【大木の伐採方法】業者に見積もりをした時の費用相場も徹底解説!安く抑えるには?

「大木の伐採を任せたいけど、どれくらいの費用がかかるの?」と困っている人も多いでしょう。大きな樹木となると伐採も大変ですし、コストもそれなりにかかってしまいます。

そこで今回は大木伐採にかかる費用や、伐採方法などについて詳しくまとめていきます。大木を放置しておくと枯れて倒木してしまう危険性もありますし、伐採することを決めたら迅速に行動しなければいけません。

この記事を読んで、「大木の伐採」などのお手入れを、業者に依頼したいと思われた方は、お庭手入れのプロである庭師に相談することがおすすめです。
庭革命では、お庭造り・剪定・植栽などの、見積もりを無料相談することができます。
その他、お庭・植物に関する悩みがあるお客様も、気軽に利用されているので、この機会に是非一度相談してみてください。

目次

高木・大木伐採の費用は何で決まる?内容・計算方法は?

まず最初に大木伐採の費用はどのように決まるのかをまとめていきます。高さや太さによって値段が変わるので、自分が伐採したい大木がどれだけのサイズなのかを把握しておく必要があります。

【木の高さ】伐採の内容によっては大型トラックが必要になり費用も上がる

丸太を運ぶトレーラー

大木を伐採する際に木が高ければ高いほど、費用も難易度も上がっていきます。伐採の時に怪我をしてしまうリスクが上がってしまいますし、搬出する際にも大型のトラックを用意しなければいけません。

処分するのにも時間がかかってしまうので、膨大な時間と労力を必要としてしまいます。伐採した木や枝葉を処分する時も、処分費として料金が追加され、単価も上がっていきます。特に高く成長しやすいケヤキなどは、単価が高いと思っておいても良いでしょう。

【幹の太さ】20㎝以上の太さになると難易度があがる

木を倒す

伐採する際の費用が上がってしまうのは、高さがある木だけではありません。幹の太さによっても費用が変わります。特に幹の太さが20センチ以上ある大木は、伐採するときの難易度も上がり、危険性も高いと言われています。

木を倒したときに下敷きになってしまったり、周りの建物に傷が付いてしまったり、枝が体に刺さってしまったりと数多くのリスクを伴います。考えただけでも少し恐ろしくなってしまうほどのたくさんのリスクが…。

プロの業者は太さや倒す方向なども考えて仕事を行ってくれますが、初心者が伐採するとなると大怪我をしてしまう危険性があります。

リスクが上がるにつれ伐採費用も上がってしまうことを覚えておきましょう。特に幹が太い杉の木などは伐採にかかる単価は高いです。

【大木伐採後の処分費】処理方法や搬出・運搬料金は環境によって変動あり

3m以下の比較的小さな木であれば、自分で伐採して可燃ゴミの日に出すことも難しくありません。

しかし、大木の場合は、自分で処分はまず無理です。また、伐採して庭にそのまま放置というわけにもいきません。多くの場合、伐採と合わせて処分も依頼することになります。

運搬する際にも、大木を運べる大型トラックが必要になります。また、狭い住宅環境によっては通常の方法では大木が外に運び出せないこともあります。処分・運搬に必要な大型機械が必要になるほど、金額は上がっていきます。

大木を切ることができる業者は?

チェーンソー

大木の伐採を頼みたいけど、どこに依頼すればいいかわからないという人も多いですよね。

大木を伐採してくれる業者は森林組合、造園業者(植木屋)、伐採業者の3つです。会社によってそれぞれ費用が違ってくるので、いくつかの会社の費用を見比べた上で決めると良いでしょう。

どこもプロなので安全面を最大限に考慮した上で、大木を切ってくれます。 業者によっては、複数本から対応というところもあります。植木屋(造園業者)の場合は、1本から伐採に対応してくれるところが多いです。

大木の伐採の費用相場・伐採料金は?

費用

次に大木を伐採したときの費用相場についてまとめていきます。ただあくまでも相場であって、地域や周囲の環境、業者によっても変動するので各業者に伐採費用を見積もってもらって比較してみると良いでしょう。

  • 抜根 5,000円〜
  • 高木伐採 25,000円〜
  • 大木伐採 15,000円〜40,000円
  • 庭木処分 11500円〜80,000円

他にも処分費がかかります。

本数が多かったり、木のサイズが大きかったりすると大型のトラックを用意しなければいけないので、移動なども含め費用が追加されてしまいます。

業者によっては機材のレンタル費用枝おろしにかかる費用も追加される場合があるので、事前にチェックしておきましょう。

大木・高木は伐採費用が100万を超えることも

大木1本であればびっくりするほどの料金にはなりませんが、山林や雑木林の伐採など、本数が多い時は当然料金が高くなります。ケヤキやクスノキなどの高木・大木が複数ある場合や、危険な斜面での作業の場合など、環境・難易度によって価格が高くなります。

大木を複数伐採・処分する場合は、運び出し・処分費用も高額です。大木や山林になると木の大きさもそれぞれなので、正確な料金は見積もりを出してもらわなければわかりません。

さらに、伐採の量が多いと伐採作業が長期間に渡ります。期間が長くなるほど料金も高くなります。

大木伐採はクレーンを使うと費用が高い

先祖代々受け継いできた土地の場合、狭い庭を圧迫するほどの大木に成長していることも。

伐採したい大木の近くに建物や構造物があったり、木を倒すスペースがない場合は、クレーン車などの大型重機を使っての作業になります。この場合、クレーン作業分が費用に加算されます。

狭い住宅街などクレーン車が入れない場合は、業者から作業を断られることもあります。この場合、ロープを使って特殊な作業ができる専門業者に依頼することになります。

大木の伐採費用は業者によって見積もりにバラつきがある

何社か業者から伐採見積もりを取ってみるとわかるのですが、意外にも金額にバラつきがあります。

理由は各社の見積担当が、自分の目と経験で見積もりするためです。見積もりに来た担当者が「この大きさなら〇時間くらい」と自分の経験による判断をするため、各社の見積もりにバラつきが発生します。

高木・大木伐採の場合は自分で作業するには大変危険なので、業者に依頼をおすすめします。その際は、必ず複数社から見積もりを取りましょう。

20m超えのケヤキ・クスノキの大木の場合、伐採・処分費用は?

樹齢100年も珍しくないケヤキは、20mを超す大木にもなります。大木に育つため、自分で伐採は大変危険。伐採のために、大型機械を取り入れた複数人数の作業や特殊伐採になることが多いため、必ず業者に依頼しましょう。

特殊伐採の場合、重機チャーターが1日数万~10万円超え。20m超えの樹木は7~8tになるため、処分費だけでも10万円前後になります。複数人の作業になるため、合計100万を超えることは珍しくありません。

かなりの高額になりますが、値段の安さだけで便利屋に依頼するのは危険です。伐採時にトラブルがあればご近所の生活に関わることにも。大木の伐採は安全な作業が重要です。特殊伐採に実績のある業者を複数当たり、十分に打ち合わせをしてから作業に入ってもらいましょう。

大木伐採料金を安くするポイント

大木は高い程、幹が太いほど伐採の難易度が上がり、伐採料金や処分費も高くなります。かといって、放置しておけば将来的にトラブルの原因にも繋がりかねません。老朽化や台風被害による倒木、電線や隣家にかかってトラブルになってしまう危険性もあります。

少しでも安くしたいと考えている人に向けて、大木伐採料金を安くするポイントを解説します。

方法①複数の事業者から相見積もりを取って比較

まずは複数の事業者から見積もりを取ること。前述のように、伐採は各業者によって見積もりにバラつきがあります。見積もり担当の経験によるものが大きいためです。

大木になると周囲への安全面の配慮も必要となります。高木・大木伐採の実績豊富な業者を複数当たりましょう。業者によっては、処分費が料金に含まれているところもあります。

方法②伐採した木を木材として買い取り

大木になるケヤキは木材としても人気が高く、古くは寺社仏閣の支柱にも使われています。現在も、建材や和太鼓の材料として利用される木です。

大木であれば木材用に買い取りをしてもらえるところもあります。特に幹回りが4mを超すものは、買い取りの可能性が高いそうです。

買い取り額で伐採額を全額補えるわけではありません。しかし、少しでも安くしたいと考えている場合は、木材として買取できるかどうか確認してみましょう。

高木の伐採・大木の伐採方法:安全で適切な方法で行う

次に大木の伐採方法について説明していきます。
大木を伐採する前に怪我をしないためにもヘルメット、手袋、安全靴、長袖長ズボンと服装を整えてください。

大木伐採手順①木を倒す方向を決める

伐採

周りに何もないことを確認して、木を倒す方向を決めます。
まず倒したい方向にロープを張ってください。ロープを張らないと思いもよらないところに倒木してしまう危険性があるので、絶対に必要な工程です。

大木伐採手順②切れ込みを入れる

倒す方向の幹に45度程度の切り込みを入れてください。切り込みを入れる際は下部分が水平になることを意識します。

次に反対側の幹に入れた切り込みの3分の2程度の高さに水平になるように切り込みを入れてください。切り込みを入れる時は10センチメートルほど残しておくと、根の除去がしやすくなりますよ。

大木伐採手順③根を除去する(伐根)

伐採したらシャベルで土を掘り起こして、根を取り除きます。根が思ったよりも深かった場合は除草剤などを使用して、枯らす必要があります。

以上の3ステップです。

高木・大木伐採はお祓いをするべき?

大木になると樹齢100年超えのものもあり、精霊が宿ってその土地を見守っていると言い伝えもあります。先祖代々受け継いできたような庭の木の場合、たくさんの人の思い出を受け継いでいるだけに、伐採していいものか迷いもあることでしょう。

古い大木の伐採前には、お祓い・お清めをすることも多くあります。幹にお酒をかけ、伐採する樹木の四角に塩を撒き、手を合わせるだけ。見守ってくれた感謝の気持ちと、伐採することへの謝罪の気持ちを込めて祈りましょう。

自分でお祓いするだけでは心配という人は、神社にお願いして、お祓いしてもらえば安心です。神社には1万円程度で依頼できるので、不安な人はお願いしておきましょう。(交通費別)

高木・大木を自分で伐採!必要な道具と費用:ロープやチェーンソー

「自分で高い木を伐採」「大木伐採 方法」などのキーワードで検索して、なんとか自力で伐採にチャレンジする人もいるはずです。ただし、10m~20m超えの大木の伐採を自分でやるのは危険行為。

それでも、「低木だから自分である程度チャレンジしたい」という人のために、伐採道具を紹介いたします。ヘルメットや安全帯で安全を確保しつつ、下の枝から落としていきます。足場になる枝は落とさないようにしましょう。

  • ノコギリ・チェーンソー
  • スコップ
  • ロープ
  • ゴミ袋
  • シュロ縄
  • 軍手
  • 安全帯
  • ヘルメット
  • 足場になる梯子

自分で大木の処理・伐採は危険!プロに依頼した方が安全安心

伐採

大木の伐採は自分が怪我をしてしまう可能性がありますし、他人を怪我させてしまう可能性もあります。さらに周りの建物を傷つけてしまうこともあるので、本当に危険です。

少しでも不安に思った場合はプロに依頼した方が安心ですよ。

プロの知識を持って安全に伐採してくれますし、失敗もほとんどありません。費用はかかってしまいますが安全性を考慮してプロの業者に依頼することをおすすめします。

大木の伐採まとめ:大木・高木はプロの伐採業者や植木屋に頼もう

今回は大木の伐採方法についてまとめていきました。何度も言うようですが、大木の伐採を自分でやるのはとても危険です。怪我のリスクも伴いますし、周りの建物を傷つけてしまうリスクも…。

慰謝料などを請求されてより高い費用を支払わなければいけなくなるかもしれません。より安全に確実に伐採するためにも、ぜひプロの業者に依頼してみてください。

この記事を読んで、「大木の伐採」などのお手入れを、業者に依頼したいと思われた方は、お庭手入れのプロである庭師に相談することがおすすめです。
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