庭革命

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【浜離宮恩賜庭園】江戸・明治の歴史を色濃く残す人気デートスポット

全国の庭園図鑑

2020.11.13

この記事を読むのに必要な時間は約 9 分です。

江戸時代から続く代表的な大名庭園『浜離宮恩賜庭園/はまりきゅうおんしていえん』。

四季折々の花を楽しむことができ、ベイエリア・汐留の花見やデートスポットとしても人気です。

潮風を感じながら、江戸時代の将軍家の行楽の面影も残す「浜離宮恩賜庭園」、今回はその見所をご紹介いたします。

浜離宮恩賜庭園とは?

『浜離宮恩賜庭園/はまりきゅうおんしていえん』は、東京都中央区の浜離宮庭園にある都立庭園の1つです。

古くは江戸時代、将軍家の鷹狩場から始まり、海を埋め立てての別邸「甲府浜屋敷」が完成。そして6代将軍家宣の時代には将軍の別邸「浜御殿」と改められました。

歴代将軍によって何度も改修・造園工事が繰り返され、明治維新後は皇室の離宮「浜離宮」となります。

戦後、1946年に東京都に下賜され、現在のように市民にも開かれた場所となったのです。

浜離宮恩賜庭園の5つの見どころ!

潮の香漂う広大な浜離宮恩賜庭園は、四季の季節の花々を愛でることができます。見どころも多く、観光にもピクニックにも最適!

浜離宮恩賜庭園をに遊びに行く前に、5つの見どころを押さえておきましょう。

1【潮入の池】江戸時代に釣りを楽しんでいた場所

浜離宮恩賜庭園の潮入りの池

東京湾から海水を導いて作られた「潮入の池」は、現在の東京の庭園ではここでしか見ることができないものです。

東京湾の水位に合わせて水門を開け閉めし、池の水量を調整しています。

セイゴ、ウナギ、ハゼなどの海水魚も棲んでおり、江戸時代ではこの池で釣りも楽しまれていました。現在は釣りは禁止されていますが、潮の香とともに潮入の池を楽しむことができます。

2【御茶屋】抹茶を楽しみながら休憩できる

浜離宮恩賜庭園の御茶屋

潮入の池の中央には「中島」と呼ばれる小さな島があり、島にある「中島の御茶屋」も人気スポットの1つです。

岸と中島を結ぶお伝い橋と御茶屋。この二つが潮入の池の水面に映える姿は、風情たっぷりで写真映えも抜群。

かつては夕涼みや月見と風流に使われた御茶屋は、現在は再建され、抹茶をいただきながら絶好の景色を楽しむことができます。

3【鴨場】当時の鴨猟のスタイルを見学できる

浜離宮恩賜庭園 鴨場の小覗

鴨場とは、江戸時代後半に鴨猟のために作られた池。浜離宮恩賜庭園には庚申堂鴨場と新銭座鴨場の2つの鴨場が残っています。

池に引堀と呼ばれる細い堀を設置し、小覗(このぞき)とよばれる小屋から鴨の様子を伺いつつ、囮用に放されたアヒルや鷹を使って追い込み、叉手網で捕獲するという狩り方です。

これらの仕掛けが浜離宮恩賜庭園には残っており、江戸時代~明治に盛んだった鴨猟の面影を見学することができます。

4【三百年の松】初めて見ても迫力に圧倒するほど

三百年の松

浜離宮恩賜庭園に行ったなら必ず見てほしいのが、三百年の松です。

六代将軍家宣の時代の庭園大改修を記念して、植えられたと言われています。

現代においては東京都内最大の黒松となった「三百年の松」。太く立派な枝が張り出し、高層ビルを背景にそびえるその姿は、長い歴史を背負ってきた風格を感じさせます。

5【お花畑】隠れデートスポットにも

江戸・明治の歴史を至る所に残す浜離宮恩賜庭園ですが、庭園だけに花見においても見ごたえたっぷり。

特に庭園北側に位置するお花畑では、春は菜の花、秋はコスモスが咲き誇り、隠れデートスポットにおすすめな場所と言えます。

浜離宮恩賜庭園は四季で楽しみ方が変わる!

四季折々の花が庭園を彩る浜離宮恩賜庭園は、その季節ごとに異なる顔を見せてくれます。

毎年1月2日・3日はお正月イベントが開催される他、入園無料日も設けられています。

季節の移り変わりごとに、季節の花が咲く姿を愛でに行くのもおすすめです。

【春】桜やツバキが楽しめる!無料入園日も

春はヤブツバキやレンギョウ、ハナモモ、ツツジ、サトザクラ、ボタンなど、春らしい華やかな色合いに包まれます。

かつては潮入の池にかかる橋全体を藤が覆っていた時代もあり、現在は池の北側にある藤棚が当時の歴史を残しています。

5月4日(みどりの日)は無料入園日となっています。

【夏】サルスベリや紫陽花が楽しめる

サルスベリ

夏は気品ある花菖蒲や、鮮やかに咲くサツキ・紫陽花、サルスベリなども人気です。

写真映えする花をバックに、初夏のデートを楽しんでみてはいかがでしょうか。

【秋】キンモクセイの香りが癒しに!

キンモクセイ

秋に見ごろを迎えるのはキンモクセイ、ヒイラギモクセイ、サザンカなど。

特に、キンモクセイの遠くまでほんのり漂う優しい香りは、リラックスした気分になれると言われています。紅葉とともに、目と香りで癒しの効果を楽しんでください。

10月1日(都民の日)は無料入園日となっています。

【冬】植物だけではなく雪吊りなどの飾りも楽しめる

冬吊り

冬は何も咲かないかと言えばそうではありません。梅やジュウガツザクラ、甘い香りとともに可愛く咲く蝋梅など、冬を象徴する植物を愛でることができます。

また、樹木を雪から守るため縄で保持する「雪吊り」は、冬の庭園の代名詞たるもの。芸術的にも見える雪吊りの姿は、作業員たちの技術の賜物です。

1月2日・3日は毎年お正月イベントが開催されています。

浜離宮恩賜庭園の基本情報

家族でのピクニックや、恋人とのデートの場にも最適!

浜離宮恩賜庭園に遊びに行く前に、基本情報をおさらいしておきましょう。

浜離宮恩賜庭園の入場料

料金

入園料は一般300円、65歳以上150円。小学生以下及び都内に在住・在学の中学生は無料です。
※小学生以下のお子様は保護者の同伴が必要となっています。

浜離宮恩賜庭園から徒歩15分の旧芝離宮恩賜庭園の両方に使える「園結びチケット」は、一般400円、65歳以上200円です。

浜離宮恩賜庭園の営業時間

開園時間は午前9時~午後5時。最終入園は午後4時30分までです。

休園日は年末・年始(12月29日~翌年1月1日まで)となっています。

浜離宮恩賜庭園へのアクセス

電車を利用する場合
【大手門口】
・都営地下鉄大江戸線「築地市場」駅から徒歩約7分
・都営地下鉄大江戸線、ゆりかもめ「汐留」駅から徒歩約7分
・JR線、都営地下鉄浅草線、東京メトロ銀座線「新橋」駅から徒歩約12分

【中の御門口】
・都営地下鉄大江戸線「汐留」駅から徒歩約5分
・JR線「浜松町」駅から徒歩約15分

水上バスを利用する場合
・東京都観光汽船(浅草)「浜離宮」水上バス発着場下船

駐車場
・車椅子・障碍者用駐車場と、観光バス用の駐車場が用意されています。
・一般車両は最寄りの公共駐車場「汐留駐車場(首都高速道路株式会社)」をご利用ください。

浜離宮恩賜庭園を詳しく知りたいならガイドボランティアを利用しよう

江戸・明治の歴史を色濃く残す浜離宮恩賜庭園。

庭園の歴史や、隠された見所をさらに深く楽しみたいなら、庭園のボランティアガイドもおすすめです。

庭園ガイドは土日祝の午前11時~・午後14時~となっています。

この他、外国人向けの英語ガイドもあり。風情ある御茶屋の歴史が知りたい人からは、御茶屋ガイドツアーも好評です。

浜離宮恩賜庭園のまとめ

東京都中央区にある浜離宮恩賜庭園は、江戸時代の海辺の雰囲気と、当時の将軍家の行楽の様子がしのばれる庭園です。

時代を超えて都会に残された浜離宮で、四季折々の花と歴史を感じてみませんか?

家族連れの行楽やカップルのデートにも最適。浜離宮恩賜庭園は、四季とともに何度も訪れたくなる魅力ある庭園の一つです。

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