「泰山木(タイサンボク)の110番」きれいな花を咲かせる植木の剪定方法や剪定時期について徹底解説【庭木におすすめ】
2024/08/02
「泰山木(タイサンボク)が大きくなって剪定ができない」「素人だから剪定の方法が分からない」このようなお悩みを持っていませんか?
泰山木(タイサンボク)は成長が早いので、あっという間に大きくなります。育てるどころか近隣の迷惑にもなってしまいますよね。
当記事では、初心者の方でも簡単に剪定できるテクニックをご紹介します。読み終わった頃には、綺麗な庭木として生まれ変わることを約束します。
この記事を読んで、「泰山木(タイサンボク)」の剪定を業者に依頼したいと思われた方は、お庭手入れのプロである庭師に相談することがおすすめです。
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その他、お庭・植物に関する悩みがあるお客様も、気軽に利用されているので、この機会に是非一度相談してみてください。
目次
泰山木(タイサンボク)の剪定方法・手入れ方法は?
泰山木(タイサンボク)は、モクレン科の常緑高木です。
毎年5〜7月頃には芳香の良い匂いがする白い花が咲きます。 日本では、公園樹や庭木として育てることが一般的な植物となっております。泰山木(タイサンボク)は自然と樹形を揃える性質を持っているので、こまめな剪定は必要ありません。
しかし、大きいものは樹高15〜20mとかなりの高さにもなるので、放置することは要注意! ですが、心配ありません。
泰山木(タイサンボク)の剪定は、年に3回刈り込む時期があるので、自分の都合に合わせて剪定作業を行うことができます。剪定作業のやりやすさは、泰山木(タイサンボク)の大きな特徴といえるでしょう。
時期ごとに「強剪定」や「透かし剪定」などの剪定で、混んだ枝や従長枝の枝分かれした部分を切ることがベストです。
綺麗で美しく育てるために、泰山木(タイサンボク)の正しい剪定、手入れ方法について次項から詳しくご紹介していきます。
泰山木(タイサンボク)の剪定時期は目的によって変わる
「成長し過ぎて迷惑だから小さくしたい」「樹形が無造作になっているから形を綺麗にしたい」泰山木(タイサンボク)の剪定を考えている方は、このようなお悩みを持っているのではないでしょうか。
泰山木(タイサンボク)の成長は早いので、育てている方は近隣トラブルにならないか不安ですよね。
しかし、全ての作業を1度に行ってしまうと、泰山木(タイサンボク)に負担を与えるおそれがあります。 間違った剪定をしないためにも、時期ごとの剪定方法についてご説明します。
目的に合った剪定時期を見つけて、剪定作業を行いましょう。
泰山木(タイサンボク)を小さくする|6月~7月が◎
前述でもご説明した通り、泰山木(タイサンボク)の成長は早いです。 枝が伸びて近隣トラブルになる前に、剪定で小さくしたいと考える方は多くいらっしゃいます。
そんな時は、6月〜7月の泰山木(タイサンボク)の花が咲き終わった後に剪定しましょう。 開花後に剪定を行えば、翌年の開花を楽しむことができます。
剪定方法は、長く伸びきった主幹の枝分かれしている部分から切り落としていきます。 切り方のポイントは、枝の上は短め、下は長めに整えて切ると綺麗な形となります。
翌年に開花させる注意点として、短い枝は切り落とさないように気をつけましょう。また、この時期の剪定後は、真夏の暑さによる乾燥に注意が必要です。
暑さが続くと、泰山木(タイサンボク)の水分消費が多くなり、樹木全体が乾燥します。
対処法として、秋頃に密になっている枝を間引く(透かし剪定)と、乾燥防止になるのでぜひお試しください。
泰山木(タイサンボク)をきれいに整える|3月~4月が◎
泰山木(タイサンボク)全体の形を整理するなら3月〜4月が適切な時期となります。
その理由は、開花直前なので花芽を見ながら剪定、強剪定、ができることです。 綺麗な形にする剪定方法は、伸び切っている枝を中心に切り落としていきます。
高さと枝幅、幹を止める時は、小枝のすぐ上を切るようにしましょう。剪定の際は、枝の中心で切り落とさないよう注意してくださいね。
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泰山木(タイサンボク)の剪定は10月~11月にも可能!
最後に泰山木(タイサンボク)を剪定できる時期は、10月〜11月です。 この時期は、本格的な寒さが近づく季節でもあるので、強剪定を行うと木全体の負担となってしまいます。
充実した枝葉はなるべく切り落とさず、伸び過ぎた枝を間引くだけにしましょう。 翌年に綺麗に開花させるためにも、軽めの剪定でおさえておくことがポイントとなります。
もし年内に剪定ができないようであれば、無理に剪定をする必要はないので、来年の同時期に剪定作業を行いましょう。
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泰山木(タイサンボク)の育て方は?
泰山木(タイサンボク)は、比較的初心者でも育てやすい庭木として人気です。近緑種として、「ヒメタイサンボク」という種類もありますが、育て方は同じとなっています。
しかし、どちらも成長すると予想外の大きさになるので、放置していると手入れが一苦労。大きさが5m程度でおさまる「リトルジェム」という品種なら、ミニ泰山木(タイサンボク)として育てられるのでオススメです。
泰山木(タイサンボク)を育てるうえで、いくつか注意しておかないといけないポイントがいくつか存在します。後で後悔しないためにも、適した育て方を知っておきましょう。
①植える場所|日当たりと広さを確保する
まず泰山木(タイサンボク)を育てる準備として、「日当たりが良くて広い場所」を確保しましょう。植物にとって日当たりは光合成をするために重要なので、必ず日が当たる場所に置く必要があります。
しかし、西日が強い場所に置くと逆に弱ってしまうので、場所選びは慎重に行ってください。そして前述でご説明した通り、泰山木(タイサンボク)の成長は早いため、高さと横の広がり具合に気をつけなければいけません。
植える時期については、寒さが落ち着いた4月が良いでしょう。 泰山木(タイサンボク)の木は暑さに強く、寒さに弱いので、春シーズンなら暖かい空気で上手く成長を進めることができます。
春の植え付けが難しい場合は、9月頃まで大丈夫なので自分の都合に合わせて植えましょう。植える際に最後の注意点として、泰山木(タイサンボク)は植え替えができない植物であることを覚えておいてください。
植えるときは、これからずっと同じ場所で育てることを前提に決めることをオススメします。
②土作り|ある程度の用土であれば◎
乾燥しすぎていない土壌でないかぎり、普通の用土があれば泰山木(タイサンボク)は育ちます。
水はけが良く、腐植質に優れた場所なら成長も早くなるので、植え付けのときに腐葉土をすき込むことをオススメします。
③水やり|植えた直後は乾燥に注意
植え付けから根付くまでの間は、成長するために水分を多く必要とします。 水を与えるタイミングは、土の表面が乾いたときにあげましょう。
泰山木(タイサンボク)が完璧に根付いたら、雨水で充分育つので、水やりは必要ありません。
しかし、真夏の日が続いたときは、木全体が乾燥してしまうため、水やりを行うことを忘れないでください。
④肥料|栄養が少ない土地は2月ごろに与える
環境が良い土壌なら肥料は必要ありませんが、土地が痩せている場合は2月頃に与えましょう。
泰山木(タイサンボク)の肥料には、ゆっくりと栄養を与える「緩効性化成肥料」や「油かす」を使うことが適切です。
しかし、肥料を与え過ぎると成長が止まらなくなるので、枝葉や花の調子を見ながら与える量を調整してください。
生育が悪いようなら、以下の期間に適宜追肥を行ってください。
- 若木の場合:1月、5月、9月
- 成木の場合:1月、5月
何事も与え過ぎは成長の妨げとなってしまいます。 様子を見て健康に育てましょう。
泰山木(タイサンボク)の病気や害虫に注意!
植物を育てていると、病害虫にかかることも少なくありません。 葉の色が変色したり腐ってしまったという経験はありませんか?
放置したままにしていると、枯れてしまって悲しい結果となってしまいます。 泰山木(タイサンボク)は病気にかかりにくい植物なので、病気の心配はいりません。
しかし、剪定を行った後は切り口から病気に感染するおそれもあるので、剪定後は必ず「殺菌剤」を散布しておきましょう。
次に害虫についてですが、泰山木(タイサンボク)には「カミキリムシ」という虫が被害をもたらします。カミキリムシは、木の幹に侵入して中からゆっくりと木を食べながら増えていきます。
駆除するときは、木の幹に穴が開いていないかを確認して、発見したら「殺虫剤」を散布しましょう。「殺菌剤」や「殺虫剤」といった薬剤は、ホームセンターや専門のショッピングサイトで購入できるので、早めに用意しておくことをオススメします。
事前に対策を講じておくことで、無駄なトラブルを回避することに繋がりますよ。
泰山木(タイサンボク)の剪定に必要な道具とは?
泰山木(タイサンボク)の剪定で必要な剪定道具は、以下の通りです。
- 軍手
- 剪定バサミ
- 植木バサミ
- 脚立
- 箕(み)
剪定を行う際、事前準備として怪我をしないために軍手は必ずしておきましょう。 剪定には、剪定バサミで伸びきった枝や不要な枝を切り、細い枝や仕上げに植木バサミを使います。
自分の身長では届かない枝を剪定するときは、脚立を地面にしっかり接着して剪定していきましょう。 箕(み)とは、切り落とした枝葉を集めるために使う道具で、最後の後片付けに使います。
剪定道具の購入は、お近くのホームセンターもしくはネットショッピングでお買い求めください。自分に合った道具を見つけることで、楽しみながら剪定作業が出来ますよ。
泰山木(タイサンボク)の剪定はプロに任せても◎
植物を育てる方の多くは、趣味や生きがいとして育てる方が多いのではないでしょうか?
泰山木(タイサンボク)を育てる理由も同じだと思います。 しかし、「成長が早くて知らない間に樹高が大きくて剪定ができない」という悩みもあることでしょう。
そんな時は、技術や専門知識があるプロの業者に依頼することをオススメします。
プロの業者に依頼するメリットは以下の通りです。
- 剪定作業を手間なく綺麗に仕上げてくれる
- 剪定道具を揃える必要がない
- 病害虫の防止、手入れを任せられる
一つ一つの作業は簡単でも、全ての作業を自分で行うのは、正直面倒だし大変だと思います。費用はかかりますが、忙しい毎日を有効に過ごすためには「手間をお金でなくす」という選択もあることを知っておいてください。
泰山木(タイサンボク)を長く健康に育てるためにも、プロの業者をぜひご検討ください。
プロの業者なら、しっかりとした見積りで分かりやすい内訳を説明してくれます。受付の時点で悩みを大まかに相談しておくと、スムーズな話ができるでしょう。
プロの業者なら、しっかりとした見積りで分かりやすい内訳を説明してくれます。受付の時点で悩みを大まかに相談しておくと、スムーズな話ができるでしょう。
電話番号が「0120」のフリーダイヤルであれば通話料もかけずに相談できるので、まずは一度問い合わせてみてください。
泰山木(タイサンボク)のまとめ
いかがだったでしょうか。
泰山木(タイサンボク)は成長が早くて剪定が大変な植物です。ですが、当記事でご紹介した剪定方法をお試しいただければ、きっと正しい剪定や手入れを行うことができます。
それでも育てることが難しいのであれば、高さが低い品種の「リトルジェム」を育てることをオススメします。この品種なら、最長でも5m程度までしか成長しないので自宅でも手軽に剪定できるでしょう。
タイサンボクの花芽は、初夏には美しい白い花を咲かせます。今年から育ててみようとお考えの方は、来年の開花を目標に成長させてみるのも良いかもしれません。
この記事を読んで、「泰山木(タイサンボク)」の剪定を業者に依頼したいと思われた方は、お庭手入れのプロである庭師に相談することがおすすめです。
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