パッションフルーツの剪定方法や剪定時期を解説!冬越しでの育て方や強剪定のポイントとは

「パッションフルーツを剪定したいけれど、どこを切ればいいのかわからない」「パッションフルーツの剪定時期や冬越しの育て方がわからない」と悩んではいませんか?

パッションフルーツは自宅で育てると、果実を収穫できるという楽しみがあります。でも、「剪定方法がわからない」「育つけど実がならない」という声もあるようです。

パッションフルーツを上手に育てるには、正しい剪定が重要です。

この記事は、パッションフルーツの剪定方法や剪定時期などについて解説するとともに、冬越しでの育て方や強剪定の仕方についても触れていきます。

また、おすすめのパッションフルーツの育て方やつるの誘引の仕方についても詳しく解説するので、正しい知識を身に着けて、楽しみながらパッションフルーツを育てていきましょう。

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目次

パッションフルーツの特徴・基本情報

パッションフルーツの花

南国由来のパッションフルーツは日本でも育てることが可能!鹿児島・沖縄等の温暖な地域で多く栽培されています。つる性植物なので、順調に成長すれば夏は緑のカーテンにもなり、おいしい果物として収穫するのも楽しみの1つです。

パッションフルーツの花は、時計のようにも見えるトケイソウの仲間。よってクダモノトケイソウという和名を持っています。

球状の果実は、堅い表皮を持ち、内部にはたくさんの堅い種と黄色いゼリーのような状態の果肉が入っています。ジュースやゼリー、リキュールなどの原料として人気です。基本的な情報の詳細は以下の一覧をご確認ください。

学名Passiflora edulis Sims
和名クダモノトケイソウ(果物時計草)
科名トケイソウ科
属名トケイソウ属
原産地アメリカ大陸の亜熱帯地域
開花時期5月~10月(1年に2回咲く)
収穫時期8月~10月

パッションフルーツは剪定で収穫時の美味しさが変わる

パッションフルーツをはじめとした果樹の剪定は、その果樹に合わせた時期・方法が大切です。

収穫前に果実がなる枝を剪定したり、剪定不足で果樹自体が元気がなくなってしまったりしないよう、適切な時期・剪定方法を知っておきましょう。

パッションフルーツの剪定時期とは

パッションフルーツの剪定を成功させるためには、目的に応じた適切な時期を選ぶことが重要です。つる性植物の特性を理解し、年間を通じて計画的な剪定を行うことで、豊かな収穫と美しいグリーンカーテンを実現できるでしょう。

春の仕立て剪定時期(4月〜6月)

出典:Instagram

パッションフルーツの植え付けと仕立て剪定に最適な時期は、4月から6月にかけてです。この時期は気温が安定して20度から30度となり、パッションフルーツの生育に理想的な環境が整います。

春の仕立て剪定では、まず樹高が30センチ程度に達した時点で主幹の先端を摘心します。この作業により、左右に新しい枝が分かれて伸び、バランスの良い樹形を作り上げられるでしょう。

つるの誘引作業も同時期に行いましょう。支柱やネットに沿ってつるを這わせることで、グリーンカーテンの基礎を築けます。この時期の丁寧な仕立て作業が、その後の成長と収穫量を大きく左右するため、慎重に進めてください。

春の剪定では、予期しない方向に伸びたつるの軌道修正も行います。計画的な誘引により、美しく機能的なグリーンカーテンを作り上げられるでしょう。

夏の摘心時期(梅雨前〜7月)

つるを効率的に増やすための摘心作業は、梅雨が始まる前から7月にかけてが最適です。この時期は雨の影響で気温がそれほど高くならないため、新芽が高温によるストレスを受けにくくなります。

摘心作業では、伸びているつるの先端部分をカットします。一つのつるを切ることで、その部分から2本の新しいつるが分かれて成長するため、効率的にボリュームを増やせるでしょう。

摘心の方法は手で摘み取る方法とハサミで切る方法があります。どちらの方法でも、切りすぎに注意しながら慎重に作業を進めることが大切です。

梅雨前の摘心により、梅雨期間中の活発な成長期に向けて準備を整えられます。この時期の適切な摘心が、夏場の充実したグリーンカーテン形成につながるでしょう。

収穫後の強剪定時期(9月〜11月)

パッションフルーツの収穫が終わる9月以降は、強剪定を行う重要な時期です。この時期の剪定は翌年の収穫量を左右する重要な作業となります。

パッションフルーツには「一度実をつけたつるには再び実がならない」という重要な特性があります。そのため、収穫を終えたつるは積極的に除去し、新しいつるの成長に栄養を集中させる必要があるでしょう。

強剪定の時期は、果実の収穫が完全に終わってから木が休眠期に入る11月までが適しています。この期間に不要なつるを除去することで、翌年の新しいつるに十分な栄養を供給できます。

収穫後の強剪定により、日当たりと風通しも改善されます。病気や害虫の予防効果も期待できるため、健康な株の維持にもつながるでしょう。

冬越し剪定時期(10月〜11月)

寒さに弱いパッションフルーツを安全に冬越しさせるための剪定は、10月から11月にかけて行います。この時期の剪定は、室内への移動を前提としたコンパクト化が主な目的です。

冬越し剪定では、パッションフルーツ全体の高さを1.5メートル程度に整えます。鉢植えで室内に取り込めるサイズまで切り詰めることで、厳しい冬を乗り切れるでしょう。

剪定の際は、葉から二つ下の節で切ることを基本とします。この位置で切ることで、春の新芽の成長に備えた適切な準備ができます。

切りすぎに注意しながら、バランス良く全体をコンパクトにまとめることが重要です。適切な冬越し剪定により、翌春の健康な成長を促進できるでしょう。

パッションフルーツの剪定方法とポイント

パッションフルーツの剪定は、つるを綺麗に伸ばし、おいしい果実をつけさせるためには必須。

南国の植物だけに、日当たりの良い環境を好みます。パッションフルーツのつるが生長しやすいように剪定してあげる必要があります。

パッションフルーツの剪定①仕立てるための摘心

出典:Instagram

樹高が30cm以上になったら、伸びてきた親づるの先端を切ります。この摘心(てきしん)という作業によって、新しい枝(側枝)ができ、左右に伸びて広がっていきます。

また、伸び過ぎたつるや、幹から枝分かれした枝を切り落とすことで、生長が刺激されます。栄養が行き渡って枝張りが良くなり、枝が増えれば花も増えて果実も増えていくので必ず行いましょう。

パッションフルーツの剪定②収穫後の強剪定

出典:Instagram

パッションフルーツで果実が生ったつるは翌年は実をつけません。翌年も収穫したい場合は、古いつるに栄養を使われないように、つるを長めに切る必要があります。

強剪定のタイミングは収穫後です。

毎年食べごろの熟した果実を収穫するためにも、収穫後の強剪定は大切な作業のひとつです。

パッションフルーツの剪定③主幹・側枝の剪定(冬越し剪定)

園芸用語で、樹木の一番太い幹のことを「主幹」と呼びます。剪定するのは主幹から直接枝分かれする「主枝」や、つるの部分です。枝分かれして伸びすぎた部分を剪定することで、栄養が行き渡ります。

パッションフルーツの冬越し剪定は最も重要な剪定です。寒さに弱い果樹なので、できるだけ早く行います。果実が実る前に側枝(主枝から分かれたもの)を剪定してしまうと、収穫できないため、収穫が終わるまで待ちましょう。

その年に果実がなったつるは、翌年は実を付けないので、バッサリ切ってしまってOKです。長く伸びたつるは、2股に分かれたところから2節上を目安に切り落とします。樹高は2~3メートルほどに切り、枝の葉も数枚残して切ります。

パッションフルーツの冬越し剪定後:鉢上げで管理

出典:Instagram

剪定が終わったら、地植えの場合は、鉢植えに入れ替えます(鉢上げ)。

根を傷つけないように掘り返し、一回り大きな鉢に植え替えます。剪定で残したつるは支柱に巻きつけておきましょう。鉢上げしたパッションフルーツは家の中で管理して冬越しさせます。

パッションフルーツ剪定に必要な道具と準備

パッションフルーツの剪定を安全かつ効率的に行うためには、適切な道具の準備が欠かせません。

つるが長く伸びる特性があるため、一般的な庭木とは異なる道具も必要になります。基本的な剪定道具として、剪定バサミと園芸用ハサミを用意しましょう。太いつるには剪定バサミを、細い枝や摘心作業には園芸用ハサミを使い分けることで、きれいな切り口を作れます。

また、つるが絡まりやすいため、誘引用の麻縄やビニールタイなども準備しておくと作業がスムーズに進みます。手を保護するための園芸用手袋も必須です。パッションフルーツのつるは意外に強く、素手で作業すると怪我をする恐れがあります。

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パッションフルーツの強剪定の方法とは

出典:Instagram

パッションフルーツの強剪定は、翌年の豊かな収穫を実現するために欠かせない重要な作業です。一度実をつけたつるの特性を理解し、適切な方法で行うことが成功の鍵となるでしょう。

強剪定が必要な理由と目的

パッションフルーツの強剪定が必要な最大の理由は、この植物の独特な結実特性にあります。一度実をつけたつるには、翌年以降実がつくことがありません。この特性を理解することが、適切な剪定の第一歩となります。

実をつけ終わったつるをそのまま残しておくと、新しいつるに向かうべき栄養が無駄に消費されてしまいます。強剪定により不要なつるを除去することで、翌年実をつける新しいつるに栄養を集中させられるでしょう。

また、強剪定には樹形を整える効果もあります。無秩序に伸びたつるを整理することで、日当たりと風通しが改善され、病気や害虫の予防にもつながります。

さらに、強剪定により株全体の負担を軽減できます。余分なつるを除去することで、残った部分により多くのエネルギーを供給でき、健康な成長を促進できるでしょう。

強剪定の具体的な手順

パッションフルーツの強剪定作業では、まず実をつけ終わったつるの特定から始めます。収穫期間中にマーキングしておくか、実の跡を確認して対象となるつるを見分けてください。

実をつけたつるは、主幹との分岐点から完全に切り除きます。中途半端な位置で切ると、残った部分から無駄な新芽が出る可能性があるため、基部からしっかりと除去することが重要です。

主幹から直接出ている側枝についても、古くなったものや生育の悪いものは思い切って除去します。主幹を中心として、バランスの良い枝配置を心がけてください。

長く伸びすぎたパッションフルーツのつるについては、適切な長さに切り戻します。全体のバランスを見ながら、理想的な樹形に近づけるよう調整していきましょう。切る際は清潔なハサミを使用し、病気の感染を防ぐことも大切です。

強剪定後のケアと管理

強剪定後は、切り口のケアが重要な作業となります。大きな切り口には癒合剤を塗布し、病原菌の侵入を防いでください。湿度の高い環境では、切り口から腐敗が始まる可能性があるため注意が必要です。

水やりについては、剪定直後は控えめにして徐々に通常量に戻していきます。葉の量が減っているため、水の需要も一時的に少なくなっているでしょう。

肥料については、剪定後2週間程度経過してから与え始めます。新芽の成長が確認できたら、薄めた液体肥料を定期的に施して回復を促進してください。

新芽が出始めたら、将来の樹形を考慮しながら適切な方向に誘引します。強剪定後の新芽は勢いが良いため、早めの誘引により理想的な形に導けるでしょう。

パッションフルーツのつるの誘引の仕方

パッションフルーツはつる性植物なので、日当たり・風通し良く健康に伸びていくためには誘引が必要です。伸びた枝を誘引して、樹形を整えていきます。

グリーンカーテンにしたい場合は支柱を立ててネットに誘引し、コンパクトに果実を収穫して楽しむのであれば、鉢植えでリング式の支柱に誘引する「あんどん仕立て」もおすすめです。ヒモを使ってつるを支柱に結び、斜め上に向かってぐるぐると巻きつけるように誘引していきます。

つるは上に向かって伸びようとするので、ネット・鉢のどちらも、初期の段階では横に広がるように誘引していきましょう。伸びた主幹が1メートル以上になったら、今度は上向きに誘引していきます。

パッションフルーツのつるを誘引するやり方は?

ゴーヤーではなく、パッションフルーツのグリーンカーテンも見ごたえ抜群。パッションフルーツの大きな葉はしっかりした厚みもあり、十分な水分を含んでいるため熱源にもなりません。夏の日差しをしっかり遮ってくれます。

道具はグリーンカーテン用の専用ネットと支柱を用意しましょう。ホームセンターや園芸店で購入できます。

建物や窓を覆うほどのグリーンカーテンにするには、しっかりしたつるをたくさん育てなければなりません。つるを増やすには摘心(てきしん)の作業が必須となります。通常の誘引と同じく、最初は水平に誘引し、ある程度広がったらネットに沿って上に誘引します。

パッションフルーツのつるを増やす:摘心(てきしん)が必要

摘心(てきしん)とは?

摘心(てきしん)とは、園芸手法の1つで、つるの先端をカットすることです。

つるの先端を切る(摘心)ことで、新しいつるが2本枝分かれします。摘心するたびにつるが増えていくため、この性質を利用して広げていきましょう。

グリーンカーテンを作りたい人や、果実を鈴なりにしたい人は、何度も摘心を繰り返します。つるを増やせば花が増え、花が増えれば果実も増えていきます。

パッションフルーツの摘心のやり方・方法

出典:Instagram

つる性植物は、摘心(てきしん)によってつるを増やしていきます。パッションフルーツの枝(つる)が50cm~1メートル程度伸びたら、その先端部分をカットしましょう。これが摘心(てきしん)です。

摘心(てきしん)すると、脇芽が生まれ、生長していきます。この脇芽を増やし、伸ばしていきましょう。脇芽を増やし過ぎると栄養が行き渡らないため、余分な脇芽はかぎ取ります。1本のつるから3~5本の脇芽を育てる程度にしましょう。

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パッションフルーツの育て方・栽培の基本

ここからはパッションフルーツの基本の育て方を解説します。肥料・土・環境の他、コンパクトな鉢植えも地植えの方法も紹介します。

「パッションフルーツを育てるのは初めて」という人も、ぜひ参考にしてみてください。

パッションフルーツの栽培環境・管理(置き場所や日当たり)

出典:Instagram
パッションフルーツの栽培はどんな場所が最適?

パッションフルーツを栽培する際には、日当たりと風通しの良い場所を選ぶようにしましょう。

パッションフルーツは南国の果樹なので、日当たりの良い場所を好みます。健康に育つための最適温度は20度以上です。

意外に忘れがちなのが、強風対策。せっかく実が生っても、強風で株が揺れて実が落ちてしまうことがあります。台風等の強風時に備えて、地植えの場合は支柱とヒモで固定し、鉢植えの場合は家の中に入れてあげましょう。

パッションフルーツの水やり:地植えと鉢植え

水やり

パッションフルーツは、地植えと鉢植えの場合でそれぞれ水やりの量・タイミングが異なります。

地植え
基本的に雨水任せでOKです。真夏の暑さで地面が乾ききっている場合は、水を与えましょう。
また、植え付けをした時はたっぷり水を与えて根付かせます。

鉢植え・プランター
土が乾いたときに給水します。鉢底から水が流れ出るくらいにたっぷり与えておきます。
真夏で土が乾燥しやすい時期や、果実が実り始めた時期は、水を与えましょう。頻度は、1日2回の朝夕です。

パッションフルーツの肥料の与え方:果実用肥料

肥料

パッションフルーツの植え付け時は、水をたっぷり与え、肥料もあげましょう。堆肥や緩効性肥料を与えます。

4月~秋の間は、パッションフルーツの追肥を月1回程度与えてください。ホームセンターやインターネットで売っているチッソ入りの果実用肥料もおすすめです。

ただし、与える量は多すぎると果実ができにくくなるため気を付ける必要があります。用量を守って与えましょう。

適切な量を与えることでより効果を発揮し、植物の内から健康に育っていってくれます。

パッションフルーツの用土:専用の用土もあり

パッションフルーツは水はけのよい土が適しています。地植えの場合は、土に化成肥料・腐葉土を混ぜて使います。

注意点は、肥料がパッションフルーツの根に直接触れないようにすることです。

パッションフルーツのベランダでの育て方(プランター)

出典:Instagram

鉢植え・プランターの場合は、水はけの良い配合土を選びましょう。排水しやすいように鉢底に赤玉土や鉢底石を敷き、その後に配合土を入れましょう。鹿沼土と腐葉土が7:3程度のものがおすすめです。

ベランダや狭いスペースでコンパクトに育てたい場合は、鉢植えであんどん仕立てを推奨します。鉢に支柱リングをつけ、つるでぐるぐると巻くように誘引します。太陽の光が届きやすいよう、横・斜め上方向に巻きつけていくのがポイントです。

パッションフルーツの植え替え・植え付け時期

出典:Instagram

パッションフルーツの植える時期は4月下旬~6月頃が目安。寒冷地域は遅霜が無くなってからにしましょう。植え替えは9月~10月頃です。

パッションフルーツは鉢植えで冬越しさせます。根が鉢の中でいっぱいになって根詰まりを起こすこともあるため、1年または2年に1度は植え替えが必要です。植え付け時には肥料をたっぷり与えましょう。

庭で地植えする場合は、深く植えすぎに注意。土の中で根が腐ってしまうことがあるため、50cm程度の深さまで掘り、根が少し地表に見える程度に植えます。

パッションフルーツで注意したい病気・害虫

パッションフルーツは南国原産なので、日当たり・風通しの悪い場所は苦手です。湿度が高くなりすぎて立枯病や疫病にならないよう、枝が混みあわないように適度に切って風通し良くしてあげましょう。

コナカイガラムシとアブラムシには注意が必要

また、パッションフルーツは病害虫は多くありませんが、コナカイガラムシ・アブラムシに要注意です。こちらも風通しの悪い箇所・日当たりの悪い箇所に発生しやすくなります。

見つけ次第、駆除し、風通しをよくしてあげましょう。カイガラムシはつまようじ、アブラムシは歯ブラシやテープで落とします。家庭園芸用の殺虫剤を使うのも良いでしょう。

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パッションフルーツの果実がならない⁈人工授粉で対処

パッションフルーツの果実が生らない場合、肥料不足かもしれません。花がなければ実もつかないため、リン酸肥料を与えてみましょう。果実用肥料もおすすめです。

また、花が咲いても授粉しなければ実は生りません。蜂のいない都会や、マンションのベランダで育てている場合は授粉は難しいため、人工授粉で対応しましょう。

パッションフルーツの人工授粉の方法・手順

出典:Instagram

人工授粉は難しく感じるかもしれませんが、実はとても簡単です。授粉のタイミングは6月~7月の間。雄しべについた黄色い花粉を筆や綿棒でこすって取り、雌しべに花粉を付着させます。

筆や綿棒がない場合は、切り取った雄しべを直接雌しべにつけるという方法もあります。花粉が雌しべにつけばOKです。ただし、雨の日の人工授粉はやめましょう。花粉が雨で流れ、授粉が失敗しやすくなります。

また、パッションフルーツの花は「一日花」と呼ばれ、1日しか咲きません。朝開花して、日没には花が終わってしまうため、咲いている数時間だけが受粉のチャンスです。

収穫時期は受粉から2~3ヶ月後

パッションフルーツの実が収穫できるのは、受粉から2~3ヶ月後です。甘くておいしい果実を収穫したいなら、完熟するまでじっと待ちましょう。果実の色が緑から赤みがかって来たら収穫時期です。

完熟するまで何もしないで待っていると、自然に実は落下してしまいます。収穫が近づいてきたと思ったら、落下対策を施しましょう。果実用のネットや袋は、園芸用品店で購入できます。

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パッションフルーツ収穫後の冬越しの方法

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パッションフルーツは南国原産なので寒さに弱い植物です。冬の外気温が10度以下の地域では、屋外での冬越しは困難となります。

冬越しの方法とポイント

パッションフルーツは冬越し剪定をして必要な枝・つるを残して屋内で冬越しさせるのが基本です。

冬でも10度以下にならない温暖な地域では、屋外の日当たりの良い場所で冬越しできます。寒さに強い果実が紫色の品種を選んで育てるのも良いでしょう。

屋内で冬越しさせる場合は、日当たりの良い窓際に鉢を設置します。夜間は屋内でも冷え込むので、ビニールシート等で植木鉢全体を覆ってあげると良いでしょう。

寒さに強い品種(紫色品種)の選び方

日本でパッションフルーツを安定して育てるには、品種選びが重要なポイントとなります。パッションフルーツには大きく分けて紫色品種と黄色品種がありますが、寒さに強いのは紫色品種です。

紫色品種は耐寒性に優れており、黄色品種と比べて低温に対する抵抗力があります。日本で流通しているパッションフルーツの多くがこの紫色品種で、初心者にも育てやすい特徴があります。

購入時は品種名を確認し、「パープルパッション」や「紫系」などの表記があるものを選びましょう。苗を購入する際は、販売店に耐寒性について確認することをおすすめします。寒さに強い品種を選ぶことで、冬越しの成功率が大幅に向上するでしょう。

パッションフルーツの増やし方3つ

パッションフルーツは時期さえ間違えなければ育てやすい植物です。増やし方は3パターンあります。

一度育ててみて、来年はもっと増やしたいと思った人は、ぜひ挑戦してみてください。

パッションフルーツの増やし方①挿し木

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栽培中のパッションフルーツの枝を切って増やす方法です。挿し木は温暖な季節の時に行いましょう。

脇芽のない枝を30cm程切り、水を入れたコップ等に入れて給水させます(1~2時間)。挿し木用に用意した植木鉢に枝を挿し、半日陰で管理します。(室温は25℃程度が理想)

土の乾燥は失敗の原因になるため、小まめに水をやり、直射日光にあてないように注意しましょう。土に挿して1ヶ月程度で根が出てきます。

パッションフルーツの増やし方②苗の植え付け

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苗を植える場合は春頃(4月)。パッションフルーツは寒さに弱いため、寒冷地では霜がなくなってから植えます。ポット入りの苗は園芸店やホームセンターで購入可能です。大きく育てたいのなら、早いうちに購入して植えましょう。

地植えの場合は水はけの良い土・日当たりの良い場所を選びましょう。倒れないよう、支柱とヒモで支えてあげます。

プランターや鉢の場合は、水はけを良くするために鉢底石を敷いてからプランター用の土を入れます。根が広がりやすいため、鉢は直径30cm以上のものを使い、1つの鉢に1株だけ植えます。プランターの場合は、2~3株植えたくなりますが1株を基本にしましょう。最後に、地植えと同様に支柱とヒモで支えます。

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パッションフルーツの増やし方③種まき

種からの栽培は苗まで育てるのに時間がかかるため、パッションフルーツ上級者向け。種まきシーズンは4月頃です。

果実から取り出した種をよく洗い、培養土に種まきします。発芽するまでに少し時間がかかります。気長に待ちながら、土の表面が乾燥しない程度に水やりをしましょう。

発芽して、苗がある程度の大きさになったら、上記「②苗の植え付け」の流れで植え付けします。

おいしい実を収穫したい!剪定をプロの業者に依頼してみよう

ガーデナー

果樹やつる植物を育てるのが初めてという人は、慣れるまでは摘心・剪定一つとっても、どの部分をどのくらい切ったらいいのか不安ですよね。そんな時はプロの業者にサービスを依頼してみましょう。

摘心・剪定の正しいやり方を見ながら、適切な時期と方法についてプロのアドバイスをもらうこともできます。迷いながら適当に剪定して枯らしてしまうよりは、初心者の方は最初にプロのアドバイスを受けていれば安心です。

まとめ:パッションフルーツは適切な剪定と誘引が大切

「パッションフルーツを大きく育てたい」「立派な果実を収穫したい」なら、適切な時期の剪定・誘引・摘心が大切です。

花がつく前に剪定してしまうと、果実も実りません。このため、摘心後に強い剪定をするのは厳禁。強剪定は収穫後に行いましょう。伸びすぎたつるや枝の混みあっている箇所を落としていきます。

収穫が全て終わった後、余分な枝・つるを切って冬越しさせれば、翌年さらに大きな株となり、毎年育てることが楽しみになるはず。摘心に慣れれば、立派なグリーンカーテンもチャレンジするのもおすすめです。

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