【燕趙園(えんちょうえん)】鳥取県の本格的な中国庭園・燕趙園の見どころをご紹介
2020/12/30
鳥取県には、本格的で豪華絢爛な中国庭園「燕趙園(えんちょうえん)」があります。材料や装飾はすべて中国からとりよせたというから、驚きです。
ドラマの撮影地としても有名で、テレビで見たことがある!という方も多いかもしれませんね。建物も素晴らしいですが、28つある庭園はどれも個性的で飽きることがありません。
そこで今回は、鳥取県東伯郡にある本格的な中国庭園「燕趙園」の見どころをご紹介します。
この記事を読んで、「燕趙園(えんちょうえん)」の様な庭園を、ご自宅に作ってみたいと思われた方は、お庭手入れのプロである庭師に相談することがおすすめです。
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その他、お庭・植物に関する悩みがあるお客様も、気軽に利用されているので、この機会に是非一度相談してみてください。
目次
燕趙園とは?
- 燕趙園とは?
燕趙園は、鳥取県にある日本最大級の本格的な中国庭園。鳥取県と中国河北省の友好の証として、建設されました。
燕趙園でつくられた建物は、皇家園林方式の中国庭園を忠実に再現。設計や材料の調達・加工もすべて中国で行われており、一度建てたものを解体して日本に運ばれてきました。
日本で再度建てるときも中国人技術者のもとに建設されるなど、かなり本格的な庭園です。
建物内の装飾も中国人彩画師により描かれ、皇帝を象徴する五本爪の龍など2000以上の彩画が描かれています。また、皇帝にしか使用できないという黄色の瑠璃瓦も、必見です。
燕趙園はドラマ「西遊記」の撮影にも使われました。
燕趙園の5つの見どころ!
燕趙園では、28つの庭園がつくられています。
28景と称し、それそれが個性的な庭園美を演出しています。一歩進むごとに違う表情の庭園が出迎えてくれ、ワクワクと興奮がとまらないことでしょう。
そのなかからぜひ見てほしい庭園4つと燕趙園ならではの見どころを1つ、計を5つ選びました。それでは、詳しくご紹介します。
1【第1景:燕趙門(えんちょうもん)】威厳のある立派な門構え
燕趙園にはいると、いちばん最初に目にするのが第1景の「燕趙門」。皇帝の色である瑠璃瓦を葺き、門の前には1対のシーサーが出迎えます。
向かって右の玉を踏んでいるのがオスで、左側の子のシーサーをメスだそうです。威厳のある立派な門構えが、これから見学する庭園の期待を高めてくれます。
瑠璃瓦は瑠璃色ではなく、うわぐすりを塗って光沢を出した瓦のことです。
2【第10景:三景軒(さんけいけん)】丸窓からの景色を楽しんで
「三景軒」には、丸い窓から3つの景色を見ることができます。それぞれを荷風榭(かふうしゃ)・華夏堂(かかどう)・一覧亭といい、景色が丸い掛軸のようです。
窓から見える景色をゆっくり眺めたり、窓の外から顔を出したりして楽しんでくださいね。石の腰掛がありますので、時間が許す限り窓からの風景にウットリしてください。
3【第21景:有別洞天(ゆうべつどうてん)】ミステリアスな洞窟
優美な庭園から一変、ごつごつとした岩の洞窟が現われます。第21景の「別有洞天(べつゆうどうてん)」は、山に洞穴がつくられています。
ここは、外界と断絶した世界があるといわれており、ほかの豪華な庭園とは違った雰囲気です。ちょっとミステリアスで不思議な感覚ですが、冒険心をくすぐられるようで楽しい場所です。
4【第23景:梧竹幽園(ごちくゆうえん)】上品で繊細な庭園
園内のほとんどは皇家園林方式ですが、この梧竹幽園だけは私家園林方式が採用されています。梧竹幽園はこれまでの豪華な庭とは違い、中国江南地方の上品で繊細な雰囲気をかもしだしています。
また、青桐や竹林など皇家園林方式とは対照的な構成が、なんだか安心感のある庭園といった印象があります。
5【チャイナドレス】レンタルして想い出をつくろう
燕趙園では、チャイナドレスをレンタルすることができます。本格的で素敵な庭園がいっぱいの燕趙園で、チャイナドレスに身を包んでみませんか?素敵な思い出として、残すことができますよ。
衣装は子ども用・女性用・男性用と、色や柄も種類が豊富です。約200着のなかから選べるのが、楽しいですね。家族や友達・カップルなど大切な人とコスプレをして、楽しい思い出をつくってみてはいかがでしょうか。
レンタル料は、高校生以上は500円、中学生以下は300円です。
燕趙園は四季で楽しみ方が変わる!
燕趙園の見どころは豪華な建物だけではなく、花などの植物も素敵です。春には牡丹が咲き乱れ、夏には蓮の花を見ることができます。
また、中国の行事が体験できるイベントやライトアップなど、一年を通して楽しめる中国庭園です。それでは、燕趙園の四季の楽しみ方をご紹介します。
【春】華やかな牡丹を楽しめる
燕趙園には、牡丹園があります。春になると豪華で華やかな牡丹が、咲き乱れます。その数なんと、1,200株!この季節には、ぼたん祭りも開催されます。
また、牡丹園にはグラウンドゴルフ場があります。ゴルフ場ですが公園のような雰囲気で、小さなお子さまも一緒に遊べます。春は牡丹に囲まれてプレイをしてみてはいかがでしょうか。
【夏】神秘的な蓮の花を見に行こう
夏は、蓮の季節です。池にはたくさんの蓮が浮かび、早朝になると花を咲かせます。蓮は朝早く花を咲かせ、昼にかけて徐々に閉じてしまいます。
燕趙園では蓮の花を楽しむために、毎年早朝に開園しています。そんな神秘的な蓮の花を、早朝のまだ涼しい夏の日に見学してみてはいかがでしょうか。
ありがたい気持ちになれそうですね。
【秋】中国の「重陽節」にちなんだイベントを開催
- 重陽節とは?
旧正月の9月9日に行う行事で、吉祥の日だそうです。中国で奇数は「陽の数」で、9月9日は陽数の極である「9」が重なる日なため「重陽節」と呼ばれるようになったという説があります。
中国では、重陽節という行事があります。
重陽節の日は「高いところに登ると幸運が訪れる」といわれており、家族や友人とハイキングに行くのが一般的です。
燕趙園では、この重陽節に合わせてイベントが開催されます。秋に行かれる方は、日程をチェックしてから訪れてくださいね。
【冬】ライトアップで幻想的な庭園を楽しんで
冬になると、それぞれの庭園がライトアップされます。昼間の華やかな庭園も素敵ですが、闇夜に浮かび上がる建造物も幻想的で素敵ですよ。
日によってスープなどが配られたり、宝探しのイベントが開催されます。寒さ厳しい冬だからこそ、いつもと違った雰囲気の中国庭園を楽しんでくださいね。
燕趙園の基本情報
開園時間は9時~17時ですが、季節により変動します。燕趙園へ行かれる際は、あらかじめ公式ホームページで時間を確認してください。
敷地が広いため、時間をたっぷりとって行かれることをおすすめします。
燕趙園の入場料
大人:500円
小中学生:200円
燕趙園の営業時間
【開園時間】
9時~17時
※最終入園16時30分
※夏は早朝開園、冬はライトアップあり。季節により時間が変動する可能性があります。
【休園日】
1月、2月の第4火曜日(祝日の場合は翌日)
燕趙園へのアクセス
【車で行く場合】
・関西圏(京都、大阪方面から)
中国自動車道 院庄IC下車ー>国道179号線経由 院庄ICより約80分
・広島から
中国自動車道ー>米子自動車道 湯原IC下車 国道313号、179号経由 湯原ICから60分
・岡山から
岡山自動車道ー>中国自動車道ー>米子自動車道 国道313号、179号経由 湯原ICから60分
【電車で行く場合】
・京都駅、大阪駅から
JR京都駅発(大阪経由)特急スーパーはくとー>智頭急行経由ー>JR倉吉駅下車 車で10分
・岡山駅から
JR岡山駅から 特急スーパーいなばー>智頭急行経由ー>JR倉吉駅下車 車で10分
【飛行機で行く場合(関東)】
・東京(羽田空港)ー>鳥取空港(ANA)1日4便 90分
鳥取空港 空港連絡バス45分ー>松崎駅前下車 徒歩で10分
・東京(羽田空港)->米子空港(ANA)1日5便 80分
米子空港 車90分 空港連絡バス30分ー>米子駅下車ー>JR松崎駅下車 徒歩で10分
燕趙園のまとめ
中国庭園「燕趙園」の見どころや、四季の楽しみ方をご紹介しました。燕趙園は道の駅やレストランが併設されており、非常に便利な場所にあります。
また、中国といえば中国雑技団ですよね!定期的にショーも行われ、何度行っても楽しめるエンターテイメント施設です。
子どもから大人まで楽しめる中国庭園「燕趙園」に、ぜひ足を運んでみてくださいね。
この記事を読んで、「燕趙園(えんちょうえん)」の様な庭園を、ご自宅に作ってみたいと思われた方は、お庭手入れのプロである庭師に相談することがおすすめです。
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