コニファーの育て方や植え替え方法を徹底解説!【庭木や生垣におすすめ】

コニファーは季節を問わず鑑賞を楽しめる樹木として人気を集めており、欧米では定番の庭木でもあります。

日本でも洋風デザインのお家で庭木として選ばれています。おしゃれなお庭とコニファーの相性はばっちりなので、コニファーを育ててみたいという人も多いですよね。

今回はコニファーの育て方と剪定方法などを紹介していきます。注意ポイントも紹介していくのでコニファーに興味がある人は参考にしてみてくださいね。

この記事を読んで、「コニファー」などのお手入れを、業者に依頼したいと思われた方は、お庭手入れのプロである庭師に相談することがおすすめです。
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その他、お庭・植物に関する悩みがあるお客様も、気軽に利用されているので、この機会に是非一度相談してみてください。

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目次

楽しみ方さまざまなコニファーとは??

コニファー

コニファーは、細い葉を密に茂らせる針葉植物の総称。秋や冬に葉を落とさない常緑樹であり一年中緑の葉っぱを楽しむことができます

年間を通して鑑賞を楽しむことができるうえに外からの目隠しや生垣としても使用できるため、自宅に植える樹木としてよく選ばれます。クリスマスツリーとして使用することもできるので、1本植えておくと冬を楽しむことができますよ。

また、コニファーは種類によって樹高が異なります。縦に成長していく種類もあれば横に成長する種類もあります。葉っぱの色や形もさまざまなので、楽しみ方もたくさんあり、剪定によってオリジナリティを出すこともできますよ。

コニファーの育て方のポイントは??

コニファーは常緑針葉樹の総称のため、種類が異なれば自生地や性質に差はあります。種類によって重要視するポイントは違いますが育て方はある程度同じです。ここではコニファーを育てるときのポイントを5点紹介しますね。

コニファーであれば基本的にこのポイントを抑えていれば、健やかに育てることができますので参考にしてくださいね。

観葉植物

コニファーは基本的に日当たりのいい場所を好みます。種類によっては半日陰でも育つことのできる種類もありますが、葉の発色が悪くなってしまいがち。

特に黄色や青色などの葉色が美しい種類のコニファーには、日光は必要不可欠です。庭の中でもより日当たりのいい場所に植えてあげるようにしましょう。

日光を多く浴びることで葉の発色がよくなり、立派なコニファーを育てることができますよ。

コニファーの苗を選ぶポイント|店員さんに聞くのも◎

コニファー

コニファーは常緑針葉樹なので種から育てることは非常に難しいです。

そのため、コニファーを庭に植えたい場合は苗を園芸店やホームセンターから購入してくることになるので、基本的にコニファーの苗がひとつしかないということは珍しいです。

いくつか同じ樹種の苗が並んでいることが多いため、その中から最もよい苗を選ぶことが重要です。葉の色が変色していたり葉がポロポロと取れてしまうものはあまりいい苗とは言えません。また、枝がひょろひょろして頼りない苗も選ばないようにしましょう。

苗を選ぶときは枝が太く、株元がしっかりとしていて葉が瑞々しいものがおすすめです。もし、自分で判断するのが難しかったら店員さんに聞いてみるのもいいですね。

コニファーの苗の植え付け・植え替えのポイント|庭植えか鉢植えで育てる

鉢植え

コニファーは庭植えと鉢植えのどちらでも栽培することができますよ。鉢植えの場合は、苗木よりも1回り~2回り大きなサイズの鉢を用意します。

鉢底の穴には鉢底網をして水はけをよくする軽石を2、3段分入れます。その上に土を入れてポットから抜いた苗を仮置きしてみます。 高さの調整をしつつ位置を調整していきましょう。

2~3㎝のウォータースペースを残してしっかりと詰め込んでいくのがポイントです。庭植えの場合は、土づくりをした日当たりのいい場所に植付用の穴をあけ、苗を植えていきます。

水はけが悪い場所では土を周囲よりも少し高めに盛っておくといですね。

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コニファーの土作りのポイント|培養土や腐葉土を用意する

肥料

コニファーを育てるために土は重要なポイントです。鉢植えで栽培しようと思っているのであれば、新しく培養土などの栽培用の土を用意するようにしましょう。

コニファー用や庭木用、観葉植物用などの土でも問題ありません。しかし、以前に植物を育てていた古い土は病害虫の発生の可能性があるので使用しないようにしてください。

庭植えするのであれば、苗木よりも2回いくらい大きな穴をスコップで掘りましょう。掘り出した土に腐葉土や堆肥などを混ぜて肥沃な土壌を作ります。水はけの悪い場所なら腐葉土を多めに混ぜておくのがポイントです。

コニファーの水やり・肥料のポイント|だれでも手軽にできる

じょうろ

鉢植え・庭植えともに植え付けた後はたっぷりと水やりをします。コニファーがしっかりと根付いて枝葉を伸ばすようになるまでは、乾燥しないように水やりをしてあげるのがポイント

根付いた後は、鉢植えなら表面の土が乾いているときに水やりをしましょう。水の量は鉢底から水が流れ出すくらいです。地植えの場合は基本的に水やりは必要ありません。しかし、夏場で晴天が続いて葉に元気がないときは水やりをしましょう

肥料は、鉢植えの場合は緩効性化成肥料を3月と6月に与えます。庭植えの場合は3月に油かすを含んだ有機肥料を与えるようにしてください。

コニファーの増やし方の方法は?|挿し木で増やす

コニファーは挿し木をすることで増やすことができます。手入れや剪定のときに切り取った10㎝程度の枝を使用して増やすことができるので無駄がありません。時期としては、3月~6月頃に行います。

挿し木に使用する枝についている葉は、1/3ほど残して下の葉は全て取り除きましょう

その後、切り口を斜めに切り落とし水に1時間ほどつけてください。水から取り出したら発根促進剤を切り口につけたあと、土を入れた育苗ポットに3㎝ほど挿します

鉢全体をビニールで覆って湿度を保ち発根するまで土を乾燥させないように日陰で管理して4~6ヶ月ほど育てましょう。発根が確認できたら苗木の完成ですよ。

挿し木とは??|簡単に取り組める!

挿し木

そもそも、挿し木とはなんなのか知っていますか?挿し木は株の一部を切り取り発根させて増やす方法のことを言います。

ハーブや観葉植物、多肉植物などの種からは増やしにくい植物で用いられる方法です。元となる枝さえあれば簡単に取り組めるので、樹木の育成を楽しみたい人におすすめですよ。

コニファーも種から育てにくい植物ですので一からコニファーを育てたいと思っているのであれば、挿し木を用いて実践してみてくださいね。

コニファーの気を付けたい病害虫は?|対処法も解説

カイガラムシ

コニファーは年中美しい葉を楽しむことのできる樹木ですが、油断していると病害虫の被害にあってしまいますよ。高温多湿の日本の気候との相性の悪いコニファーもあるため、病害虫の被害もどうしても多くなってしまいます。

せっかくの美しいコニファーが病害虫の被害にあわないためにも、気をつけてほしい病害虫を紹介していきますね。対処法も解説していくので参考にしてみてください。

主な害虫は「ハダニ」

コニファーに被害をもたらす主な害虫は「ハダニ」。ハダニは体調0.3mm~0.5mmの虫で3月~10月の温かい時期に発生します。植物の葉の裏に寄生し、植物の汁を吸って弱らせたうえで、被害にあうと葉っぱの緑が抜けてしまいます。

また、ハダニはとても小さいので初期の段階では発見しづらいのが厄介です。群れをつくる習性があるので被害も大きくなりやすいのですよ。

群れを作ったハダニは巣を植物に張ります。巣が張られている場合は相当数になっている可能性が高いので、薬剤を散布して早急に駆除しましょう。対応が遅くなればなるほど繁殖が進み被害も進行していきますよ。

主な病気は「すす病」と「枯葉病」

主な病気としては、すす病と葉枯病に注意しましょう。すす病は葉全体が黒くなる病気です。原因は、アブラムシなど昆虫の排泄物を求めてすす病菌が集まることです。

すす病にかかった箇所は回復することはないので発見次第、取り除いてあげましょう。 葉枯病はカビが原因で葉先からだんだんと枯れていく病気です。湿気の多い場所で発生しやすいので、風通しをよくするか殺菌剤で対処してください。

どちらも病気にかかった後は葉を摘み取ってあげなければなりません。

コニファーの剪定方法のポイント|時期の応じた剪定を行う

コニファーは放置しておいても勝手に樹形が整ってくれる樹木だと思われがちです。

しかし、実際は定期的に剪定をして樹形を整えなければならないのです。鉢植えで育てている場合は樹高も高くないのでセルフ剪定も可能。樹形が崩れてしまってからだと剪定するのも難しくなるので、定期的にお手入れをするのが重要です。

では、剪定方法のポイントや剪定時期を紹介していきますね。

①6月~10月に行う|手で剪定できる!

まず、6月~10月に行う剪定は手でできます。この時期の剪定は刈り込むのではなくこまめな葉の整理をしましょう。とても簡単な剪定方法ですが、欠かせない作業でもありますよ。葉の整理を行うことで全体が整いより美しい形にすることができます。

コニファーの葉や細い枝は手で簡単におることが可能。枯れた葉や伸びすぎている枝などを指で摘んでちぎっていきましょう女性でも力を入れることなく簡単に行うことができます。

②3月~4月に行う|強剪定を行う!

庭木の剪定

3月~4月の剪定ははさみなどの道具を使用して、剪定を行っていきます。枯葉がついている枝や上に向かっていき良いよく伸びる太い枝は根本から切り落とします。枝同士が絡まっていたり曲がってしまっている枝も切り落としてください。

太い枝を中心に強剪定ができたら、不要な枝を切っていく間引き作業へと移ります。間引きをすることで風通しがよくなり病気になりにくい環境を整えていきましょう。

全体を切り落としたら葉を摘んで理想の形に整えてみてくださいね。

コニファーの木が枯れてしまいそう。対処法は??

2月~4月頃に葉っぱの先が茶色く枯れてしまい、コニファーが枯れてしまうと感じてしまうこともあるでしょう。生育期に葉っぱが茶色く枯れてしまうのは直射日光による葉焼けや暑さによる蒸れ・乾燥が原因であることが多いです。

夏は西日が当たらないような場所に移動したり、地植えであるならワラをしいて地温が上がるのを防いでみてください。また、一度枯れた葉はもとには戻りません。手で枯葉を摘み取るか、枝ごと切り取ってあげましょう。

コニファーの木の種類は??クリスマスツリーにピッタリな木も

コニファーは常緑針葉樹の総称であるためたくさんの種類があります。もっとも人気なのはゴールドクレストで、明るい黄緑~淡い黄緑色の葉で洋風の庭をイメージさせてくれます。

自然に円錐形の樹形となるので、冬場は飾り付けをしてクリスマスツリーとして楽しむことができますよ。生垣として植えるならエメラルドグリーンがおすすめです。樹高があるので目隠しにぴったり。

こちらもクリスマスツリーとして楽しむことができる種類。 他にも

  • エレガンテシマ
  • ヨーロッパゴールド
  • ブルーアロー

などたくさんの種類があります。自分のイメージや用途にあった種類を選んでみてくださいね。

鉢植えで育てることのできるコニファーであれば、自分で剪定することも難しくないかもしれません。しかし、生垣として植えていたり地植えしているコニファーは樹高もそれなりに高くなるので、剪定に危険が伴うようになります。

プロに依頼すれば、剪定だけでなく病害虫の予防もしてくれる場合があります。樹木の数が増えるほど剪定や植栽は大変になるので、プロに依頼するのもひとつの方法ですよ。

今回はコニファーの育て方についてご紹介しました。コニファーは一年中葉っぱを楽しめる常緑針葉樹で鑑賞用の樹木としてはぴったりなので、洋風のお家との相性もばっちりです。

また、種類によっては目隠し用や生垣として植えることもできます。冬場はクリスマスツリーとして楽しむことも魅力ですよ。お庭に植える木で悩んでいるならぜひコニファーを選んでみて下さい。

この記事を読んで、「コニファー」などのお手入れを、業者に依頼したいと思われた方は、お庭手入れのプロである庭師に相談することがおすすめです。
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