ジューンベリーの育て方・栽培方法を徹底解説!【初心者におすすめ】

ジューンベリーという樹木を知っていますか?街路樹としても植えられることが多い樹木なので名前は知らないけど、見たことがあるという人も多いと思います。

ジューンベリーは庭木として人気が高くなってきている樹木で、新築のお家でシンボルツリーとして植えたいと思っている人も多いと思います。

今回はジューンベリーの育て方と栽培方法を紹介していきますね。初心者でも育てられるのでぜひチェックしてみてくださいね。

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目次

ジューンベリーの特徴は??

ジューンベリー

ジューンベリーは6月に赤い果実をつける落葉小高木です。春には白い花が咲き、夏には果実が実り秋には紅葉と四季を感じることのできる樹木ですね。ジューンベリーは耐寒性・耐暑性があり初心者にも育てやすいのが特徴。

成長速度は普通ですが背丈が低いので管理はしやすいですよ。ただし、街路樹としても人気の高いジューンベリーですが、果実を求めて小鳥がやってくるので近隣住民には迷惑をかけてしまうことがありそうなので、適度に摘果してあげましょう。

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ジューンベリーの育て方!|苗の選び方から解説

ジューンベリーの育成は難易度はあまり高くありませんが、失敗すると花が咲かないこともあります。

苗の選び方や植え付け方法、栽培環境や土づくりなどポイントはたくさんありますよ。ここでは、ジューンベリーの育て方を詳しく紹介していきます。ぜひ参考にしてみてくださいね。

ジューンベリーの植え付け・植え替えのポイント|地植えや鉢植えでも◎

ジューンベリー

ジューンベリーは様々なサイズで苗が販売されていますが、どのサイズの苗でも枝が太くしっかりとしたものを選ぶのがポイントです。ジューンベリーの植え付けは地植えがおすすめですが、鉢植えでも栽培することができます。

鉢植えの場合は苗木よりも2回り程度大き目のものを選んでおくのがおすすめです。また、ポット苗で購入した場合は地植えしたい場合でも最初は鉢植えで育てて少しずつ鉢を大きくしてから地植えするのがおすすめですよ。

ジューンベリーの栽培環境のポイント|ある程度の日当たりが大切

ジューンベリー

ジューンベリーの栽培環境としては、日当たりが重要となってきます。地植えをする場合は肥妖な土壌を選びましょう。ただし、夏の暑さや乾燥には弱いため、西日が当たらなくて風通しのいい半日蔭で育てるのがベストな状態です。

日当たりばかり気にしていると、反対にジューンベリーにとって育ちにくい栽培環境となってしまいます。植える場所には十分注意してくださいね。

ジューンベリーの土作りのポイント|肥料も解説

ジューンベリーは土への適応性が高いので、基本的に土質には注意しなくても大丈夫です。地植えの場合は植えたい場所の土をあらかじめ掘り出して、腐葉土や完熟堆肥を混ぜてから植え付けをします。

鉢植えの場合は保水力のある土を選ぶようにしましょう。赤玉土5に対して腐葉土5の混合土にピートモスを少し加えるのがおすすめ。また、肥料に関しては12月ごろに有機肥料を与え、開花前の3月ごろと収穫後の8月ごろには即効性のある化成肥料を与えてあげましょう。

水やりのポイント|真夏などの乾燥時期に注意!

じょうろ

ジューンベリーは乾燥に弱い樹木なので、常に適度な湿り気が必要となります。ジューンベリーを鉢植えする場合は表面が乾いたら鉢底から水が流れでるくらいたっぷりと水を与えてあげましょう。春と秋は1日1回、冬は3日に1回、夏場は朝と夕方の1日2回を目安に与えてあげるのがおすすめですよ。

地植えで育てる場合は基本的に水やりは必要ありません。しかし、植え付けてから2週間くらいは、まだ根付いていないので土の表面が乾いたら水をたっぷりと与えましょう。

ジューンベリーの増やし方は?|挿し木や種まきを行う

ジューンベリーを増やす方法は2種類あります。挿し木でしか増やせない植物もありますが、ジューンベリーは挿し木と種まきの両方の手段で増やすことができますよ。

自分の好みに合わせて選べるのがいいですね。では、挿し木の方法と種まきの方法を紹介していきます。ジューンベリーを増やしたい人は参考にしてみてくださいね。

ジューンベリーの挿し木の方法は?|ハサミを用意しよう

剪定鋏

ジューンベリーを挿し木で増やすなら、まず枝を用意しましょう。前の年に伸びた枝を使うなら3月、今年伸びた枝を使うなら6月下旬~7月に行います。枝は10cm~15cmの長さで切り取り、30分くらい切り口を水につけます。

このとき切り口を斜めにしておくと水を吸いやすいですよ。枝先の葉っぱを数枚残して他は切り落としておきましょう。水からあげた枝をブレンドした土に挿したら完成。日陰で土が乾燥しないように水やりをして管理をしてあげましょう。

ジューンベリーの種まきの方法は?|ざるを用意しよう

種まき

種は、ジューンベリーから採取することができます。6月ごろに採取した種をすぐにまくか、保存しておいて11月~3月にまくようにします。種は非常に細かいので採取するときは水に流れないようザルの中で果肉を外すようにするのがポイントですよ。

保存する場合はビニール袋に入れて冷蔵庫に入れておきましょう。適期を迎えたら育苗ポットなどの浅い容器に赤玉土を入れて種をまきます。

その後は土が乾かないように水やりをして管理をします。翌年の春には発芽し、株が十分に成長したら鉢や地植えに移行していきましょう。

ジューンベリーで気を付けたい病害虫は??

カミキリムシ

ジューンベリーは基本的に害虫がつきにくい樹木ですが、カミキリムシが発生することがあります。カミキリムシは木の幹の中に入って育ち、成長すると枝や葉を食べますよ。また、ジューンベリーはうどんこ病にかかりやすい性質を持っています。

うどんこ病はカビが原因となる病気。葉の上が白く汚れたようになり、症状が進行していくと実がつかなくなったり枯れたりします。薬剤を使用して対処していきましょう。

ジューンベリーの実はおいしく食べられる!

ジューンベリー

ジューンベリーの実は非常においしく、食べることができます。6月ごろに収穫をすることができますよ。赤い実は固めで甘味よりは酸味が強め。黒紫色に熟している実は甘味が強いのでジャムにぴったりです。

自分の好みのタイミングで収穫するのがおすすめですが、収穫した実はあまり日持ちしません。すぐに食べるか、ジャムなどに加工してしまいましょう。冷凍すれば実のままでも保存することができるのでおすすめの保存方法です。

ジューンベリーの種類は?|おすすめ品種を紹介!

ジューンベリーにはたくさんの種類があります。庭木としても人気で園芸品種が豊富な種類でもあるのです。低木であるので手軽に育てられるのが選ばれる理由のひとつ。

直立性の高い品種や株立ち品種などおすすめの品種を紹介していきますね。これからジューンベリーを植えようと思っている人は参考にしてみてくださいね。

ジューンベリー「バレリーナ」

ジューンベリー

ジューンベリー「バレリーナ」は、大きな果実をつけるのが特徴。あまり大きく成長しないので狭い庭でも植えることのできる人気の種類です。果実は甘く生でも食べることができ、ジャムや果実酒に加工して楽しむこともできますよ。

普通のジューンベリーよりも甘味が強いので、甘い果実を楽しみたいという人におすすめ。しかし、一般的には出回らない希少種のジューンベリーなので入手が少し難しいかもしれません。

ジューンベリー「リージェント」

ジューンベリー

ジューンベリー「リージェント」は樹高が低くコンパクトに育てられるのが特徴。地植えでなく鉢植えでもしっかりと育てることができるので、マンションなどに住んでいる人もベランダで栽培することができます。

実をたくさんつける傾向が強いので収穫用としても観賞用としても人気の品種です。また、樹高が低いので剪定もラクに行うことができますよ。

株立ちジューンベリー

ジューンベリー

株立ちジューンベリーは雑木の雰囲気を出すナチュラルガーデンにぴったりの庭木です。玄関先に植えるシンボルツリーとして人気の品種。

また、秋には赤い果実が実り、ジャムやジュースにして楽しむこともできます。コンパクトなので狭いお庭でも楽しむことができます。おしゃれなお庭づくりをしたい人は、株立ちジューンベリーを選んでみてくださいね。

ジューンベリーの剪定方法を解説!|強めの剪定は必要はない!

ジューンベリーは成長速度も普通で、自然樹形の美しい種類なので強剪定は必要ありません。剪定の方法としては、樹木の幹や太い枝から上に向かって真っすぐ長く伸びる枝を根本から切り落として、間引く程度です。

ひこばえは、栄養分を優先的に奪っていくので幹の成長が悪くなってしまいます。見つけた場合は早めに取り除くようにしておきましょう。また、剪定をした後は癒合剤を塗って雑菌などから守りましょう。

ジューンベリーの剪定時期を解説!|落葉期に行う

落葉

ジューンベリーの選定時期は1月~3月が適期。落葉樹ですので、葉っぱが落ちたころに剪定するのがベストなタイミングです。

ジューンベリーは樹形が美しいのでがっつりと剪定を行う必要はありませんが、この時期に剪定をしないと夏場に枝葉が混み合い病害虫が発生する原因となります。毎年定期的に剪定を行うのがポイントですよ。

ジューンベリーをきれいに育てるためにはプロに任せても◎

ガーデナー

ジューンベリーをきれいに育てるためには、プロの力を借りるのも一つの方法です。樹高はあまり高くないので剪定はセルフでも行えますよ。しかし、自分で剪定するには道具も必要ですし手間もかかります。

プロに依頼することでラクをできるのはもちろん、ジューンベリーが育ちやすい環境も作ってくれます。

ジューンベリーの育て方のまとめ

今回はジューンベリーの育て方について紹介しました。ジューンベリーは見た目も美しくおいしい実も収穫できるので、2倍楽しむことができます。シンボルツリーとして迎える木を探していたり、樹木を育ててみたいという人はぜひジューンベリーを選んでみてくださいね。

この記事を読んで、「ジューンベリー」などのお手入れを、業者に依頼したいと思われた方は、お庭手入れのプロである庭師に相談することがおすすめです。
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