立木の伐採方法を徹底解説!【事前準備は入念に】
2020/08/29
家に植えている庭木が邪魔になって伐採したいと思ったことはありませんか?立木の伐採は非常に危険で、初心者が行うには難しいです。自分で伐採をするなら知識を持って事前準備を入念にしなくてはなりません。
今回は立木の伐採方法を徹底的に解説していきます。立木の伐採を考えている人は参考にしてみてくださいね。
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目次
立木の伐採方法は??|安全には通意を払おう
立木は地面に生育している樹木のことで大木であることが多いです。
大きな立木の伐採はたった1本だとしても危険が伴います。大怪我に繋がるリスクのある作業なので、十分安全に注意して行わなければなりません。
なんとなくで作業をすることは怪我の原因となるので基本的な伐採方法を覚えておきましょう。では、立木の伐採方法を5工程に分けて紹介していきます。
①周囲の安全を確保する|障害物は取り除く
まず1つめは周囲の安全を確保しましょう。
立木を伐採する場合はどこかに木を倒さなくてはなりません。基本的に木が倒れてくる方向と反対側は安全ではありますが、アクシデントが起きる可能性もあるので余計なものは排除しておきましょう。
勿論、立木を倒す方向には何も置かないようにしてくださいね。また、もしものときに安全に逃げるために障害物は取り除いておくのが基本です。足を滑らせてしまうような草や引っ掛かりそうな枝も危険なので排除してください。
②切り倒す木の方向を決める|重心を見定める
続いて、木を切り倒す方向を決めていきます。
木を倒す方向は調整できますが、重心によって倒しやすい方向があります。重心は枝ぶりや木の生え方によって判断することが可能。
倒しやすい方向であれば比較的簡単に倒すことができますが、倒しにくい方向に倒したい場合はロープなどを使って牽引しなければなりません。
周囲の地面の凹凸や傾斜も伐採に関わってくるので、周辺環境を把握しながら、木の状態と見比べて倒す方向を決定していきましょう。
③余計な枝を落とす|けが防止に役立つ
安全に立木の伐採を行うためには、余計な枝を落としておく必要があります。
枝が多すぎると倒している途中で別の木に引っ掛かってしまうことも。また、切り倒した衝撃で枝が折れて飛び散ることも考えられます。
事故に繋がりそうな可能性のある枝は、あらかじめ切り落としておくと安全に作業ができます。切り落とした枝は木をそのままにしておくと、木を倒すときに邪魔になってしまうので、除去してから次の工程に移ってくださいね。
④チョークで印をつける|受け口と追い口を切る
木を伐採する前に、どのようにチェーンソーを入れていくか、木にチョークで印をつけていきましょう。印をつけたらいよいよチェーンソーを入れていきます。
まずは、倒す方向に受け口を作ります。受け口は3分の1くらいまで切り込みを入れ、少し上から切り込みを入れた部分に向かって、斜め45度くらいに切り込みを入れてください。
続いて、反対側から追い口を切ります。受け口の3分の2くらいの高さから受け口に届かない程度に、切り込みを入れましょう。木を倒すときは、追い口からクサビなどを差し込んで受け口に向かって叩くとスムーズに作業ができますよ。
⑤ロープやハンマーで木を倒す|フェリングレバーでも◎
チェーンソーを入れたあと木を倒すために力を加える方法は、クサビを使用する以外にもさまざま。フェリングレバーと呼ばれる道具を使用した伐採方法もあります。
フェリングレバーは木を倒す・回す・移動するときに使われる道具で、木を倒す方向を自由に決めやすくなりますよ。
力も少しでいいので、体への負担も軽くすることが可能。また、ロープを使用して木を倒す方向を決めてクサビとハンマーで倒す方法もあります。
複数本伐採するのであれば、フェリングレバーがあるとスムーズに作業が進むのでおすすめです。
チェーンソーでの倒木処理の方法
立木の伐採はのこぎりを使用して行うこともできますが、ほとんどの場合はチェーンソーを使用します。ここからは、チェーンソーを使用した倒木処理の方法を紹介していきます。
立木の伐採は木を倒して終わりではなく、倒した木の処理をして終わりです。倒木処理を焦って木が倒れている途中で木に近づくと事故に繋がります。
幹が完全に地面についてから倒木処理を行うようにしてくださいね。
①倒木の枝払いを行う|全体の枝をしっかり落とす
まずは、倒木した木の枝払いを行います。倒木の前に危険性のある枝は、切り取っていると思いますが作業は慎重に行いましょう。最も安全に枝払いのできる幹の向こう側から作業を進めていきます。
続いて、上面に伸びた枝を切っていきます。反対に、枝を払うと危険なのは幹の手前側です。
作業者と幹の間にある枝を切ると、切断時に幹が手前側に転がり巻き込まれる恐れがあります。幹を転がして枝を安全に切れる位置に移動させてから枝払いをするようにしましょう。
②丸太を小分けにする|チェーンソーの扱いに注意
枝払いができたら残った丸太を小分けにしていきます。余分な枝を払ったことで扱いやすくなりますね。
しかし、枝を払っても幹は重たいのでそのまま運搬するのは難しいです。そこで、約1メートルほどの間隔でチェーンソーで切断していきます。
短く切ることで丸太ひとつひとつの重量が軽くなり、安全に運ぶことができるようになります。チェーンソーの扱いには充分注意して作業を行ってくださいね。
立木の伐採はプロに任せるのが◎
立木の伐採は道具を揃えて安全に注意すれば自分で行うこともできます。しかし、危険が伴うのでなるべくプロに任せるのがおすすめです。
伐採方法は木の状態によって異なります。いくつかの種類からその状況にあった伐採方法を選ばなければならず、臨機応変な対応が求められます。
特に自宅に植えている立木の伐採となるとすぐ近くに家があるので、木を倒す方向は失敗できません。
安全に伐採するためにもプロに依頼することをおすすめします。
クレーン車による伐採|高所作業が必要な場所で
立木の伐採方法は倒すだけではありません。
高い木の場合、倒すためのスペースを確保することができないため伐採方法も異なります。重機の入る場所であればクレーン車と高所作業車を使用することもできます。
クレーン車で切る部分の幹を吊って、高所作業車に人が乗って伐採していくのが基本。
伐採した木は倒すのではなくそのままクレーンで吊って下ろしていきます。倒木するときのように一回で切り倒すのではなく、何回かに分けて伐採していくのが特徴です。
また、重機の使用料が追加で必要となる場合がほとんどなので注意しましょう。
空師による伐採|周りのスペースに余裕がない場合に
立木を倒して伐採できない環境であり、重機も入れないような場所の場合は空師に依頼しましょう。
空師とは木に登ってロープをかけ、少しずつ木を伐採してくれる人です。木の伐採方法のなかでも最も危険な作業であるとも言えます。
空師は伐採する木や周りの環境を見て、最も最適な方法で伐採を行っていきます。これこそ職人技で初心者には不可能な作業です。とても危険なので、絶対に真似をしないようにしてください。
立木の伐採に使う基本的な道具は?
立木の伐採をするにはいくつもの道具が必要となります。まず必要なのは、木を切る道具であるチェーンソーやのこぎりです。
基本的にはチェーンソーが使用されますが、チェーンソーを使用できない場所では手のこぎりが使われます。
また、木を倒すときに使うロープやハンマー・クサビ、フェリングレバーも必要です。 道具なしでは立木の伐採はできないので、自分で作業するときは道具を揃えることから始めていきましょう。
安全のためにヘルメットなどもきちんと用意してくださいね。
立木の伐採は届け出が必要か自治体に確かめよう
立木の伐採は地域によって届け出が必要な場合があります。
自分の土地にある立木だからといって、自由に伐採していいわけではないので注意してください。
作業を行う前に、届け出が必要かどうか自治体に確かめるようにしましょう。
森林の伐採は、市町村に届け出る義務があります。
森林伐採はむやみに行うと土砂崩れや自然災害を引き起こす原因となるのです。たった1本であっても届け出が必要なので、事前に確認してスケジュールを組むようにしてくださいね。
立木の伐採方法のまとめ
今回は立木の伐採方法についてご紹介しました。立木の伐採は素人が行うのは基本的に難しいです。道具を揃える費用もかかるため、業者に依頼するのが安全なのでおすすめですよ。
立木の伐採費用は切りたい木の本数や高さによって異なります。業者によって値段も違うので、見積もりをとって検討してみましょう。
また、木の伐採方法が分からなかったり、面倒だと思ったらプロに相談してみてください。立木の伐採はとても危険な作業です。安全に充分注意して作業するようにしてください。
この記事を読んで、「立木の伐採方法」に悩まれた方は、お庭手入れのプロである、庭革命に依頼してみてはいかがでしょうか?
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