【プロ庭師おすすめのシュロ縄11選】使い方や結び方、用途に合った太さ・耐水性に優れた商品をご紹介

植木の保護や垣根に欠かせないシュロ縄。自宅でお庭造りを楽しんでいる方や、これから造園業を志す方の中には、「支柱を固定したいけれど、どの太さのものがいいの?どうやって結んだらいいの?」と疑問に思う方もいることでしょう。

そこで、この記事では、シュロ縄の使い方や選び方を初心者向けに解説します。後半では、庭師が厳選したシュロ縄を紹介するので、ぜひ参考にしてください。

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目次

シュロ縄とは

シュロ縄とは?

シュロ縄は棕櫚(シュロ)という樹木の皮から作られた縄です。水に強く、雨風に晒されても耐えるため、庭木の支柱や垣根を固定するのに使われています。通気性も良く、自然素材のため環境にも優しいという特徴を持つ園芸用品です。

また、自然素材特有の温かみを持つ風合いから、園芸以外にも、お酒や食料品のギフト包装、お店のおしゃれなディスプレイとしても活用されています。

シュロ縄は、素材の色(赤茶色)そのままの赤縄と、黒く染めた黒染め縄があります。支柱の結束には茶色い赤縄、竹垣には黒染め縄が使われることが一般的です。

近年は、国産の棕櫚ではなく、パームヤシ表皮の繊維を使った安価なシュロ縄も増えています。

シュロ縄の結び方

水に強いシュロ縄は、園芸では支柱や垣根の固定に使われます。プロの庭師の結び方として、雨風に晒されても緩むことのないよう「男結び(イボ結び)」という方法が主流です。

「男結び」を検索すると、ロープワークのyoutubeで紹介されているのでチェックしてみましょう。

シュロ縄は使用する前に水で濡らしておくこともポイント。水分を吸うことで縄がしなやかに強くなり、しっかりと固定できます。

シュロ縄の一般的な太さは?

シュロ縄は一般的には3mmのものがよく使われています。

太さ3mmは、垣根の固定や食品包装やギフト包装の化粧紐としても使いやすく、造園業でも定番の太さです。

シュロ縄と麻紐、強度があるのはどっち?

麻紐とは?

ジュート繊維と呼ばれる素材から作られており、黄麻(別名インド麻)を原料としています。通気性・吸収性・耐熱性に優れ、土に返り、肥料にもなるエコ素材です。

麻紐(麻縄)もシュロ縄も、どちらも天然のエコ素材で園芸では支柱立てに使用されています。しかし、原料となる植物が異なる分、質感や強さも異なります。

同じ太さの麻紐とシュロ縄を比較した場合は、シュロ縄のほうが高い牽引力を持つようです。

プロの庭師がおすすめ!シュロ縄11選

シュロ縄もさまざまなメーカーから販売中で、使い勝手も異なります。「庭師が実務で使っているような作業のしやすいシュロ縄を使いたい」という方もいることでしょう。ここからは、プロの庭師がおすすめするシュロ縄を紹介します。

シュロ縄を買いたいけれど、どの商品がいいかわからず迷っている方は、ここから選んでみてはいかがでしょうか。

ゴールデンスター 結束用品 シュロ縄

庭木や垣根・盆栽等の固定・結束に適した製品です。

家庭での園芸用なのでたくさん使わないという方は、半分の約50mサイズ×3mmも商品もあり。用途に合わせて長さ・色を選べます。

ブランドキンボシ(Kinboshi)
全長3mm×約100m
材質パーム70%・シュロ30%
422g
商品の重量茶色、黒

タカショー 棕梠縄

支柱同士を組む、背の高い植物に支柱を添える、剪定した枝を束ねるなど、造園のさまざまなシーンで活躍するシュロ縄です。

園芸で使っている方の口コミでは「天然の色合いも素材感も植物のグリーンと自然になじんで、いい感じ」「1年、2年経過しても、雨、雪、寒暖に耐え、紐は切れません」と、使いやすさに高評価。

赤(茶)・黒の2色があり、サイズは太さ2・3・4mm、長さ20・25・37・50・100・200・500mの幅広いラインアップ(4mmは37mのみ)。ベランダ園芸からプロの造園業者まで、幅広いユーザーから支持されています。

ブランドタカショー(Takasho)
全長3mm×50cm
材質シュロ・パーム混合
赤(茶)
商品の重量760g

ユタカメイク シュロ縄

農園芸用の結束に最適!安心の国産天然素材・シュロでできた荷造り紐です。

たっぷり100mでコスパも良好。購入したユーザーからは「安くてまずまず良い商品」「製品としてしっかりしている。ビニール紐と違い、樹木やら、よしずの補強やら何年も雨ざらし状態でも劣化が少なく丈夫」との口コミがありました。

ブランドユタカメイク(Yutaka Make)
全長3mm×100m
材質シュロ
商品の重量322g

ELMO 園芸しゅろ縄

垣根や植樹の固定では定番の園芸用しゅろ縄。天然植物繊維なので、腐食しても自然に還るエコさも人気。

購入したユーザーの口コミでは「竹素材に対して捕縛維持力バツグン」「野菜の誘引で、ひと夏に使う長さがちょうどいい。毛羽立ってきてもそれなりに使える」「太さも丈夫さもお気に入りで、安心して大量買いできる商品」と高評価です。

ブランドエルモ(ELMO)
全長3mm×50m
材質パーム・シュロ
商品の重量230g

KONYO しゅろ縄

コスパ抜群のシュロ縄です。玉巻タイプでなので、ヒモを端から出せて収納にも便利なのが特徴。

カラーは自然な茶色で、樹木になじみ、環境にやさしい商品です。ツルバラの誘引に使っている方では「軽量で自然とバラになじみ、雨風や台風にも耐え、問題がありません」というの口コミがありました。

ブランド近与(KONYO)
全長3mm×100m
材質パーム・シュロ
商品の重量340g

エルモ シュロ太引き縄

少し太めの4mmを使いたい方にはこちらがおすすめ。80mたっぷり使えます。

大きめの垣根や植樹の固定に活躍するサイズのシュロ太引き縄です。

ブランドエルモ(ELMO)
全長4mm×80m
材質パーム・シュロ
商品の重量342g

高儀 畑サイクル しゅろ縄

40cmサイズに切ってあるので、結束作業にすぐに使える手軽さが人気。連続作業時の切る手間が省けます。

購入した方の口コミでも「最初から切れているので、ガンガンに結ぶ作業に向いている」「絡まることなく、太くて丈夫で使いやすいです」と、使いやすさの面で好評です。

雪の降る地域では、冬囲いにも使えます。

ブランド髙儀(Takagi)
全長4mm×40cm
材質パーム・綿糸(芯材)
商品の重量60g(40本)

宮島化学工業 PPショロ縄

「天然繊維のシュロ縄は、水に濡らして使用するから手が汚れて嫌」という方には、こちらのポリプロピレン製のショロ縄がおすすめ。

天然素材ではありませんが、180mと大容量でコスパの良さは間違いなし。細くて軽いので持ち運びに便利です。2本撚りのロープ状の縄で、園芸・荷作りなどに使われています。

ブランド株式会社 宮島化学工業
全長3mm×180m
材質‎ポリプロピレン
商品の重量364g

ファミリーツリー 本職用 シュロ細引縄

野菜やバラの誘引など、細縄で結束したい方におすすめの1mm細引きタイプ。長さも20mというコンパクトサイズなので、小さな作業に使えます。

ブランド近与(KONYO)
全長1mmx20m
材質パーム・シュロ
商品の重量20g

自然作 しゅろ縄

シュロ100%・玉巻タイプのシュロ縄。天然素材100%の風合いを持ち、枝引、雪吊り、雪囲い、四つ目垣、樹木の結束でも自然に溶け込みます。

本製品は黒く染色しているため、多少色落ちの可能性があるとのこと。一度水ですすいでからの使用を推奨します。天然素材なので、色落ちしていく様も独特の味わいがあります。

ブランド自然作
全長3mm×80m
材質シュロ
商品の重量280g

YATSUYA しゅろ垣根縄

少量でコンパクトに収納したいなら、こちらのシュロ垣根縄がおすすめ。160gのコンパクトサイズなので、道具箱内でも場所をとりません。

サイズ展開は18m・30mの少量から、大容量の玉巻1,000mまであり。

ブランド八ツ矢工業(Yatsuya)
全長30m
材質シュロ
商品の重量160g

まとめ:結ぶ場所に合ったシュロ縄を選ぼう

シュロ縄は、シュロの素材そのままの茶色と、黒く染めた黒縄があり、目的によって色を使い分けています。支柱の結束は茶色の赤縄を使うと、樹木の色に馴染みやすく、竹垣は黒染め縄のほうが引き締まった印象になるためです。

また、シュロ縄の太さは3mmがメジャーですが、結束する植物によっては1~2mmの細引きのシュロ縄が適していることもあります。結ぶ場所に合わせたシュロ縄を選びましょう。

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