【柊(ヒイラギ)の剪定方法・時期と育て方のコツ】挿し木や病気の対処法まで、初心者向けに解説!
2020/07/31
「柊を植えたけど剪定方法がわからない」「病気になったもしれない」あなたはこのようなことを考えていませんか?
確かに剪定と聞いても難しそうで、できないと思ってしまいそうですよね。しかし、コツさえ掴んでしまえば大丈夫。誰でも剪定できてしまうものです。
この記事では正しい剪定方法や病気の対処方法などを徹底解説しますので是非参考にしてください。
この記事を読んで、「柊」の剪定を業者に依頼したいと思われた方は、お庭手入れのプロである庭師に相談することがおすすめです。
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目次
庭木の代表植物!柊(ひいらぎ)の特徴
古来、柊(ヒイラギ)の木は邪気を払うとされており多くの人から愛され今まで、ずっと定番的な存在で親しまれてきました。節分の日には厄除けとして柊の木にイワシの頭を指したものを玄関先に飾ったりしますよね。
柊の葉の部分には鋭いとげがあることでも知られています。斑入りヒイラギは見た目から洋風にも和風にも向いている庭木であり、アレンジ次第でお庭のコーディネートができるのも魅力の一つでしょう。
ヒイラギ/しいらぎと呼ばれる種類はいくつかある
このように実は使われるシーンや時期により、ヒイラギの種類が異なります。あなたのお庭のヒイラギはどの種類か見る時に参考にしてください。
ヒイラギの剪定時期
ヒイラギの剪定時期は、芽吹く前の3月〜4月です。ヒイラギの枝は春から夏前ごろに伸び気温が高い夏の時期にはヒイラギの成長が一旦止まります。
また、秋ごろは土用芽が伸び始める時期です。必ず剪定をしなければならないというわけではありませんが、万が一形が崩れてしまうようならば土用芽の成長が止まり始める10月ごろに樹形を乱している枝を剪定する必要があります。
剪定がNGなのはいつ?
ヒイラギの花を楽しみたい方は、4月以降に伸びた枝に花が咲くのでそれ以降の剪定は基本的にNGです。
「花を楽しむ前に剪定したい」という方もいますよね。ヒイラギは萌芽力がありますので、樹形が崩れてしまうような場合は太い枝でも剪定してしまって問題はありません。
剪定の仕方は「枝抜き」か「刈り込み」
ヒイラギの剪定方法について解説します。主な剪定方法は2つあります。「枝抜き」と「刈り込み」です。
刈り込みをおこなうことで、かわいらしい形にしたり、自分好みの形にヒイラギを整えてあげることが可能です。しかし枝がかなり密になっている場合は枝抜きがおすすめです。ヒイラギの枝は一か所からどんどん増えていきますので、葉が密集してしまうのを防ぐ方法です。
ヒイラギの育て方
ヒイラギは日本でも、育て方が楽な庭木として人気のある樹木です。ですが、ポイントをしっかりと把握しておく必要があります。強い庭木ですので多少日当たりが悪くても育ってくれますが、本来は日当たりを好む樹木です。
そして、冬の乾いた風は得意ではありません。土壌が乾燥しているのもヒイラギにとっては好ましいことではないのです。正しいヒイラギの育て方をしっかりと把握しておきましょう。
日当たりが良すぎてしまうと枯れる場合も
ヒイラギは日当たりを好む樹木ではあるのものの、日当たりが良すぎるのも実はあまりよくありません。それは、樹木の元となる土壌が乾燥してしまうからです。
乾燥した土壌ではきちんとヒイラギが育ってくれませんし、枯れる原因にもなってしまいます。どうしても、日当たりがいい場所にしか植えれない場合は水やりの頻度を増やしてあげるのがいいですよ。
ヒイラギの増やし方
ヒイラギは挿し木と種まきの2つで増やすことが可能です。それぞれの方法と詳しい育て方についてご紹介いたします。基本的な方法になりますので、しっかりと把握しておきましょう。
枝を鉢植えするだけ!挿し木で増やす方法
まずひとつ目にご紹介する方法が挿し木です。作業を行う時期は6月〜7月ごろが適しているといわれています。春に芽吹き、伸びた枝を挿し穂として活用するのです。
小さい柊を育てられますし、場所をとらないのでとても魅力的ですよ。それでは、詳しい方法を解説していくので是非参考にしてください。
1.穂木を採取する
まずは元となる穂木を採取することから始めます。健康的な枝を選び、専用のハサミを使い10cm〜15cmほどの長さで切ります。
形がそろっていて、少し硬くなった場所を選んでください。しっかりと根を生やし育ってくれなければ意味がありませんから、病虫害や間延びしていないなど、きちんと状態をチェックしておきましょう。
2.挿し穂を調節して挿し木する
穂木の葉は4〜5枚程度残してて、あとは取り除きましょう。葉が大きい場合は葉の半分ほどを切っておいてください。
挿し穂は水が給水しやすいよう、切り口をナイフなどで斜めに切りましょう。用土に割りばしを使って挿し穴をあけてから挿し穂の3分の1から2分の1ほどを挿して周りの土をおさえ安定させてください。
3.挿し木をした後は直射日光を避ける
挿し木が完了したら直射日光を避けておくようにしてください。なるべく湿度が保てるような場所に置いて、挿し床ごとビニール袋等で覆っておくのがコツです。とくに夏の強い日差しには注意してくださいね。
秋ごろにはビニール袋は取り外して問題ありません。朝や夕方の弱い光が当たる場所に移動させて、冬場は乾燥に注意し暖房などの風が直接当たらないように管理します。
成長過程を見たい方は種から増やす方法
種からヒイラギを増やしてあげることも可能です。成長過程を楽しむことができるため、観察が好きな方におすすめです。方法は、黒く熟した柊の実から種を取り出して、水洗いをしてしっかりと果肉を落としましょう。種は乾かないように管理してください。
種まき用の土をポットに入れたらジョウロで全体を潤わせましょう。指先でくぼみを作ったら種をまきます。上からかぶせる土は、種の2倍程度が基本です。あとは、1日に一度だけ水やりをして育ててあげましょう。
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ヒイラギにこんな症状が現れたら要注意!
ヒイラギなど庭木や樹木を育てる際に注意しなければならないのが病気や害虫の存在でしょう。せっかく手をかけて育てたのに、虫や病気におかされてしまったら、しっかりと育ってくれませんし枯れてしまう場合もあります。
見た目も悪くなってしまいます。なので、どういった症状が出始めたら気を付けなければならないのかを把握しておいた方がいいですよね。詳しく解説するので管理の際は注意して下さい。
カイガラムシなどの害虫が発生
ヒイラギによく見られる害虫がカイガラムシです。ワラジムシのような形をしていて、雪の溶け残りを固めたような見た目をしています。カイガラムシは排泄物などによって樹木の病気を引き起こしてしまう厄介な害虫です。
そのほか注意していただきたいのはヘリグロテントウノミハムシです。テントウムシに似ている虫ですが葉をたくさん食べてからしてしまうという害虫で、注意しなければなりません。
せっかく育てても枯れてしまっては意味がありませんよね。専用の殺虫剤などで対策をしてあげましょう。
葉や木に斑点模様が出てたら病気の可能性
葉や木の枝を観察して斑点のような模様が出ていたら、ヒイラギが病気にかかっている可能性があります。わかりやすいのが葉が黒くなる「すす病」です。まるで葉にすすがかかってしまっているようになるのですぐにわかるでしょう。
逆に白い斑点のようなものが出ていたら「うどん粉病」にかかってしまっていることが考えられるのです。
育成不良に繋がってしまいますから、早めに発見して病気になっている部分は取り除きましょう。それでもなくならない場合は専用の薬剤を使ってください。
盆栽で楽しむのもオススメ!
庭木として定番のヒイラギですが、実は盆栽としても親しまれています。丁寧に剪定してあげれば必要以上に伸びてしまう心配もありません。鉢に植えた状態で樹木全体を確認し、余計に伸びてしまった部分は剪定していきましょう。
比較的ヒイラギは成長がゆっくりですので、頻繁に剪定をしなくても樹形を維持してあげられます。ただし放置し過ぎないように注意しましょう。
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業者に頼めば剪定や病気の対処も!
ヒイラギは育て方が難しいわけではありませんが、少々手間がかかります。一か所からたくさん枝が茂っていく樹木なので、しっかりと管理してあげる必要があるでしょう。
初心者で慣れていないならば剪定や病気の対処を業者に頼むのもおすすめですよ。プロであれば適切な処置を行ってくれますし、剪定の方法やコツをみて参考にすることもできます。
柊の剪定相場は?
剪定をプロに頼む場合の相場についてもある程度知っておいた方がいいですね。樹木の高さや切った枝の量によっても異なりますが、3m程度で5,000円から7,000円ほどかかります。
ヒイラギの高さやごみの量が増えればそれだけ価格も上がりますので、自分が育てているヒイラギの大きさなどから把握しましょう。
柊の剪定方法・病害虫対策も庭革命におまかせ!
剪定が簡単と言われる柊だけど、自分では自信がなかったり、クリスマスシーズンだけプロに綺麗に仕上げてほしい、という人もいますよね。
そんなときは庭革命におまかせください。庭革命所属の熟練の植木職人が、プロのクオリティを提供します。
ヒイラギに病害虫が発生した時の対応も、プロなら安心。剪定方法や病害虫対策についても、的確なアドバイスをいたします。
庭革命に依頼した方がいい3つの理由
①見積もり~請求まで、LINE・メール対応OK!
電話でしか連絡を受け付けていない町の植木屋・造園も多く、電話が苦手な人にとっては見積もりの依頼だけでも面倒に感じますよね。
庭革命では、見積もり依頼から請求までの問い合わせを、全部LINEで対応可。電話のように時間や相手を気にせず、好きな時間帯に連絡を送ることができます。
お庭が気になった時、自分の好きなタイミングで、いつでもご連絡ください!LINEがない場合は、メールや電話でももちろんOKです。
②選べる支払い方法(現金・クレジット・銀行振り込み)
昔ながらの植木屋・造園の場合、クレジット払いに対応していない業者も少なくありません。
大きなお庭のお手入れは、万単位の料金が発生することもあります。忙しいときに、高額な現金を用意するのは大変ですよね。
庭革命では、現金・銀行振り込みの他、クレジット払いにも対応しており、支払いは簡単スマート。わざわざ金融機関で高額の現金を用意する必要もありません。
③害虫・病気対策もおまかせ!専用消毒液を使用
実は通常の植木屋・造園では、植物の病気対策でも害虫駆除でも、同じ消毒液を使用している業者も多くあります。
予防でも駆除でも同じ薬剤では、あまり大きな効果は望めませんよね。
庭革命では、害虫駆除と病気対策、それぞれ専用の消毒液を準備。害虫・病気ごとに的確な薬剤を使うことで、高い効果が期待できます。
柊の剪定まとめ
庭木の定番であり人気物のヒイラギですが、乾燥に弱かったり日当たりがよすぎてもいけないなど、注意する点がいくつかあります。ご自身のお庭で育てる場合は土の状態や病気などに気を付けながら健康的に育つように心がけましょう。
剪定は時期などを確かめながら全体の形をみながら行っていってください。
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