【桔梗(キキョウ)の花言葉は怖い?】色別の意味や名前の由来もご紹介

古来から日本で愛され続ける桔梗。秋の七草である桔梗は、家紋にも使われ、万葉集にも登場する有名な花です。

桔梗=紫というイメージですが、実は種類が豊富。花にも紫以外の色があり、色別の花言葉も託されています。今回は桔梗の色別の花言葉と、品種について解説します。

目次

桔梗(キキョウ)の花言葉

桔梗には紫以外にも、白・青の花色があり、色ごとに花言葉も異なります。

しかし、どの花言葉も、誠実に夫を待ち続けた女性の悲恋の物語が下敷きとなっています。

桔梗(キキョウ)全般の花言葉

花言葉は「永遠の愛」「変わらぬ愛」「誠実」「気品」。その紫色と同じく、気高く美しいイメージの花言葉ですね。

戦争によって引き離された夫婦がすれ違い、その愛を証明するために命を絶つという物語が下敷きになっています。

桔梗(キキョウ)の英語の花言葉

英語の花言葉は、「the return of a friend is desired(友の帰りを願う)」というものがあり、前述の悲恋とは少し異なるものです。

戦争に行った友人の帰りを、桔梗を植えて待ち、無事を願ったというエピソードが由来となっています。

この他、「honesty(正直)」「obedience(従順)」「endless love(永遠の愛)」があります。

花色別の桔梗(キキョウ)の花言葉

戦争に引き裂かれた悲しい夫婦の物語から、「永遠の愛」「誠実」という花言葉を持つ桔梗。

紫・青・白の花色別では、どんな花言葉が託されているのでしょうか。

紫・青色の桔梗(キキョウ)の花言葉

紫の桔梗の花言葉は、桔梗全体の花言葉と同じく「永遠の愛」「変わらぬ愛」「誠実」「気品」です。

恋人を待ち続けた誠実な思い、そして死を持って変わらぬ愛を証明したことから、これらの花言葉を持っています。

この他、ピンクの桔梗もあり、花言葉は「薄幸」。戦争によってすれ違い命を落とした夫婦を象徴するかのようですね。

白色の桔梗(キキョウ)の花言葉

白の桔梗は、その清楚な佇まいから花言葉は「清楚」「従順」。

無垢ではかなげな風情からは、たしかにそのような花言葉を感じさせます。

桔梗(キキョウ)の花言葉の由来

由来になったのは、戦に行った夫と誠実に待ち続けた妻の悲恋の物語です。

戦から帰ってくる夫を迎えるため、宴の準備をして待っていた妻が、その宴が他の男性と結婚したためのものと勘違いされてしまいます。

妻は、自らの誠実さを、命を絶つことで証明し、それに気づいた夫も後を追ったという物語です。

桔梗(キキョウ)の花言葉は怖くない

花によっては不吉な花言葉を持っているものもあります。

桔梗の場合、花言葉の由来となっているエピソードは悲恋ではあるものの、花言葉自体は、誠実さ・愛の証を立てるもの。怖いものではありません。

桔梗(キキョウ)の基本情報

学名Platycodon grandiflorus
科名キキョウ科
属名キキョウ属
別名岡止々岐(オカトトキ)
原産地日本、中国、朝鮮半島
開花時期6~9月

日本・中国・朝鮮で馴染み深い桔梗。昔から園芸用として日本でも様々な種類が作られており、家紋や浴衣・風呂敷の柄など、文化に深く浸透している花です。

桔梗(キキョウ)の特徴

万葉集でも「秋の七草」の1つ「朝貌の花」として歌われてきた桔梗は、古来からある原種。野生の原種は数を減らし、現代では絶滅危惧Ⅱ類に指定されています。現在市場に出回っているものは江戸時代から園芸用に改良されてきたものです。

星のような形の五枚の花弁が基本で、すっきりと伸びた茎は種類によっては10cm~1メートルを超すものになります。

花色はお馴染みの紫の他、青・白・ピンクがあり、一重咲き・八重咲きという咲き方や、全く咲かない「袋咲き」と呼ばれるものもあります。

桔梗(キキョウ)の名前の由来

紫の花色が桔梗色とも呼ばれ、古来から親しまれてきた花ですが、花の名の由来はその薬効にあると言われています。

桔梗の根はキチコウと呼ばれ、「桔梗」と書きます。キチコウには痰切りの作用があると言われており、このキチコウが「キキョウ」と呼ばれるようになったそうです。

英名では、その形から「Balloon flower」です。

風水としての桔梗(キキョウ)

桔梗の紫色は、風水の世界ではとても良い色。凛とした姿から、恋の苦しさを乗り越え幸せになる力があり、恋愛運を引き寄せるとも言われています。

冬に枯れ、再び初夏に美しい花を咲かせることから、生命力の象徴でもあります。

風水として桔梗を飾りたい場合は、南・南西の方角が吉。風水を取り入れたい人は試してみましょう。

誕生花としての桔梗(キキョウ)

桔梗を誕生花とするのは以下の日です。

4月23日、8月2日・28日、9月1日、10月22日・31日

誕生花を気にしない人も多いものの、誕生日に「あなたの誕生花を選びました」と伝えて渡すと素敵なプレゼントになりそうですね。

桔梗(キキョウ)の種類・品種

桔梗は江戸時代から品種改良が進んでおり、現在市場に流通しているものは品種改良されたものです。

定番の紫以外にも、白や青、咲き方にも様々な特徴を持つ品種があります。ここでは、桔梗の代表的な5つの品種を紹介します。

五月雨桔梗

見た目は一般的な桔梗で、早咲きが特徴。5~6月の初夏に花を咲かせます。5月に開花がスタートすることから、「五月雨」の名がついています。

花色は紫・ピンク・白の他、絞り染めのように白に紫が入った絞り咲きの花もあります。

小町桔梗

出典:miyoshi-group.co.jp

桔梗は星形の花が咲くのが定番ですが、この小町桔梗は変わり種。咲かない桔梗です

小町桔梗は風船のように膨らんだ蕾のまま、開花しないという変異種。英名「balloon flower」も、この蕾の様を表しています。風船のような花を楽しむのが、この小町桔梗の特徴となっています。

蕾のまま終わる姿が、生涯独身だった小野小町に例えられているのでしょうか。小野小町がその名の由来です。「小町咲き」という名もあります。

アポイ桔梗

出典:apoi-geopark.jp

北海道のアポイ岳が原産のため、アポイ桔梗と名付けられました。高山で咲く桔梗です。

草丈は50cmほどで、鋭い鋸葉と大輪の花を咲かせます。花は一重咲き・八重咲きがあり、高山ではシカに食べられて激減しています。

モモバ桔梗

出典:blog.livedoor.jp

ホタルブクロ属で、カップのような形状の花が特徴。花色は紫・青・白・ピンクなどがありますが、園芸用としてはパープルブルーの色が人気です。

1本からたくさんの花が咲くため、植える量が少なくても見ごたえは抜群。

ハタザオ桔梗

出典:ootk.net

ヨーロッパ生まれの桔梗で、大正時代に日本に輸入されたものです。

茎が「旗竿」のようにまっすぐであることから名づけられました。このハタザオ桔梗もホタルブクロ属で、茎から藤のようにびっしりと花が垂れ下がる姿が特徴です。

丈夫で花付きが良く、たくさんの花が咲くことから、桔梗を育てたことがない人にもおすすめです。

桔梗(キキョウ)は秋の七草の1つ

「秋の七草」とは、万葉集にある山上憶良の歌に登場するもの。秋の野に咲く草花を数えると7種類あり、その7つが秋の七草です。

「萩の花・尾花(すすき)・葛花・撫子の花・女郎花・藤袴・朝貌の花」

最後の「朝貌の花」が桔梗です。現代では、この7種類全てを野生で見ることは難しくなりました。生花店では販売されているので、秋の七草のアレンジメントを飾っても風流ですよ。

まとめ

その清楚な色と花姿で、古来から日本で愛されてきた桔梗。家紋になるほど有名な花ですが、実はいろいろな種類があることがわかりましたね。

悲しい恋の物語から由来する花言葉「永遠の愛」「変わらぬ愛」「誠実」「気品」ですが、花言葉自体は深い愛を表す素敵な言葉です。

日本人に馴染みが深い分、上品な紫色と清楚な花姿は、切り花やアレンジメントとしても人気です。秋の七草の1つをぜひ楽しんでください。

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