【ゴムの木の剪定】観葉植物に人気のゴムの木を剪定するには?時期や方法・育て方についても解説
2020/10/28
比較的育てやすく、個性的な葉が魅力の「ゴムの木」。インテリア雑誌で紹介されることもあり、人気の観葉植物です。初心者でもカンタンにお世話ができるのも、魅力のひとつですよね。
しかし、剪定をせずに放置してしまうと成長しすぎて手に負えなくなる可能性もあります。とは言っても剪定方法や時期なんてわかりませんよね!
この記事では、ゴムの木の剪定方法や剪定に最適な時期を徹底解説します。育て方や株を増やす方法も解説しますので、ぜひ参考にしてください。
この記事を読んで、「ゴムの木(フィカス)」の剪定を業者に依頼したいと思われた方は、お庭手入れのプロである庭師に相談することがおすすめです。
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目次
ゴムの木(フィカス)の特徴
ゴムの木には約800種類もの種類があり、観葉植物として人気が高いウンベラータやガジュマル・ベンジャミンなどもゴムの木の仲間です。
観葉植物として古くから親しまれているのは「インドゴムの木」で、原産地は西インドからインドシナ半島と言われています。
葉が小さく曲がった幹が特徴のフランスゴムの木や斑点入りの葉が綺麗なアルテシーマなどが、観葉植物として人気を高めています。
インドゴムの木はクワ科フィカス(イチジク)属の観葉植物で、品種も多く比較的育てやすいことが人気の理由のひとつです。
ゴムの木(フィカス)の剪定時期
- ゴムの木の剪定時期はいつ?
ゴムの木の剪定時期は3月〜6月、または9月〜10月ごろです。
春はゴムの木の成長期で、葉や枝が伸びやすい時期です。
春先にする剪定は、樹形を整えるには最も適した時期と言えます。また9月〜10月頃の剪定は、ゴムの木の休眠期前の剪定です。
真夏や休眠期である冬の剪定は、ゴムの木にとってはダメージが大きく弱らせてしまう原因になるため避けましょう。
また、剪定の際は天候にも注意してください。剪定後に切り口が湿ってしまうと、病気や害虫の被害が出やすくなります。剪定は、天気のよい日に行ってくださいね。
ゴムの木(フィカス)の剪定方法
剪定する前に、完成形をイメージしましょう。ゴムの木は、1年で約15センチ成長します。気持ち小さいかな?というくらいまで、思い切って剪定してくださいね。
ゴムの木の剪定は比較的カンタンで、好きなところを切るだけ。成長点さえ切り取らなければ、好きなように剪定してかまいません。
- 成長点とは?
幹や枝から出ている小さな突起のこと。
この部分から枝分かれするため、剪定の際は成長点の少し上を切るようにしましょう。
剪定でゴムの木のサイズを小さくしたら、不要枝も切っておきましょう。
・混みあっている枝
・ほかの成長を妨げるような枝
・弱い枝
・病気の枝
・枯れた枝
・内側に伸びた枝
以上が、不要枝です。不要枝を切って風通しをよくすることにより、日当たりがよくなって病気や害虫の被害を防ぐことができます。
ゴムの木(フィカス)の育て方
ゴムの木を育てるのは、それほど難しくありません。とはいえ生き物ですから、正しく育てないと元気に成長させることはできないですよね。
ここでは、ゴムの木の育て方について解説します。ゴムの木を元気に育てるポイントは、
・肥料を与えすぎない
・置き場所を工夫する
・ゴムの木が好む土を与える
以上の3点です。
この3つに気をつければ、すくすくと育てることができますよ。それでは、さっそく見ていきましょう。
ゴムの木(フィカス)の肥料
ゴムの木がまだ小さいうちは、肥料を与えなくても問題はありません。しかし、植え替えを長期間植え替えていなかったり成長期になると、肥料不足のため葉の色が悪くなることも。
成長期に、肥料を与えてもよいでしょう。もし肥料を与えるのなら、春から秋にかけて緩効性肥料なら月1回程度・即効性肥料なら月に2~3回程度与えてください。
あまり肥料を与えすぎるのは、徒長の原因にもなります。成長の手助け程度に与えてくださいね。
ゴムの木(フィカス)置き場所
ゴムの木は、日当たりのよい場所を好みます。ですから、屋外で育てる場合も室内でも、日当たりのよい場所に置きましょう。
日が当たらないと、ひょろひょろとした枝(徒長枝)になってしまい見栄えが悪いです。置きたい場所が日の当たらない場所であっても、ときどき日光浴させてあげてくださいね。
日の光が好きなゴムの木も、真夏の直射日光は苦手です。日光が強すぎて、葉が焼け変色し弱ってしまいます。
とくにアルテシーマなど斑点入りの葉をもつ品種を育てる場合は、注意してくださいね。遮光ネットやレースカーテンなどを利用して、直射日光を防ぐ工夫をするとよいでしょう。
また、ゴムの木は熱帯地域の植物なため寒さに弱いです。冬場は室内に入れるなどして、寒すぎる場所に置かないようにしましょう。
冷暖房の風が当たるのも、乾燥するため苦手です。冷暖房の風が当たる場所も、避けてくださいね。
ゴムの木(フィカス)が好む土
ゴムの木を育てる際の土は、観葉植物用の土でかまいません。インターネット通販やホームセンターなどで、カンタンに手に入ります。
観葉植物用土以外なら、赤玉土(小粒)7:腐葉土3の割合で混ぜて土をつくるとよいでしょう。
また、ゴムの木は水はけのよい中性に近い土を好みます。苦土石灰を少量混ぜると酸性度が弱まるため、土質に合わせた量を混ぜ合わせるとよいです。
ゴムの木(フィカス)の増やし方
株の増やし方で一般的なのは、「挿し木」という方法ですよね。ゴムの木も挿し木で増やすことは、可能です。しかし、挿し木以外にも「取り木」という方法で株を増やすこともできるんですよ。
ここでは、
・取り木
・挿し木
この2つの増やし方のやり方について、解説します。ご自身に合ったやり方で、株を増やしてくださいね。
取り木
取り木とは、植物の人工的繁殖方法のひとつです。茎の途中から根を出させ、そこで切り取ることで新しい株をつくる方法のことをさします。
まず、幹や枝に幅2~3センチ程度の切り込みを入れ、ぐるりと一周、木の皮のみをはぎ取ります。そこに湿ったミズゴケを巻き、ビニールフィルムで覆って外れないように両端をひもで縛ります。
しばらくしてビニールのなかで発根すれば、成功です。発根している部分の下のほうで切り取って土に植えたら、取り木の完成です。
注意点は、ミズゴケを乾かさないこと。乾いてきたら水を与え、湿らしてあげてくださいね。時期は、春から夏にかけての温かく成長しやすい時期がよいでしょう。
挿し木
剪定の際、切り落とした枝を挿し木にして株を増やす方法もあります。
元気な枝を選び、10センチ程度の長さに切りそろえます。葉が数枚ついている場合は1枚だけ残し、あとは取り除きましょう。
その葉を横向きに、半分に切ります。枝の切り口を数時間水につけ、土に挿し込みましょう。そのまま発根すれば、挿し木の成功です。
最適な時期は、剪定と同じ4月〜10月頃になります。剪定のついでに挿し木を行うと、よいですね。
ゴムの木(フィカス)の植え替え方法
ゴムの木は月日が経つと、株が大きく成長します。鉢のなかで成長すれば、鉢と根のバランスが崩れ根詰まりを起こしかねません。
根詰まりは成長の妨げとなり、葉が落ちたり新芽が小さくなってしまいます。ですから、成長に合わせて鉢を替える「植え替え」という作業が必要になります。
植え替え時は、水やりの際に土に水がしみこみにくくなったり鉢の底から根が出てきたときです。そのような状態にならなくても1~2年に1回は、植え替えをするとよいでしょう。
植え替えの時期は、5月〜8月中旬がよいとされています。手順は、鉢からゴムの木を取り出して根についた土を優しくほぐしながら落とします。このとき、腐った根や長すぎる根があれば取り除いておきましょう。
ひとまわり大きな鉢に土を入れたらゴムの木を中心に置き、土を足しましょう。植え替えた後は、明るい日陰で様子を見るようにしてください。
ゴムの木(フィカス)の剪定を依頼した場合の料金相場
ゴムの木の剪定は比較的カンタンですから、自分でもお手入れできそう!と思いませんか?しかし、品種にもよりますが背丈以上に成長することも。
大きくなればなるほど自分で剪定することは難しく、ケガのリスクも高まります。
また、ラテックスアレルギーをお持ちの方は、小さな木であっても業者に依頼をするのが安心でしょう。
ゴムの木の剪定を依頼した場合の料金相場は、職人の人数や時間で料金を計算する場合と木1本の大きさで計算する場合があります。
おおよその相場ですが、高さ3メートルまでなら3,000円~4,000円程度。3メートルから5メートルまでなら、6,000円~8,000円程度。5メートルから7メートルまでなら、1万5,000円~2万円程度となります。
一般的な相場として、覚えておくとよいでしょう。
見積もりは複数の業者からとるのがおすすめ
ゴムの木の剪定を業者に依頼する場合は、実際に依頼する前に見積もりを取りましょう。業者によって、見積もりの計算方法はさまざまです。
剪定する料金とは別に、出張費や剪定後の掃除の費用がかかる場合もあります。ですから、見積もりは1社だけではなく複数社から取り、条件に合う業者を選んでくださいね。
ゴムの木の剪定は、さほど難しくありません。しかし、アレルギーが心配な方や自分で剪定することに不安な方は、業者に選定を依頼するのもひとつですよ。
庭革命では無料で複数社から見積もりをとることができるので是非ご利用ください。
この記事を読んで、「ゴムの木(フィカス)」の剪定を業者に依頼したいと思われた方は、お庭手入れのプロである庭師に相談することがおすすめです。
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