薬草「ドクダミ」の効果・効能は?成分や育て方を徹底解説!ドクダミ茶などの取り入れ方についてもご紹介
2021/01/29
独特なにおいのするドクダミは、古くから親しまれてきた薬草です。道端でも見かけることがあり、なじみの深い植物ですよね。
そんなドクダミの効果や効能を知っていますか?ドクダミにはたくさんの栄養素が含まれており、美肌効果やデトックス効果が期待されています。
今回は、ドクダミの成分や効果・効能について徹底解説します。また、ドクダミ茶や軟膏の作り方についても触れます。
この記事を読んで、「ドクダミ」などのお手入れを、業者に依頼したいと思われた方は、お庭手入れのプロである庭師に相談することがおすすめです。
庭革命では、お庭造り・剪定・植栽などの、見積もりを無料相談することができます。
その他、お庭・植物に関する悩みがあるお客様も、気軽に利用されているので、この機会に是非一度相談してみてください。
目次
ドクダミとは?
- ドクダミとは?
ドクダミはドクダミ科・ドクダミ属の多年草です。
原産地は東アジアで、日本でも古くから親しまれてきました。道路の脇や家の庭に生えているのを見たことがあるのではないでしょうか。
ドクダミは毒や痛みを抑える効果が期待されることから、「毒痛み」という名前が転じて「ドクダミ」と呼ばれるようになったという説があります。
また、葉の独特なにおいが毒なのではと言われたことから「毒ダメ」が転じて「ドクダミ」になってという説もあります。
ドクダミの葉や茎を乾燥させたものは「十薬」という生薬として、知られています。花の開花時期は、5月~6月頃。白色の可憐な花を咲かせます。花言葉は、「白い追憶」「野生」です。
ドクダミの根や葉に含まれる成分や栄養素
ドクダミに含まれる主成分は、「クエルシトリン」「デカノイルアセトアルデヒド」「ケルセチン」です。
クエルシトリンは利尿作用や便を柔らかくする効果が期待され、便秘の改善につながると言われています。
代謝を高めることにもつながり、デトックスやダイエット効果を補うことも期待されています。
デカノイルアセトアルデヒドは、殺菌作用があると言われていますが、乾燥させると効果を失います。また、ドクダミの独特な香りのもとになっています。
ケルセチンは、フラボノイドを含み、抗酸化作用をもっていると言われています。アンチエイジングや生活習慣の予防につながります。
また、ミネラル類・フラボイド類・ビタミン類を含み、生薬と呼ばれるのも納得するほどさまざまな成分・栄養素を含みます。
ドクダミの効果や効能とは?
- ドクダミにはどんな効果がある?
ドクダミは「十薬」と呼ばれる生薬です。10つの効果があると言われておりますが、具体的には美肌効果やデトックス効果・便秘解消・動脈硬化の予防などが期待されています。
ドクダミには、たくさんの栄養素が含まれていることが分かりましたね。しかし、実際にはその成分がどんな働きをするのでしょうか。
ここでは、ドクダミの効果や効能について解説します。
ドクダミの効果①:美肌効果
生のドクダミの葉には、殺菌・抗菌の効果があると言われています。肌荒れの原因になる細菌の動きを抑制する効果があるとされ、美肌効果が期待されています。
また、利尿作用や毛細血管を丈夫にするため血行がよくなり、新陳代謝を促します。
そのため、身体のなかの老廃物を外に出す働きをし、結果的にシミやクスミの改善につながると期待されています。
ドクダミの効果②:ダイエット効果
ドクダミには利尿作用があるため、デトックス効果やむくみの改善につながります。また、血流も改善されるため肩こりや冷え性の改善が期待されています。
利尿作用で余分な水分が排出できれば、むくみも改善しますよ。
脂肪の吸収を抑える効果があると言われており、食事の際にドクダミ茶を飲めばダイエット効果も期待できるでしょう。
ドクダミの効果③:便秘解消
ドクダミには、マグネシウムも含まれています。マグネシウムは腸のなかの水分を集め、便を柔らかくします。その結果、便秘解消につながるとされています。
また、カリウムも含まれています。カリウムは腸を活発に動かすため、身体のなかの老廃物を排出します。便秘に悩んでいる方や腸を整えたい方には、嬉しいですね。
ドクダミの効果④:動脈硬化の予防
ドクダミに含まれるフラボノイド類のクエルセチン・ルチン・クエルシトリンは、血管を丈夫にする働きをします。
血管が丈夫になれば血流がよくなり、動脈硬化など血液疾患を予防する働きにつながるとされています。
また、ドクダミに含まれるカリウムはナトリウムの排出を助けます。ナトリウムは高血圧の原因となるため、高血圧を予防する効果も期待されています。
ドクダミの効果⑤:口臭や体臭予防
ドクダミは殺菌作用があると言われており、口臭や体臭を予防することができます。
ドクダミ茶を口に含んだり定期的に飲み続ければ、口臭や体臭が気になる方は改善できるかもしれません。
接客業などたくさんの人と接する機会のある方は、日常に取り入れたいお茶ですね。
市販の歯磨き粉にも、ドクダミの成分が含まれていることがあります。
ドクダミを薬草として効果的に取り入れる方法
身体にとってよい効果・効能があることが分かりました。そんなドクダミを日常的に取り入れてみたいと思いませんか?
ドクダミの使い方としてポピュラーなのは、お茶です。ドクダミ茶は、簡単に手作りすることができます。また、軟膏やドクダミ風呂として活用できます。
ここでは、ドクダミを効果的に取り入れる方法をご紹介します。
ドクダミ茶にして飲む
ドクダミの葉っぱや茎・花は乾燥させて、お茶にしましょう。
作り方は、とても簡単です。ドクダミの花が咲いたら茎の根元から刈り、逆さに吊るして乾燥させます。触ったときにパラパラと崩れるようになったら、ハサミで細かく切りましょう。
その後は、通常通りお茶として飲めばよいです。実際に飲む際は、土瓶など急須で飲むようにしてください。鉄製のヤカンはタンニンなどが鉄に反応して、変色してしまいます。
ドクダミの葉を塗り薬にする
虫刺されなどに自然の薬を使いたい方は、ドクダミの軟膏を作ってみてはいかがでしょうか。
作り方は、生の葉を200枚ほど集めます。水洗をしたら鍋に入れ、水を50~60cc程度入れます。弱火で葉がドロドロになるまで、煮詰めます。
ドロッとしてきたらガーゼなどで濾して、汁だけにします。次に、ワセリンが液体になるまで温めましょう。
ワセリンが液体になったら、先程抽出したドクダミのエキスと混ぜ合わせます。このときしっかりと混ぜないと後で分離するため、30分以上混ぜるのがおすすめです。
出来上がったものはケースに入れて、冷蔵庫で保存してください。
ドクダミ風呂にする
ドクダミ風呂のもとはインターネット通販などでも購入できますが、自分で作ることができます。
作り方は、ドクダミの生の葉を数枚摘んで水洗します。細かく刻んだらティーバッグ等布の袋に詰めます。
おふろの湯は水の段階でドクダミ湯のティーバッグを入れ、沸かしましょう。お風呂に入りながら、ティーバッグをよくもんでエキスを出してください。
ドクダミ茶は飲み過ぎると下痢など副作用を起こす
肌や腸に良いとされるドクダミ茶は、毎日でも飲みたくなりますよね。しかもカフェインが含まれていないため、寝る前でも安心して飲むことができます。
しかし、飲み過ぎは禁物です。たくさん飲み過ぎると、下痢になる可能性があります。身体に合わなくても下痢になってしまうため、様子を見ながら少しづつ飲んでください。
また、薬を服用している方は医師と相談してから飲むようにしてください。
ドクダミの育て方
ドクダミ茶やドクダミ湯のもとは購入することができますが、庭で栽培して手作りしたいと思いませんか?ドクダミは、園芸初心者でも簡単に育てることができます。
庭に余裕のある方はもちろん、プランターや鉢植えでも育ちますよ。ここでは、ドクダミの育て方について解説します。ぜひ、挑戦してみてください。
ドクダミの植え付ける時期と方法
ドクダミは、生命力も繁殖力も非常に高いです。地植えするとどんどん根を張り、庭中ドクダミになってしまいます。ですから、鉢植えで育てることをおすすめします。
植え付けるのに適した時期は、4月と10月です。鉢に植えつける際は、大きめの鉢に植えてください。地植えの場合はどんどん株が増えるため、間隔をあけて植えるとよいでしょう。
水やりや肥料の与え方
ドクダミの水やりは、地植えの場合は必要ありません。夏の日照りが続くときのみ、水やりをすれば十分です。
鉢植えの場合は、乾燥させないよう管理してください。土の表面が乾いてきたら、水を与えるとよいでしょう。肥料は、地植えの場合は不要です。鉢植えの場合は、緩効性化成肥料を土に置くことをおすすめします。
ドクダミの管理は業者を頼るのも◎
ドクダミは放置してもどんどん成長するため、園芸初心者でも簡単に育てることができます。しかし、生命力が強いがゆえに手入れしないと増えすぎてしまいます。
自分で手入れするのが不安な方は、プロの業者に頼るのもひとつです。実際に剪定を依頼する前に、見積もりをとって確認しておきましょう。
見積もりの算出方法やサービス内容は、業者により異なるからです。
見積もりは1社ではなく、3~5社の複数社からとることをおすすめします。自宅に来てもらう場合や持ち込みなど、状況によって金額が異なるからです。
見積もりをとって、あなたに合った業者を選んでくださいね。なお、庭革命では無料で複数社から見積もりをとることができます。ぜひ利用してください。
ドクダミの効果まとめ
ドクダミの成分や効果・効能について解説しました。また、ドクダミ茶や軟膏の作り方についてもご紹介しました。
ドクダミは、昔から日本の庭や道端に生えてる身近な存在です。そんな植物が、こんなにもたくさんの栄養素を含み効果があったなんて驚きです。
ドクダミは生命力が強いため、増えすぎてしまう不安もあります。しかし、少量でよければプランターや鉢植えで育てるとよいでしょう。
薬を飲んでいる方でドクダミ茶として服用する際は、医師と相談してくださいね。
この記事を読んで、「ドクダミ」などのお手入れを、業者に依頼したいと思われた方は、お庭手入れのプロである庭師に相談することがおすすめです。
庭革命では、お庭造り・剪定・植栽などの、見積もりを無料相談することができます。
その他、お庭・植物に関する悩みがあるお客様も、気軽に利用されているので、この機会に是非一度相談してみてください。