【勿忘草(ワスレナグサ)の花言葉は怖い?】色別の意味や由来は?特徴や種類もご紹介

春~夏の間に小さく可憐な花を咲かせる勿忘草(ワスレナグサ)。その花言葉には、もの悲しいエピソードが込められていると言われていますが、実は花の色によっても花言葉が異なります。

「私を忘れないで」という花言葉の由来も胸に響きますが、その可憐で美しい花姿はガーデニングで育ててみたいという人もいるはず。今回は勿忘草の花言葉についてのエピソードの他、種類や品種、大切な人へのおすすめの贈り方も紹介します。

目次

勿忘草(ワスレナグサ)の花言葉

ワスレナグサ

「春を知らせる花」とも言われる勿忘草。花言葉は、勿忘草(ワスレナグサ)というその名と同じく、「私を忘れないで」。その花言葉は、切ない恋のエピソードから由来していると言われています。

「私を忘れないで」の他、「誠の愛」「真実の愛」という花言葉が託されています。

花色別の勿忘草(ワスレナグサ)の花言葉

勿忘草は青・白・ピンク・紫・黄色と、たくさんの花色を持っています。中でも、青・ピンク・白色の勿忘草にはそれぞれ花色別の花言葉が託されていますが、どれもはかなげなものばかり。

早速、色別に花言葉を見ていきましょう。

青色の花言葉:「真実の愛」

ワスレナグサ

青色の勿忘草の花言葉は「真実の愛」「誠の愛」。花言葉の由来にもなっているドイツの恋の物語、その登場人物と深い愛から生まれた花言葉です。

人気バンドAwesome City Clubのヒット曲「勿忘(わすれな)」も、この勿忘草を連想して名づけられました。勿忘草という花がわからなくても、名前だけは知っているという人も多いはずです。

ピンク色の花言葉:「真実の友情」

ピンクのワスレナグサ

ピンク色の勿忘草に託された言葉は「真実の友情」。フランスでは勿忘草は友情を表す花のため、フランスでは「誠実な友情」という花言葉になっています。

日本ではその名からなんとなくもの悲しいイメージの勿忘草ですが、国が違えばポジティブなイメージになるから不思議ですよね。

白色の花言葉:「私を忘れないで」

白のワスレナグサ

白色の場合は、勿忘草という名前と同じく「私を忘れないで」。これは日本とイギリス・中国・イタリア・フランスでもこの花言葉となっています。

ドイツでは「汝、私について考えよ」「花が何を話すか聞いて」という意味もあります。

スペイン、イタリア、日本では「勿忘草=私を忘れないで」をイメージした歌・カンツォーネも作られています。勿忘草の「私を忘れないで」は、世界にほぼ共通の花言葉とも言えます。

勿忘草(ワスレナグサ)の花言葉の由来

ワスレナグサ

花言葉の由来となったエピソードは、ドイツに古くからある悲恋の物語。

騎士ルドルフと、その恋人ベルタ。愛し合う二人がドナウ川のほとりで青い小さな花を見つけ、ベルタのために花を摘もうとしたルドルフが足を滑らせて川の急流に落ちてしまいます。

ルドルフは溺れながらも、最後の力で青い花を岸部のベルタに投げ、「私を忘れないで」と告げた後、川の底に沈み、命を落としてしまいます。残されたベルタは、愛する人の最後の花と言葉を胸に一生を過ごした…そんな悲しい伝説から、「私を忘れないで」「真実の愛」が生まれました。

勿忘草(ワスレナグサ)の花言葉に怖い意味はない

ガラス瓶に生けたワスレナグサ

花の中には、タンポポやマリーゴールドのように、意外に怖い花言葉を持つ花もあります。

勿忘草も、その悲しいエピソードが由来のせいか、怖い花言葉を持っているのでは…と思われがちですが、勿忘草はあくまで愛と友情を象徴する草花。勿忘草は怖い花言葉は託されていません。

勿忘草(ワスレナグサ)の基本情報

ワスレナグサ
学名Myosotis scorpioide
科名ムラサキ科
属名ワスレナグサ属
開花時期3~6月
原産地アジア・ヨーロッパ

ヨーロッパで生まれた勿忘草は、北半球の温帯~亜寒帯で50種類が存在しています。日本に入ってきたのは明治時代。その後、野生化して日本全国に咲くようになりました。園芸用として、花壇・鉢植えでも人気です。

友情・誠実の意味を持つため、アメリカのアラスカ州では州花としても親しまれています。

勿忘草(ワスレナグサ)の特徴

白と紫のワスレナグサ

勿忘草は草丈20~50cm程度、1cm弱の小さな花が咲く春~初夏の花です。青・ピンク・白・黄色・紫など、意外に花色が多くあります。

同じムラサキ科には、パステルブルーが人気のネモフィラがあり、可憐な花姿は勿忘草と似ています。

こぼれ種で増える強い植物で、日本でも各地で自生しています。

勿忘草(ワスレナグサ)の別名

白と青のワスレナグサ

勿忘草の別名には「フォーゲットミーノット」「ミオソチス」「ミオソティス」「ミオソティス・ミオマルク」などがあります。

園芸店や花の通販では「ミオソティス」の名で扱っているお店も多いようです。myosotis(ミオソティス)はギリシャ語のハツカネズミ(mys)+耳(ous)を組み合わせた言葉。ミオソティスの丸い葉の形が、ハツカネズミの耳に似ていることから由来しています。

勿忘草(ワスレナグサ)の開花時期

ワスレナグサ

勿忘草の開花時期は3~6月。春めいた可憐な花色と花姿から、春の訪れを感じさせるため、「春を知らせる花」とも呼ばれています。

涼しい土地では4月~7月の、春~夏にかけて開花します。

勿忘草(ワスレナグサ)の種類・品種

勿忘草は世界で約50種類分布しています。元々ヨーロッパから入ってきた花ですが、日本唯一の勿忘草の在来種としてエゾムラサキも存在しています。

ここでは勿忘草の代表的な7品種を紹介します。

ノハラワスレナグサ

ノハラワスレナグサ

ヨーロッパ原産で、青・紫の花を咲かせます。花全体が白く小さな軟毛を持っているのが大きな特徴。

20~40cmの草丈の高山ワスレナグサで、アラスカ州の高山で咲くことからアラスカ州の州花にも指定されています。

ブルームッツ

ブルームッツ
出典:plaza.rakuten.co.jp

涼しい環境で育つブルームッツは、青紫色の花弁と、30〜40cmの草丈が特徴。1cm程度の小さな花が咲き、切り花・ガーデニングにも人気です。

シンワスレナグサ

シンワスレナグサ

学名Myosotis scorpioidesのscorpioidesの意味は「サソリの尾に似た」。サソリの尾のような形で花を咲かせる姿から由来しています。

淡い青色の花で、別名「true forget-me-not」という名を持っています。

ミオマルク

ミオマルク

大輪花の勿忘草。毎年花を咲かせる宿根草で、春の訪れの時期には株一面の水色の花を咲かせてくれます。開花したばかりの頃はピンクで、徐々に水色に変化するのも特徴。

シルバチカ(シルヴァチカ)

シルバチカ

日本では野生化している勿忘草の1種。山で自生しているものを見かけたときは、このシルバチカかもしれません。

草丈50cm程度に成長する水色の花ですが、園芸用として扱われているものの中には花色がピンク・白のものもあります。

アルペストリス

アスペルトリス
出典:weblio.jp

ヨーロッパの高山・標高の高い草原で自生する品種。色濃い青の花と、10~20cmの低めの草丈が特徴です。アルペン山脈、ピレネー山脈などの草原で見られます。

スコルピオイデス

スコルピオイデス
出典:plantkingdom.jp


花言葉の由来となったドイツの悲恋の伝説に登場する「青い花」は、このスコルピオイデスと言われています。

園芸用としてはほとんど扱われていないため、普及しておらず、日本で見られるのは野生化しているもののみ。スコルピオの名の通り、花をつけた姿がサソリに似ています。

勿忘草(ワスレナグサ)の贈り方

春の期待感を感じさせる勿忘草。その春らしさから、花言葉は考えず、可愛らしい花姿を誰かにプレゼントしたいと思うこともあるでしょう。

ここでは、勿忘草を贈る際のアレンジについて紹介します。

大きな花と一緒にアレンジメント

ワスレナグサのアレンジメント

勿忘草は花の大きさが1cm程度なので、メインの花としてはちょっと寂しくなってしまいます。

バラなどの大きくインパクトのある花をメインにし、その添え役として一緒にアレンジメントにしてみましょう。勿忘草の小花を散らした姿は、上品で華やかな風情になります。

押し花に加工して贈る

押し花の和紙

小さな花姿は押し花にすれば可愛く温かみのあるアイテムに。しおりにしたり、レジンで加工してキーホルダーにしてプレゼントするのも素敵です。

花言葉「真実の友情」のメッセージを添えておくと、思いはさらに伝わることでしょう。大切な友人、年の離れた友人に贈るのもおすすめです。

育てるのが好きな方には苗もの

ワスレナグサの苗

園芸用として、勿忘草の苗が流通しています。春に咲かせる用として、1~4月にポットや鉢ものとして販売されています。ガーデニングをしている人にプレゼントするなら、切り花でなく苗もおすすめです。

花色ごとに花言葉が違う多呂、苗をプレゼントする際は、園芸店の店員に、どの色の花が咲くのかを確認してから購入しましょう。

まとめ

悲恋の伝説から生まれた花言葉を持つ勿忘草ですが、海外では、深い愛情・真の友情の象徴としても扱われています。

鮮やかな青い小花が一面に咲く姿は、春の花壇にもぴったり。強くて育てやすい植物なので、種まきなら9月~10月がおすすめです。「春を知らせる花」の開花を楽しみましょう。

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