【プロの庭師おすすめのチェーンブロック11選】ホイストとの違いや正しい選び方、おすすめメーカーをご紹介

庭石や庭木の移動、植木の伐採など、パワーがいる作業で活躍してくれるチェーンブロック。工事現場や救助活動でも使用されており、その使用用途は多岐に渡ります。そのため、種類も多くどの商品を選べばいいか分からない方も多いでしょう。

また、チェーンブロックは商品によって使用目的や持ち上げられる重量が異なります。安全に作業するためにも適切な商品を選ばなくてはなりません。

そこで今回は、チェーンブロックを選び方を紹介します。プロの庭師おすすめの商品も理由と一緒に紹介するので、チェックして選ぶ時の参考にしてください。

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目次

チェーンブロックとは

チェーンブロックって何?

チェーンブロックとは、建築現場や工場、倉庫などで使用される荷物を正確かつ安全に吊り上げるための装置です。

手動または電動で操作することができ、構造は、フック、チェーン、ハンドル、ギア、モーターなどです。荷物を安全に吊り上げることができるため、多くの場面でチェーンブロックが活用されています

手動式と電動式があり、用途や目的に合わせて選択することが可能です。また、チェーンブロックを使用することで、作業効率が向上し、安全かつスムーズに荷物を吊り上げることができます。

建設現場や工場において、チェーンブロックは重要な役割を果たしており、現代の産業に欠かせない存在でしょう。

ホイストとの違い

チェーンブロックとホイストの違いは?

チェーンブロックとホイストの大きな違いは構造です。

チェーンブロックは、テコの原理を利用して小さな力でも重い荷物を持ち上げられる装置です。一方のホイストは、巻き上げることで荷物を持ち上げます

ホイストの種類は、電気の力を利用して巻き上げる電気ホイスト、圧縮空気を動力としたエアーホイスト、電池式の電動式ポータブルホイストなどです。また、チェーンブロックと混同されやすい、レバーホイストという種類もあります。

レバーホイストは、チェーンが使われていますが、レバーの操作でチェーンを巻き上げて荷物を持ち上げる装置です。荷物の運搬の際の荷締めとしても使用されます。

チェーンブロックの正しい使い方とは?

チェーンブロックは、重いものを小さな力で持ち上げられる便利な道具で救助活動でも使用されますが、使い方を間違えると大きな事故に繋がります使用する場合は、正しい使い方を知っておくことが大切です。チェーンブロックで救助活動をする場合は以下のように使用します。

救助時のチェーンブロックの正しい使い方

  1. 鉄パイプ三本にスパイクを取り付ける
  2. 鉄パイプを三脚用ヘッドに結合する
  3. チェーンブロックを三脚に取り付ける
  4. 三脚を立てる
  5. 三脚を設置する
  6. 三脚の脚を相互に結合する
  7. 吊り上げたい重量物にスリングを取り付ける
  8. スリングをチェーンブロックの下フックに取り付ける
  9. 重量物を吊り上げる
  10. 重量物と地面のすき間に角材などを入れる
  11. 要救助者を安全な場所に移動させる

チェーンブロック使用における禁止事項

チェーンブロックは現在の産業に欠かせないものであり、たくさんの場面で使用されます。しかし、危険を伴う作業になるためチェーンブロック使用における禁止事項を確認しておかなくてはなりません。チェーンブロック使用時の主な禁止事項は以下のとおりです。

チェーンブロック使用における禁止事項11選

  • 定格(表示トン数)以上の荷重をかけないこと
  • 吊り荷の下には絶対立ち入らないこと
  • 2丁づりはしないこと
  • 巻き下げすぎ、巻き上げすぎをしないこと
  • チェーンがねじれたりキンクしたままで使用しないこと
  • 横引き、ショック引きなどチェーンに瞬間的に力がかかるようなことはしないこと
  • ロードチェーンがピンと張ったところで一旦停止し、10cmの揚げ降ろしをしてブレーキの点検をすること
  • 吊ったままで本体をぐるぐる機械的に回さないこと
  • ロードチェーンの切断、継ぎ足し・溶接はしないこと
  • フックは正しく掛けること
  • チェーンを直接吊り荷に巻き付けないこと

チェーンブロックは何を基準に選ぶべきか?

チェーンブロックを選ぶ時は、以下の5つのポイントを基準に選びましょう

チェーンブロックを選ぶポイント

  • 手動式or電動式
  • 懸垂式orトロリー式
  • 定格荷重
  • 揚程
  • フック間の最短距離

次の章でそれぞれのポイントについて詳しく解説します。チェックして用途に合うチェーンブロックを選びましょう。

手動式と電動式で選ぶ

チェーンブロックには手動式と電動式の2種類があります。手動式のチェーンブロックの動力は人力です。テコの原理を利用しているため、人力でも重量のある荷物を持ち上げられます。手動式のチェーンブロックはコンパクトで軽量に設計されているため持ち運びに便利です。電源のない場所でも使用できます。

電動式のチェーンブロックの動力源はモーターです。フックを吊り荷に取り付ければスイッチ一つで持ち上げられます。工場や倉庫などで日常的に業務で使用する場合は、常設してある機器に接続して使用するのが一般的です。

懸垂式とトロリー式で選ぶ

チェーンブロックを選ぶ時は、懸垂式なのかトロリー式なのかもチェックしましょう。懸垂式とは、チェーンブロックの本体のみの形のことです。チェーンと歯車で構成されています。

この懸垂式に各種トロリーを接続することで、トロリー式となります。トロリーはプレーントロリー式・電気トロリー式・ギヤードトロリー式などがあり、移動方法によって分類されます。利用シーンに合うトロリーを選びましょう。

定格荷重で選ぶ

定格荷重って何?

定格荷重とは、クレーンが吊り上げることのできる最大の荷重のことです。

チェーンブロックは、商品によって定格荷重が決まっています。定格荷重を超えて使用することは禁止されており、事故に繋がる可能性があるため注意してください。

また、チェーンブロックの定格荷重は数十キロから数トンとなっています。定格荷重が大きい分本体重量も重く金額も高くなるため、適切な商品選びが大切です。使用シーンを考え、必要な定格荷重の商品を選んでください。

揚程で選ぶ

チェーンブロック選びでは、揚程も大切なチェックポイントです。揚程とは、吊り上げられる高さのことで、3メートル程度が主流となります。商品は2m未満のものから15m程度のものまであります。

基本的には、作業現場の天井の高さを参考に選びましょう。揚程が高すぎても天井が低ければ最大限まで使用することはできないため、注意してください。

フック間の最小距離で選ぶ

フック間の最小距離とは、トロリーなどに引っ掛けるフックから荷物に引っ掛けるフックまでの距離のことをいいます。

フック間の最小距離は、三脚やクレーンに繋いで使用する際に注意しなくてはなりません。長すぎると、揚程を圧迫してしまいます。三脚やクレーンに繋いで使用するためのチェーンブロックを探している時は、必ずフック間の最小距離が長すぎないか確認してください。

プロの職人がおすすめ!チェーンブロック11選

チェーンブロックの選び方について紹介しましたが、購入したい商品はイメージできているでしょうか。「チェーンブロックの選び方は分かったけど、どれを買うべきか迷ってしまう」「プロにおすすめの商品を教えてもらいたい」という方もいると思います。

そんな方のために、ここからはプロの庭師がおすすめするチェーンブロックを紹介します。おすすめの商品の特徴についても詳しく解説するのでぜひご覧ください。

象印 チェーンブロック C21型

メーカー象印チェンブロック
手動or自動手動
定格荷重1t
総重量9.2㎏
フック間最小距離310mm

超小型・軽量仕様の持ち運びに便利なチェーンブロックです。総重量は10㎏以下ですが、定格重量は1tと使用に問題はありません。

また、植木の伐採にも使用できます。太すぎない木なら小さな力で楽々伐採可能です。伐採時のコツは、土を柔らかくしてから行うこと。操作も簡単で庭のお手入れにぴったりの商品です。

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Leyicy チェーンブロック

メーカーLeyicy
手動or自動手動
定格荷重1t
総重量8㎏
フック間最小距離30mm

スムーズな動きで、素早く荷締め作業ができるチェーンブロックです。無負荷時に切り替えレバーを中央の位置にするだけで自動空転になり、チェーンの右側、左側の長さ調節ができます。作業効率がアップし時間を有効活用できるのがポイントです。

また、低価格でコスパも抜群。荷締め作業に使う場合、チェーンブロックは複数必要となるケースが多いです。1つあたりの単価が安いため、複数購入しても高額になりません。

キトー チェーンブロックCX形

メーカーキトー
手動or自動手動
定格荷重0.25t
総重量2.9㎏
フック間最小距離

植木や庭石の移動におすすめのチェーンブロックです。定格重量は0.25tと少なめですが、個人で庭のお手入れをするには問題ありません。総重量も2.9㎏と軽く一人でも楽々持ち運べます。

また、「最高レベルの強力ロードチェーン」「オーバーロードリミッター付き」「横ずれ防止つきフックラッチ」と事故を防止してくれる機能も搭載。安全に作業ができます。

三方良し 小型電気チェーンブロック

メーカー三方良し
手動or自動自動
定格荷重0.5t
総重量18㎏
フック間最小距離

一人でも作業可能な自動タイプのチェーンブロックです。スイッチ一つで自動で巻き上げてくれるので、パワーがない方でも使用できます。また、手動タイプのように複数人で作業する必要もないため作業効率がアップするのも魅力です。

ただし、価格は50,000円を超えているため庭いじりのために購入するには少しハードルは高めかもしれません。頻繁に作業する方におすすめの商品です。

象印 β型電気チェーンブロック

メーカー象印チェンブロック
手動or自動自動
定格荷重0.125t
総重量11.5㎏
フック間最小距離280mm

重量が軽く、高い場所にも吊るしやすいチェーンブロックです。工事現場などで多く使われています。

また、巻き上げ速度がちょうど良く、周囲を確認しながら作業できるのがポイントです。安全を確認しながら作業しやすく事故を未然に防いでくれます。

キトー セレクトシリーズ 電気チェーンブロックED形

メーカーキトー
手動or自動自動
定格荷重0.1t
総重量12㎏
フック間最小距離

パワーとスピードを兼ね備えた小容量タイプのチェーンブロックです。果物や野菜の入ったキャリーを持ち上げる際など農業の分野でも活躍します。

特殊防錆処理の合金鋼焼き入れが施された強力ロードチェーンを採用。上限リミットスイッチ・過巻防止装置付も付いているため安全に作業できます

iimono117 チェーンブロック

メーカーiimono117
手動or自動手動
定格荷重1t
総重量7.5㎏
フック間最小距離30mm

小型・軽量タイプの手動式チェーンブロックで、工場や倉庫作業など幅広い現場で活躍してくれます。持ち運びしやすく吊り下げることができればどこでも使用できます

また、ジブクレーンやトロリなどに取り付けて作業することも可能です。取り付ける際のフックにはクラッチが装備されており、ズレることもありません。

NEWTRY チェーンブロック

メーカーNEWTRY
手動or自動手動
定格荷重0.25t
総重量4㎏
フック間最小距離

軽量化・省力化を実現した商品で、コンパクトで持ち運びやすいのが特徴です。チェーンが巻き取られる本体部分は片手で持てます。

また、フックはマンガン鋼製で焼き入れの処理が施されており頑丈な作りです。チェーンには上質な亜鉛メッキG80が採用され、耐久性と耐衝撃性に優れています。

HELIX チェーンブロック

メーカーHELIX
手動or自動手動
定格荷重0,25t
総重量3.7㎏
フック間最小距離300mm

高品質のCE認証、ドイツ安全審査機関によるGS,TUV規格認証を受けた商品です。低価格ですが安心して使用できるのがポイント

工場や作業現場で大活躍の商品で、トロリやジブクレーンへの取り付けも可能です。玉掛け作業、重量物の輸送、鉄骨の歪み取り ・機械の牽引、建築物の芯だし作業など幅広いシーンで活躍してくれます。

象印チェンブロック 手動用ギヤードトロリ0.5t

メーカー象印チェンブロック
手動or自動手動
定格荷重0.5t
総重量12.5㎏
フック間最小距離

75mm・100mm・125mmの横行レールに対応した、ギヤードトロリタイプのチェーンブロックです。軽い力で横移動が可能で、身体への負担を大きく軽減してくれます。

また、別売りのアジャストカラーを用意すれば、より太い幅のレールにも装着可能です。

バイタル工業 VH5-05 チェーンブロック VH型

メーカーバイタル工業株式会社
手動or自動手動
定格荷重0.5t
総重量8.6㎏
フック間最小距離

コンパクトなのに、0.5tの定格荷重のあるパワフルなチェーンブロックです。植木の伐採や移動、庭石を持ち運ぶ際にも活躍してくれます。

また、強力焼入りチェーン使用しておりその上下フックにスラストベアリングが付いている、安全性にも考慮した商品です。下フックには安全金具も付いており事故を防いでくれます。

まとめ:現場の用途に合わせてチェーンブロックを選ぼう

今回は、チェーンブロックの選び方について紹介しました。庭木や庭石の移動に使用される商品もあれば、救助活動や工場内で使用するものもあります。使用用途によって、手動と自動のどちらが適切であるのか判断しましょう。

また、定格重量やフック間の最小距離も重要なポイントとなるため、必ず確認してください。使用目的に合う商品を選べば、少ない力で楽々作業ができます。安全装置の有無も使用時には大切なポイントとなるので合わせてチェックし、現場の用途に合うチェーンブロックを選んでください


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