【庭木の冬囲いとは?】 冬囲いが必要な理由と適したやり方もご紹介

寒くなる季節に「冬囲い」という言葉を聞いたことはありませんか?実は、樹木を寒さなどから守る囲いのことをさしています。

では実際にどのように作るのか、なぜ必要なのかなどを解説していくので是非参考にしてください。

この記事を読んで、「冬囲い」などの相談を業者に依頼したいと思われた方は、お庭手入れのプロである庭師に相談することがおすすめです。
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目次

冬囲いとは?

雪がよく降るような地域では木々が縄でつるされていたり、枝が縛られていたりそのほか、竹でおおわれているなどの光景が見られます。冬囲いは雪が降る前に木々を守るために行う作業です。

個人で簡単にできるような冬囲いから本格的なものまでさまざまで、庭木の種類によって形状や適した冬囲いの方法が異なります。名前から察することができるかもしれませんが、冬囲いは樹木を雪や冬の寒さから守ってあげる意味があります。

冬囲いをする理由

主に庭木を積雪から保護するのが目的で、雪が積もったことによって枝が折れたり低木が押しつぶされてしまうのを防ぎます。また庭木の中には寒さが苦手な樹木もあり、寒い風から庭木を守ってやる必要があるのです。

それ以外にも庭全体の景観を保つために冬囲いを行うことがあります。雪吊りなど冬の装飾を目的に木を飾ります。雪がよく降る地域では基本的に良く行われるので、一種の名物のようになっている場所もあります。

雪囲いとの違い

雪囲いは冬囲いのひとつのように扱われています。主な違いは冷気から守るのか、雪から守るのかです。冬囲いの場合は雪だけではなく冬の寒い冷気や冷たい風から庭木を守るために行われます。

雪囲いの主な目的は雪の重たさや冷たさから守ることです。雪の重みを多方向へそらすように工夫をおこないつぶれてしまわないようにするのも雪囲いの一種です。冷たさだけではなく物理的に庭木を守ってあげるのです。

冬囲いのやり方

大きな樹木などの冬囲いはなかなか個人で行うのは難しいでしょう。

しかし小さい低木や家庭向けの樹木であれば一人でも作れます。竹や玉縄といった必要なものを準備してきちんと樹木を守ってあげたいですね。

低木と高木の基本的な冬囲いのやり方についてまとめました。それぞれ把握しておきたいポイントなど詳しくまとめましたのでぜひ参考にしてみてください。

ツツジなど「低木〜中木」の冬囲い

家庭の庭木でもよく植えられているツツジなどの低木や中木では、竹で周囲を囲い2カ所ほど胴巻きを行うだけの簡単な作業になります。低木は大きさがあまりないので初心者の方でも慣れれば一人でもできるようになりますよ。

胴巻きをおこなったら樹木に合わせてむしろをかけてあげましょう。バラなどの寒さに弱い樹木は特に竹と胴巻きだけではなく全体を囲うようにして冬の寒さから守ってあげなくてはなりません。

松など「高木」の冬囲い

そこそこ高さのあるような樹木には竹囲いや雪吊りが一般的です。竹囲いは3本以上の竹を使い、円錐状に立ててその周りを縄で巻いて固定します。全体的に見て三角形に見えるようなイメージです。詳しいコツや種類については以下で解説いたします。

雪吊りはテクニックが必要となり、大きめの松などの樹木につかわれます。業者さんに頼むことも珍しくありません。まるで松がつられているような印象を抱く形をしています。

冬囲いの結び方は「男結び」が基本

冬囲いに使われる結び方は「男結び」です。右端の縄を左端の下に回し、返したわっかに左端を通して結ぶ方法です。途中わっかを作るのがコツでしょう。

それほど難しい工程ではありません。コツを掴めば誰でもおぼえることができます。大きめの冬囲いにも小さい低木の冬囲いにも使われる基本的な結び方ですので覚えておきましょう。

冬囲いの種類

冬囲いと一言で言ってもさまざまなものがあります。公園やお庭によっても適した冬囲いは異なりますし、名称も違うのです。職人さんの裁量によって若干の違いはありますが樹木によってそれぞれ種類が分けられています。

冬囲いの種類で主に使われるものを3つほどご紹介いたします。どういったものに向いているのかポイントなどを解説いたしますので見ていきましょう。

【縄巻き】一番簡単な方法で手軽にできる

一番簡単で比較的誰でも手軽に行えるのが縄巻きです。低木に施すのが一般的で、枝が細く柔軟な樹木に向いています。ただし縛るときには枝が折れてしまわないよう、力加減に注意してください。

木全体がまるで一本になったような形に見えます。樹木がたつように縛るだけですので簡単にできます。縛る位置はだいたい真ん中と枝先くらいで位置をなるべく揃えてあげるといいでしょう。

【雪吊り】デザインが豊富で見栄えがいい

デザインの幅が豊富で見栄えがいいのが雪吊りです。上記でも挙げられていたように松などの樹木に施される方法で、コツが必要になるため業者に頼む方も珍しくありません。一般的なのは真ん中に支柱を立てて行います。

支柱のてっぺんから何本かの縄を張り、枝を吊るような方法です。冬囲い以外にも装飾目的として演出のように使われることもあります。高木の形や大きさによっても雪吊り仕方が変わってくるので慣れていないと素人には難しいでしょう。

【竹囲い】苗木に使用することが多い

竹囲いは苗木などに使用されることが多い冬囲いです。主に竹を3本使い、円錐状に立ててあげます。しっかりと縄を巻いて、固定させるのがコツです。雪の侵入を防ぐようにして縄を巻いていきましょう。

小さめの苗木に施される方法で、庭木でも十分使える冬囲いです。

冬囲いを外す時期は?

冬囲いを外す時期は春先です。とはいえ樹木によっては寒さに弱いものもありますから、天気予報などを見て気温などをチェックして暖かくなる時をチェックしましょう。

とくにバラなどは寒さに弱い樹木なので注意する必要があります。冬囲いをしている樹木の特徴を調べてから外すようにするのがおすすめです。

作成から撤去までプロの業者に依頼するのがおすすめ

低木のような小さい樹木であれば一人でも簡単に冬囲いが行えるでしょう。しかしながら庭木の中には松のような高木もありますよね。大きな庭木では一般家庭で冬囲いを行うのはなかなか難しいものです。

プロの業者さんであれば冬囲いの作成から、春先の撤去まできちんと作業してくれます。無理して自分で行うよりも業者さんに依頼をした方がいいでしょう。見積もりを出してもらってから依頼してくださいね。

冬囲いのまとめ

冬囲いについてその必要性や種類など詳しく見てきました。雪のよく降る地域では冬の冷たい風や雪などから守るために必要な作業です。自分の庭木に適した冬囲いの種類をしっかりと確認して施してあげましょう。

場合によっては業者さんを呼んで冬囲いを施してもらうのもおすすめです!

この記事を読んで、「冬囲い」などの相談を業者に依頼したいと思われた方は、お庭手入れのプロである庭師に相談することがおすすめです。
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