【びわの剪定方法】低くしたいときの切り方や実がない場合の原因も解説
2020/10/19
甘くておいしいびわの木を育てたいと思いませんか?びわは自分で受粉をしてくれるため、何本も植えなくても実をつけてくれます。
しかし、剪定しなければ安定して花や実をつけてくれません。せっかく植えるなら、毎年花を咲かせおいしい実を楽しみたいですよね。
この記事では、びわの実をつけるために必要な剪定の仕方など解説していくので是非参考にしてくださいね。
この記事を読んで、「びわ」の剪定を業者に依頼したいと思われた方は、お庭手入れのプロである庭師に相談することがおすすめです。
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目次
びわの木の特徴
びわの木は、バラ科ビワ属。11月頃に咲く白い花はとてもよい香りがし、枝の先端に集まって咲くのが特徴です。葉は厚みがありかたく、表面が凸凹した楕円形をしています。
びわの実は自家結実性なため、木1本で実をつけることができます。自分の花粉で受粉してくれるので、複数本植えなくても実を楽しむことができますよ。
そして、びわの実は鮮やかなオレンジ色で、皮の表面にうぶ毛がついています。旬は4月から6月頃で、夏の季語として使われています。
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びわの木の剪定時期
- びわの木の剪定時期はいつ?
びわの木の剪定は花が咲いた後、実がつくまでに行います。びわの花は11月〜2月上旬に咲き、3月中旬頃から実がつき始めます。ですので、2月〜3月頃に剪定を行うとよいでしょう。
もしも、花芽がついた後に剪定してしまうと、切り落としてしまうかもしれません。花芽が無ければ翌年に実をつけないため、注意してください。
また、育てる場所やその年の気候により、花が咲く時期・実がつく時期は異なります。木の様子を見ながら、剪定をする時期を見極めるようにしてくださいね。
びわの木の剪定方法
びわの木を剪定するには、間引き剪定が基本です。不要な枝を取り除いて、木全体の成長を促すことがポイントになってきます。
基本的には間引き前提を行いますが、木の高さを低くしたい場合には切り戻しを行います。それでは、びわの木の剪定の仕方について詳しく見ていきましょう。
間引き剪定が基本
びわの木の剪定は、間引き剪定が基本です。枝を根元から切り除き、木全体の風通しをよくしましょう。
木は成長すると、たくさん枝が生えて混み合ってきます。混み合うと日影が多くなり、日の光が届きにくくなってしまいます。
そのため、枝が細くなったり弱ってしまったり、場合によっては枯れたり病気になります。
ですので、枝を間引いて木全体の成長を促すようにするのです。枝を切ったら病原菌の侵入を防ぐため癒合剤を切り口に塗りましょう。
切り戻し剪定は低くしたいときに◎
木の高さを低くしたいときは、切り戻し剪定をします。枝を根元から切る間引き剪定とは違い、枝の途中で切り落とす作業です。枝を小さくできるだけでなく、形を整え綺麗な状態を保つこともできます。
切り戻し剪定するときに気をつけたいポイントは、花芽を切り落とし過ぎないこと。枝の先端に花芽がついている場合があるため、切る枝をよく選ぶようにしましょう。
びわの木の剪定の注意点
- びわの木を剪定する際の注意点とは?
おもに「強剪定をしすぎない」「花芽は切らない」この2点です。
びわの木を剪定するのに、難しい技術は必要ありません。しかし、注意しなければ実もつけず枯れてしまう…なんてことも。
それでは、上記2点について詳しく解説します。
強剪定をしすぎない
太い枝をバッサリと切る強剪定は、やりすぎ注意です。木は切られると、回復するのにたくさんのエネルギーを使いダメージも大きいです。
あまりたくさん強剪定してしまうと、回復できずにそのまま枯れてしまうこともあります。ですので、太い枝を剪定する場合はやり過ぎないようにしてください。
また、切った後の癒合剤も塗るといいでしょう。びわの木は日当たりが良すぎても、幹焼けを起こしてしまいます。幹焼けすると枯れる原因にもなりますので、様子を見ながら剪定してくださいね。
花芽は切らない
花芽は、実をつけるための大切な部分です。びわの実は、花が咲いたところに実をつけます。ですから、花芽は切らないように注意しましょう。
びわの花は、枝の先端に密集してつくのが特徴です。剪定の際に花芽のついた枝を切り過ぎてしまうと、花も実もつかなくなってしまいます。剪定の際は、花芽のついた枝を切り過ぎないようにしましょう。
びわの実がならない原因は?
びわの実がならない原因はいくつか考えられますが、おもに
・剪定で花芽のついた枝を切り落としてしまった
・剪定の仕方が誤っており枝の成長を妨げた
・剪定を全くしていない
などが挙げられます。
花や実がつく花芽がないと、そもそも実をつけることができませんね。前項目で解説した剪定する時期で「花が咲き実をつけるまでの間に剪定する」のは、花芽を切り落としてしまわないためです。
また、間引き剪定をしないと適切に木全体に養分がいきわたりません。日当たりも悪くなり、枝の成長を妨げるだけでなく害虫もついてしまいます。
びわの実をつけるためには、剪定する時期を間違わないということが大切です。
びわの摘果の方法
びわの花は、1つの花房に100個もつけると言われています。すべての花に実をつけてしまうと、実が小さくなってしまいます。
ですので、剪定をして花をつける枝の数を全体の2分の1か3分の1程度に減らしましょう。
花芽から実がつき始めたら、摘果をします。12月頃に実をつけ始めますが、1つの花房に5~6段ある果房を2~3段になるように取り除きましょう。
実が大きくなり始める4月頃には、1果房に2~4個の実になるように摘果します。目安は、葉25枚に1果程度になるといいでしょう。
摘果をすることで、1つの果実に対し十分な養分がいきわたり、大きくておいしい実をつけることができますよ。
びわの木の剪定をプロの依頼したときの費用相場
剪定をプロに依頼する際に気になるのは、料金ですよね。さまざまな業者のホームページを見てみると、金額にバラつきがありますが3,000〜10,000円程度でしょう。
プロの業者に剪定を依頼すると、職人一人当たりの金額なのか、木の本数や高さかで料金が決まります。
また、業者によりサービス内容も異なりますので、実際に依頼する前に複数社から見積もりを取るといいでしょう。
剪定はプロの業者に依頼するのがおすすめ
びわを育てるなら、甘くておいしい実を実らせたいですよね。初心者でもできないことはありませんが、失敗したくない方や時間がなくて剪定できない方・自信のない方はプロの業者に依頼するのがおすすめです。
プロの業者なら、正しく剪定してくれますし身をつけるための摘果までお任せできますよ。
また、植えて1年目に剪定を依頼すれば、今後どのように育てていけばいいかなどのアドバイスももらうことができますので、まずは見積もりからしてみましょう。
庭革命では無料で複数の業者から見積もりをとることができるので是非ご利用ください。
びわの木剪定のまとめ
びわの木の剪定方法や、実をつけない原因・摘果の方法について解説しました。びわの実は甘くておいしくて好きという方もいらっしゃるでしょう。
大好きなびわを自宅で育てることができたら、嬉しいですよね。
しかし、いい実をつけるめには正しく剪定することが大切です。この記事を参考にして、びわの木を剪定してくださいね。
また、自分では難しいと感じたらプロの業者に依頼するのもひとつですよ。ぜひ、立派なびわの木を育ててくださいね。
この記事を読んで、「びわ」の剪定を業者に依頼したいと思われた方は、お庭手入れのプロである庭師に相談することがおすすめです。
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