【ジャスミンの剪定方法】正しい剪定時期や育て方をわかりやすく解説!
ジャスミンはガーデニング用として人気の高い花です。しかし、成長速度が早く剪定などの手入れが必須となります。初めてジャスミンを育てる方の中には剪定方法が分からない方も多いでしょう。
そこで今回は、ジャスミンの剪定方法について紹介します。綺麗に育てる方法についても解説するので、ぜひチェックしてください。

この記事を読んで、「ジャスミン」剪定を業者に依頼したいと思われた方は、お庭手入れのプロである庭師に相談することがおすすめです。
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ジャスミンの種類
ジャスミンには種類があります。種類によって向いている使い道は違うため、その特徴を知ることが大切です。ここでは、以下の3つのジャスミンを紹介します。
【ジャスミン種類】
- ハゴロモジャスミン
- 茉莉花
- スタージャスミン
自分の目的に合うジャスミンを探すためにも、種類ごとの特徴を把握しておきましょう。
ハゴロモジャスミン

- ハゴロモジャスミンの特徴は?
つるが長いことです。
ハゴロモジャスミンは、春頃に白く美しい花を咲かせます。つるが1m~3mの長さに伸びることを活かして、フェンスなどに絡ませて育てるのがおすすめです。
ハゴロモジャスミンの花には強い香りがあります。植えすぎると香りが強くなりすぎることがあるため、注意しましょう。また、暑さに強く寒さに弱い性質を持つため、0℃以下になる地域では日当たりが良く暖かい場所を確保してください。
茉莉花(まつりか)

茉莉花は、ジャスミンの別名としても知られています。花や葉に強い香りがあり、ハーブとして利用するのがおすすめです。乾燥させてお茶に入れればジャスミン茶としても楽しめます。
茉莉花の花は、つぶらで丸い形をしています。見た目も可愛く、鑑賞用として植えても十分楽しめるでしょう。
スタージャスミン

スタージャスミンは、白く甘い香りを出す花です。庭いっぱいにスタージャスミンを植えれば、とても美しく香りと見た目の両方を楽しめます。また、美しい見た目からギフト用としても人気です。
甘い香りのするスタージャスミンですが、食用としては使用できません。スタージャスミンはキョウチクトウの仲間であり、毒があります。香りにつられて食用として使わないよう注意してください。
ジャスミンの剪定準備

- ジャスミンの剪定に必要な道具は?
ジャスミンの剪定に必要な道具は剪定ばさみと軍手です。
基本的に、ジャスミンの剪定には剪定ばさみを使用します。普通のはさみでも剪定はできますが、スムーズに作業を進めるためにも「剪定ばさみ」を用意しましょう。
また、軍手も必ず用意してください。気を付けて剪定をしても、切った枝や葉で怪我をすることがあります。安全に作業するためにも、軍手をして剪定ばさみで剪定をしましょう。
ジャスミンの剪定時期

ジャスミンの剪定は、7月~9月頃にしましょう。ジャスミンの花を楽しめるのは7月までです。花が散った後もつるだけが伸びるため、放置していると見た目が悪くなります。そのため、花が終わったら剪定するのがおすすめです。
また、9月以降は花芽が付く時期となります。花芽が付いた後に剪定をすると、翌年花が咲かなくなることがあるため注意してください。
ジャスミンの剪定方法

ジャスミンの剪定方法は、基本的に間引き剪定となります。間引き剪定とは、混み合っている枝葉や不要な枝を根元から切る方法のことです。不要な枝葉を切り落とすことで風通しがよくなり病害虫の予防ができます。
また、ジャスミンを綺麗に剪定するには脇のほうから伸びている細いつるを間引くのがポイントです。太く伸びすぎているつるは半分くらいの長さにすることで樹形も整うでしょう。
ジャスミンの育て方
ジャスミンの美しい花を楽しむためには、剪定だけでなく育て方にも注意しましょう。ジャスミンの育て方は以下のとおりです。
【ジャスミンの育て方】
- 環境
- 肥料
- 水やり
- 増やし方
育て方について理解しておくことで、ジャスミンをより楽しめます。次の章でそれぞれのポイントについて詳しく解説するのでぜひチェックしてください。
育てる環境

ジャスミンは暑さに強く寒さに弱い花です。暖かく日の当たる場所で育ててあげましょう。また、寒い地域では屋内で育てられるよう鉢植えにしておくのがおすすめです。
ただし、夏場に直射日光を浴びすぎると弱ることがあります。日差しが強い日は日陰に移動させてあげるなどの対応が必要です。
与える肥料

ジャスミンを育てる時は、2月~3月頃に寒肥を与えましょう。与える肥料はリン酸やカリを含む有機化成肥料です。
また、5月~6月に追肥を与えるのもおすすめです。追肥を与えることで生育がよくなり美しいジャスミンを楽しめます。
水やり方法

ジャスミンは、土の表面が乾いたら水やりをします。毎日の水やりは基本的に不要です。鉢に水が溜まると枯れる原因となるため、水のやりすぎには注意してください。
また、水やりをするときは根元にだけ水をかけるのがポイント。葉に水をかけると光合成に影響が出るため、水を与える場所には気を付けてください。
増やす方法

ジャスミンは挿し木によって増やすことが可能です。生えてから1年未満の若いつるを、先端から3節目くらいの長さで切ります。切ったつるを水につけた後、鉢に植え付ければ完了です。
1か月ほど日陰で育てれば葉が出てきます。挿し木を成功させるコツは、つるを斜めに切ることです。斜めに切ることで水が吸いやすく発根しやすくなります。
ジャスミンで注意する病害虫
ジャスミンの花は丁寧に育てていても、病害虫の被害によって枯れてしまうことがあります。ジャスミンで注意してほしい病害虫は以下の3つです。
【病害虫】
- うどんこ病
- アブラムシ
- ハダニ
病害虫の被害に早期に気づくためには、その詳細について知っておく必要があります。次の章で具体的な症状や対処法を解説するのでチェックしておきましょう。
病気:うどんこ病

うどんこ病は、葉の表面に白いカビが生える病気です。病気になった葉の見た目がうどん粉をまぶしたようになります。うどんこ病は葉以外にもつるや蕾に発症し、最初は5ミリ程度の小さな点ですが、次第に広がるため注意してください。
病気が進行していくと、花が咲かなくなったり枯れたりします。こまめに手入れをしてうどんこ病になっていないか確認しましょう。また、うどんこ病を発症したら専用の薬品を使用して対処してください。
害虫:アブラムシ

アブラムシは、茎や枝から栄養を吸い取ってしまう害虫です。アブラムシの被害にあった植物は枝葉が黒く変色し、枯れることもあります。アブラムシの体長は3ミリ程度ですが、形は色は様々。
また、アブラムシは大量発生しやすい害虫です。発見次第すぐに専用の殺虫剤で駆除しましょう。アブラムシの対策として有効的なのは、適切に剪定を行って風通しをよくすることです。
害虫:ハダニ

ハダニは、植物の葉に寄生する害虫です。体長は0.4ミリ程度で見た目はクモに似ています。ハダニが寄生すると、葉に傷がついたり花から栄養が取られたりします。
ハダニを発見した場合は専用の薬品で駆除してください。また、ハダニは風通しの良い場所を好みます。風通しをよくすることで被害を事前に防げるでしょう。
正しい剪定方法でジャスミンを楽しもう!

今回は、ジャスミンの剪定方法について紹介しました。ジャスミンは見た目も香りも楽しめる植物です。適切に剪定をすれば病害虫の被害に合う可能性も低く、比較的簡単に育てられます。
栽培する環境に気を付けつつ、正しく剪定をしてジャスミンの花を楽しんでください。また、剪定に困った時は業者を利用すれば、より簡単にジャスミンを育てられるでしょう。

この記事を読んで、「ジャスミン」剪定を業者に依頼したいと思われた方は、お庭手入れのプロである庭師に相談することがおすすめです。
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