ヤツデの剪定の仕方や最適な剪定時期とは?強剪定の注意点や5月・冬期間のコツも解説

ヤツデが大きくなりすぎてしまったり、理想的な形に整えたいと思っても、自分で剪定するのは意外と難しいものですよね。

「ヤツデが育ちすぎているが冬の剪定は危険と聞いて不安」

「強剪定が必要だけど失敗して枯らしてしまうのが心配」

「剪定の時期や方法がわからず、どうすれば良いかわからない」

ヤツデの剪定に興味を持っている方の中には、上記のような疑問を持っている方も多いでしょう。

実際にヤツデは剪定時期を間違えたり強剪定しすぎると枯れるリスクがあるため、正しい剪定の仕方を知ることが重要です。

この記事では、ヤツデの剪定時期や方法、初心者でも失敗しないコツを詳しく解説していきます。日陰に強く育てやすいヤツデですが、剪定で失敗したくない方や、5月や冬の剪定について詳しく知りたい方は、ぜひ参考にしてください。

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目次

ヤツデの4つの特徴を詳しく紹介

複数切り込みの入った特徴的な葉が魅力のヤツデには、4つの特徴があります。

  • 日陰で育つ
  • 冬に花が咲く
  • 実がなる
  • 毒がある

育てたくなるヤツデの魅力や育てる上で注意すべき特徴についてご紹介しましょう。

学名Fatsia japonica
別名テングノウチワ、オニノユビ
科名ウコギ科
属名ヤツデ属
大きさ2~3m
樹形株立ち
耐陰性強い
耐寒性普通~やや弱い
花言葉分別・親しみ・健康
誕生花11/24・12/13・12/27・12/29
Funderful 人工観葉植物 ミニヤツデ 45cm
UNI

ヤツデは日陰でも育つためシェードガーデンにおすすめ

ヤツデは、日陰に強い植物として知られており、多くの植物が育ちにくい環境でも元気に成長する特徴があります。

そのため、日当たりが悪い庭や太陽光があまり当たらない場所にも植えることができ、これまで活用できなかったスペースを有効活用することが可能です。

むしろヤツデは強い日差しによる乾燥を嫌う性質があるため、暗くて湿気のある場所の方が本来の生育環境に適しており、シェードガーデンには最適な植物といえるでしょう。

建物の北側や大きな木の下、隣家との間の狭いスペースなど、他の植物では管理が難しい場所でも、ヤツデなら美しい緑を保ち続けることができます。

また、日陰での栽培では葉の緑色がより濃く美しくなり、光沢感も増すため、むしろ日向よりも魅力的な姿を楽しむことができるのもヤツデの大きな魅力の一つです。

ヤツデの開花の時期は11~12月

ヤツデの花の開花時期は、11月~12月です。春から夏に花を咲かせる植物が多い中、ヤツデは冬に花を咲かせる貴重な植物として庭に価値をもたらします。

寒い冬でも、雪のように白くて丸い可愛らしい花が庭に彩りを添えてくれますよ。

ヤツデの花は小さな白い花が球状に集まって咲く独特の形状で、まるで小さな花火のような美しさがあります。

花の直径は約1~2cmほどで、複数の花が集まって直径5~8cmの花房を形成します。冬の殺風景になりがちな庭において、このヤツデの花は貴重な彩りとなり、雪景色との対比も非常に美しく映えるでしょう。

また、ヤツデの花は蜜を多く含むため、花の少ない冬の時期には蜂や蝶などの昆虫にとって重要な蜜源ともなります。開花期間は約1ヶ月程度と比較的長く、12月の年末まで花を楽しむことができるため、冬の庭を華やかに演出してくれる頼もしい存在といえるでしょう。

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ヤツデの実がなる時期は春

ヤツデは、冬に咲いた花が春にかけて実に変化します。緑色の実は春頃には熟すため、黒色に変化していく様子を楽しめるのも魅力です。

春になると熟した実を鳥が美味しそうに食べる様子を見かけますが、人間は食べない方が賢明でしょう。

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【ヤツデは毒?】ヤツデには毒があります

庭木としてもおすすめのヤツデですが、毒を持つ植物であることを必ず理解しておく必要があります。ヤツデの葉や茎、根には「ヤツデサポニン」と呼ばれる毒が少量含まれているため、口にすると下痢や嘔吐などを引き起こす可能性も。

万が一、口にしてしまった場合は速やかに病院に行きましょう。

特に小さなお子様がいるご家庭では注意が必要で、ヤツデの大きな葉が手のような形をしているため、子供が興味を持って触ったり口に入れたりする可能性があります。

また、ペットを飼っている場合も同様の注意が必須、犬や猫がヤツデの葉を噛んだり食べたりしないよう、植える場所を慎重に選択することが大切でしょう。

ヤツデに含まれるヤツデサポニンによる中毒症状は、軽度の場合は口の中のしびれや胃の不快感から始まり、重篤な場合には激しい腹痛、下痢、嘔吐が続くことがあります。

剪定作業を行う際も、切り口から出る樹液に触れないよう必ず軍手を着用し、作業後は石鹸でよく手を洗うことを習慣にしましょう。

美しい庭木として楽しむためにも、毒性についての正しい知識を持って安全に管理することが重要です。

おしゃれなヤツデの種類3選

公園などでもよく見かけるヤツデですが、実はおしゃれな種類も存在します。

  • 紬絞り
  • スパイダーウェブ
  • グリーンスター

同じヤツデでも種類によって雰囲気が変わるため、お気に入りを見つけるのも楽しみのひとつですね。

①紬絞り

出典:aucfree.com

「 紬絞り(つむぎしぼり) 」は、日本の班入りヤツデです。春から初夏にかけて出る新緑は白色が濃く、その後次第に緑の斑が増えて最終的に網目状の美しい白班になります。従来のヤツデのイメージを変えるおしゃれな種類で、和モダンやリゾート風住宅の庭のアクセントとしておすすめです。

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②スパイダーウェブ

出典:aucfree.com

室内のインテリアとしてもおすすめなのが「スパイダーウェブ」と呼ばれる種類です。紬絞りの中でも選抜された特に美しいものをスパイダーウェブと呼んでいます。緑の中にパウダーのような白い班が入る葉が美しく、海外でも人気のある種類です。

普通のヤツデよりも明るい印象のスパイダーウェブは、洋風住宅にもよく合います。庭を格段とおしゃれな雰囲気にしてくれますよ。

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③グリーンスター

グリーンスターは、班の入っていない緑のヤツデです。ヤツデらしい光沢感のある緑の葉が美しく、庭で青々と茂る姿は目を楽しませてくれます。班入りのデザイン性が高い種類も魅力的ですが、グリーンスターはヤツデ本来の美しさを求める方におすすめです。

ヤツデの剪定時期のおすすめ3つ

ヤツデの剪定に適した時期はいつ?

3月・4~6月・10~12月の3シーズンです。

ヤツデの剪定に適した時期は、下記の通り年に3回訪れます。

  • 3月
  • 4~6月
  • 10~12月

ヤツデの剪定に適した時期は年3回訪れますが、それぞれの時期にメリット・デメリットがあるため、目的に応じて選択しましょう。

剪定時期おすすめ度メリットデメリット
3月★★★回復が早い、表皮がはがれにくいなし
4~6月★★風通し改善、高さ調整に最適花芽に影響する可能性
10~12月★☆☆株の成長を抑制できる寒さで枯れるリスク大

ヤツデは成長が緩やかなので剪定時期は3年に1度、3月を基本として行います。詳しく見てみましょう。

ヤツデの常緑樹の剪定時期は春がおすすめ

ヤツデにとって3月は1年の中でも表皮がはがれにくい時期で、回復が早い季節でもあるため剪定に適しています。

ヤツデは、年に何度も剪定をする必要はなく、むしろ剪定し過ぎると弱ってしまう植物です。

ヤツデの剪定は3年に1度、3月が訪れたら剪定を行うと健康に育つでしょう。

3月剪定のメリット

  • 気温上昇とともに回復力が高まる
  • 病害虫の活動が少ない
  • 新芽の成長期前で樹形を整えやすい

5月前後でのヤツデ剪定は初心者におすすめ

ヤツデの剪定は基本的には3年に1度で問題ありません。しかし、背が高くなり過ぎた場合や生い茂り過ぎている時は、3年経っていなくても4月~6月に枝葉を軽く切ってあげましょう。

高さを調整できるだけなく、風通しが良くなるためヤツデも快適に過ごせます。

特に5月は気候が安定しているため、初心者でも安心して剪定できる時期です。高さを調整できるだけでなく、風通しが良くなるためヤツデも快適に過ごせます。

4~6月(5月)剪定のメリット

  • 気候が安定していて作業しやすい
  • 風通し改善で病害虫を予防
  • 梅雨前の準備ができる

4~6月剪定の注意点

  • 強剪定は避ける(軽い剪定のみ)
  • 11月~12月の花に影響する可能性
  • 夏の暑さ対策として風通しを重視

冬の時期でのヤツデの剪定は上級者のみ

ヤツデの育成に慣れてきたら、10月~12月に葉の枚数を減らすことで株の成長を抑えることができます。春に出て来る新葉の大きさを少し小さくしたい場合に有効ですが、初心者は冬に剪定を行うことはおすすめしません。

ヤツデは寒さに弱いため、枯らせてしまう恐れがあります。冬に剪定を行うなら専門業者にお任せしたほうがよさそうです。

冬剪定が危険な理由

  • ヤツデは寒さに弱いため、枯らせてしまう恐れ
  • 傷口が治癒しにくく、病気のリスク増大
  • 霜害を受けやすくなる

どうしても冬に剪定したい場合

  • 専門業者に依頼する
  • 軽い葉切りのみに留める
  • 防寒対策を徹底する

ヤツデ剪定の仕方を解説

ヤツデの剪定方法は、透かし剪定、切り戻し(摘芯)、葉切りの3種類があります。

  • 透かし剪定
  • 切り戻し(摘芯)
  • 葉切り

上記を状況に応じて使い分けることで、ヤツデの形を美しく保つことができますよ。なお、切り口に癒合剤を塗ると治癒が早くなり剪定時のダメージを軽減します。

剪定前の準備として、剪定ハサミ(枝用・葉用)、癒合剤、軍手、ゴミ袋を用意しましょう。

剪定の基本手順は、まず全体の樹形を観察し、不要な枝・葉を特定。その後、太い枝から細い枝の順で剪定を行い、最後に切り口に癒合剤を塗布して完了です。

ヤツデの剪定①透かし剪定

ヤツデの剪定として1つ目の透かし剪定は、枝の本数を減らす剪定方法で「間引き剪定」とも呼ばれています。

風通しを良くしたい時やすっきりした見た目にしたい時に効果的な方法でしょう。

具体的な手順として、まず枝の密集部分を特定します。重なり合っている枝、内側に向かって伸びる枝、古くなった幹などが対象となるでしょう。

次に、特定した枝を生え際から切り落とします。この際、根元からスパッと切ることが重要で、中途半端な位置で切ってはいけません。

また、古くなった幹を株元から間引いて幹の数を3~5本に抑えることで、さらにサッパリとした印象に仕上がります。

透かし剪定のコツは、一度に多く切りすぎないことです。全体の3分の1までに抑え、日当たりと風通しを意識しながら樹形のバランスを保つようにしましょう。

ヤツデの剪定②切り戻し(摘芯)

ヤツデの2つ目の剪定である切り戻しは、樹形を整えるために用いる剪定方法です。

樹形を整えたい時やコンパクトにしたい時に効果的で、透かし剪定とは異なり、枝の生え際から3分の1ほどのところで切り落とし、新芽を出させて形を整えます。

まず、ヤツデの伸びすぎた枝を特定します。他より極端に長い枝や、バランスを崩している枝が対象となるでしょう。

次に、ヤツデの特定した枝の3分の1の位置で切ります。生え際からではなく途中で切ることがポイントで、新芽の上で切るとより効果的です。

ヤツデは伸びた枝先に葉をつける性質があるため、適度に切り戻しを行うことで美しい形を保つことができるでしょう。

切った部分からは複数の新芽が出るため、より密な樹形になります。ただし、強剪定になりすぎないよう注意することが大切です。

ヤツデの剪定③葉切り

ヤツデの剪定3つ目の葉切りとは、文字通り増え過ぎた葉を切ることで全体をコンパクトにする剪定方法です。

圧迫感を減らしたい時や病害虫を予防したい時に効果的な手法といえるでしょう。

ヤツデの葉は大きく美しいことが魅力でもありますが、大き過ぎるがゆえに増えると圧迫感が気になることもあります。

そのような場合に、古くなった大きな葉、病気や虫食いの葉、重なり合っている葉などを特定し、葉柄の根元から切り取ります。

葉切りを行う際は、葉だけでなく葉柄(茎)も含めて切ることが重要で、中途半端に残してはいけません。

ヤツデの葉切り後は全体のバランスを確認し、切りすぎて寂しくないか、光が適度に入るかをチェックしましょう。葉切りには全体をコンパクトにする効果のほか、病害虫の予防、新葉の成長促進、風通しの改善といった効果もあります。

ヤツデ強剪定の失敗しない方法とは

ヤツデ強剪定の仕方や強剪定時の基準、切り過ぎてしまった後の対処法などを合わせて解説します。

ヤツデの強剪定とは?どこまで切って良いのか基準を解説

ヤツデの強剪定とは、通常の軽い剪定とは異なり、株全体の4分の1以上を大胆に切り取る剪定方法です。

一般的な剪定が枝先を軽く整える程度なのに対し、強剪定では太い幹や主要な枝を根元近くから切り落とすため、株への負担が大きくなります。

ヤツデの強剪定では、地面から30~50cm程度まで切り詰めることが可能ですが、絶対に地際まで切ってはいけません。

ヤツデは常緑樹のため、葉がすべてなくなると光合成ができずに枯死する危険性があるからです。

強剪定の限界ラインは、必ず数枚の葉を残すことを基準とし、株元から新芽が出る部分を確認してから切る位置を決めましょう。

強剪定が必要になるケースとしては、建物に当たるほど大きくなった場合、隣家への越境問題、病害虫の大量発生、樹形の大幅な崩れなどが挙げられます。

強剪定に最も適した時期は3月で、気温上昇とともに回復力が高まる春先に行うことで成功率を大幅に向上させることができます。

冬の強剪定は株を枯らすリスクが高いため避けるべきでしょう。

ヤツデの強剪定の仕方を具体的に解説

ヤツデの強剪定を成功させるには、事前の準備が欠かせません。太い枝を切るための剪定ノコギリ、細かい作業用の剪定ハサミ、切り口保護用の癒合剤、そして安全のための軍手とゴーグルを用意しましょう。

作業前には、切り落とした枝葉の処分方法も確認しておくことが大切です。

ヤツデの強剪定の手順は、まず全体を観察して残す枝と切る枝を明確に分けることから始まります。切る順番は、外側の大きな枝から内側の細い枝へと進め、最後に葉の調整を行います。

切る位置は、必ず芽の上か分岐点で行い、中途半端な位置で切ると枯れ込みの原因となるため注意が必要です。

ヤツデを一度に切る量の目安は、どんなに大きくなったヤツデでも全体の半分以下に抑えることが安全。

「今年は3分の1、来年また3分の1」というように段階的に進めることで、株への負担を最小限に抑えながら理想の大きさに近づけることができるでしょう。

強剪定中は定期的に全体のバランスを確認し、切りすぎないよう慎重に作業を進めることが成功の鍵となります。

ヤツデの強剪定後の管理方法や切りすぎた時の対処法

強剪定直後のヤツデは、大量の葉を失ったことで光合成能力が大幅に低下し、非常に弱った状態になります。この時期の管理が回復の成否を分けるため、水やりと肥料の調整が重要なポイントとなるでしょう。

水やりは通常の半分程度に減らし、土の表面が乾いてから与える程度に留めます。根の吸水能力に対して葉からの蒸散が少なくなるため、過湿は根腐れの原因となるからです。

肥料については、強剪定後は一切与えてはいけません。弱った株に肥料を与えると、かえって負担となり枯死の原因となる可能性があります。

新芽が安定して出始めるまでは、肥料は控えて自然回復を待ちましょう。

ヤツデの強剪定の失敗症状として、葉が黄色く変色して落ちる、新芽が全く出ない、幹にしわが寄るなどがあります。このような症状が現れた場合は、さらに水やりを控え、半日陰の場所に移動させて安静にすることが大切です。

活力剤を薄めに与えることで回復を促進できる場合もありますが、与えすぎは逆効果となるため注意が必須。強剪定から新芽が安定するまでには通常3~6ヶ月かかるため、焦らずに見守ることが何より重要でしょう。

ヤツデの花剪定と実の処理方法

ヤツデは11月~12月に雪のように白くて丸い可愛らしい花を咲かせますが、花後の適切な手入れを行うことで、翌年も美しい花を楽しむことができます。

花剪定と実の処理は、ヤツデの健康維持において重要な作業といえるでしょう。

花剪定の時期とタイミング

ヤツデの花剪定は、花が完全に終わった12月下旬~1月に行うのが最適です。花がしおれて茶色くなり始めたタイミングで、花茎を根元から切り落とします。

この時期に剪定することで、株のエネルギーを無駄に消耗することなく、春の新芽の成長に集中させることができます。

ヤツデの花を残しておくと実がなりますが、実をつけることで株が疲れてしまうため、観賞目的でない限り花後すぐに剪定することをおすすめします。

剪定時は、花茎だけでなく、花の周りの古い葉も一緒に取り除くと、見た目がすっきりして病害虫の予防にもなるでしょう。

実の処理方法

ヤツデの実を楽しみたい場合は、花をそのまま残しておけば春頃に緑色の実がなり、その後黒く熟していきます。

実は鳥の餌となるため、自然に任せても問題ありませんが、種が落ちて増えすぎることを防ぎたい場合は、実が熟す前に摘み取ります。

実を摘み取る際は、軍手を着用し、実と一緒に実軸も根元から切り落とします。ヤツデには毒性があるため、実を処理した後は必ず手をよく洗い、小さなお子様やペットが誤って口にしないよう注意が必要でしょう。

処分する実は一般ゴミとして廃棄し、庭に埋めたりコンポストに入れたりしないようにしましょう。

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ヤツデは縁起悪い?縁起が良いとされる3つの理由!

ヤツデは縁起が悪いの?

古来から縁起が良いとされています。

ヤツデは、下記の理由から古来から縁起が良いとされる植物で庭木として愛されてきました。

  • 金運アップ
  • 魔除け
  • 受験に合格

この章では、ヤツデが縁起が良いとされる理由についてご紹介します。

①金運upに!

ヤツデは、古来より金運をアップさせる縁起木として扱われてきました。植える方角により効果が異なり、お金が家から出て行かないよう貯蓄を増やしたい場合は西側に、お金を招き入れたい場合は玄関脇にヤツデを植えると良いとされています。

せっかくなら庭に縁起の良い植物を植えたいですよね。ぜひヤツデの金運アップ効果に期待してみてはいかがでしょうか?

②鬼門に植える(魔除け)

ヤツデは、風水においても魔除けの役割を果たす植物だとされています。鬼門に植えることで、ヤツデ特有の大きな葉が邪気の侵入を防ぐからです。他にも、観葉植物のモンステラなど葉の大きな植物は魔除けの力があるといわれています。

鬼門に庭がある場合には、ヤツデを植えて邪気を追い払って幸運をつかみましょう。

③受験に合格?!

ヤツデの葉は、受験の合格祈願の御守りにも良いとされています。ヤツデの葉を背中に貼って受験をすると、天狗が煽って合格させてくれるかもしれません。背中に貼るのはさすがに恥ずかしいという場合は、ポケットに入れるなど身につけておくだけでも力をもらえるでしょう。

藁にもすがりたいという時は、庭のヤツデの葉を持って神社に合格祈願に出掛けてみてはいかがでしょうか。

ヤツデの育て方を初心者にも分かりやすく解説

ヤツデは以下のポイントを抑えることで、初心者でも簡単に育てられます。

  • 育てる環境
  • 植え付け・植え替え
  • 水やり
  • 肥料やり
  • 病害虫

それぞれ重要なポイントをご紹介していきます。

ヤツデに適した環境

ヤツデは、日陰で湿気の多い場所を好みます。直射日光が当たり過ぎるなど、乾燥しやすい場所は適しません。日陰でも西日が当たる場所は避けましょう。湿り気があり腐植質が多い肥沃な土で育てると元気に育ちます。また、ヤツデを育てるには耕土の深い土地が最適です。

ヤツデの植え付け・植え替え

ヤツデは、5月~6月に植え付けを行います。植え付けを行う際の注意点は、日陰で行うことです。ヤツデは乾燥に弱いため、日陰かつ湿気のある場所で植え付けましょう。また、植え替えのみであれば、ヤツデが成長期を迎える4月~7月の暖かい期間に行えば問題ありません。

ヤツデの水やり

ヤツデは乾燥を嫌いますが、日陰に植える場合には雨水だけで育つため、水やりの必要はありません。一方、鉢植えの場合には、水切れを起こさないよう定期的に水やりをしましょう。

ヤツデの肥料やり

植え付けの際に肥沃な土壌を選んでいる場合は、特に肥料を与える必要はありません。養分が足りているか心配な場合や葉の色が黄色がかっている時は、1月下旬~3月に寒肥と成長期の6月に追肥を行うと良いでしょう。肥料は、油かすを与えるのがおすすめです。

ヤツデの病害虫

湿気を好むヤツデですが、乾燥しやすい場所に植えているとカイガラムシが発生する恐れがあります。カイガラムシの排泄物から病気になることもあるため、発見したら直ちに駆除しましょう。

また、急にしおれたり、葉っぱの水気が抜けて黄緑色に変色したりしている場合は、黄色紋羽病の疑いがあります。そのほか、葉が枯れてしまう炭そ病、葉に斑点ができる黄斑病にも注意が必要です。

【まとめ】日陰でも育つヤツデは剪定も楽ちん!初心者におすすめ!

日陰でも育つヤツデは、日当たりの悪い庭でも元気に育てることができます。面倒になりがちな剪定も3年に1度で良いため、初心者でも非常に育てやすい植物です。庭をおしゃれな雰囲気にしたい場合は、紬絞りやスパイダーウェブなどの斑入りを選ぶと良いでしょう。

縁起も良いとされるヤツデを育てて、運気アップも目指してみてはいかがでしょうか。

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