【アカシア(ミモザ)の剪定】ふわふわで黄色の花が愛らしいアカシアの剪定時期や方法を解説
2021/02/27
春になると木全体を覆うようにして黄色やオレンジの花をつける、アカシア(ミモザ)。ふわふわの小さな花が愛らしく、切り花やリースにするとお洒落です。
花はよい香りがし、品種によっては香水にも利用されています。成長スピードが早く大木に育ってしまうアカシアは、剪定が必要不可欠です。
この記事では、アカシアの剪定時期や方法について解説します。
この記事を読んで、「アカシア(ミモザ)」の剪定を業者に依頼したいと思われた方は、お庭手入れのプロである庭師に相談することがおすすめです。
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目次
アカシア(ミモザ)の特徴や開花時期
アカシアは、マメ科アカシア属の常緑高木です。和名は「銀葉アカシア」で、別名「ミモザ」といいます。原産地はオーストラリアで、耐暑性・耐寒性に優れた花木です。
アカシアは成長スピードが早く、樹高10メートルを超すこともあります。庭木として育てる場合は、剪定をして樹高をコントロールしましょう。
花の開花時期は、3月~4月の春です。小さくて愛らしい、黄色やオレンジ色の花を咲かせます。
とても良い香りがする花で、とくにフサアカシアという品種の花は香水の原料として利用されています。花言葉は、黄色の花は「秘密の恋」、オレンジ色の花は「エレガント」です。
アカシア(ミモザ)の剪定時期
- アカシアの剪定時期はいつ?
アカシアの剪定に適した時期は、7月の夏です。
アカシアの花は3月~4月の春に咲き、8月~9月に花芽をつけはじめます。ですから、花芽をつけはじめる前に剪定する必要があります。
花芽を切り落としてしまうと翌年、花を咲かすことができなくなてしまいます。アカシアの剪定は、花が咲き終わったあと7月までに行うと覚えておきましょう。
アカシア(ミモザ)の剪定方法
- アカシアの剪定方法とは?
アカシアの剪定の基本は、透かし剪定と切り戻しです。
アカシアを丈夫に育て花を咲かせるには、剪定が必要です。剪定を行うことにより、樹木全体に養分が行き渡り健康な株に成長します。
また、成長のスピードが早く高くなりすぎてしまうアカシアは、剪定で樹高をコントロールする必要があります。
ここでは、アカシアの剪定の仕方について詳しく解説します。
ひょろひょろと伸びた枝や不要枝を切る「透かし剪定」
アカシアの木からひょろひょろと伸びた枝は、切って樹形を整えましょう。また、細い枝や病気の枝・内側に向かって生えている枝・成長を妨げる枝など、不要な枝を剪定していきます。
アカシアは、成長すると10メートル以上にも達する樹木です。混み合っている部分を剪定しないと、あっという間に枝が成長して大きくなってしまいます。
こまめに剪定をして、木の幅や高さをコントロールしましょう。
透かし剪定で枝を間引いて風通しをよくすれば、日当りもよくなり害虫や病気の予防につながります。
小さく育てるなら「切り戻し剪定」
一般家庭の庭で育てる場合、木が大きく成長しすぎると隣の家に迷惑がかかってしまうことがあります。狭い庭で育てる場合や鉢植えで育てる場合も、大きさを小さく保ちたいですよね。
樹形をコントロールしたいなら、切り戻しで幹や枝を短くしましょう。好みの高さや幅になるまで枝を切って、樹高・樹形を整えてください。
しかし、強剪定をしてしまうとダメージが大きいです。成長しすぎる前に、毎年こまめに剪定をして樹形をコントロールしてください。
アカシア(ミモザ)の育て方
アカシアは、水やりなど日々の手入れは難しくありません。しかし、地植えではなく鉢植えで育てる場合は、植え替えをしてあげましょう。
ここでは、アカシアの水やりや肥料・植え替えのタイミングについて解説します。それでは、詳しく見ていきましょう。
水やりや肥料の頻度とタイミング
水やりですが、アカシアは乾燥気味の土を好みます。
地植えの場合は植え付けた後は基本的には水を与える必要はなく、雨水でまかなえます。夏の日照りが続くときだけ、水を与えましょう。鉢植えの場合は、土の表面が乾いたら1日あけて水やりをしてください。
肥料も、とくに与える必要はありません。花つきが悪くなってきたときだけ、株の周りの土に腐葉土を漉き込むとよいでしょう。
鉢植えで栽培するなら植え替え(鉢替え)が必要
アカシアを鉢植えで育てる場合は、定期的に植え替え(鉢替え)という作業が必要です。植え替えをせずに放置すると、根詰まりや根腐れを起こしてしまいます。
鉢底から根が出てきたら、植え替えのタイミングです。春か秋のあたたかく気候のよい日が、適した時期です。
植え替えの仕方は、ひと回り大きな鉢に肥料を混ぜた土をいれて準備をしておきます。株を引き抜いたら新しい鉢に植え替え、土を足し水をたっぷりと与えて完了です。
アカシアは、根を触られるのを非常に嫌います。ですから、植え替える際はなるべく根を触らないように注意してください。
アカシア(ミモザ)が枯れる理由
アカシアは、難しい剪定技術や手入れは必要ありません。しかし、正しく手入れをしないと枯れてしまうこともあります。
アカシアが枯れてしまう主な原因は、害虫被害にあってしまうことと強剪定のし過ぎなど剪定を失敗したことです。
ここでは、アカシアが枯れる2つの原因について解説します。それでは、詳しく見ていきましょう。
害虫被害によって枯れる
アカシアにつきやすい害虫は、カイガラムシとミノガです。
カイガラムシは、葉や茎の養分を吸い取ります。固い殻に覆われており殺虫剤は効きにくいため、ブラシでこすり落としてください。
ミノガは、葉を食害します。夏に発生しやすく、放置すると大量発生してしまいます。発見したら取り除き、薬剤を散布しましょう。
強剪定のし過ぎなど剪定を失敗した
剪定をする目的は樹高や樹形を整えることのほかに、木そのものを健康に保つためでもあります。剪定時期や方法を間違えてしまうと、それだけで株を弱らす原因になってしまいます。
アカシアの剪定は難しくはありません。しかし、正しい時期に剪定をしないとダメージが大きく、株を弱らせてしまう危険があります。また、強剪定をし過ぎてもダメージが大きいです。
剪定時期と剪定カ所は、必ず守るようにしてくださいね。
アカシア(ミモザ)の花が咲かない原因と対策
アカシアの可愛らしい花を咲かせたくても、咲かない場合があります。アカシアは、植え付けてから3年は花を咲かせません。3年以上経つ場合でも、花の数が少ない年もあります。
株を植え付けて数年は株が成長中のため、花が咲かないもしくは少ない状態が続きます。少し残念な気もしますが、気長に株を育てていきましょう。
何年も育てているのに花つきが悪い場合は、生育環境に問題があるかもしれません。適度に日当たりがよい場所に、移動してみましょう。
鉢植えで育てているなら、鉢が小さすぎないかもチェックしてください。剪定の時期を誤っても、花は咲きません。剪定で花芽を切り落とさないよう、剪定時期は守ってくださいね。
アカシア(ミモザ)は種まきか挿し木で増やせる!
愛らし花を咲かせるアカシアの木を増やしてみたいと思いませんか?アカシアの株を増やすには、種まきと挿し木という2種類の方法があります。
一般的には挿し木を行いますが、じっくり育てたいなら種まきに挑戦してもよいでしょう。それでは、種まきと挿し木のやり方を詳しく解説していきます。
じっくり育てたいなら「種まき」
種まきに適した時期は、秋です。アカシアの種は、花後にできるサヤに入っています。サヤから種を採取して、秋まで保存をしましょう。採取した種は封筒に入れて、保管しておきます。
種まきのやり方は、鉢やプランターに土を入れたらその上に種をばらまきます。軽く土をかぶせたら、種が流れてしまわないように霧吹きで水やりをしてください。
枝を土に挿して増やす「挿し木」
アカシアの株を増やすには、挿し木がカンタンです。
挿し木のやり方は、春か秋の暖かい日に10~15センチほど枝を切り取ります。春に挿し木をつくるなら、剪定で切った枝を利用してもよいですね。
切った枝の葉っぱを3枚程度残したら30分〜1時間時間ほど水につけます。
用意しておいた土を入れたポットに挿しましょう。日陰で水を与えながら管理をし、発根したら地植えするか鉢植えに入れ替えるかしてください。
アカシア(ミモザ)はリースにして部屋に飾るとお洒落
アカシアの花が咲いたら、収穫して部屋に飾ってみましょう。アカシアを切り花として飾るのも素敵ですが、リースにするとお洒落ですよ。
リースは茎と葉・花をそれぞれ分けて、作ります。まずは茎で土台を作り、全体のバランスを見て葉と花を配置しましょう。麻紐で縛って作るのもよいですが、ワイヤーを使うのが便利です。
アカシアは乾燥に弱く、切るとすぐに花がしぼんでしまいます。収穫したら早めにリースを作りましょう。
アカシア(ミモザ)の剪定をプロに依頼した場合の費用は?
アカシアの剪定や手入れは、難しくありません。しかし、慣れていない方にとっては世話が面倒に感じるかもしれません。
また、アカシアは成長が早く、大きくなりすぎると剪定の際に怪我をする恐れもあります。そんなときは、プロの業者に頼るのもひとつです。
そこで気になるのは剪定料金ですが、職人一人あたりで費用を計算する業者や樹木1本で計算する業者などさまざまです。
たとえば、職人一人あたりの日当なら15,000円~30,000円が相場となります。
樹木の高さで料金が決まる場合は、3メートル未満の樹木なら5,000円。5メートルまでなら7,000円。7メートルなら15,000円となります。それ以上になると、実物を見て見積もりを出す業者が多いです。
見積もりは複数の業者でとるのがおすすめ
見積もりの算出方法やサービス内容は、業者により異なります。実際に剪定を依頼する前に、見積もりをとって確認しておきましょう。
見積もりは1社ではなく、3~5社の複数社からとることをおすすめします。樹高や本数など、状況によって金額が異なるからです。
見積もりをとって、あなたに合った業者を選んでくださいね。
なお、庭革命では無料で複数社から見積もりをとることができます。ぜひ利用してください。
アカシア(ミモザ)の剪定のまとめ
アカシアの剪定時期や方法、育て方について解説しました。
春先に咲く球体状の花は鮮やかでよい香りもし、心が癒されますよね。咲いた後に部屋に飾っても素敵ですし、スワッグやリースにしてプレゼントしても喜ばれます。
剪定方法や育て方は難しくありませんが、成長が早いため手入れが面倒に感じることもあるでしょう。誰かに世話を巻かせたい場合は、プロの業者に頼るのもひとつですよ。
アカシアを剪定で健康的に栽培して、美しい花を楽しんでくださいね。
この記事を読んで、「アカシア(ミモザ)」の剪定を業者に依頼したいと思われた方は、お庭手入れのプロである庭師に相談することがおすすめです。
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