものや左右同じ場所から生えている枝などを左右交互に間引くだけでもかなりスッキリとした見た目になります。
太い枝から生えている細い枝も間引きの対象になります。
枝元にある枝・根元に近いところの枝を残して真ん中を間引くと程良く風邪を通し、光が届くようになるので、木の成長を促し、美しい葉の緑が映えるスタイルになります。
また、シマトネリコは楕円形をイメージして剪定することをお勧めします。下方の枝を落とし、真ん中と上部にボリュームが出るように調節すると美しい樹形が得られます。
剪定の失敗例
①株立ちのシマトネリコが横広がりでオシャレ感が無くなった
スッと上に伸びていくスタイルをイメージしていたのに、もさもさと横に広がってしまったシマトネリコ。
株立ちの場合、剪定は単幹とは逆に内側に向いている新芽を残す方法を採ります。シマトネリコは横に枝を伸ばして成長するため、外側の枝を残すと株立ちでは枝数が多くなり、綺麗な樹形を保つことができなくなります。
②剪定道具を節約して大変な目に…
シマトネリコの剪定には最低限、剪定バサミと癒合剤が必要です。生花用のハサミやガーデニング用では枝の太さに対応できず、木に負担をかけたりケガの原因になりかねません。
剪定後の切り口は雨やほこりから雑菌が侵入しやすく、腐って枯れる原因となります。特に太い幹を剪定した時には切り口には癒合剤を塗布してシマトネリコを守ってあげる必要があります。
③巨大化&見た目の美しさが損なわれた
大きくなりすぎたというのはシマトネリコのお悩みNo.1ではないでしょうか。うっかり剪定時期を逃してしまうとぐんぐん成長していきます。
陽当たりが悪くなり、落葉する状態を見かねて思い切ってバッサリ剪定したら、今度は切り口や樹形が痛々しい見た目になってしまった…なんてことにも。
不安なら造園業者や植木屋に依頼をしよう!
シマトネリコの剪定は比較的難しくないとはいえ、慣れないうちは勝手がわからず時間がかかったり失敗したりと苦慮する方も。そんな時はプロにお任せるのも一案です。プロに剪定を頼むメリットは4つ。
- 仕上がりが美しく、樹木の健康が保たれる
- プロに直接相談ができ、その後のお手入れがしやすいように配慮してくれる
- ケガや高所に登る心配がいらない
- 切った枝葉の処理もしてもらえる
気になるお値段設定は、単価制(木の種類・高さ・本数等)と日当・時給制(職人さんの数・日数等)の2つに大別できるようです。
これに出張料等が発生することもありますので、まずは相見積もりをとり、わかりやすい表示と質問などに親切迅速に対応してくれるかどうかを判断基準に業者を選んでみて下さい。
まとめ
シマトネリコを愛する方、これから育てようとお考えの方へその魅力と剪定についてお伝えしてきました。
すくすくと育つ様子を近くで楽しめ、自分の理想とする姿へ導いていく。それがシマトネリコ剪定の醍醐味です。
手をかけるほどに愛おしく、時にはプロの手を借りて美しく成長するシマトネリコと共にある暮らしを楽しんでいただけたらと切に願います。
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