キンモクセイの植え替え・移植方法を徹底解説【育て方のポイントも解説】

オレンジ色の花と甘い香りが特徴のキンモクセイ(金木犀)。自宅の庭木として人気な植物です。この記事は、以下のようなことが解決できます。

・正しい植え付け・植え替え方法が分かる
・育てるポイント、注意点が分かる

初心者の方でも安心して作業をすることができる方法をご紹介していきます。

この記事を読んで、「キンモクセイ(金木犀)」などのお手入れを、業者に依頼したいと思われた方は、お庭手入れのプロである庭師に相談することがおすすめです。
庭革命では、お庭造り・剪定・植栽などの、見積もりを無料相談することができます。
その他、お庭・植物に関する悩みがあるお客様も、気軽に利用されているので、この機会に是非一度相談してみてください。

目次

キンモクセイ(金木犀)の植え替えは鉢植えと庭植えで異なる

キンモクセイ(金木犀)の植え替えは、どれも同じだと思っていませんか?実は、鉢植え庭植えでは成長する早さや環境が違うため、植え替えには少しコツがあります。

とくに鉢植えの場合、根詰まりを起こしやすいので適度な植え替えが大切です。植え替えを間違えると、植物に負担がかかって成長の妨げにもなるので、十分に注意しましょう。

当記事では、キンモクセイ(金木犀)の正しい植え替え方法について詳しくご紹介します。自宅で健康に育てるためにも是非ご覧ください。

鉢植えの土づくりのポイントは??

苗を植える

鉢植えの場合、土の量が限られているので、混ぜ込む用土の割合が大切です。

キンモクセイ(金木犀)の土は、赤玉土、腐葉土を使いましょう。混ぜる割合は、赤玉土7腐葉土3がベストです。

キンモクセイ(金木犀)は、水はけが良くて酸性の土を好むので、2つの土のブレンドが最適といえます。

土は、ホームセンターや専門ネットショップで手軽に購入できますよ。かなり重さがあるので、配送で自宅まで届けてくれるネット購入がオススメです。

庭植えの土づくりのポイントは??

庭植えの場合、庭土に堆肥腐葉土をすき込みます。

栄養分が高く、水はけの良い土が出来上がるので、成長に最適な環境作りができます。酸性の土を好むキンモクセイ(金木犀)は、石灰をまいたり、ピートモスを使う必要はありません。

キンモクセイ(金木犀)の植え付け・植え替え方法を解説

本題であるキンモクセイ(金木犀)の植え付け・植え替え方法についてお話します。順番さえ知っていれば、難しい作業はないのでご安心ください。

しかし、植え方によって方法が違うので注意しましょう。鉢植えの場合、キンモクセイ(金木犀)を小さく育てるなら、根の深さに注意して作業する必要があります。

このように意外と知らなかった方法ってありますよね。鉢植え、庭植えについて順番にご説明します。ぜひ参考にご覧ください。

キンモクセイ(金木犀)の鉢植えの植え付け方法は??

鉢植えの植え付け方法は以下の3ステップです。

1.キンモクセイ(金木犀)の苗木を鉢から取り出します。
※根鉢を崩さないように注意!

2.鉢に鉢底石を3〜5cmほど入れて、赤玉土腐葉土を7対3の割合で混ぜ込んで用土作りをします。

3.作った用土、元肥、苗木を入れて植え付けたら完成。

キンモクセイ(金木犀)の鉢植えの植え替え方法は??

土

鉢植えの植え替えは以下の4ステップで行いましょう。

1.今使っている鉢よりも、一回り大きい鉢を用意します。

2.キンモクセイ(金木犀)を鉢から苗を取り出します。

3.用意した一回り大きい鉢に植え付け同様、鉢底石を3~5cmほど入れます。
赤玉土腐葉土を7対3に混ぜ込んだ用土、元肥を使って植え替えます。

4.用土の表面が、鉢よりも4cm程度下がるように調整したら完成。

鉢植えの植え替えを行う理由は、鉢に根が回ったり水はけが悪くなることを防ぐからです。また、植え替え時に黒い根を見つけたら、剪定バサミで切り落としましょう。

キンモクセイ(金木犀)の庭植えの植え付け方法は??

金木犀

庭植えの植え付け方法は以下の3ステップです。

1.キンモクセイ(金木犀)の苗木を用意します。

2.植え付け場所に根鉢の倍の大きさに穴を掘ります。

3.腐葉土堆肥を混ぜ込んだ元肥を庭土と合わせます。

4.苗木の株元の高さを調整したら完成。

庭植えの場合は、植え替えの必要はありません。

その理由は、根が傷ついたり、養分を吸収する力が弱くなるからです。一度植え付けたら、同じ場所で育てましょう。

キンモクセイ(金木犀)の植え付け・植え替え時期は??

予定・カレンダー

次に適切な植え付け・植え替え時期をご紹介します。

植え付けは3〜4月10〜12月が最適です。寒い時期に行う場合は、耐寒気温が-10度を下回らないときに行いましょう。

植え替えは2〜3年に1回のペースで行います。時期は植え付けと同様に3〜4月が最適です。

前述でもご紹介した通り、植え替えは鉢植えで育てる場合のみなので、庭植えは必要ありません。大株を移植するなら、1年前から根回しをしておくことをオススメします。

キンモクセイ(金木犀)の鉢植えの植え替え時期に用意するものは??

植木鉢

キンモクセイ(金木犀)の植え替えに必要な物は以下の通りです。

鉢植えの場合】
・8号以上の鉢
・鉢底石
・赤玉土
・腐葉土
・元肥
・選定バサミ
・支柱

庭植えの場合】
・赤玉土
・腐葉土
・元肥
・選定バサミ

揃えなければいけない物は、お近くのホームセンター、専門ネットショッピングサイトで購入くださいね。

キンモクセイ(金木犀)の植え替えの注意点は??

キンモクセイ

植え替えで一番注意しなければいけないことは、鉢の大きさです。キンモクセイ(金木犀)の成長は早いので、小さい鉢で育てるとすぐに根詰まりを起こしてしまいます。

育てはじめるときから、苗木の倍の大きさの鉢を使うことをオススメですよ。成長してからの移植は、キンモクセイ(金木犀)に負担を与えるので最初の頃に準備しておきましょう。

キンモクセイ(金木犀)の育てるポイントは??|日当たりも大切

キンモクセイ(金木犀)は、暖かい場所を好む植物です。なので、日当たりの良い場所に植えてあげると健康で花つきの良い状態で育ちます。

逆にキンモクセイ(金木犀)は寒さに弱い性質を持っているので、1日中寒さが続く場所では植えてはいけないです。1日のなかで半日は日当たりが良く、日陰になっている場所なら最適といえるでしょう。

キンモクセイ(金木犀)の水やりのポイントは??

水やり

キンモクセイ(金木犀)の鉢植えと庭植えの水やりについてご説明します。鉢植えは、鉢のなかにある土が限られているので、適度に水やりを行う必要があります。

与えるタイミングは、土の表面が乾いているときにたっぷり水をあげましょう。一方、庭植えは雨水と土に含まれた水分があるので、基本的に水やりの必要はありません。

キンモクセイ(金木犀)には肥料のポイントは??

キンモクセイ(金木犀)は、2〜3月に有機質肥料(腐葉土など)を与えます。

基本的に植物は、寒い時期に成長しません。しかし、寒肥として与えることで春までの栄養を蓄えて徐々に成長していきます。例えるなら、冬に熊が冬眠してエネルギーを蓄えていることと同じですね。

キンモクセイ(金木犀)を育てる上で病気や害虫に注意!

灰色かび病

植物を育てていると病害虫はつきもの。

キンモクセイ(金木犀)に発生する病害虫は以下の通りです。

・褐斑病
・先葉枯病
・ハダニ

上記の病害虫は、放置していると一気に広がり木全体が枯れてしまい復活できなくなることもあるので、発見したらすぐに駆除する必要がありますよ。

病害虫の発生原因の多くは、風通しの悪さにあります。しっかりと剪定、手入れを行なって健康に育てましょう。

キンモクセイ(金木犀)の育成や移植はプロに頼むのもアリ

植木屋

「キンモクセイ(金木犀)を育てるのが正直めんどくさい」そんな方は、プロの業者に依頼してみてはいかがでしょうか?専門技術・知識を持っている業者なら、スピーディーかつ丁寧に植物の成長をサポートしてくれます。

自分で育てることも一つの醍醐味ですが、間違った育て方はNGです。綺麗で健康なキンモクセイ(金木犀)を見るためにも、プロの力に頼りましょう。

キンモクセイ(金木犀)の移植・植え替えの方法のまとめ

キンモクセイ(金木犀)の移植や植え替えは、コツを掴めば初心者でも簡単に行えます。鉢植えと庭植えでは、植え付け・植え替え方法が違うので、はじめは迷ってしまうこともあるでしょう。

当記事でご紹介したやり方を試していただければ、徐々に作業も慣れていくと思います。育てるときは、日当たりの良い場所を見つけて植える方角に気をつけてくださいね。

正しく育てれば、秋ごろにはオレンジ色で綺麗な花を見ることができますよ。

この記事を読んで、「キンモクセイ(金木犀)」などのお手入れを、業者に依頼したいと思われた方は、お庭手入れのプロである庭師に相談することがおすすめです。
庭革命では、お庭造り・剪定・植栽などの、見積もりを無料相談することができます。
その他、お庭・植物に関する悩みがあるお客様も、気軽に利用されているので、この機会に是非一度相談してみてください。

庭革命で見積もりを依頼する

目次