【ソヨゴの剪定】波打つ葉がお洒落なソヨゴの剪定時期や方法・育て方を解説

濃い緑色で波打つ葉がお洒落なソヨゴは、シンボルツリーとして人気があります。成長が遅く定期的な剪定が不要なため、初心者でも育てやすい樹木として知られています。

しかし、全く手入れをしなくても健康に育ってくれるわけではありません。美しい見た目を保つには、剪定が必要です。

この記事では、ソヨゴの剪定時期や方法・育て方について解説します。庭や玄関先にソヨゴを植えている方は、ぜひ参考にしてください。

この記事を読んで、「ソヨゴ」の剪定を業者に依頼したいと思われた方は、お庭手入れのプロである庭師に相談することがおすすめです。
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目次

ソヨゴの特徴

ソヨゴ

ソヨゴは、モチノキ科・モチノキ属の常緑性の高木です。成長すると10メートルほどになりますが、成長が遅いため数年経っても2メートルほどにしかなりません。そのため、初心者でも育てやすくシンボルツリーとして人気です。

開花時期は5~6月で、白くて愛らしい花を咲かせます。雄株と雌株がありますが、赤い実を楽しみたいなら雄株と雌株両方を植えましょう。

ソヨゴの葉は濃い緑色で、波打っているのが特徴です。名前の由来は、風が吹くとそよそよと音を立てることからつけられました。別名は「フクラシバ」といいますが、葉の表面を熱すると膨らんで破裂することからつけられました。

花言葉は「先見の明」。原産国は、日本・中国・台湾です。

ソヨゴの剪定時期

ソヨゴの剪定時期はいつ?

ソヨゴは成長すると、自然と樹形が整う樹木です。また、成長が遅いため決まった時期に剪定する必要がありません。あえて時期を決めるならば、2月頃がよいとされています。

細い枝や混み合っている枝など、不要な枝を切り落とす程度でかまいません。剪定も定期的にする必要もなく成長も遅いため、狭い庭に植えられるのも嬉しいメリット。

ソヨゴの剪定方法

ソヨゴは成長が遅いため、定期的に剪定をしなくてもよい樹木です。しかし、ソヨゴの持ち味である「風に揺られて音がする」状態は、剪定しなければつくることができません。

ソヨゴの剪定方法とは?

ソヨゴの剪定の基本は、不要な枝を切ることです。

気になるときだけ、樹形を整えます。それでは、ソヨゴの剪定の仕方について詳しく解説します。

混み合った枝や不要枝を剪定する

ソヨゴ

ソヨゴの剪定の基本は、不要な枝を切ることです。不要な枝とは、細い枝・病気の枝・内側に向かって生えている枝・混み合っている枝・成長を妨げる枝などです。

ソヨゴは枝を短く切ってスッキリさせると、かっこよくお洒落に見えますよ。不要な枝を剪定し幹や枝が見えるようにしてあげましょう。

ソヨゴは風が吹いたときにそよそよと音がするのが特徴なため、葉が窮屈にならないように剪定することをおすすめします。

樹冠を乱す枝を剪定し樹形を整える

枝の剪定

長く伸びた枝や樹冠を乱すような枝も、剪定して樹形を整えてあげましょう。シンボルツリーとして庭や玄関先に植える方が多いと思いますが、スッキリと整えることで景観がよくなりますよ。

成長が遅いためさほど気にならないかもしれませんが、ときどきは気にかけて樹形を整えるようにしてくださいね。樹高をコンパクトに抑えたい場合は、幹の先端を切って調節してください。

ソヨゴに元気がない?原因と対策

ソヨゴに元気がないときに考えられる原因は、
・剪定しすぎて弱らせた
・害虫被害や病気になってしまった
・根詰まりや水不足が原因
以上のことが考えられます。

ソヨゴが弱っても、焦らずに適切な対策を取ってくださいね。それでは、ソヨゴに元気がないときの原因と対策を詳しく見ていきましょう。

剪定しすぎて弱らせた

枯れ木

枝を切ることは、樹木にとって大きなダメージです。ソヨゴも例外ではなく、剪定しすぎると回復が間に合わず枯れてしまうことがあります。

とくに成長が遅い樹木は、強剪定を定期的にしてしまうと成長する前に弱ってしまいます。ですから、ソヨゴの剪定は不要枝を切り取ることに集中し、強剪定はなるべく行わないように調節しましょう。

害虫被害や病気になってしまった

カイガラムシ

ソヨゴは、害虫や病気に強い樹木です。しかし、まったく病気にならないわけではありません。

ソヨゴにつく害虫で挙げられるのは、カイガラムシです。カイガラムシは葉や枝の養分を吸う害虫で、そのまま放置すると木を枯らしてしまいます。

見つけ次第、殺虫剤で駆除するようにしてください。カイガラムシの排泄物が原因で、すす病を引き起こす危険もあります。

そのほかに、褐斑病を発症することもあります。褐斑病は黒点病ともいい、葉に褐色の斑点を生じさせます。病気が進行すると葉が褐色や黒色になり、樹木の成長を妨げます。

褐斑病が発生した場合は、病気の葉を取り除いてください。

根詰まりや水不足が原因

じょうろ

根詰まりや水不足のために、枯れてしまうこともあります。ソヨゴを地植えしている場合はよいのですが、鉢植えで育てる場合は定期的に植え替えをする必要があります。

植え替えをしないと鉢のなかで根が窮屈になってしまい、水分や養分を上手く吸い上げることができなくなります。その結果、枯れてしまいます。

また、水不足も枯らす原因のひとつです。とくに鉢植えの場合は注意して管理してくださいね。

ソヨゴは枯れても復活する場合がある

新芽とスコップ

植え替えもしてるし、剪定もしずぎていない。害虫もついていないのに、ソヨゴが枯れてしまった!その原因は、土にあるのかもしれません。

ソヨゴは深く埋めすぎてしまうと、木の先から枯れることがあります。株を掘り起こしてみて幹から根が出ていたら、浅目に植えてあげましょう。翌年には、樹木が回復する可能性があります。

ソヨゴの育て方

シンボルツリーとして庭に植えている方も多い、ソヨゴ。上手に育てて、長く楽しみたいですよね。

ソヨゴは、鉢植えで育てる場合と庭で地植えしている場合とでは、育て方が少々異なります。ここでは、ソヨゴの育て方を地植えの場合と鉢植えの場合と分けて解説します。

それでは、詳しく見ていきましょう。

水やり・肥料の与え方

肥料

地植えで育てている場合は、雨が降らない天気が続いたら水やりをしましょう。地植えしてから2年以上経っている場合は、水やりは必要ありません。

鉢植えで育てている場合は土の表面が乾いたら与えてください。

肥料は、植えるときや植え替えの際に与えます。そのほか、地植えは寒肥として冬に有機質肥料を与えましょう。鉢植えは気候があたたかくなる前に追肥をするとよいでしょう。

鉢替えの時期や方法

地植えしている場合は必要ありませんが、鉢植えで育てている場合は定期的に植え替えをしましょう。植え替えのペースは、2年に1回。ひと回り大きな鉢に植え替えます。

鉢替えのやり方は、ひと回り大きな鉢に土を入れて準備します。ソヨゴを引き抜き、根についた土を手で優しくほぐしながら落としましょう。新しい鉢に植え、土を足して完了です。

このとき、新しい土には肥料を混ぜておくのを忘れないようにしてくださいね。

ソヨゴは接ぎ木で増やそう

パキラ

ソヨゴは、雌株を使って接ぎ木で増やすことができますよ。接ぎ木をつくるのに適した時期は、3~4月です。

接ぎ木のやり方は、雌株の枝を15センチ前後の長さに切って接ぎ穂にします。台木を地面から5~10センチあたりで水平に切りましょう。台木に斜めの切り込みを入れたら、三角形の切り口をつくります。

接ぎ穂の切り口を台木の切り口に合わせて切り、あわせます。接ぎ木テープを巻いて固定したら、切り口が乾燥してしまわないようにビニールで覆いましょう。

ソヨゴの剪定をプロに依頼した場合の費用は?

植木屋

ソヨゴは成長が遅い樹木ですが、何年も経つと高さ10メートル以上になることもあります。まだ樹高が低いうちはよいのですが、大きくなると自分で剪定するのは大変ですよね。

自分で剪定するのが難しいなと感じたら、プロの業者を頼りましょう。

そこで気になるのは、費用のこと。樹木の剪定を業者に依頼した場合、一般的には3メートル未満の樹木なら5,000円。5メートルまでなら7,000円。7メートルなら15,000円。それ以上になると、実物を見て見積もりを出す業者が多いようです。

あくまでも目安なため、業者によって異なります。

見積もりは複数の業者でとるのがおすすめ

見積書

業者選びを失敗しないポイントは、あらかじめ複数社から見積もりをとることです。見積もりをとることで、サービス内容・実際にかかる時間と料金・業者の人柄を事前に確認することができます。

見積もりは1社ではなく、3~5社に依頼するとよいでしょう。そのなかから、あなたに合った業者を選んでくださいね。

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ソヨゴの剪定のまとめ

ソヨゴの剪定時期や方法、育て方について解説しました。ソヨゴを育てるのはあまり手間がかからず、剪定も難しくありません。

しかし、年数が経ち大きくなると初心者では手に負えなくなることもありますね。うまく業者を利用して、健康なソヨゴを育ててくださいね。

また、ソヨゴは大きくなるまで年数がかかります。そのため、狭い庭やベランダなど限られたスペースで育てることも可能です。

これから育てようと考えている方も、ぜひ挑戦してみてください。

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