【生垣を作る費用相場は?】手間のかからない種類も紹介!

家の敷地と周辺の境目につくる生垣。金属のフェンスやブロック塀と違い、自然のぬくもりを感じられる天然の目隠しです。

生垣は安らぎを与えてくれるだけではなく、季節の花を楽しむことができるのも魅力のひとつですね。

しかし「費用はどれくらい?」「どんな樹木が適しているの?」と悩みますよね。そこで今回は、生垣をつくる費用相場や剪定の費用相場を解説しますので参考にしてくださいね。

この記事を読んで、「生垣」などのお手入れを、業者に依頼したいと思われた方は、お庭手入れのプロである庭師に相談することがおすすめです。
庭革命では、お庭造り・剪定・植栽などの、見積もりを無料相談することができます。
その他、お庭・植物に関する悩みがあるお客様も、気軽に利用されているので、この機会に是非一度相談してみてください。

目次

生垣とは?

生垣の清掃
生垣とは?

生垣は複数本の木によってつくられた垣根のことです。敷地の境目に樹木を植え、塀の役割をします。

一般的な高さは1~2メートル程度ですが、防火や防災・防風の役目を果たしてくれる3メートル以上のものもあります。

生垣に使われる樹木はいくつかの種類があり、防火・防犯・防風だけではなく見た目にも楽しませてくれますよ。

生垣は刈り込みや害虫駆除といった手入れが必要ですが、緑は安らぎを与えてくれますね。

生垣を作る費用相場

生垣を作る費用相場はどれくらい?

施工費と実際に植える樹木を合わせて、1㎡あたり7000~10000円が費用の相場です。

樹木の種類や本数により料金は異なりますので、業者に依頼する際に見積もりで確認しましょう。

生垣は、街の緑化推進のために補助金を支給している自治体があります。植栽費用の全体もしくは半分に対し、定められた金額を補助してくれるそうですよ。

補助金ではなく、物資を支給する自治体もあるそうです。生垣を設置する前に、地域の自治体に確認してくださいね。

生垣の剪定にかかる費用

木は成長しますから、形を揃えるために定期的な剪定作業が必要です。美しく揃えるのは素人では難しいため、業者に依頼するといいでしょう。

生垣の剪定の料金システムは、時給制・日給制や植木1本あたり〇円などさまざまです。時給制や日給制の場合は、職人一人あたり一日15000円~30000円が相場となります。

植木の本数が少ない場合は時給制になる業者が多く、時給2000円~3000円が相場です。

植木1本単位で料金が決まる場合は、樹木の高さが高くなるほど高額になります。

3メートル以下の樹木であれば1本3000円が目安で、5メートル未満は5000円~7000円程度7メートル未満で15000円~17000円程度が一般的な相場となります。

生垣に適した条件

樹木はいろいろあるけれど、生垣に適した条件とは一体何でしょうか?生垣に適した条件とは、

・手間がかからない常緑樹であること
・密集度があること
・虫がつきにくいこと
・成長速度が遅いこと
・枯れにくいこと
以上、5つです。

せっかく植えても手入れの手間がかかるのは面倒ですし、虫がつきやすく枯れてしまっては植える意味がありませんよね。

また、葉に密集度がなければ生垣としての役目を果たしてくれません。それでは、それぞれの条件を詳しく見ていきましょう。

手間がかからない常緑樹であること

生垣

常緑樹とは、1年中葉をつけている樹木のことをいいます。

道路のわきに植えられていて、冬でもほとんど葉を落とさない樹木を見たことがありませんか?常緑樹は葉が枯れず、1年中緑色の葉をしています。そのため、冬でも温かみを感じることができますよ。

葉が落ちてしまっては生垣としての役割を果たせませんので、1年中緑の葉が生い茂る常緑樹は手間がかからず適しています。

密集度があること

レッドロビンの生垣

常緑樹にも種類があり、枝が複雑に分かれるものとそうでないものがあります。生垣は目隠しの役割がありますから、枝分かれする密集度の高い樹木が適しています。

枝分かれしにくい樹木だとスカスカになってしまい、生垣としての役割を果たさないからです。

生垣の樹木を選ぶ際は、枝分かれし葉が小さな密集度の高いものを選びましょう。

虫がつきにくいこと

イヌマキ

樹木は自然のものですから、どうしても虫が寄ってしまいます。虫に弱い・虫やつきやすい樹木だと枯れてしまったり葉が病気になって、見栄えもよくありません

なにより、生垣としての役割を果たしてくれませんよね。樹木が病気になってしまうと、土壌だけではなく最悪の場合には人体にまで被害を及ぼす恐れがあります。

柑橘系の樹木は人気がありますが、虫がつきやすいです。もし柑橘系の樹木を植えたい場合は、定期的に消毒をするなどの対策をしてくださいね。

成長速度が遅いこと

キンモクセイ

生垣は定期的な剪定作業が必要で、一定の高さを保たなければなりません。成長が早い樹木だと、縦に横にと伸びてしまい手入れが大変です。

成長が早いほど、剪定作業をする間隔が短くなり費用もそれなりにかかってしまいます。ですので、成長速度の遅い樹木を選ぶとよいでしょう。

イヌツゲやキンモクセイは成長が遅く、生垣におすすめの樹木です

枯れにくいこと

樹木は生き物なので、手入れ次第で枯れてしまうこともあります。枯れさせないための日々の手入れは大切ですが、水やりや肥料を与える回数が少なくて良いものを選ぶとラクですよ。

また、気候にも左右されます。お住まいの地域が寒い土地なら寒さに強い樹木を選び、暖かい地域なら暑さに強い樹木を選びましょう。

生垣に適したおすすめの樹木5選

生垣は一度植えると植え替えをしないため、どんなものを選べばよいのか迷ってしまいますよね。できるだけ手入れがラクで、見た目にも楽しませてくれるものを選びたいものです。

生垣として適した樹木はたくさんありますが、とくにおすすめのものを5つご紹介します。どんなものを選べばよいのか悩んだら、ぜひ参考にしてください。

1.レッドロビン

レッドロビン

真っ赤な葉をつけるレッドロビンは、生垣にアクセントをつけたい方におすすめです。通常は緑の葉をつけますが、剪定をした後に真っ赤な新芽を生やします。

1つの樹木で2つの色を楽しむことができますよ。虫がつきにくく、よく生垣として使われています。

しかし、枝が成長しやすいというデメリットもあります。剪定は秋に1回でかまいませんが、枝の伸びが気になる場合は5月と10月の年に2回にしてもよいでしょう。

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2.南天

ナンテン

シンボルツリーとして人気のある南天は、生垣にすることもできますよ。南天は「難を転ずる」と縁起のいい木として親しまれてきました。

また、花言葉は「深すぎる愛・よい家庭」。家族と暮らす家の生垣にはぴったりですね!

南天は高さ1~3メートルの背の低い樹木で、6月~7月には可憐な白い花を咲かせます。秋には赤い実をつけ、正月飾りに使われています。

南天は、あまり背が高くならないので毎年剪定する必要がありません

3.トキワマンサク

トキワマンサク

最近人気の樹木で、5月頃に花が咲きます。花の色は白いものとピンクのものがあり、華やかにしたい場合はピンクをまわりの景観と馴染ませたい場合は白を選ぶといいでしょう。

ピンクの花をつけるトキワマンサクは「ベニトキワマンサク」と呼ばれ、花だけではなく枝や葉も赤みを帯びています。

トキワマンサクは比較的手入れもラクで、生垣によく使われる樹木です。寒さに強いのも、嬉しいポイントですね。

4.キンモクセイ

キンモクセイ

秋になると甘くよい香りのする、キンモクセイ。好きな方も多いのではないでしょうか。

オレンジ色の花と葉の緑のコントラストが、美しいですね。キンモクセイの葉は枝にびっしりと生えるため、密集度が高く生垣に適しています

しかし、成長すると最大で10メートルにまで達するため、定期的な剪定作業が必要です。剪定は、1年に1回、秋に行うのが一般的です。

5.イヌマキ

イヌマキ

イヌマキは葉が小さくて密集度が高く、成長も遅いため生垣に適した樹木です。

前項目で挙げた「生垣に適した条件」すべてに当てはまるため、樹木の種類にこだわりのない方や悩んだ方はイヌマキを選べば間違いないでしょう。

剪定は年に1回で、9月~12月頃に行うのが一般的です。小さくてつやつやとした緑の葉は、冬でも温かみを感じさせてくれるでしょう。

生垣はDIYするよりプロに依頼するのがおすすめ!

費用をできるだけ抑えるために、DIYしたい!と思いますよね。

生垣は樹木にしっかり根を張らせたり植える間隔など、プロの職人でなければ美しくつくりあげることは難しいです。自分で植えるのも愛着が湧きますが、先のことを考えるとプロに依頼するのをおすすめします。

プロの職人なら、生垣に適した樹木や手入れのアドバイス等のフォローもしてくれますよ。

生垣の費用まとめ

生垣をつくる際の費用相場や剪定費用を解説しました。樹木の種類や面積により、金額は大きく異なることが分かりましたね。

今回例に挙げた金額は一般的なもので、自治体によっては補助金が支給されます。実際に生垣をつくる際には、自治体に問い合わせてみてくださいね。

また、生垣に適した条件やおすすめの樹木もご紹介しました。お気に入りは見つかりましたか?一度植えたら家族とともに成長する樹木ですから、地域の気候やお庭との相性も含めて検討してくださいね。

この記事を読んで、「生垣」などのお手入れを、業者に依頼したいと思われた方は、お庭手入れのプロである庭師に相談することがおすすめです。
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