バジルの剪定方法とは?摘心・切り戻し時期や冬越し、強剪定のポイントも解説
「自分でバジルを剪定したいけれど、どこを切ればいいのかわからない」「バジルの剪定時期や冬の育て方がわからない」と悩んではいませんか?
パスタやピザなどのイタリア料理でよく使われる「バジル」。剪定を繰り返すことで、より多くの葉を収穫できるのが魅力です。
身近なハーブとして人気のバジルですが、いざ育てようとすると「剪定はどうするの?」「水やりや肥料のコツは?」と疑問に感じることも多いでしょう。
そこでこの記事では、イタリアンに欠かせないバジルの剪定時期や具体的な剪定方法、強剪定について、わかりやすく解説します。ぜひ参考にしてください。

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バジルの特徴とは

バジルはシソ科のハーブで、スイートバジルやバジリコと呼ばれることもあります。スーパーマーケットなどで出回ているものは、スイートバジルが一般的です。
本来は多年草の植物ですが、日本は寒いため一年草の扱いになります。原産地は南アジア~東南アジアにかけてと、アフリカです。
成長しても背丈は25~60センチほどにしかならず、狭い庭やベランダで気軽に栽培することができます。
花の開花時期は夏以降。白い花を咲かせ、そのままでも食べることができますよ。正しく剪定することで、より多くのバジルを収穫することができます。
バジルにはさまざま種類がありますが、レモンのように爽やかな香りのするレモンバジルやイタリアンバジルなどがあります。
バジルの剪定時期

- バジルの剪定時期はいつ?
-
バジルの剪定時期は、苗の背丈が20センチほどになったらです。
バジル剪定の基本時期は5月~10月
バジルの剪定に最も適した時期は、成長期である5月から10月までです。この期間中は気温が高く、バジルの回復力が最も旺盛なため、剪定によるダメージを最小限に抑えられます。
特に初回の摘心は、本葉が4~6枚になった5月下旬から6月上旬に実施するのが理想的。その後は株の成長に合わせて、月に1~2回程度の頻度でバジルの剪定を継続しましょう。
バジルの剪定作業は、晴れた日の午前中に行うことで切り口が乾燥しやすくなり、病気の感染リスクを大幅に減らせます。雨の日や湿度の高い日は避けることが重要です。
季節別バジル剪定のポイント
春(4月~5月)のバジル剪定では、植え付け後の初回摘心に重点を置きます。本葉が充実したタイミングで先端を摘み取り、脇芽の発生を促しましょう。
夏(6月~8月)は最も活発にバジルの剪定を行う時期です。成長が旺盛なため、月に2~3回程度の頻度で切り戻しや収穫を兼ねた剪定を実施できます。
秋(9月~10月)のバジル剪定は、冬に向けての準備期間となります。強い剪定は避け、軽い整枝程度に留めて株の体力を温存することが大切です。
バジルの剪定方法を徹底解説

適切なバジルの剪定により、バジルの成長を促進し、長期間収穫を楽しめます。
バジル剪定の基本・摘心のやり方
バジルの剪定における基本技術が摘心です。
バジルの剪定では、株の先端部分にある成長点を摘み取る作業から始め、本葉が4~6枚程度になったタイミングで、先端から2節目の少し上を指やハサミでカットしましょう。
バジルの剪定で摘心を行うことで、脇芽が活発に成長し、株全体がボリュームアップします。また、花芽の形成を遅らせる効果もあり、葉の収穫期間を延ばすことが可能です。
バジルの剪定作業は晴れた日の午前中に行うのが理想的で、切り口が乾燥しやすく病気の感染リスクを軽減できます。バジルの剪定後は水やりを控えめにし、株の回復を待ちましょう。
バジル剪定で脇芽の成長を促す切り戻しの手順
バジルの剪定における切り戻しは、伸びすぎた枝を途中で切り戻し、下部の脇芽を活性化させる方法です。株全体の高さが20~30cmになったタイミングでバジルの剪定を実施します。
まず、バジルの剪定では全体的に伸びすぎた枝を確認し、株の半分程度の高さまで切り戻します。この際、必ず葉の付け根の上で切ることで、新しい枝の発生を促進できます。
バジルの剪定後は一時的に収穫量が減りますが、2~3週間後には以前より多くの枝が出て、結果的に収穫量が増加します。夏場の成長期にバジルの剪定を行うと特に効果的です。
水耕栽培でのバジル剪定・切り戻し方法
水耕栽培のバジルは土耕栽培と比べて根の張りが浅いため、バジルの剪定時には特別な注意が必要です。バジルの剪定における切り戻しの強度は土耕栽培よりも弱めに設定しましょう。
水耕栽培では根が常に水に浸かっているため、バジルの剪定後の回復が早い傾向があります。ただし、栄養液の濃度が高すぎると根腐れのリスクがあるため、バジルの剪定後は薄めの栄養液に調整します。
また、水耕栽培特有のメリットとして、バジルの剪定で切り取った枝をそのまま水に挿すことで簡単に増殖できる点があります。バジルの剪定と増殖を同時に行える効率的な方法です。
バジル剪定における強剪定のやり方とポイント
バジルが大きく育ちすぎた場合や、病気の部分を除去する際には強剪定が有効です。バジルの強剪定では株元から10~15cm程度の高さで思い切って切り戻します。
バジルの剪定で強剪定を行う時期は、成長期の5月から8月が適しています。9月以降にバジルの剪定で強剪定を行うと、寒くなる前に十分な回復ができない可能性があります。
バジルの剪定で強剪定後は株が弱るため、肥料は控えめにし、水やりも土の状態を確認しながら慎重に行います。約1ヶ月でバジルの剪定効果により新しい枝が充実し、再び収穫が可能になります。
バジルの剪定を含む冬越しと冬季管理

適切なバジルの剪定と冬季管理により、バジルを翌年まで維持することが可能です。
バジルの冬越し方法
バジルは本来一年草のため、自然状態では冬を越すことができません。しかし、室内での管理により冬越しが可能になります。
10月中旬頃、外気温が15度を下回るようになったら室内に取り込みます。できるだけ日当たりの良い窓辺に置き、最低気温が10度以上を保てる場所を選びましょう。
室内では成長が鈍化するため、水やりの頻度を減らし、肥料も月に1回程度に留めます。また、暖房の風が直接当たらない場所に置くことが重要です。
冬場のバジル剪定の注意点
冬季のバジルは成長が非常に遅くなるため、バジルの剪定では強い作業は避けるべきです。必要最小限の枯れた葉や病気の部分の除去に留めましょう。
もしバジルの剪定が必要な場合は、暖かい日中に行い、切り口が夜までに乾くよう配慮します。冬場のバジルの剪定後は回復に時間がかかるため、株に負担をかけない程度の軽い作業に留めることが大切です。
春になって暖かくなったら、本格的なバジルの剪定を再開し、新しい成長を促しましょう。冬を越したバジルは春のバジルの剪定により成長が特に旺盛になります。
室内栽培での冬季管理
室内でのバジル栽培では、湿度管理が重要になります。暖房により空気が乾燥しがちなため、株の周りに水を入れた受け皿を置いて湿度を保ちましょう。
また、室内では害虫が発生しやすくなるため、定期的に葉の裏側をチェックし、早期発見・早期対処を心がけます。特にハダニやアブラムシには注意が必要です。
換気も大切で、暖かい日中には窓を開けて新鮮な空気を取り入れます。ただし、冷たい外気が直接当たらないよう注意しながら行いましょう。
バジルの剪定をプロに依頼した場合の費用は?

バジルは初心者でも簡単に栽培することができ、剪定も難しくありません。家庭菜園やガーデニングの入門にはとても良い、植物といえるでしょう。
しかし、植物を育てた経験のない方は上手に育てられるの?と不安になりますよね。そんなときは、プロの業者に頼ってみてはいかがでしょうか。
気になる剪定料金ですが、職人一人あたりで費用を計算する業者や植物1本で計算する業者などさまざまです。
たとえば、職人一人あたりの日当なら15,000円~30,000円が相場となります。
植物の高さで料金が決まる場合は、3メートル未満の樹木なら5,000円。5メートルまでなら7,000円。7メートルなら15,000円。
それ以上になると、実物を見て見積もりを出す業者が多いです。
バジルは成長しても、60センチほどにしかなりません。本数にもよりますが、業者に依頼しても数千円で済むと思っておいてよいでしょう。
見積もりは複数の業者でとるのがおすすめ

見積もりの算出方法やサービス内容は、業者により異なります。実際に剪定を依頼する前に、見積もりをとって確認しておきましょう。
見積もりは1社ではなく、3~5社の複数社からとることをおすすめします。自宅に来てもらう場合や持ち込みなど、状況によって金額が異なるからです。
見積もりをとって、あなたに合った業者を選んでくださいね。
なお、庭革命では無料で複数社から見積もりをとることができます。ぜひ利用してください。

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バジルの育て方を解説
バジルは初心者でも育てやすい、植物です。しかし、手入れをしなければ収穫できないどころか、枯らしてしまいます。正しく育てて、より多くの葉を収穫してくださいね。
ここでは、バジルの育て方について紹介します。ぜひ、参考にしてください。
種まきの方法

バジルの種まきに適した時期は4月下旬~5月頃です。20度以上の気温が発芽条件のため、晩霜の心配もない気温が安定した時期が適しています。
プランター栽培の場合は、均等の感覚になるようにパラパラと種をまきます。発芽条件として光が必要なので、土は被せずしっかりと水を与えてください。
地植えの場合は、20~30cmの距離をとって2~3粒ずつ重ならないように種まきしてください。
苗の選び方

園芸店でも苗は販売されています。苗を選ぶポイントは葉の色と茎の太さです。茎がしっかりと太く、青々とした緑色の葉をつけた苗を選びましょう。
バジルの苗が流通しはじめるのは4月上旬頃ですが、本来バジルは寒さに弱い植物です。地植えで育てる場合は、しっかり育った5月のゴールデンウイーク以降の苗をおすすめします。
4月に購入した苗をプランターで育てる場合は、冷える朝晩は室内で管理しましょう。
植え付けの方法

地植えの場合の苗の植え付けは、気温が落ち着く5月以降が適しています。保水力のある土を好むハーブなので、ガーデニング初心者は市販のハーブ用の土か培養土がおすすめです。
購入した苗は、根鉢をそっとポットから取り出して植え付けます。土を寄せた後はしっかりと水を与えて給水させます。
プランターに植える場合は、4月中の冷え込む朝晩は室内に取り込んで管理してください。
水やりや肥料の頻度とタイミング

バジルは、水を好みます。乾燥にも弱いため、水は切らさないように与えてください。土の表面が乾いたら、たっぷりと水やりをします。
水やりは、朝の涼しい時間帯にするのがおすすめです。
夏の暑い時期は、水やりをしてもバジルの葉がぐったりすることもあります。そのような場合は、夕方の涼しくなったころに再度水を与えてください。
肥料は、植え付ける際に緩効性肥料を与えます。その後は、5月~9月にハーブ用の肥料を与えましょう。バジルは、肥料が足りないと葉が黄色くなってしまうので忘れずに肥料をあげてくださいね。
注意すべき病害虫

バジルに発生する害虫には以下の一覧のようなものがあります。
バジルに発生する害虫
- アブラムシ
- ハダニ
- スリップス
- ヨトウムシ
- ガの幼虫
- バッタ
- コバエ
サイズの大きなものは発見次第、手やピンセットで駆除し、小さなものは殺虫殺菌剤を使用してください。アブラムシなどは歯ブラシでこすりとるか、テープでとるなどの方法もあります。
バジルで注意したい病気
- べと病
- 軟腐病
- うどんこ病
- 黒星病
- 苗立枯病
- 灰色かび病
- すす病
バジルはカビが原因になる病気が多く、飛んできた菌の胞子によって感染が広がります。病気の部分を見つけたら、葉・茎ごと切って病巣部分を取り除き、感染の広がりを防いでください。
また、アブラムシが病気の媒介をするすす病もあり、アブラムシは発見次第駆除が鉄則です。

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バジルの収穫時期と方法
バジルの収穫時期は、とても分かりやすく簡単です。バジルは花を咲かせると葉はかたくなり、味も落ちてしまいます。ですから、花が蕾をつけ咲かす前に収穫をしましょう。
だいたい、夏から秋までが収穫時期になります。ここでは、バジルの収穫時期と方法について解説します。それでは、さっそく見ていきましょう。
花の蕾をつけたら収穫の合図

バジルは、花の蕾をつけたら収穫の合図です。花を咲かせた後種ができますが、種をつけてしまうと枯れてしまいます。バジル自身が、役目を終えたと認識してしまうのです。
ですから、まだまだ収穫を楽しむなら花が蕾をつけた時点で摘み取りましょう。花は食べることができますよ。
また、翌年も育てたいなら、種をつけさせ残しておくとよいでしょう。
収穫の仕方は「摘芯」と同じ

葉の摘み取り方は、摘心と同じやり方です。
バジルの苗の一番先の葉を4枚ほどまとめてハサミで切り取ります。数日たつと脇芽が伸びますので、ちょうどよい大きさになったら再び収穫できますよ。
このようにして、収穫することでどんどん脇芽が生育し、たくさん収穫することが可能となります。肥料が不足すると成長も止まってしまうので、追肥は必ず行ってくださいね。
バジルの木質化対策と復活方法
バジルの剪定による木質化対策で、バジルの成長過程で自然に起こる現象を予防・改善できます。
バジルの木質化とは?バジル剪定での見分け方と原因
バジルの木質化とは、茎が硬くなり茶色に変色する現象で、主に株の下部から進行します。木質化した部分からは新しい葉や枝が出にくくなり、バジルの剪定効果も低下します。
バジルの木質化の主な原因は加齢と栄養不足で、特に長期間同じ土で栽培を続けたり、肥料を与えなかったりすると進行が早まります。また、水不足や根詰まりもバジルの木質化を促進する要因となります。
バジルの剪定時の見分け方は簡単で、茎を軽く曲げてみて硬く感じるものや、表面がザラザラしているものが木質化した部分です。緑色の柔らかい茎と比較すると、違いは明らかです。
バジルの木質化から復活させる方法
木質化したバジルでも、適切なバジルの剪定により復活させることができます。まず、バジルの剪定で木質化した部分を思い切って切り取り、まだ緑色で柔らかい部分だけを残します。
バジルの剪定による切り戻し後は新しい培養土に植え替え、栄養豊富な環境を提供します。この時、根の状態も確認し、茶色く変色した根があれば除去しましょう。
バジルの剪定による復活には時間がかかりますが、適切な水やりと施肥を続けることで、約1ヶ月後には新しい芽が出始めます。完全に復活するまでは2~3ヶ月を要する場合もあります。
バジル剪定で木質化を防ぐ予防策
バジルの木質化予防には、定期的なバジルの剪定が最も効果的です。常に新しい成長を促すバジルの剪定を行うことで、茎が硬くなるのを防げます。
また、適切な施肥もバジルの剪定効果を高めます。月に1~2回程度液体肥料を与えることで、株の活力を維持できます。水やりは土の表面が乾いたタイミングで行い、過湿も乾燥も避けましょう。
さらに、プランター栽培の場合は年に1回程度植え替えを行い、新鮮な土壌環境を提供することでバジルの剪定による木質化防止効果を大幅に高められます。
バジルが枯れる理由とは
バジルはとても育てやすい植物ですが、枯れてしまうこともあります。主な原因は、害虫被害と剪定の失敗です。
あまり神経質にならなくても育ちますが、放置しないように注意してくださいね。それでは、バジルが枯れてしまう理由について、紹介します。
害虫被害よって枯れる

バジルを栽培する際は、害虫被害に注意してください。気をつけたい害虫は、アブラムシやハモグリバエです。アブラムシは葉の裏や茎に寄生し、養分を吸って苗を弱らせます。
ハモグリバエは、葉のなかに卵を産む害虫です。卵が孵化すると葉のなかをトンネル状に食害し、苗を弱らせます。どちらの害虫も見つけ次第、殺虫剤で駆除してください。
バジルの剪定時期や剪定を失敗した

バジルは摘芯を繰り返すことで成長し、たくさん収穫のできるハーブです。どんどん剪定をしたいところですが、あまりにも切り過ぎると次第に苗が弱まってしまいます。
よっぽどのことがない限り枯れることはありませんが、食べごろになるまで気長に成長を見守りましょう。また、気温が急激に下がる11月頃に枯れるのは、寿命ととらえましょう。
収穫したバジルの食べ方と保存方法

新鮮なバジルを最大限に活用するための処理方法と保存テクニックを解説します。
収穫直後の新鮮なバジルの食べ方
収穫したばかりのバジルは香りが最も強く、生のまま食べるのが一番美味しい利用方法です。まず、収穫後すぐに冷水でさっと洗い、キッチンペーパーで水気を優しく拭き取ります。
新鮮なバジルはサラダにトッピングしたり、トマトとモッツァレラチーズと合わせてカプレーゼにしたりと、シンプルな使い方が香りを最大限に楽しめます。
また、摘みたてのバジルはパスタの仕上げに加えると、加熱により香りが立ち上がり、料理全体の風味が格段に向上します。収穫から2時間以内に使用するのが理想的です。
バジルソースやトッピングとして料理に活用

バジルソース(ジェノベーゼ)は、大量のバジルを美味しく消費できる代表的な料理です。バジル50g、松の実20g、にんにく1片、オリーブオイル80ml、パルメザンチーズ30gをフードプロセッサーで混ぜ合わせます。
作ったバジルソースは冷蔵庫で1週間程度保存でき、パスタだけでなく魚料理や肉料理のソースとしても活用できます。表面にオリーブオイルを薄く張ることで酸化を防げます。
その他にも、ピザのトッピング、スープの香り付け、マリネ液の材料など、様々な料理に応用が可能です。乾燥バジルでは得られない、生バジル特有の爽やかな香りを活かしましょう。
長期保存のための乾燥・冷凍方法
バジルを長期保存する場合は、乾燥させるか冷凍保存が効果的です。乾燥させる場合は、枝ごと束にして風通しの良い日陰に吊るし、約1週間で完全に乾燥します。
冷凍保存では、洗って水気を拭き取ったバジルの葉を密閉袋に入れ、空気を抜いて冷凍庫に保存します。使用時は凍ったまま料理に加えることができ、約3ヶ月間保存可能です。
オリーブオイル漬けも優秀な保存方法で、密閉瓶にバジルとオリーブオイルを入れ、冷蔵庫で保存すれば2~3ヶ月間香りを楽しめます。オイルにもバジルの香りが移り、調理油としても使用できます。
バジルを育てていると、なかなか葉が大きくならないことがあります。その原因は、葉が多すぎて栄養が行き渡っていないからかもしれません。
バジルの葉があまり成長しないなと感じたら、摘心をしてスッキリさせてあげてくださいね。
あまり剪定しすぎると光合成ができる葉が少なくなってしまいます。適度に残しつつ、様子を見ながら剪定をしてください。

バジルの剪定に関するよくある質問
家庭菜園にもぴったりなバジルは、美味しく生き生きとした葉を収穫するためには適切な剪定が大切です。ここでは、バジルの剪定に関連するよくある疑問・質問を集めました。
バジルの剪定に関するよくある質問
- バジルの摘心に失敗したら枯れる?
- バジルの剪定位置はどこ?
摘心のやり方や、どこを剪定したらいいのかなど、細かい疑問をここで解決しておきましょう。
バジルの摘心に失敗したら枯れる?

剪定方法のひとつが摘心です。上に伸びていこうとする幹部分を剪定し、その刺激によって下にわき芽が生まれます。上ではなく、バジルを横に分岐させて広げるための剪定が摘心です。しかし、「摘心に失敗して枯らしてしまった」というケースもあります。
原因は剪定ばさみで切る・手でちぎる際に、切り口から細菌感染を起こして病気になってしまうことです。切り口にばい菌が入らないように、手やはさみを消毒し、清潔な状態で行ってください。
また、切り口を早く乾燥させれば細菌も増えにくくなります。摘心は晴れた日の日中に行いましょう。
バジルの剪定位置はどこ?

バジルは切り戻し剪定によって分岐を繰り返して枝葉を増やします。正しい剪定位置を理解しておくと、効率的に増やせますよ。
摘心の位置は、株元から2~3節目の、わき芽が出ている箇所の上です。清潔な剪定ばさみで思い切って幹を切り落としましょう。わき芽から分岐して伸びていきます。
分岐した枝が伸びたら、切り戻し剪定です。分岐した枝の2節目のわき芽の上を切ります。
のわき芽が分岐して、さらに伸びたら同じように繰り返します。葉を収穫する際は、切り戻し剪定をする位置(2節目のわき芽の上)を覚えておきましょう。
まとめ:バジルの剪定

バジルの剪定時期や方法、収穫の仕方について解説しました。
摘芯すればするほど成長してくれるバジルは、丁寧に育てることで応えてくれる頼もしい植物です。
水やりや肥料の施しは必要ですが、難しい剪定も必要なく初心者でも始めやすいと言えるでしょう。
しかし、剪定のやり方を間違えてしまうと思うように育ちません。バジルをこれから育ててみたいという方は、この記事を参考にしてくださいね。

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