【ブドウの剪定方法】時期や方法・育て方について解説!自宅で美味しいブドウを育てよう
2020/10/21
甘くて美味しいブドウ(葡萄)を家庭で栽培できたら嬉しいですよね。ブドウの木を自宅で育てるなんて、ハードルが高いように感じるかもしれません。
しかし、ブドウの木は庭植えだけでなく鉢植えでも育てることができますよ。
ブドウは剪定しなければ、美味しい実をつけてくれません。この記事ではブドウの木の剪定方法や時期、育て方について解説します。正しく剪定をして、自宅で美味しいブドウを栽培してくださいね。
この記事を読んで、「ブドウ」の剪定を業者に依頼したいと思われた方は、お庭手入れのプロである庭師に相談することがおすすめです。
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目次
ブドウ(葡萄)の剪定をしないと?
ブドウの実は、剪定して世話をするほど美味しくなります。余分な枝を切ることにより、成長を促し元気に育ってくれます。また、摘果をすれば栄養分が1房に集中するため、甘くて美味しい実ができるというわけです。
もし剪定をしなかったら、枝は好き放題に伸び養分も分散して美味しい実をつけることはできなくなってしまいますよ。
また、支柱やブドウ棚に収まらず荒れ放題となってしまうでしょう。ですから、ブドウの木を剪定するのは大切な作業なのです。
ブドウ(葡萄)の剪定方法
- ブドウの剪定方法とは?
1年目:余分な枝を落とし、樹高を切り詰める
2年目:樹形を整えるため、弱いつるを切る
3年目:品種に合わせた方法で剪定を行う
ブドウの木は、植えてからの年数で剪定方法が異なりますので注意しましょう。それでは、年数別にブドウの木の剪定の仕方を解説します。
【樹齢1年目】樹高を切り詰める
植えたばかりの若いブドウの木は、成長を促すための剪定をします。鉢植えで栽培する場合は、一番元気の良い枝を主枝として選びましょう。選んだ主枝から生えている脇枝は、数葉残して剪定します。
庭に直接植えた場合は、主枝を選んだらすべての脇枝を切りましょう。さらに、主枝も切り戻しをします。こうすることにより、翌年からの成長を促すことができますよ。
【樹齢2年目】弱いつるを切る
2年目は、樹形を整えるための剪定をします。鉢植えの場合は行灯仕立て(あんどん仕立て)で、庭植えの場合は支柱を建てて一文字仕立てやぶどう棚へ誘引しましょう。支柱にブドウの木のつるを誘引し、樹形を整えていきます。
弱いつるや混み合っているつるは、剪定します。ブドウのつるは「切り過ぎかな?」と思うくらい、大胆に切っても大丈夫です。ブドウの木は、前の年に出た芽が成長して実をつけます。前年の枝を数芽残す程度でいいです。
【樹齢3年目以降】短梢剪定と長枝剪定を行う
3年目になると、樹形はおおよそ整っているはずです。剪定は、品種に合わせて「短梢剪定」または「長梢剪定」を行います。
シャインマスカットやデラウェアなど、樹勢が弱い品種には短梢剪定をしましょう。前の年に成長した2~3芽を残し、あとはすべて剪定してください。
巨峰やピオーネなどの品種や暖かい地域で育った木など、樹勢に勢いのある品種には長梢剪定をしましょう。強い枝・実をつけた枝・十分成長した枝を選んだら9芽ほど残します。ほかは、剪定しましょう。
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ブドウ(葡萄)の剪定時期
- ブドウの剪定時期はいつ?
ブドウの剪定は、1月中に行いましょう。
ブドウの実の収穫が終わり、葉が落ちてきた頃です。この寒い時期に剪定するのには、理由が2つあります。
1つは、葉が落ちて剪定しやすいということ。枝がよく見えるため、枝をよく見極めて切ることができますよ。2つ目は、樹液が出にくいということです。出してしまうと、樹勢を弱めてしまいます。
ブドウは春に近づき暖かくなると樹液が出やすくなってしまうため、寒さ厳しい1月中に剪定をしましょう。
切り口から樹液がでる場合は注意!
ブドウの木の枝を切ったときに、切り口から樹液が溢れ出ることがあります。それだけ水分を吸収しているので、健康な証拠でもあります。
しかし、そのまま放置すると湿気で腐ってしまったり、病気の原因になるので注意が必要です。最悪の場合には、枯れてしまいます…。
もし切り口から樹液が出たら、癒合剤などの保護剤を塗りましょう。出してしまうと、樹勢が弱まり実のつきも悪くなってしまいますので注意してくださいね。
北海道など寒い土地であれば、2月に入ってから剪定してもよいかもしれません。しかし、病気や枯れの原因にもなるため、成長の遅くなる1月中に剪定を終わらすようにしましょう。
ブドウ(葡萄)の実の栽培方法
美味しブドウを栽培するなら、日本の風土に合った品種を選ぶとよいですよ。一般的には品種改良された欧米雑種が育てやすく人気があります。
ブドウの実は、1つの枝につき1房残すと美味しいブドウになります。枝にたくさん実がついたら、1房だけ残して後は切ってしまいましょう。栄養を1房に集中させるためです。
花房よりも後に伸びる枝に10~15枚の葉をつけておくと、栄養を集めることができます。
残す房を選ぶポイントは、3分割したときに一番上の段は上向きに、真ん中は水平に、一番下は下向きになっている実がついた房を選ぶことです。
そして、房のできはじめに先端から3.5センチ程度残し、それより上の蕾はすべて落とします。
その後、「袋かけ」という作業をします。鳥や虫に食べられないようにするためと、「ブルーム」という完熟前のブドウにつくしをい粉を雨で落とさないためです。実が大きくなって7~8月頃が、収穫時期です。
ブドウ(葡萄)の育て方
ブドウの木は日当たりのよい場所を好みます。庭に直接植える場合も鉢植えを置く場所も、よく日光が当たる場所を選びましょう。
土は、水はけがよければ選びません。ホームセンターなどで土を購入する場合は、腐葉土3~2、赤玉土小粒7~8を配合して使うのがおすすめです。
水やりは、鉢植えの場合は土の表面が乾いたらたっぷりと与えましょう。庭植えの場合は、夏の暑い日など日照りが続くようなら与えてください。花が咲いた後は、朝夕たっぷりと水を与えましょう。
肥料は、2月に有機肥料を与え、開花後の6月と収穫後の9月から10月頃に緩効性化成肥料を与えましょう。害虫対策に、専用の農薬を散布してもよいでしょう。
ブドウ(葡萄)の木の剪定を依頼した場合の費用相場
ブドウの木の剪定を業者に依頼した場合は3,000〜5,000円程度です。
しかし、費用相場は作業する職人の人数や時間によるのか木の本数なのかにより異なります。また、作業の難易度によっても料金は左右されます。
剪定や手入れを業者に依頼するなら、見積もりを取って費用やサービス内容を確認してくださいね。
依頼する場合は複数の業者から見積もりをするのが◎
業者により剪定や手入れの費用は異なるため、1社だけではなく複数の業者から見積もりを取るといいでしょう。同じ料金でも、どこまでサービスが含まれているのか業者によりまちまちです。
肥料や消毒代金・剪定した枝の処理費用がサービスに含まれる場合と、そうでない場合によっても異なりますね。
ですから、3~5社から見積もりを取るようにしてください。庭革命では無料で複数の業者から見積もりをとることができるので是非ご利用ください。
ブドウ(葡萄)の剪定方法まとめ
ブドウの木の剪定時期や方法、育て方について解説しました。ブドウの木は剪定をして正しく手入れをすれば、自宅でも育てることができます。
世話をしただけ応えてくれますから、カンタンにできそうなきがしてきますね。
しかし、慣れていない方や木を植えたばかりだと難しく感じるかもしれません。自分で剪定することが難しければ、プロの業者に依頼するのがおすすめです。剪定をして、甘くて美味しいブドウの木を育ててくださいね!
この記事を読んで、「ブドウ」の剪定を業者に依頼したいと思われた方は、お庭手入れのプロである庭師に相談することがおすすめです。
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