レッドロビンの剪定方法や強剪定の時期とは?11月に剪定するのはおすすめしない
四季を通じて美しい葉色を楽しめるレッドロビン(ベニカナメモチ)は、鮮やかな赤い新芽と深緑の葉のコントラストが魅力的な庭木です。しかし、成長が早いため定期的な剪定が欠かせません。
本記事では、美しい樹形を保つための通常の剪定方法から、大きく育ちすぎた場合の強剪定のテクニック、そして最適な剪定時期までを詳しく解説します。
正しい知識で手入れすれば、レッドロビンはより一層その魅力を発揮し、長く楽しめる庭木となるでしょう。

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レッドロビンの特徴
レッドロビンの見た目の特徴はやはり赤い葉ですよね。カナメモチ属に分類される常緑性の木で、かけ合わせによって誕生した植物といわれています。だいたい10mほどまで成長し春になると白くてかわいらしい花をつけます。
新芽が赤く色づくのが美しいと評価されていて、花だけではなく葉も楽しめることから一般家庭の庭木としても親しまれています。刈込に対しても丈夫な樹木で、生垣として使用されることも多いです。
レッドロビンの寿命は?
レッドロビンがきれいな庭木として、どのくらい保ってくれるのか気になる所ですよね。平均的に10年前が寿命とされています。
もちろん、環境次第では10年以上元気に育ってくれる場合もありますし、それよりも短くなることもあります。また、定期的に樹木をみて手入れを行うことにより、寿命を伸ばすこともできます。
レッドロビンの剪定時期は?
レッドロビンの剪定時期をしっかりと把握しておきましょう。レッドロビンに限らず樹木は定期的な剪定が必要で、それぞれ活発的に育つ時期に違いがあります。
適切な時期に合わせて剪定をしなければ、成長を妨げてしまう可能性や、最悪の場合枯れてしまう事もあります。
それでは、レッドロビンの剪定時期について詳しく解説いたします。ぜひ参考にしてみてください。
6月と10月の年に2回!
レッドロビンの剪定時期は、6月と10月の年に2回です。6月〜7月頃は葉っぱの刈り込み時期となります。刈り込みを行っておくとで夏ごろには芽吹くように赤い葉が出てくるでしょう。
9月〜10月頃は、枝数を整えて風通しをよくするのがベストです。レッドロビンは夏を超えた頃から枝が伸びてくる傾向があるので、この時期にしっかりと剪定をしないと翌年に枝が込み合って、枯れてしまう原因にもなります。
11月にレッドロビンを剪定するのはおすすめしない
11月にレッドロビンを剪定することについては、いくつか考慮すべき点があります。
レッドロビンの通常剪定を11月に行うことは可能ですが、理想的とは言えません。
11月は冬の始まりであり、植物がすでに成長を緩め、休眠に向かう時期です。この時期の剪定では、新しい成長が十分に進まないうちに冬を迎えることになります。
11月の剪定では以下の点に注意が必要です。
- 軽い整枝程度にとどめるべきです(樹形を整える程度の軽剪定)
- 株全体の1/4程度までの剪定に抑えるのが安全です
- 寒冷地では、寒さによる枝枯れのリスクが高まるため避けたほうが良いでしょう
- 剪定後は乾燥から守るための水やりを忘れないようにします
レッドロビンの剪定方法
美しいレッドロビンを楽しむためには、やはり正しい剪定の仕方を理解することが必要です。主な剪定方法は「透かし剪定」と「間引き」の2つです。それぞれの特徴や剪定の仕方について解説いたします。
きちんと剪定をおこなわなければレッドロビンは上へ上へと枝が伸びていってしまいます。
庭全体の見た目が悪くなりますし、枝が込み合ってしまうと湿気がこもり害虫被害や病気の原因にもなります。そうなる前に、しっかりと剪定方法を把握しておきましょう。
風通しをよくする「透かし剪定」
レッドロビンは成長スピードがはやく、刈り込んでもすぐにまた伸びてしまう植物です。そのため定期的な剪定は欠かせません。重要なのが透かし剪定です。
枝が込み合っているような場所を中心に、樹木の向こうが透けて見えるように剪定していきます。風通しをよくするのにぴったりの剪定方法です。
枯れ枝や細い枝のほか、伸びる方向が好ましくないものを選んで剪定していきます。害虫や病気を防止するのにも繋がるので重要な剪定になります。
枯れ枝を取り除く「間引き」
枯れた枝をいつまでも放置しておくのはあまり好ましくありません。養分が必要以上にとられてしまい、樹木全体の樹勢が乱れてしまいます。ですので、枯れた枝に気づいたらすぐに取り除いて間引きしてあげてください。
枯れた枝が残っていると見栄えも悪くなりますよね。そのほか伸びの止まった枝を取り除くのもおすすめです。
刈り込んだ枝を使って挿し木を行うこともできますが、枯れた枝は残しておくメリットがありませんので、優先的に剪定しましょう。

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レッドロビンの強剪定に最適な時期と方法
生垣や庭木として人気の高いレッドロビン(ベニカナメモチ)は、その鮮やかな赤い新芽と緑の葉のコントラストが美しい常緑樹です。成長が早く、放っておくとすぐに大きくなりすぎてしまうため、定期的な剪定が必要になります。
特に樹形が乱れたり、内部が込み合ったりした場合には、思い切った強剪定が効果的です。
しかし、いつ、どのように強剪定を行えばよいのか迷う方も多いでしょう。ここでは、レッドロビンの強剪定の適切な時期と効果的な方法について解説します。
強剪定に最適な時期
レッドロビン(ベニカナメモチ)の強剪定は、休眠期の2月中旬から3月中旬が最も適しています。
この時期は新芽が動き出す直前であり、木の回復力が高まっている状態です。春の芽吹き前に剪定することで、その後の成長シーズンに合わせて新しい枝葉が展開します。
梅雨明け後の7月下旬から8月上旬も第二の適期となりますが、真夏の強い日差しがある場合は避けるほうが安全です。
強剪定の基本的な方法
レッドロビンの強剪定では、全体の樹高や幅を現状の1/3から1/2程度まで思い切って切り詰めます。
まず枯れ枝や弱った枝、交差している枝を取り除き、次に樹形を整えるための主要なカットを行います。
切り口は少し斜めにすると水はけが良くなります。樹冠の内部にも日光が入るように枝を間引くことで、内側からも新芽が出やすくなり、全体的に密度のある美しい樹形を作ることができます。
強剪定後のケア
強剪定後は十分な水やりと適切な肥料で木の回復を助けることが重要です。剪定直後には水をたっぷりと与え、2週間後に緩効性肥料を施すと良いでしょう。
特に春の剪定後は新芽の生育が早いため、乾燥に注意し、定期的な水やりを心がけます。
強剪定後の新芽が15cm程度伸びたら軽く摘心すると、さらに枝分かれが促進され、密度のある美しい株になります。
注意点
レッドロビンは剪定に強い植物ですが、樹勢が弱っている場合は一度に強剪定せず、数年かけて段階的に行うことをおすすめします。
また、植え付けて間もない若木(1年未満)の強剪定は避けるべきです。剪定バサミは必ず清潔で切れ味の良いものを使用し、大きな枝を切る場合はノコギリを使って樹皮を傷つけないよう注意しましょう。
レッドロビンの生垣の作り方
レッドロビンの生垣は目隠しの役割だけではなく、赤い葉で庭を賑やかにしてくれてとても魅力的です。
今回は素人でもできる生垣の作り方を手順で紹介するので是非参考にしてみてください。
- 苗を植える場所の土を掘り起こす。
- 生垣を作る場所の両端に太い柱(親柱)を立てる。
- 太い柱の間に細い柱を同じ間隔で立てる。
- 親柱に横向きで2本竹を渡す。
- 植えたい場所に穴を掘る。
- 苗と竹を縄で結ぶ。
植え込みの間隔はどのくらい?
生垣を作るとき気になるのが植え込みの間隔ですよね。詰め過ぎてしまうと窮屈に感じてしまいますが、広くなってしまうと隙間が目立ってかっこ悪いでしょう。
だいたい丁度良い感覚は30cmから40cm程とされています。この間隔で植えれば綺麗な生垣ができるでしょう!

生垣の手入れ方法や注意点は?
上記でも述べましたように、レッドロビンは放置するとどんどん上に伸びていってしまう樹木です。うっかり手入れを忘れていたら伸び放題、なんてことも珍しくありません。
せっかく綺麗な生垣もどんどん見栄えが悪くなってしまいます。そうならないように、手入れの方法や注意点を説明するので是非参考にしてみてください。
バリカンやハサミを使用して刈り込む!
生垣の手入れのコツはバリカンやハサミを使って刈り込んでいくことです。水平になるように気を付けながら頭頂部を刈り込んでいきましょう。ポイントは、少しずつではなくいっきに刈り込むようにすれば凸凹になりにくいです。
太い枝は剪定用のハサミを使いましょう。太くて目立ってしまう枝については揃えたい水平の位置よりも少し下に切ってあげると切り口が目立たなくておすすめです。生垣の側面を刈り込むときは上から下に向けてハサミを動かします。
レッドロビンの下がスカスカになる原因
レッドロビンの下がスカスカになってしまい悩んでいる方もいますよね?原因は剪定や刈り込みのタイミングにあります。
レッドロビンの枝は先ほど説明した通り、上に向かってすごいスピードで成長していきます。定期的に剪定を行わないと高くなりすぎてしまい、下の枝が枯れてしまいスカスカになってしまうのです。
ですので、目標とする高さまで成長をしたら剪定や刈り込みをすることがとても重要です。
レッドロビンの増やし方や育て方のコツ
レッドロビンの増やし方や育て方のコツを紹介します。
レッドロビンの増やし方
剪定の際に取り除いた枝を使用する「挿し木」が一般的です。初心者でも簡単にできる手順を紹介するので是非参考にしてみてください。
- 15㎝程度の枝を用意して、先端の葉を1〜3枚残す。
- 下の枝を斜めに切り、葉も半分に切る。
- 2時間程、切り口を水につける。
- 用意した土に挿し穂を植え込む。
- ビニール袋などを被せて、温度と湿度を保つ。
- 1〜2週間後にプランターに植え替える。
レッドロビンの育て方のコツ
レッドロビンを育てるときに把握しておきたい育て方のコツや注意点などをまとめました。
肥料や水やりの頻度、植え込み時期や植え方など、把握しておくと好ましいコツを詳細にご紹介いたします。
きちんと育て方を把握しておけば、美しい生垣や庭木をキープしておくことができるでしょう。剪定や手入れを行って見栄えを良く保ちましょう。またしっかりと育て方のコツがわかっていれば病気や害虫の被害対策にもなります。
水やりの頻度
レッドロビンは強い樹木なので、一度根付いたら水やりの頻度をそれほど意識する必要はありません。
ですが、水やりが大事な時期があります。それは植え付け後1週間です。樹木がまだ安定しない時期なので、もし水やりをしないと弱ってしまったり、最悪の場合は枯れてしまいますので気をつけましょう。
植え込みの時期や植え方
植え込みの時期や植え方についても見ていきましょう。まず苗植えの時期ですがレッドロビンの適した時期は3月〜4月頃、または9月〜10月頃が適しています。
レッドロビンは成長が早い樹木ですので鉢植えではなく地植えにして育ててください。なるべく日のあたりがよい場所に植え付けをしてたっぷりと水を与えましょう。
水を与えると根っこと土が馴染みます。生垣にする場合は上記でも述べましたように30cmから40cmほど間隔を開けて植え付けしましょう。

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レッドロビンが枯れる原因は?
大事に育てていたのにレッドロビンが枯れてしまった、なんてことがあったら悲しいですよね。
どう言ったことが原因でレッドロビンが枯れてしまうのでしょうか?主な原因は「害虫被害」と「ごま色斑点病」といった病気です。
ルリカミキリなどの害虫被害
レッドロビンの害虫被害で多いのが「ルリカミキリ」という害虫です。成虫が木の内側に卵を産み付けてしまうため、内側から木を食べてしまうのです。幼虫が木の中にいる場合は、レッドロビンの木の下に木くずが出てきます。
木くずが現れたらルリカミキリが存在している可能性がありますから注意しましょう。そのままにしてしまうとレッドロビン全体が枯れてしまうので専用の薬剤を穴の中に入れて駆除してください。
ごま色斑点病などの病気
レッドロビンによく見られる病気は「ごま色斑点病」です。株が原因の病気で葉や新芽に斑点が出てきます。放置してしまうと他の株にまで広がるので注意が必要です。
病気にかかっている箇所をみつけたら剪定によって取り除きましょう。落ち葉も病気の原因に繋がりますからこまめに掃除を行うようにしてくださいね。
プロの業者に頼むのもおすすめ!
剪定やレッドロビンの手入れは慣れてしまえばそれほど難しいものではありません。しかし庭木や生け垣の手入れに慣れていない方や初心者にとっては困難に感じることもあるかもしれませんね。
そういった場合は慣れるまでプロの業者にお願いするのがおすすめです。剪定を見学させてもらったり、コツを学ぶこともできるでしょう。
レッドロビンの剪定まとめ
庭木や生け垣として定番のレッドロビンは丁寧にお手入れをしてあげることで綺麗な葉や花を楽しむことができます。こまめに様子を見て病気や害虫に注意しましょう。
ただ植えただけで放置することなく、育て方のコツをとらえて大事に育ててあげてくださいね。
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