【カナメモチの剪定方法】剪定時期から生垣の作り方まで徹底解説!
2020/07/31
赤い葉っぱが美しく生け垣などにも親しまれているカナメモチ。一年中葉を落とさない常緑樹で、庭木や生け垣にしやすいことも人気の理由です。
カナメモチを育てていくうえで重要なのが剪定です。美しい生垣や庭木として保つため、正しい剪定時期や剪定方法を把握しておきましょう。
この記事を読んで、「カナメモチ」の剪定を業者に依頼したいと思われた方は、お庭手入れのプロである庭師に相談することがおすすめです。
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目次
カナメモチの特徴
カナメモチは12月頃に赤く色づくことから、モチノキに似ているように思われますが、葉の周囲にギザギザがありまた別物の樹木です。
赤い葉は、お庭のアクセントにもなり美しく飾ることができるでしょう。丁寧に管理してあげる季節の移ろいをお家でたのしむことができます。
小さいけど魅力的な花を咲かせる!
生垣や庭木として人気があるカナメモチですが、実は葉っぱだけではなく、花も美しく魅力的です。小さくさりげない花をつけるので葉の印象に負けてしまいがちですが見逃せませんよ。
カナメモチの花は5月〜6月頃に開花が始まります。小さめの白い花がまとまってたくさん咲き、ふんわりとかわいらしい雰囲気を感じさせてくれるでしょう。カナメモチは白い花、緑の葉、赤色の葉と3色たのしめる樹木です。
カナメモチの種類や違い
カナメモチにはそれぞれ種類ががあります。複数種類がありますが、なかでも「ベニカナメモチ」と「レッドロビン」のふたつについて、特徴や違いをまとめました。どちらも庭木や生け垣として活用されることが多く、代表的な品種です。
【ベニカナメモチ】1年を通して楽しめる
ベニカナメモチは紅カナメとも呼ばれ、もとより日本にある在来種です。生垣や庭木では定番的な品種で、葉っぱの赤色に加えて株の内側は緑色になっているので色のバランスがたのしめます。
色味のバランスがよく洋風だけではなく和風のお庭にもマッチしやすいすぐれものです。
カナメモチに比べて小さめの葉っぱと鮮やかな赤色が特徴的で、新葉以外にも赤い葉っぱが残ったりもします。ただし病気などによって枯れやすいという特徴があり少し管理が難しい面を感じられるかもしれませんね。
【レッドロビン】若葉が特に美しい
若い葉っぱ特に美しく庭木や生け垣の主流にもなっているのがレッドロビンです。カナメモチとオオカナメモチとの交配種で別名「セイヨウカナメ」とも呼ばれています。
若い葉っぱの見事な赤色に加えて、枝の伸びがよいことからとくに生け垣につかわれることが多いです。ただし枝の伸びがよいことから剪定や刈り込みにはコツが必要で、年に1回の刈込では足りないので管理は少し大変です。
カナメモチの剪定時期
カナメモチを美しくそして健康的に保っておくためにはしっかりと剪定をおこなっておく必要があります。枝を伸びっぱなしにしてしまうと、風通しが悪くなり害虫が発生してしまう可能性があります。
カナメモチの適した剪定時期について見ていきましょう。おもな剪定時期は「5月〜6月」と「3月〜4月」です。しっかりと適した手入れを行いましょう。
【5月〜6月】新葉を楽しめるベストな時期
カナメモチの剪定においてベストな時期は5月〜6月です。新葉を楽しむのにはもってこいの時期で、赤い葉っぱが緑色に変化してきたころに1回剪定をおこないます。
長くなり過ぎている枝、込み合っている枝、枯れている枝などを中心に剪定していきます。樹形全体を見て形を整えていきましょう。夏ごろには開花するので翌年に花を楽しむのであれば早めに剪定をしてしまいましょう。
【3月〜4月】必要であれば剪定
基本的にカナメモチの剪定は年に1回が望ましいのですが、明らかに枯れているような枝や病気にかかっているような場所をみつけた場合は剪定が必要です。
3月〜4月は剪定が必須ではありません。必要であれば行いましょう。
上記でも述べましたが、不要な枝を排除することによって風通しをよくして必要以上に枯れるリスクを減らし害虫を予防できます。ただし剪定しすぎてしまうと枝が枯れてしまい木の育成によくありませんので注意しましょう。
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カナメモチの剪定方法
カナメモチの剪定時期を把握したら、具体的にカナメモチの剪定方法についてご紹介いたします。主な剪定方法は「透かし剪定」と「刈り込み」の二つです。
どういった状況に適した剪定方法なのかをまとめました。きちんとお手入れをして美しい健康的なカナメモチを維持してあげましょう。
風通しをよくする「透かし剪定」
定番的な方法が「透かし剪定」です。太過ぎたり長すぎて邪魔になっている枝を間引いたり切り戻したりする剪定方法です。樹形を整えながら全体のボリュームを均一にしていきます。
枯れてしまった枝や極端に長すぎるような枝は、放っておくと養分が無駄に流れていってしまい成長を妨げます。また重要なのは込み合っている枝の剪定で、湿気を逃がし害虫が発生しないようにしましょう。
生垣を剪定するなら「刈り込み」
カナメモチで生垣を作りたい場合は「刈り込み」を行いましょう。長く伸びすぎている枝を切って樹形を整えていく方法です。とくにカナメモチは芽吹く力が強いので新しい枝がどんどん上に伸びていきます。
刈り込み剪定をおこなってしっかりと揃えておかなければ見栄えがかなり悪くなるでしょう。また刈り込み剪定をおこなえば新しく出てきた葉がきれいな赤色になります。こまめに整えてあげることで美しい葉をより楽しめますよ。
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カナメモチの育て方
カナメモチは基本的に鉢植えや庭植え、どちらでも育ってくれます。日当たりの良い場所を選ぶように心がけましょう。庭植えの場合は湿気が溜まりにくい場所で水はけがなるべくいい場所を選んでください。
腐葉土などの有機物を混ぜた土で、柔らかくした状態で植え付けましょう。頻繁に水やりをする必要はありませんが、土の表面が乾いていたらたっぷりを水をあげてください。
カナメモチの増やし方
カナメモチの主な増やし方は挿し木です。適切な時期は6月の上旬から7月中旬頃です。直射日光を避けつつ明るめの場所に置き、透明なビニールをかぶせます。
このとき、空気穴をあけておいてください。空気中の湿度を保って管理してあげるのがポイントです。
プロの業者に任せるのもおすすめ!
剪定や害虫対策などは慣れていない場合、自分では難しいと感じることもあるでしょう。庭木や生け垣をはじめて育てる方にとっては困難です。そういう場合はプロの業者に任せるのがおすすめです。
とくに大掛かりな剪定ともなると、行うのは難しいでしょうし危険な場合もあります。慣れるまではプロの業者さんに頼んで、コツなど見せてもらってもいいかもしれませんね。
カナメモチの剪定まとめ
カナメモチは生垣や庭木に植えておくと、赤色の葉がとても美しく季節の移ろいをたのしむことができるでしょう。病気や害虫を防止するためにもしっかりと適切な剪定をおこなう必要があります。
刈り込み剪定や透かし剪定をおこなって、樹木を健康的に保ってあげましょう。難しいと感じたらプロの業者さんに頼むのもひとつの手ですよ。
この記事を読んで、「カナメモチ」の剪定を業者に依頼したいと思われた方は、お庭手入れのプロである庭師に相談することがおすすめです。
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