【プロの庭師おすすめの作業用防寒手袋11選】防水を兼ね備えた最強の商品から人気のアウトドアブランドまでご紹介
2023/12/30
冬場の水仕事やガーデニング、農作業など、寒い場所での作業を快適に行うためには、作業用の防寒手袋が必須です。
作業中に水が染みてくると手が凍えたり、内側で汗をかいて蒸れたりします。厚い手袋をしていることで、道具をうまく扱えないこともあるでしょう。
そのため、作業用の防寒手袋は、防水性や透湿性、グリップ力に優れたものが多いです。
今回は、作業用の防寒手袋の選び方や、プロの庭師がおすすめする商品を紹介していくので、行う作業に合わせて使いやすい防寒手袋を選んでいきましょう。
目次
作業用防寒手袋とは?
防寒手袋とは、雨や雪などで濡れるのを防いだり、裏起毛で保温性を高めたりなど、寒さ対策の機能が備わっている手袋のことです。
その中でも、作業用防寒手袋は、さらに作業がしやすい機能が備わっている防寒手袋のことを言います。
保温性を高めるために厚みを出すと、道具がうまく扱えなくなります。ガーデニングでの剪定や農作業などで、ハサミがうまく扱えないと危ないですよね。
また、作業中に汗をかくと、手袋の中で濡れたり蒸れたりして不快です。
そのため、作業用防寒手袋は、グリップ性を高めたものや透湿性に優れたもの、低温でも柔らかいままで手にフィットしやすいものなど、快適に手を動かせるように考えられています。
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作業用防寒手袋の選び方
作業用防寒手袋の選び方は、次の5つが挙げられます。
作業用防寒手袋の選び方
- 防寒性能を考えた内側の素材
- 使いやすさを考えた外側の素材
- 機能性
- 厚み
- 洗濯の可、不可
さらに詳しく解説していきます。
防寒性能を考えて内側の素材で選ぶ
防寒性能のひとつに、内側の素材が挙げられます。フリース素材や裏起毛になっているのは、手のぬくもりや温度を保つためです。
内側は肌に直接ふれるため、肌触りのよさや柔らかさにも注目しましょう。
また、内側の素材が厚すぎると、手先の作業がやりにくくなる場合もあります。クッション性が欲しいのか、薄くても温かみのある素材がいいのか、どんな作業で使うかも考えて選ぶといいでしょう。
使いやすさを考慮して外側の素材で選ぶ
作業用の防寒手袋は、使いやすさを考慮して外側の素材にも気を配るのもポイントです。
耐久性が高く手に馴染みやすい「革製」
アウトドアで自転車に乗る時やスポーツをする時、刃物を使ったり荷物を運んだりの作業には、耐久性が高く手に馴染みやすい革製が使いやすいです。
革は伸縮性があるため、手にフィットして動かしやすいこともポイントです。
内側がボアになっていたり、通気性をよくした革製の防寒手袋もあるので、使いやすさや快適さも考えて選ぶといいでしょう。
グリップ力が高い「ゴム製・ポリウレタン製」
ゴム製やポリウレタン製はグリップ力が高く、重い荷物を運ぶ時など滑り止め効果が欲しい時に便利です。
エンボス加工などで、滑り止め効果をさらに高めている商品もあります。
車やバイクのメンテナンスでオイルを扱う時や、水仕事の最中も、物をしっかり掴むことができるので、安心して作業できます。
ガーデニングや農作業で道具を使う時も、グリップ力が高いと手を滑らしにくいのでおすすめです。
特殊なシーンでの使用には専用商品を
-50℃以下の冷凍庫の中など、極寒の中では耐寒性があり柔らかさが保てる手袋が便利です。
また、水仕事や雪かきなど水分が手に付く作業では、指先や手の甲側まで防水コーティングしてある手袋を使うと、手の中まで水が染みることがなく、防寒性を保てます。
オイルを使う仕事では耐油性に優れたものを、刃物を使う場合は耐切創レベルが高いものなど、作業の特性に応じて専門の手袋もあります。
機能性で選ぶ
手袋ごとにいろいろな機能を備えているものもあるため、機能性で選ぶのもポイントです。
通気性に優れた「背抜き加工」
背抜き加工とは、手の甲側のみ素材を変えて、通気性をよくすることです。
防寒手袋は、手袋内が温かいことで手に汗をかいて、蒸れたり湿気ったりしやすくなります。そのため、手の甲側を背抜きにすることで、透湿性が高まり蒸れにくくなります。
ただし、場合によっては通気性がいいことで手が冷えたり、水に濡れると染みたりするので注意しましょう。
水による冷えを防げる「防水加工」
防水加工がないと、液体や氷、雪などを触った時に手袋の中に染みてしまい、せっかく防寒手袋をつけていても手が冷えてしまいます。
手が濡れる作業を行う時は、防水加工されている防寒手袋を選びましょう。
全体が濡れる時はゴム製など完全防水の手袋を、手の平や指先が濡れる場合は手のひらや指先がコーティングされているものでも大丈夫です。
細かい作業に使用するなら厚みもチェック
防寒手袋は、保温性を高めるために、通常の手袋よりも厚くなります。
手先を使う細かい作業をする時は、手が動かしやすいように薄い手袋を選ぶようにしましょう。
手袋の素材の柔らかさや、フィット性の高さも考慮すると、作業性もアップします。
洗濯の可不可も確認する
作業用の防寒手袋は汚れやすく、内側も汗をかいて蒸れることもあるため、洗濯ができるかどうかもチェックポイントになります。
スエードや皮革の手袋は水に濡らすと傷むため、洗濯できません。
ゴムやポリエステル、ポリウレタンなどは、手洗い可能です。
洗う時はぬるま湯につけ、中性洗剤で優しくもむように洗い、軽く絞って陰干しします。
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プロの庭師おすすめの作業用防寒手袋11選
ここからは、プロの庭師がおすすめする作業用の防寒手袋を、順番に紹介していきます。
使いやすさや快適性などを考えながら、自分にぴったりの防寒手袋を選んでいきましょう。
1.富士手袋工業 ウォームハンド 防水防寒 マジック付 25-15
素材 | 手袋:ポリエステル、天然ゴム インナー:アクリル繊維 |
背抜き加工 | – |
防水加工 | あり |
厚み | 薄い |
洗濯 | 手洗い |
完全防水で風雨も吹き込まずに暖かい
パイル地の裏起毛による防寒と、オールコートでの完全防水で、寒い時期の外での水仕事におすすめです。
風雨や雪が入り込まないように、手首はマジックベルトで留められるようになっています。
手の平部分は濡れても滑りにくいサンディコート(砂地仕上げ)のため、ガーデニングや雪かき、DIY、アウトドアなどでの、道具を使った作業も安心です。
手の甲側は視認性の高いオレンジで、サイズはM、L、LLの3種類あります。
2.東和コーポレーション メジャーローブサーモ TOW33508
素材 | 表:天然ゴム 裏:アクリル、ポリエステル |
背抜き加工 | あり |
防水加工 | あり |
厚み | 薄い |
洗濯 | 手洗い |
作業性や透湿性に優れた柔らかい手袋
雪かきや冬のガーデニング、農作業におすすめ。透過性に優れているため、長時間作業していても、中が蒸れたり湿気ったりせずに暖かさを保てます。
天然ゴムコーティングは、引き裂きに強くしなやかでごわつきも少なく、マイクロフィニッシュ加工による滑り止めはピタッと吸着して掴みやすいので、作業性も抜群です。
長めの袖口や、指先や手の側面までコーティングしてあることから、土や水が入り込まないよう工夫されています。
3.東和コーポレーション PowerGrab Thermo W PG-348
created by Rinker
東和コーポレーション(Towa Corporation)
素材 | コーティング:天然ゴム 外側:ポリエステル 内側:アクリル、ポリエステル |
背抜き加工 | あり |
防水加工 | あり |
厚み | 薄い |
洗濯 | 手洗い |
二重構造で保温性をアップした作業用手袋
二重構造と長めの袖口で、防寒性をアップ。雪かきや冬場のガーデニング、農作業など、屋外での作業にぴったりです。
引き裂きに強い天然ゴムコーティングと、吸盤効果で吸着して掴みやすいマイクロフィニッシュ加工で作業性にも優れています。
4.ショーワグローブ No.282 防寒テムレス オリーブグリーン
created by Rinker
ショーワグローブ(Showaglove)
素材 | 表:ナイロン、ポリウレタン 裏:アクリル、ポリエステルほか |
背抜き加工 | なし |
防水加工 | あり |
厚み | 薄い |
洗濯 | 手洗い |
透湿性と防水性があり軽くて疲れにくい
透湿性と防水性を兼ね備えた素材で、防水しつつ中の湿気を逃がすことができるので、蒸れたり湿気ったりすることなく快適。
保温性を高めるために、内側はやらわかいボアタイプの裏起毛になっていますが、軽くて薄いため作業をしてても疲れにくいです。
低温下でも硬くならず、特殊樹脂によるコーティングで滑り止め効果もあります。
5.Weed DEVOLG 防寒&耐油のバックコート手袋 DE-538
素材 | ニトリルゴム、アクリル、ポリエステル |
背抜き加工 | なし |
防水加工 | 耐水性素材使用 |
厚み | 薄い |
洗濯 | 手洗い |
防寒と耐油にフィット感も優れた高機能手袋
作業用の安全手袋を手掛けるWeedによる、高機能な防寒手袋です。ヨーロッパ規格EN511の「接触冷気」項目では0~4の5段階で、レベル2を獲得しています。
また、人間工学に基づいた手形によるフィット感と、特殊な滑り止めによるグリップ力で作業性の高さに優れています。
冬場の除雪やガーデニング、農作業などの屋外作業だけでなく、バイクや車のメンテナンスにもおすすめです。
6.ダイヤゴム 静電気対策防寒手袋 ダイローブ350H
素材 | 表:ポリウレタン 裏地:綿100%+導電繊維 インナー:ボア+起毛アクリル+導電繊維 |
背抜き加工 | なし |
防水加工 | あり |
厚み | 厚い |
洗濯 | 不可 |
防寒と耐油に静電気対策に優れた二重構造手袋
樹脂層と起毛アクリル生地の間に設けた空気層で、保温性を高めた防寒手袋。防水性も高く、冬の寒さの中での水場仕事にもおすすめです。
ポリウレタン製は、-60℃の寒さでも硬くならないため作業性が衰えず、粒子状の滑り止めにより雪や雨の中でも高いグリップ力を維持します。
静電気対策がされていることもポイントです。
7.ダイヤゴム 防寒用手袋 ダイローブTG150
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ノーブランド品
素材 | 表:特殊ポリウレタン 裏:ナイロン インナー:綿、アクリル |
背抜き加工 | なし |
防水加工 | あり |
厚み | 0.5㎜ |
洗濯 | 手洗い |
-70℃でもやらわかい特殊ポリウレタン製
-70℃でも硬くならない特殊ポリウレタン製は、雪かきや冬場のガーデニング、農作業だけでなく、寒冷地での水産業、冷蔵・冷凍庫内での作業などにも使えます。
優れた防水性だけでなく耐油性もあるため、機械整備や石油関係など、油の取り扱い作業にもおすすめ。
摩耗に強く丈夫で軽い点も、作業に向いているでしょう。グリップ力を高めるため、滑り止めも付いています。
8.オカモト OG005サーモ発泡 GT005BML00
素材 | ビニール |
背抜き加工 | なし |
防水加工 | あり |
厚み | 薄い |
洗濯 | 手洗い |
冬場の食器洗いなどの水仕事に
内側の発砲層が手のぬくもりをキープし、外からの熱を伝えにくくしているため、冬場に水仕事でも冷たさを感じにくい点がポイントです。
人間工学による手型と、袖部分がずり落ちにくい構造で、装着感に優れています。
厚みによる重さを感じることもなく、クッション性により衝撃を和らげてくれるため、作業性も高いです。
水分を吸収しずらく乾きやすい塩ビ材質は、抗菌加工によってカビの発生を抑え臭くなりにくいので、快適性もあります。
9.ユニワールド 防寒合成皮革背抜き手袋 2700
素材 | 合成皮革 甲側:ポリエステル100% 内側:ナイロン、ポリウレタン |
背抜き加工 | あり |
防水加工 | なし |
厚み | 厚め |
洗濯 | 不可 |
インナーフリース使用で温かい
内側がフリース使用になっているため温かさを保ちながら、背抜きタイプで通気性にも優れています。合成皮革でも、中で蒸れたり湿気ったりしないので快適です。
手首はベルトでフィットさせることができるので、風雨や雪が入り込みづらくなっています。
軽作業や日常使いにおすすめです。
10.ユニワールド ワンダーグリップ フリーズフレックスプラス WG-538
素材 | 本体:ポリエステル、アクリル コーティング:ニトリルゴム |
背抜き加工 | なし |
防水加工 | あり |
厚み | 薄い |
洗濯 | 手洗い |
グリップ力があり防水性に優れたタイプ
ヨーロッパの規格EN388:2016をクリアしている防寒手袋で、耐摩耗レベル4、耐引裂レベル3と丈夫で、耐切創レベル1、耐突刺レベル1と安全性もあります。
手の甲までコーティングするバックコートで防水性に優れ、ワンダーグリップ独自のプレミアムフィニッシュで吸い付くようなグリップ力も実現。
さらに、内側に使用した保湿性のある起毛素材により、防寒性も高めています。
11.THE NORTH FACE Wool Etip Glove 69038735
ザ・ノース・フェイス THE NORTH FACE Wool Etip Glove (ウールイーチップグローブ) ウェアアクセサリー グローブ
素材 | ウール80%、ナイロン20%、天然皮革(羊革) |
背抜き加工 | – |
防水加工 | – |
厚み | 厚め |
洗濯 | 不可 |
スマホ操作ができるタウンユース向きの手袋
ナイロンを混紡することで、摩耗性や耐久性を高めたウールの手袋。手の平側には、スマホなどのタッチパネル操作がしやすいように、天然皮革の羊革で補強されています。
肌面はフリースライニング仕様で保温力を高めつつ、見た目がスマートでタウンユースしやすいデザインになっています。
作業用防寒手袋に関するよくある質問
防寒の作業手袋はワークマンにもある?
ワークマンにも作業手袋はありますが、防寒のものは特殊な手袋になるので少ないです。
作業用品を多く扱っているホームセンターや、専門メーカーのオンラインショップで探すと、バリエーションも豊富に見つかるでしょう。
作業用防寒手袋は自転車の運転や野球、釣りなどにもおすすめ?
自転車の運転や野球、釣りなどのアウトドアにも、作業用の防寒手袋はおすすめです。
厚手の手袋は手が動かしづらいので、手元を動かすことが多いシーンには薄手を選ぶとよいでしょう。
スポーツをする時は汗をかきやすいので、透湿性の高い防寒手袋であれば、蒸れることなく快適に過ごせます。
水に濡れやすい釣りなどでは防水性の高いものを、自転車の運転にはグリップ性の高いものなど、使う状況に合った特徴を持つ作業用の防寒手袋を選びましょう。
まとめ:作業用防寒手袋で冬場の作業も快適に!
作業用の防寒手袋は、水仕事や除雪もできるように防水性に優れていたり、手袋の中で汗をかいても蒸れないように透湿性が高かったりと、いろいろな機能が備わっています。
冬場のガーデニングや農作業でも普段と変わりなく道具を使うためには、柔らかさやフィット性も必要です。
また、手袋に厚みがあると操作性が落ちるため、グリップ力の高い滑り止め効果があると作業しやすくなります。
使う目的によって便利な機能も異なるため、どの機能が備わっていると使いやすいかも考慮して、冬場の作業が快適にできる防寒手袋を選びましょう。
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