【足立美術館の庭園】庭園日本一!一度は行ってみたい絵画のような美しい庭園
2020/12/30
17年連続で庭園日本一に輝いている、足立美術館の日本庭園。季節ごとに違った表情を見せてくれる、生きた日本画のような庭園。
足立美術館には横山大観の日本画が多く展示されており、庭園と日本画を同時に楽しむことでより理解を深めることができます。
庭園日本一と称されるだけあって、徹底的に管理された庭は「素晴らしい!」の一言。この記事では、一生に一度は訪れたい足立美術館の日本庭園をご紹介します。
この記事を読んで、「足立美術館」の様な庭園を、ご自宅に作ってみたいと思われた方は、お庭手入れのプロである庭師に相談することがおすすめです。
庭革命では、庭造りなどの見積もりを無料相談することができます。
その他、お庭・植物に関する悩みがあるお客様も、気軽に利用されているので、この機会に是非一度相談してみてください。
目次
足立美術館の庭園とは?
- 足立美術館とは?
足立美術館は、島根県安来市の郊外にある美術館です。
美術館には横山大観をはじめとした日本画が約1500点ほど所蔵されており、県内外から一年間で約50万人が訪れています。
なかでも庭園は、2003年17年連続で庭園日本一に選ばれています。
これはアメリカの「ジャーナル・オブ・ジャパニーズ・ガーデニング」という日本庭園専門雑誌の庭園ランキングで、鑑賞できる日本庭園で足立美術館の庭園がいかに優れているかが評価された結果といえます。
美術館の展示も目を見張るものがありますが、庭園目当てで訪れる人も少なくありません。
足立美術館の庭園の5つの見どころ!
これから行かれる方は、ぜひ参考にしてくださいね。それでは、さっそく見ていきましょう。
1【6つの庭園】生きた日本画のような庭園たち
足立美術館には「枯山水庭」や「苔庭」など、6つの庭園があります。
創立者である足立全康(あだちぜんこう)は、日本庭園を見て自然の美しさに感動してもらい、横山大観などの作品に触れて日本画の魅力を知ってもらいたいと庭園づくりに力を入れたと言われています。
6つの庭園は、それぞれ横山大観の作品をイメージしています。
なかでも横山大観の名画「白沙青松」を表現した「白砂青松庭」は、白い砂と庭の緑・空の青のコントラストが美しく、ひとつの生きた日本画のようです。
2【生掛軸・生額絵】一期一会の楽しい仕掛け
美術館館内には、庭園をより楽しむための仕掛けがたくさんあります。
創立者・足立全康は「庭園も一幅の絵画である」と考えており、それを表わすように廊下や和室の床の間の壁が四角くくり抜かれています。
壁は「生掛軸」「生額絵」と呼ばれ、季節や天候・視点によって変化する生きた絵画・掛軸のよう。人気の鑑賞スポットとなっており、2度同じものを見ることができない一期一会の楽しい仕掛けです。
3【おもてなし】徹底的に管理された美しい庭
- 17年連続で日本一の庭園に選ばれた理由とは?
それは、徹底した庭の管理。365日、雨の日も掃除を休まず、専門の庭師の手・スタッフによって丁寧に管理されています。
白砂青松庭の砂も、ごみを取り除き粒の大きさを揃えるなどの細かな作業をしているのだとか。徹底的に管理されているから、美しさを評価されたのでしょう。
見学する私たちにとっても、おもてなしの心を感じますね。
4【美術館】横山大観コレクションの数々
足立美術館では、たくさんの近代日本画を鑑賞することができます。なかでも横山大観の作品は120点を超え、量や質は日本一!
6つの日本庭園は横山大観の作品をイメージしているため、庭園だけではなく美術館の作品も一緒に楽しめるでしょう。より感動を深めることができますよ。
庭園も美しいですが、美術館に展示されている日本画もぜひ鑑賞してください。
5【お土産】自宅でも庭園を楽しめるオリジナルグッズの販売も
ファンには嬉しい、オリジナルグッズが販売されています。
庭園の写真が印刷されたポストカードやDVD、マグカップなどが揃います。ガイドブックも販売されており、自宅で知識を深めた後にもう一度訪れるという楽しみ方もできます。
公式ホームページで通信販売も可能なため、いつでも足立美術館の日本庭園を身近に感じることができますよ。
足立美術館の庭園は四季で楽しみ方が変わる!
四季で違った表情を見せてくれるのも、足立美術館の日本庭園の魅力です。四季折々の風情を楽しむことができるのは、日本庭園ならではですね。
どの季節に訪れても感動が新鮮な、足立美術館の日本庭園の魅力をお伝えします。
【春】爽やかな青い空と庭園の緑の美しいコントラストが楽しめる
春にはスッキリとした爽やかな青空と、青々とした木の緑のコントラストを楽しむことができます。
ところどころツツジの濃いピンクが華を添え、力強い自然の生命力を感じられる春の庭となります。
暖かな日差しのなか、自然がつくりだす色のコントラストにひたってみてはいかがでしょうか。どこをとっても絵になること間違いなしです。
【夏】雨上がりのしっとりとした苔と岩に癒される
初夏・梅雨の時期は雨が多く、お出かけも億劫になってしまいますよね。しかし、日本庭園では雨でさえも絵になりますよ。
しとしとと雨音しか聞こえない日本庭園も趣があり、濡れた岩や苔に癒されます。
梅雨が過ぎ晴れ間が続く夏も、芝の青さが一層引き立ち濡れた庭園とはまた違った雰囲気を味わうことができるでしょう。
【秋】真っ赤に紅葉したツツジや楓と苔に風情を感じる
秋の庭園といえば、紅葉ですよね。足立美術館の日本庭園でも、紅葉を楽しむことができます。
おすすめは苔庭。真っ赤に紅葉したツツジや楓の葉が落ちて、苔庭が真っ赤な絨毯を敷いたような風景に一変します。
秋は、苔の濃い緑・真っ赤に紅葉した葉・白砂の庭を鑑賞できますよ。「日本っていいなぁ」と、思わず言ってしまうほどの美しさです。
【冬】雪化粧をした水墨画のような庭を楽しめる
春・夏・秋は色で目を楽しませてくれる庭園ですが、冬の庭園は真っ白な銀世界。まるで、水墨画のような庭を楽しむことができます。
年々雪が積もる日は減っているそうですが、それでも何日かは庭が雪化粧をします。凛とした空気のなか、静かに散策するのもよいですね。
普段とは違った風情が、私たちを楽しませてくれます。
足立美術館の庭園の基本情報
足立美術館の日本庭園は、美術館と一緒に楽しむことができます。入場料を支払えば、美術館も庭園もどちらも鑑賞できますよ。
県内からだけではなく、県外・海外からもたくさんの人が来館しています。一生に一度は鑑賞したい、日本庭園ですね。
足立美術館の庭園の入場料
《入場料》
大人:2,300円
大学生:1,800円
高校生:1,000円
小学生:500円
※団体のほか、各種割引制度あり
※各種クレジットカード、ⅰDをご利用可能。
※本料金で日本庭園や本館・魯山人館・新館で開催中の展覧会など、すべて鑑賞可能。
《各種割引制度について》
次の方は各証明書をご提示ください。
【身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳をお持ちの方】
個人料金の半額。
各1種・重度(A)相当・1級の方は、介護者の方1名も半額。
《青少年の優遇処置について》
公立学校が休日となる土曜日は、小中高生の入館料が無料(要学生証提示)。
小中学校に限り、学校教育の一環として教師等が引率する場合は、事前に申し込みがあった場合のみ、無料。
足立美術館の庭園の営業時間
年中無休。休館日は、ありません。
夏季(4月~9月):9時~17時30分
冬季(10月~3月):9時~17時
※時期により閉館時間が異なります。お気を付けください。
※ 新館への入場(本館・新館連絡通路の通行)は、閉館15分前まで可能
( 新館のみ、展示替えのため休館日あり)
足立美術館の庭園へのアクセス
《車で行く場合》
安来IC出口より山陰道を出て約10分、5つ目の信号を左折し約5キロ進むと足立美術館があります。
・所要時間
大阪から:約3時間30分
名古屋から:約5時間30分
東京から:約8時間40分
・駐車場
無料
大型バス40台、普通車400台収容
《電車で行く場合》
・JR「安来」駅から無料シャトルバス
※足立美術館では、無料のシャトルバスを運行しています。
「安来」駅構内バスターミナル内、安来駅舎を出てすぐ前にバス停があります。
足立美術館の庭園を詳しく知りたいなら音声ガイドを利用しよう
足立美術館では、日本庭園と展示作品の解説を音声で案内してくれます。日本語のほか英語と北京語に対応しており、料金は下記の通りです。
・日本語、英語 500円/台(日本庭園と展示作品の解説)
・北京語 300円/台(日本庭園と横山大観の作家解説。展示作品の解説は含まれません。)
足立美術館の庭園のまとめ
足立美術館の庭園をご紹介しました。日本庭園を鑑賞することにより日本画を深く理解できると、足立全康が最後まで情熱を注いだと言われいます。
庭園には足立全康のこだわりが感じられ、一枚の日本画を見ているような感動に包まれます。
季節により表情の変わる足立美術館の日本庭園に、ぜひ何度も足を運んでみてくださいね。
この記事を読んで、「足立美術館」の様な庭園を、ご自宅に作ってみたいと思われた方は、お庭手入れのプロである庭師に相談することがおすすめです。
庭革命では、庭造りなどの見積もりを無料相談することができます。
その他、お庭・植物に関する悩みがあるお客様も、気軽に利用されているので、この機会に是非一度相談してみてください。