【すだちの剪定方法】正しい時期や育て方をわかりやすく解説!

料理で使われることの多いすだちは、初心者でも育てられるおすすめの樹木です。家の庭で育てられるため、植えてみたい人も多いでしょう。

しかし、「自分でも育てられるか分からない」「ちゃんと実がつくかどうか不安」と悩んでいる人もいると思います。すだちを立派に育てるためには、正しい剪定や手入れが大切です。

そこで今回は、すだちを育てる方法と剪定する時のコツをご紹介。最後まで読めば、立派なすだちの果実を収穫できますよ。


この記事を読んで、「すだち」剪定を業者に依頼したいと思われた方は、お庭手入れのプロである庭師に相談することがおすすめです。

庭革命では、お庭造り・剪定・植栽などの、見積もりを無料相談することができます。その他、お庭・植物に関する悩みがあるお客様も、気軽に利用されているので、この機会に是非一度相談してみてください。

目次

すだちの剪定時期は3〜4月

すだちの剪定時期は3~4月です。すだちは常緑樹で必要なときだけ光合成をして成長する植物なので、日照時間が短くなる冬場に剪定すると弱ってしまいます。そのため、日照時間が長くなり気温も上昇する春頃が最適な時期です。

また、すだちは1~3月頃に花芽をつけます。3~4月頃には花芽を目視で確認できるため、剪定時に切り落としてしまう可能性も低くなるでしょう。春に剪定すれば光合成しやすくなり、開花に必要な栄養を蓄えられます。

すだちの剪定に必要な道具

すだちの剪定を行う時は、必用な道具を揃えなくてはなりません。以下の表にまとめているのでご覧ください。

道具使い道
剪定ばさみ切れ味のよいものを使用する。断面から病原菌が入らないように消毒をしておく。
剪定用のこぎり剪定ばさみで切れない枝をカットするために使う。剪定ばさみ同様に消毒しておく。
癒合材太い枝の断面に塗って使用する。切り口から病原菌が入らないように木を保護する。
革製の手袋剪定をするときにトゲで怪我をしないために使用する。革製の手袋がなければ厚手のもので代用可能。
長袖の作業剪定時に怪我をしないために着用する。手袋同様に厚手で丈夫なものを使用する。
剪定用シート切った枝を回収しやすくするために、木の周りに敷いておく。

基本的に、ホームセンターや園芸用品店で入手できるので、ぜひ手に取ってみてくださいね。

すだちの剪定方法【切るべき枝は?】

すだちを剪定する時は、切るべき枝を見極めましょう。すだちの剪定で切るべき枝は以下の3つです。

すだちの剪定で切るべき枝

  • 長すぎる枝
  • 混み合う枝
  • 枯れ枝

それぞれの枝を切る理由と切り方について詳しく解説するので、ぜひチェックしてください。

長すぎる枝

他の枝と比較して長すぎる枝は、すだち全体のバランスを悪くします。長い枝には、他の枝よりも多くの養分がいきわたっていることが考えるからです。他の枝と同じように剪定しても、成長すると再び長い枝になるでしょう。

そのため、すだちの長すぎる枝は必ず剪定してください。枝の根元から切り落とせば、他の枝に充分な養分を与えられます。

混み合う枝

混み合う枝も剪定しましょう。混み合う枝とは下向きに伸びる枝や交差した枝、木の内側に反り返った枝のこと。枝が密集すると日当たりが悪くなり、植物の成長に必要な光合成ができなくなります。内側の枝が枯れやすくなることもあるでしょう。

また、風通しが悪いと病害虫が発生する可能性が高くなります。剪定時は枝の間隔をあけて、日当たりと風当たりがよくなるよう余分な枝を根元から切り落としてください。

枯れ枝

枯れ枝は、必ず根元から切り落としてください。枯れた枝を放置すると、他の枝に悪影響を及ぼします

枝が枯れた原因は、病害虫という可能性が高いです。木全体が病気にかかるおそれがあるため、必ず取り除いてください

すだちの育て方

すだちを綺麗に育てるためには、適切な方法を知る必要があります。果実を実らせるためにも、適切な方法で育てましょう。すだちの育てるコツは以下のとおりです。

すだちの育て方

  • 温度
  • 水やり
  • 肥料
  • 植え付け時期
  • 増やし方

次の章でそれぞれの項目について詳しく紹介します。

平均気温14度以上の場所で育てよう

すだちが育てやすい気候は?

すだちの木を育てる場合は、年間平均気温14度以上の場所を選びましょう。

すだちは柑橘類のなかでは比較的寒さに強い木です。しかし、最低気温が-6度を下回ると枝が枯れたりと成長に影響を及ぼします。

暖かい気候の土地であれば、地植えでも充分育ちます。ただし、冬場に気温が0度を下回る地域で育てる場合は、一時的に暖かい場所に移動できる鉢植えがおすすめです。

地植え・鉢植えに合う水やりをしよう

すだちの水やりの方法は、地植え・鉢植えによって異なります。地植えの場合は雨からの水分で問題ありません。しかし、晴天が続いて土が乾燥している時は水やりをしてあげましょう。

また、鉢植えの場合は表面の土が乾いたら水やりをしてください。水分を与えすぎないほうが実は甘くなりますが、乾きすぎは要注意。特に、夏場の乾燥は果実の大きさに影響を与えるため、土が乾燥していないかこまめにチェックしてください

肥料を切らさないよう年4回与えよう

すだちには年に4回肥料を与えましょう。すだちは肥料が好きな木であり、年間を通して肥料を切らさないことが大切です。また、その時期は萌芽前、開花後、果実の成長期、収穫後となります。

肥料として与えるのは萌芽前が油かすなどの有機肥料。開花後、果実の成長期、収穫後は化成肥料を与えてください。

ph6度くらいの弱酸性の土で育てよう

すだちを育てる時は、ph6度くらいの弱酸性の土で育てましょう。基本的に果樹・花木用の培養土を選択すれば問題ありません。自分で用土を作る場合は赤玉土6、腐葉土3、川砂1の割合で配合してください。

地植えでphが低い場合は石灰を使用しましょう。また、phが高い場合は硫安や過リン酸石灰を使用するのがおすすめです。

植え付けは2〜4月に実施しよう

すだちの植え付け時期はいつ?

すだちの苗を植え付ける場合は2月~4月に実施してください。

地植えする場合は苗の高さが50cmになるよう切り戻してから植えましょう。植え付ける時に土を崩す必要はありません。また、複数本植える時は50cm間隔で植えてください。

鉢植えの場合は8号鉢に1苗を植えましょう。植え付ける時の苗の高さは25cmになるよう切り戻してください。植え替えは2年に1度程度を目安にしましょう。

すだちの増やし方は「挿し木」「芽接ぎ」

すだちを増やす方法は、挿し木と芽接ぎの2種類です。挿し木の場合は3月~5月頃、芽接ぎは8月頃に行いましょう

挿し木をする場合は成長している新しい茎を選んでカットし、2時間程度水につけて清潔な土に挿してください。芽接ぎは穂木の芽を切り取り、台木のカットした部分に挟んで接木テープで固定します。芽接ぎをする場合は、台木となる別の木が必要となるので注意してください。

すだちの収穫時期は7〜10月

すだちの実はいつ収穫できる?

すだちの収穫時期は7月~10月です。

7月は収穫を兼ねた摘果を行います。摘果は、美味しい果実を実らせるために数を減らすことです。すだちは、1つの果実に対して葉が8枚残るように摘果をしましょう

摘果で収穫した果実は、香りと酸味が強くなります。残った果実を10月頃まで残しておくと熟して鳥に狙われるため、果実袋で包んでください。10月に収穫するすだちは酸味が弱く甘味が強く感じられるでしょう。

すだちを育てるときは雨風や病害虫に注意しよう

すだちを育てる時は、雨風や病害虫に注意しましょう。すだちはかいよう病・そうか病・黒点病にかかる可能性があり、雨に濡れると病害虫のリスクは高まります

鉢植えの場合は、雨に濡れない場所に避難させてあげるのがおすすめ。地植えの場合は移動できないため、木酢液を薄めたものを吹きかけて予防しましょう。

すだちの手入れで悩んだら専門業者に相談しよう

すだちの手入れは正しく行っていても、うまく育たない場合があります。また、病害虫の駆除方法に困っている人もいるでしょう。すだちの手入れに悩んだ時は、ぜひ専門業者に相談してください。ここからは以下の2つのポイントを紹介。

すだち選定の専門業者

  • 料金
  • 選び方

専門業者なら知識も経験も豊富で、適切な方法で病害虫の対応をしてくれます。すだちを上手く育てるコツも教えてもらえるので、依頼を検討してみましょう。

すだちの剪定の料金・費用相場

樹木の剪定は、種類や高さによって計算されます。業者によって金額に差はありますが、庭革命の樹木剪定費用は以下の表のとおりです。

種類料金
低木(0~3m未満)¥3,000~5,000/本
中木(3~5m未満)¥5,000~12,00/0本
高木(5~7m未満)¥12,000~16,000/本
高木(7m~)¥16,000~/本
剪定困難樹木¥20,000~/本

すだちは低木のため、成長しても3m程度です。ただし、枝や葉の量によって処分費用は変動します。

剪定業者を選ぶポイント

剪定業者は、インターネットやタウン誌などで探しましょう。また、すだちの剪定業者を選ぶ時は以下のポイントに注目してください。

  • 相談に乗ってくれるか
  • 実績
  • 口コミ・評判
  • 追加料金有無
  • 見積もり

初めて剪定を依頼する場合、業者がたくさんあってどこを選ぶか迷う人も多いです。また、作業員がどんな人か分からなくて不安を感じている人もいると思います。

業者選びのポイントをチェックすれば安心して依頼できるため、ぜひご覧ください。

親身に相談に乗ってくれるか

大切に育てているすだちの剪定を依頼するため、安心して任せられる人に依頼したいと思うでしょう。悩みを相談したときに、親身になってくれる職人さんであれば安心できます

業者のホームページには、実際に作業している様子が掲載されていることもあるでしょう。どんな職人さんが来るのかも確認しておくとより安心できます。

実績が豊富にあるか

実績が豊富にあるかどうかも、業者選びのポイントです。剪定業者のホームページや広告には、年間実績が掲載されていることもあります。

実績が多いのは信頼と実力の証であり、リピーターも多いです。また、アフターフォローが充実している場合もあるため実績が多い業者を選びましょう。

良い口コミ・評判があるか

すだちの剪定業者を探す時は、口コミや評判もチェックしましょう。ホームページに利用者の声を乗せている業者もありますが、そのほとんどが良い口コミです。

剪定業者を紹介しているサイトやGoogleの口コミには、忖度ない評価が多く掲載されています。良い口コミをチェックしつつ、悪い口コミが多い業者は選ばないようにしましょう。

追加料金がかからないか

庭木の剪定では、作業後に追加料金を請求されることも少なくありません。追加料金が請求される理由は、剪定した枝葉の処分量が多いからというケースがあります。

業者選びをする時点で、剪定した枝葉の処分方法と料金についても確認しておきましょう。また、自分で処分することも可能ではありますが、怪我をする危険もあるため業者に依頼するのがおすすめです。

事前に見積もりを出せるか

庭木の剪定は、樹木の種類や大きさによって異なります。そのため、想定していたよりも高額な料金を請求されることも少なくないでしょう。業者を選ぶ時点で事前見積もりが可能かどうかチェックしてください

事前見積もりをすることで想定外の出費を防げます。また、ネットから無料で簡単見積もりを行う業者も多いので、積極的に利用しましょう。

すだちの剪定は「庭革命」にお任せください!

庭革命ではすだちの剪定も行っています。「すだちを上手く剪定したいけどどうすればいいか分からない」「虫が苦手だから剪定をするのが怖い」など剪定にたいして不安を抱えている人も多いでしょう。

庭革命にはベテラン職人が在籍。話しやすい職人ばかりで、親身に相談に乗って理想通りに仕上げます。Webフォームからの簡単見積もりも無料なので、お気軽にお問い合わせください。

まとめ:正しい剪定方法・育て方ですだちを楽しもう

今回は、すだちの剪定方法について紹介しました。果実も楽しめるすだちは、正しく剪定すれば立派な実を収穫できるでしょう

比較的育てやすい樹木であり、鉢植えでも栽培可能なので気軽にチャレンジしてみてください。また、剪定やお手入れで困った時は迷わずに業者に相談しましょう。樹木のプロがあなたの悩みを解決してくれますよ。


この記事を読んで、「すだち」剪定を業者に依頼したいと思われた方は、お庭手入れのプロである庭師に相談することがおすすめです。

庭革命では、お庭造り・剪定・植栽などの、見積もりを無料相談することができます。その他、お庭・植物に関する悩みがあるお客様も、気軽に利用されているので、この機会に是非一度相談してみてください。

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