【プロ庭師おすすめの手甲9選】使う理由と効果、正しい付け方もわかりやすく解説

「神輿の棒が手首に当たって痛い」「腕が無防備で日焼けしてしまう」など、手首まわりのトラブルを防ぐためにおすすめの装身具が「手甲」です。実は、庭師にとって、ケガを防ぐ大切な仕事道具のひとつでもあります。植木の剪定や刈込などをしている時に、腕や手首を刃物で傷つけたり、枝葉でこすったりしやすいからです。

実用面以外ではファッションアイテムとしても用途の広い手甲ですが、今回はプロの庭師目線でおすすめの手甲をピックアップしてみました。手甲を付けることの良さや、正しい付け方なども解説しているので、ぜひ選ぶ時の参考にしてください。

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目次

手甲(てこう)とは

手甲(てこう)の意味は、腕から手首、手の甲を覆う装身具のことです。読み方は複数あり、「てっこう」「こて」「てっか」「てさし」などとも言います。

手の甲から腕を保護するために屋外で身につけるもので、外傷や日差し、寒さから保護することが目的です。長さは、手首から腕にかけて覆うもの、肘まで覆うもの、手の甲まで覆うものと、おおよそ3種類に分けられます。

手甲の形は、手首に留め具で巻き付ける平型と、リストバンドと同じように腕を通して装着する筒形の2タイプです。きっちり巻き付けたいのか、ゆるくはめたいのかなど、目的や使われている布の種類によって異なります。 


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お祭りで手甲をつける理由とは?

お祭りで手甲を付ける一番の意味は、手首を痛めやすいからです。お神輿を担いだり、引っ張るときに、担ぎ棒や縄に手首や腕をこすって傷めてしまうことがあります。腕をガードするために手甲を付けることで、外傷や打ち身を防ぐ効果があるのです。

また、法被の袖がひらひらして邪魔なときは、手甲で留めて邪魔にならないようにすることもできます。夏祭りなど日差しが強いときには、日焼け防止にもなりますね。さらには、揃いの法被に揃いの手甲でびしっと決めるといった、ファッション的な意味もあるでしょう。

手甲には、いろいろな色柄やサイズがあります。男女問わず、お子様もお気に入りの手甲を身に付けて、かっこよくお祭りに参加してみましょう。

お祭り以外でも手甲は活躍している

お祭り以外では、和太鼓の演奏時や、庭師や大工といった職人の作業用でも手甲が活躍しています。ファッションとしても楽しまれており、金属や鎧のようなデザインもあります。手甲の起源が武具(防具)だと考えると、くさび帷子のようなデザインも納得ですね。

和太鼓の奏者は、和テイストの衣装の一部というだけでなく、保護具としてサポーターの意味もあるでしょう。庭師だと、剪定や刈込をしている時に、枝葉で傷を作ったり鋏が当たってケガをするのを防ぐ役割があります。他にも、袖を手甲で覆うことで葉や土などが袖から入るのを防いでくれるので、作業するのに便利なのですよ。

手甲の付け方の手順

筒形の手甲は腕を通すだけですが、平型でコハゼ(小鉤)で留めるタイプは、初心者には付けるのが難しいでしょう。コハゼとは、爪の形をした金具で、ひもに引っ掛けて布を固定するパーツのことです。

コハゼの手甲を付けるときは、次の手順どおりに付けてみましょう。

手甲の付け方

  1. 手甲の狭い方を手首側にし、膝や台の上など付けやすい場所に置く。
  2. 手甲の上に、手のひらを上にして腕を載せる。
  3. 甲のあて布があるタイプは、指を通す輪に中指を通す。
  4. 手首側からコハゼを順番に引っ掛けひもに掛ける。

手甲は、左右が決まっていません。右利きでも左利きでも、自分がコハゼを付けやすい向きで付けてください。

基本的には、コハゼを持つ手が内側に来るようにすると付けやすいですよ。コハゼがうまく引っ掛けられない方は、コハゼの先端をひもに引っ掛けて、内側に滑らすような要領で入れるとやりやすいでしょう。

また、コハゼで付けるタイプは何本か引っ掛けひもが付いていて、サイズ調整できるようになっています。ゆるいと外れやすいので、ぴったりはまる位置で留めるようにしましょう。

手甲はどこで購入できる?

手甲は、お祭り用ならお祭り用品の専門店で扱っていますが、他にも次のところで購入できます。

ホームセンター

職人の装身具でもある手甲は、ホームセンターでも購入できます。庭師や大工などの職人の衣類や小物があるコーナーを探してみてください

作業着といえば、ワークマンも人気ですよね。ワークマンでも取り扱いがあるので、身近にショップがあれば覗いてみましょう。

ネット通販

もちろん、ネット通販でも購入できますよ。Amazonや楽天市場、Yahooといったショッピングサイトだけでなく、お祭り専門サイトや作業着の専門サイトでも取り扱っています。

色柄や形など、ぜひお気に入りをじっくり探してみてください。

手甲の正しい選び方とは?

次は、実際に手甲を探す前に、正しい選び方をチェックしておきましょう。選ぶ時のポイントは、次の2点です。

  • 種類
  • 留め方

種類で選ぶ

手甲の長さには3パターンあります。手首から肘までの半分程度を覆うタイプと、手首から肘まで覆うタイプ、そして手の甲から肘までを覆うタイプです。

日焼けや作業時の外傷を防ぐためなら、手の甲から肘までの長いものが一番効果があります。お祭りでの神輿担ぎや和太鼓の演奏なら、手首を覆うタイプであれば大丈夫でしょう。ファッションなら、ほかの衣装に合わせたバランスや、見た目が重視されますね。

平型と筒型なら、ぴったり留めたいかゆるく嵌めたいかで考えると決めやすいです。見た目や実用性を考えて、用途に合った手甲を選びましょう。

留め具の違いで選ぶ

平型の手甲の場合は、留め具の違いもあります。昔からある伝統的な手甲はコハゼを使って留めますが、もっと簡単に留められるのはマジックテープです。コハゼは留めにくい、面倒という方にはマジックテープをおすすめします。

ただし、マジックテープだときれいに留めないと歪んだり、厚みで不格好に見えることもあります。庭仕事で使うと、枝葉のゴミが隙間からマジックテープについて、汚れたり傷んだりしやすいです。

コハゼで留めるとすっきり見えるし、手入れしやすいというメリットもありますね。留めやすさや使う時のメリットデメリットも考えて、留め具のタイプを選ぶようにしましょう

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プロの庭師がおすすめ!手甲9選

ここからは、プロの庭師がおすすめする手甲を、ランキング形式でご紹介していきます。手甲の使い道や留め方などを考えながら、イメージに合う手甲を探してみてください。

1位 K-WORK 本藍染手甲

材質コットン
留め方コハゼ5枚
サイズ小、中、大、特大
藍色

藍染とコハゼで伝統的なタイプの手甲

作業用品の製造や販売、輸入を行っているK-WORKのオリジナル、天狗手甲です。生地には、伝統にこだわった藍染を使用。裏地には、和柄がプリントされています。

コハゼは引っ掛けやすく外れにくい曲げタイプで、着脱や作業のしやすさも配慮されたクオリティの高い商品です。手首を保護したり袖止めや汚れ防止など、お祭りや外での作業など幅広く使えます。

コハゼ5枚タイプ以外にも、3枚、4枚、6枚と長さ違いでバリエーションがあるので、好みの長さが選べますよ。

2位 K-WORK マジック手甲

材質コットン
留め方マジックテープ
サイズフリー

伝統的な手甲のマジックテープタイプ

同じくK-WORKから、こちらはマジックテープで留めるタイプの手甲です。コハゼが苦手、簡単に着脱したいという方は、こちらがおすすめ。外側が黒で裏地もシンプルなデザインなので、どのような作業着や衣装でも合わせられます。

長さは、14㎝以外に9㎝の短いタイプもあります。好みや使いやすさを考えて長さを選びましょう。

3位 おたふく手袋 手甲

材質コットン
留め方マジックテープ
サイズフリー

手袋にこだわりを持つメーカーの手甲シリーズ

手袋からスタートし作業用品を幅広く扱う、おたふく手袋の手甲です。保護具職人の魂が宿る黒鳶手甲シリーズから、短めでマジックテープで留めるタイプになります。合わせやすく汚れが目立ちにくい黒は、作業用に最適です。生地がしっかりしているので、サポーター代わりにつけるのもおすすめですよ。

4位 きねや 青縞手甲

材質コットン
留め方コハゼ6枚
サイズ中、大、特大、特特大
藍染

刺し縫いで丈夫な作業向きの手甲

足袋をメインに腹掛けや股引といったお祭り用品などを扱う、きねや足袋の手甲です。本格藍染の手甲に細かい刺し縫いを施しており、丈夫なつくりになっています。こちらはコハゼが6枚のタイプですが、ほかにも4枚、5枚の短いタイプもあります。

藍染は洗うたびに色落ちして独特の風合いが出てくるので、クラシカルな雰囲気を楽しみたい方にもおすすめです。

5位 ユニワールド ワンタッチ手甲

材質コットン
留め方筒型
サイズフリー
黒/紫

筒形で着脱しやすい保護カバータイプ

安全作業用品の総合メーカーである、ユニワールドの手甲になります。筒型で腕の形に合わせてフィットするテーパー構造なので、しっかり伸縮して着脱も簡単です

感触は硬めで丈夫な生地感なので、しっかり手首や腕を保護してくれます。綿糸使用で、吸汗性がよくべたつきにくいのもポイントです。

6位 寅壱 デニム手甲

材質デニム、ポリウレタン
留め方コハゼ6枚
サイズS、M、L、LL、3L
ネイビー

おしゃれなケミカルウォッシュのデニム生地

ワークウェアのハイブランド寅壱による、デニム製の手甲です。ケミカルウォッシュ加工のデニムで作られた手甲は、カジュアルなカッコよさを演出してくれます。実用性にファッション要素も取り入れたい方におすすめです。

使えば使うほど、独特の風合いが楽しめます。こちらはコハゼ6枚タイプですが、4枚の短いサイズもありますよ。

7位 マルゴ 保護具 手甲

材質コットン
留め方マジックテープ
サイズS、M、L、LL

オーソドックスな手甲のマジックテープタイプ

MARUGOは、作業用やお祭り、カジュアルに使える足袋やシューズなどのアイテムが揃うメーカーです。保護具のひとつである手甲は、マジックテープタイプを扱っています。

作業用にもお祭り用にも、マルチに使用可能。刺し縫いを施してあるので、しっかりしていて使いやすいですよ。

8位 ミドリ安全 手甲ガード

材質合成ゴム、ナイロン
留め方マジックテープ
サイズフリー

いろいろな作業時の安全確保に

安全衛生製品を幅広く扱う、ミドリ安全の手甲です。作業時の打ち付けや、挟み込みの事故軽減のために作られた保護具になります。

ナイロン製で軽いのと、マジックテープでフィットさせやすいので、作業するときに邪魔になりません。手袋の上からでも下からでも装着ができます

DIYや片付けなど、作業時のケガ防止におすすめです。

9位 富士手袋 純綿 手甲 ロング

材質コットン
留め方筒型
サイズフリー

作業やアウトドアに使いやすい筒形タイプ

作業着や手袋、靴下などのアイテムを扱う富士手袋の手甲です。とび職や農作業などの作業や、アウトドアでの使用を想定して作られた保護具になります。

コットン100%で吸汗性があるので、素肌にフィットさせても肌触りがいいですよ。ロングサイズは長さが20㎝で、14㎝の短いサイズもあります。

まとめ:腕を守るために自分に合った手甲を選ぼう

手甲は、手首や腕を外傷や日差しから守ってくれる、最適な保護具です。なくても作業やお祭りに参加はできますが、装着していればケガや日焼けを防止できますし、ファッションの一部としても楽しめます。

機能性はもちろんのこと、衣装とのコーディネートも考えて、自分に合う手甲を選んでくださいね。


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