庭木の人気者「シラカシ」の剪定方法や育て方を徹底解説!
2020/07/31
人気の庭木であり定番的樹木のひとつであるシラカシについての、剪定方法や育て方についてまとめました。一般家庭のお庭や公園などでみかけ、秋口にはかわいらしいどんぐりを生やすシラカシの特徴も紹介しているので是非参考にしてください。
この記事を読んで、「シラカシ」の剪定を業者に依頼したいと思われた方は、お庭手入れのプロである庭師に相談することがおすすめです。
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目次
シラカシの特徴
シラカシは冬にも青々とした葉っぱをつけることから人気がある常緑樹です。常緑樹というとしっかりとした分厚い葉っぱが多いイメージですがシラカシは薄めの葉っぱを付けるのが特徴的です。
玄関先などに植えておくのが一般的で、なかには成長することで20mにも達することがあります。とはいえ一般家庭のスペースではそこまでしっかりと根を生やすことができませんので、公園などに植わっているシラカシほど大きくはならないでしょう。
シラカシと言えばどんぐりの実!
シラカシは木の色が白に近いことからその名を付けられました。そんなシラカシの最大の特徴はどんぐりがなる木という点でしょう。夏の終わりごろには青いどんぐりが徐々にできはじめ、秋ごろには熟した身を落とします。
また意外と知られていませんがシラカシは花にも特徴があるのです。栗の木やクヌギの木のように垂れ下がる花を咲かせます。それぞれメスとオスがあり近くで見ると美しささえも感じますよ。
成長速度がはやくシンボルツリーにも使用される
シラカシは成長速度が速いことでも有名です。また日当たりの良し悪しをあまり選ばないので手間がかからないといわれています。暑さや寒さにも強く丈夫なので水やりや肥料を与えなくても育っていくでしょう。
どんどん背は高くなりシンボルツリーとしてもつかわれるほどです。ですが、複数の苗と一緒に植えたり、株立ちをすることで家庭向けなサイズに合わせることが可能ですよ。
シラカシの剪定方法
シラカシは比較的簡単に育てることが可能ですが、だからと言って完全に放置してしまうのは好ましくありません。
うっかり育て方に失敗して思わぬ大きさに育ってしまうなんてことも珍しくないのです。シラカシの剪定方法を詳しく解説いたします。
また剪定を行うことで樹形を自分が思ったようにたもつこともできますから、剪定は重要なことです。今回は、2つの剪定方法をまとめましたので参考にしてみてください。
風通しを良くする「間引き・透かし剪定」
シラカシを正しく剪定する方法のひとつは、風通しをよくする「間引き・透かし剪定」です。木を広く見ることから、初めて行くのがコツですよ。弱ってしまっている枝や外に出過ぎてしまっている無駄な枝などを発見しましょう。
枯れかけて見える枝や明らかに枯れている枝、伸びている方向がおかしい枝などを全体を通してみつけてください。その枝が生えている根元から切り落としていきましょう。
樹形を保ちたいなら「切り戻し」
樹形をたもっておきたいならば「切り戻し」という剪定方法をおこないましょう。切り戻しとは枝を途中で切ってしまう剪定方法です。弱った枝のほか骨格となる枝に使う方法で、少しコツがいります。
シラカシは切り戻した部分から無数の細い枝をはやしてしまうことがあるので、慣れるまでは難しい剪定方法だといわれているのです。
シラカシの剪定時期
シラカシの剪定時期には、適した時期というものがあります。シラカシに限らず植物や樹木の剪定には正しい時期があることを知っておきましょう。
それぞれ剪定方法とそれに適した時期を詳しく解説いたします。行いたい剪定とその時期を忘れずにとらえておいてくださいね。
【5月〜7月】樹木の骨組みを整える強剪定
樹木の骨組みを整えたいなら5月〜7月が適した時期です。シラカシは成長力がとても早い樹木ですので本来は剪定に向いていないといわれているのですが、時期によっては成長に影響しないこともあります。
大がかりな剪定は5月〜7月の初夏がおすすめです。強剪定は樹木へのダメージが大きく、回復力が高いあたたかい時期に行うのがベストとされています。太い枝や細い枝関係なく骨組みを整えていきましょう。
【10月〜11月】枯れた枝を取り除く弱剪定
10月〜11月の寒い時期は枯れてしまった枝を取り除く弱剪定をおこないましょう。この時太い枝は基本的には落とさないでください。枝先が弱っていたり、枝が混雑している部分を整理していきます。
樹木全体の形は大きく変えずに、枝先を整える程度に抑えておきましょう。余分だと感じる部分や枯れた枝だけを除去していくイメージです。全体を把握しながら行うのがベストですよ。
シラカシの育て方
シラカシの剪定方法について確認できたら、育て方についても見ていきましょう。シラカシ自体が健康的に育っていなければ意味がありませんよね。健康的に育ってくれるようにしっかりと把握しておいてください。
植え付け時期や場所を確認
まずは植え付け時期や場所に関してです。シラカシの植える時期は5月〜6月ごろが適しているといわれています。大体、梅雨入り前くらいがベストです。暑さや寒さに強いシラカシですが真夏や真冬など極端な気温の時期には適しません。
またシラカシ強い樹木です。日当たりなどはあまり気にしなくて問題はありませんが、一度植えると移動させるのが難しい樹木です。地植えでしっかりとスペースをとった場所に植えて下さい。
肥料や水やりの頻度や量に注意!
シラカシはそれ程、手をかけてあげなくても充分育ってくれる樹木です。そのため頻繁に肥料を変える必要はありません。余分に水やりをする必要はなく自然に降ってくる雨で問題はないでしょう。
ただし土が明らかに乾いてしまっている場合は水を与えて下さい。頻繁に水あげをすることは避けて、必要な時だけ与えましょう。また肥料も無理に与える必要はありません。
枝や葉が元気に育っているなら肥料を足さなくて大丈夫です。
シラカシを育てる時の注意点
シラカシなど樹木を育てる際には枝枯れ、枝がの色などに注目しておく必要があります。注意点をしっかりと把握して健康的なシラカシを守ってあげましょう。
風通しが悪く害虫の大量発生
シラカシの枝が枯れることがある場合、多くは害虫の被害にあっている可能性が考えられます。寒さにも日蔭にも強いシラカシですが害虫にはなかなか敵いません。
さらに剪定を行ってないと、風通しが悪くなりアブラムシや毛虫などの害虫が湧きやすくなります。
害虫が大量発生していると当然枝が枯れていってしまうでしょう。シラカシの状態をよく見て害虫におかされてしまっている場合は、専用の殺虫剤などですぐに駆除してあげてください。
早めの対処が必要な病気
樹木にも深刻な病気があります。枝が黒い・斑点のようなものがあると気づいたら注意が必要です。すす病やうどん粉病の可能性が高いでしょう。「すす病」は葉などに黒い斑点が浮き上がり「うどん粉病」は逆には全体がうっすらと白みがかっていきます。
病気にかかると生育不良に繋がります。シラカシの状態をなるべく頻繁に観察して早めの対処が必要です。まだ、被害が少ない場合は被害が出た場所の葉や枝を取り除き、それでも改善しなければ薬剤を散布してください。
生垣や株立ちで育てるのもおすすめ!
シラカシは生垣や株立ちで育ててみるものおすすめの樹木です。シラカシの生垣は庭園にぴったりとされていて、内部が枯れないようにこまめに刈り込んであげるとよりバランスがよくなりますよ。太い枝を剪定し、横広がりになるよう意識しましょう。
また小枝が出るように見せる株立ちは幹や枝がよく見えているので、枝先のやわらかさを感じることができます。太い枝を中心的に剪定して短い枝に葉が付くようにするとうまくいきますよ。
剪定や病気対策も可能なプロの業者に任せるもの◎
剪定が難しかったり病気の対策が困難に感じるならばプロの業者に任せるのもひとつの手です。枯れにくく丈夫なシラカシですが、その分どんどん育っていきます。うっかりしばらく手を加えていなかったら枝が伸び放題になってしまうでしょう。
比較的剪定の手間はありますので、自分で無理やりおこなうよりもまずはプロに任せてみてもいいですよ。プロの剪定や伐採を見て自分でコツを掴んでもいいでしょう。安心して育てたいならば業者さんに任せてみてください。
シラカシの剪定まとめ
シラカシは比較的初心者向きでありお庭以外にも公園などでよく見かける馴染みのある樹木です。秋ごろにはどんぐりがなりますから、楽しみになりますね。剪定も慣れてしまえばそれほど難しいものではないでしょう。
剪定の時期や方法をしっかりと把握しておけば、自分でも充分シラカシを育てていくことが可能です。丈夫な樹木とは言っても害虫や病気にかかる可能性もありますので完全放置してしまうのは避けて、全体を通して様子を見てあげてください。
この記事を読んで、「シラカシ」の剪定を業者に依頼したいと思われた方は、お庭手入れのプロである庭師に相談することがおすすめです。
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